目次
そらまめ おおきーい!
鎌田暢子 作
おじいちゃんの畑のそらまめ。大きなさやを割ると……わあ、大きな豆! さやの内側は白くてふわふわで、豆たち、お布団で寝ているみたいだね。
作者の鎌田暢子さんが、畑で育てたそらまめをモデルに、美しい絵本をお作りくださいました。表紙に描かれたさやは実物大で、まるで本物のそらまめのよう!
収穫から食べるところまで、楽しい発見がいっぱいです。
■編集部より
作者の鎌田暢子さんが「そらまめの絵本を作りたい」とご連絡をくださったのは6年前。鎌田さんは家庭菜園で様々な野菜を育てていらっしゃるのですが、お孫さんがとても楽しそうにそらまめをとる様子を見て、絵本にしたいと考えてくださったのでした。春がくるたびに鎌田さんは畑のそらまめ1本1本を丹念にスケッチされ、長い時間をかけて美しい絵本を完成させてくださいました。さやを割る場面の絵は、まるで目の前に本物のそらまめがあるようで圧巻です!
そらまめの魅力は、味はもちろん、まずはその大きさ。絵本の表紙に描かれたそらまめは実物大です。まだ手の小さな子どもにとって、このさやはどれだけ大きく感じられることでしょう! 中に豆がいくつ入っているかを想像しながらさやを割るのも、そらまめに触れる楽しみのひとつ。さやを開けば、白い綿に包まれた大きな豆が静かに並んでいます。この綿のふわふわなこと! 誰しもが触りたくなるのではないでしょうか。
収穫体験のできる畑も各地にありますが、買ったそらまめをむいてみるだけでも大いに楽しめます。絵本を楽しんでくれた子どもたちが、本物のそらまめに触れてくれることを祈って。
■作者のことば
そらまめはユニーク 鎌田暢子
「そらまめは空を向いて育つから、そらまめっていうんだよ」と教えてもらってから、どんな豆だろうと興味がわきました。育ててみようと豆を買ってきて、秋に農業用ポットにまくと2週間くらいで芽が出ました。そのあと丈が伸び、大きくなってから畑に植え替えました。
そらまめは成長が早く、4月にはかなりたくさんの株が出ました。茎はしっかり太くなって小葉も立ち上がって葉をひろげました。小葉のつけねに蝶の形に似た薄紫の花がいくつか咲きました。するとそこに小さなさやがついて空に向かって伸びはじめました。そらまめのあかちゃんです。花は次々さやになって育ちました。5月になると茎の下の部分の大きいさやが重くなってうつむくようになりました。さやを収穫してむくと中の豆はふっくら大きくなって、ちょうど食べごろです。
そらまめという名前に興味を覚えて絵本を作り始めましたが、そらまめは他の豆類と比べると、とてもユニークだということがわかりました。今まで育てたグリーンピース、さやえんどうなどは、つるが伸びて成長します。そらまめは茎が太く中空で、断面は四角で自立しています。スケッチしていて、まったく違う種類の植物を見ているような気がしました。
そらまめのさやは、大きいものだと20cm近くあります。握ったら力を込めて、よいしょと引っ張ります。とったさやを開けると、ふわふわの白い布団のようなワタに包まれた3個から4個の豆。小さいさやには、豆は1個しか入っていませんでした。
きよしとおじいちゃんは、そらまめをたくさんとりました。きよしがさやをむいて取り出した豆を、おじいちゃんがゆでました。みんなでおいしく食べたことでしょう。
■著者情報
鎌田暢子(かまたのぶこ)
1952年、島根県生まれ。奈良女子大学文学部在学中に、児童文学者中川正文氏に師事し、子どもの本の絵を描くようになる。絵本に『きっと あえる-わたりどりのともだち-』『よくきたね』(松野正子・文)『ねんねんよう』(神沢利子・文)『えんとつそうじやの ハリネズミ』(「こどものとも」2023年11月号/以上、福音館書店)など多数。島根県出雲市在住。
鎌田暢子 作
おじいちゃんの畑のそらまめ。大きなさやを割ると……わあ、大きな豆! さやの内側は白くてふわふわで、豆たち、お布団で寝ているみたいだね。
作者の鎌田暢子さんが、畑で育てたそらまめをモデルに、美しい絵本をお作りくださいました。表紙に描かれたさやは実物大で、まるで本物のそらまめのよう!
収穫から食べるところまで、楽しい発見がいっぱいです。
■編集部より
作者の鎌田暢子さんが「そらまめの絵本を作りたい」とご連絡をくださったのは6年前。鎌田さんは家庭菜園で様々な野菜を育てていらっしゃるのですが、お孫さんがとても楽しそうにそらまめをとる様子を見て、絵本にしたいと考えてくださったのでした。春がくるたびに鎌田さんは畑のそらまめ1本1本を丹念にスケッチされ、長い時間をかけて美しい絵本を完成させてくださいました。さやを割る場面の絵は、まるで目の前に本物のそらまめがあるようで圧巻です!
そらまめの魅力は、味はもちろん、まずはその大きさ。絵本の表紙に描かれたそらまめは実物大です。まだ手の小さな子どもにとって、このさやはどれだけ大きく感じられることでしょう! 中に豆がいくつ入っているかを想像しながらさやを割るのも、そらまめに触れる楽しみのひとつ。さやを開けば、白い綿に包まれた大きな豆が静かに並んでいます。この綿のふわふわなこと! 誰しもが触りたくなるのではないでしょうか。
収穫体験のできる畑も各地にありますが、買ったそらまめをむいてみるだけでも大いに楽しめます。絵本を楽しんでくれた子どもたちが、本物のそらまめに触れてくれることを祈って。
■作者のことば
そらまめはユニーク 鎌田暢子
「そらまめは空を向いて育つから、そらまめっていうんだよ」と教えてもらってから、どんな豆だろうと興味がわきました。育ててみようと豆を買ってきて、秋に農業用ポットにまくと2週間くらいで芽が出ました。そのあと丈が伸び、大きくなってから畑に植え替えました。
そらまめは成長が早く、4月にはかなりたくさんの株が出ました。茎はしっかり太くなって小葉も立ち上がって葉をひろげました。小葉のつけねに蝶の形に似た薄紫の花がいくつか咲きました。するとそこに小さなさやがついて空に向かって伸びはじめました。そらまめのあかちゃんです。花は次々さやになって育ちました。5月になると茎の下の部分の大きいさやが重くなってうつむくようになりました。さやを収穫してむくと中の豆はふっくら大きくなって、ちょうど食べごろです。
そらまめという名前に興味を覚えて絵本を作り始めましたが、そらまめは他の豆類と比べると、とてもユニークだということがわかりました。今まで育てたグリーンピース、さやえんどうなどは、つるが伸びて成長します。そらまめは茎が太く中空で、断面は四角で自立しています。スケッチしていて、まったく違う種類の植物を見ているような気がしました。
そらまめのさやは、大きいものだと20cm近くあります。握ったら力を込めて、よいしょと引っ張ります。とったさやを開けると、ふわふわの白い布団のようなワタに包まれた3個から4個の豆。小さいさやには、豆は1個しか入っていませんでした。
きよしとおじいちゃんは、そらまめをたくさんとりました。きよしがさやをむいて取り出した豆を、おじいちゃんがゆでました。みんなでおいしく食べたことでしょう。
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1952年、島根県生まれ。奈良女子大学文学部在学中に、児童文学者中川正文氏に師事し、子どもの本の絵を描くようになる。絵本に『きっと あえる-わたりどりのともだち-』『よくきたね』(松野正子・文)『ねんねんよう』(神沢利子・文)『えんとつそうじやの ハリネズミ』(「こどものとも」2023年11月号/以上、福音館書店)など多数。島根県出雲市在住。
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