目次
おーい ケイトラ!
ミノオカ・リョウスケ 作
■内容のご紹介
ケイトラは働き者の小さなトラック。おーいケイトラ、仕事を頼んだよ。港で働くケイトラは、魚を積んだら、さあ出発。狭い道を走りぬけ、魚屋さんを目指します。畑で働くケイトラはでこぼこ道を、山で働くケイトラは急坂を走って荷物を運びます。街のケイトラが運ぶのは……? この絵本には4台のケイトラが登場。身近な働く車、ケイトラの活躍をお楽しみください。
■編集部より
軽自動車のトラック、略して軽トラが主役の絵本です。小回りのきく軽トラは、狭い路地や急なカーブが続く道でも、すいすい走って荷物を運ぶことができます。おかげで活躍の場は幅広く、この絵本にも海辺、畑、山、街の4つのエリアで働く軽トラが登場します。全国各地で姿を見かける軽トラは、とても身近で出会いやすい「働く車」の一つです。
作者はミノオカ・リョウスケさんです。『ブンブンどらいぶ』(「こどものとも年少版」)をはじめ、乗り物の魅力を描いた作品を多く手がけてこられました。今作では、軽トラの力強さが感じられる構図、そして軽トラが活躍する海や畑の美しい色彩にこだわって表現してくださっています。
絵本に描かれた風景は、ミノオカさんがお住まいの神奈川県の各所がモデルです。担当編集者もミノオカさんと現地に足を運び、黙々と働く軽トラのかっこいい姿を目に焼きつけていきました。
小さな体で頑張る軽トラを見かけると、思わず「おーい、がんばれよ!」と声をかけたくなるというミノオカさん。そんなミノオカさんの思いが子どもたちに届くことを願って、この1冊をお届けします。小さな軽トラの大活躍をお楽しみください。
●作者のことば
おーい、と呼びかけてみる ミノオカ・リョウスケ
もしや、軽トラを軽んじてはいないか?
そもそも乗り物自体に関心がない方もいるだろうが、軽トラを目にする機会は案外多いはずだ。この機会に、ちょっと目を向けて考えてみてほしい。
私が住んでいる鎌倉の、主に材木座海岸や坂ノ下付近には、砂浜の上を軽トラがたくさん走っている。この辺りは遠浅の海なので、港が作れない。なので、漁師さんたちは軽トラで海から船を引き上げているのだ。そのまま獲れた魚を積み颯爽と走っていく姿。それはそれは、カッコいいのである。ものは試しに、興味を持って眺めてみるとどうか。そうすると、さまざまな場所で働く軽トラの、まじめな頼もしさが伝わってくるだろう。
車だけを見ると、軽トラは「ないと困る」機能だけの道具である。だがそこには突き詰めた末の「これでいいのだ」の境地がある。まさに足るを知る存在だ。そんな真剣さに満ちている様を、清々しく感じるのは、私だけだろうか。
さらに、軽トラの働きに注目すると、その仕事が見えてくる。当然、仕事をしている人にも目がいく。そうか、軽トラがカッコよく見えるのは、働いている人も含めての魅力だ、と気が付く。いや、正しくは、働いている現場全てのそれだ。そんな現場で、虚栄を張らず、身の丈な働きっぷりの軽トラ。いつだって、本物は真っ直ぐだ。ああ、私もそんな軽トラになりたい。せめて、軽トラに、おーいと語りかけながら、頑張る姿を見習いたい。まじめに、懸命に、真剣な姿はきっとカッコいい。
何かに興味を持って注目することで、そこから世界が広がって見えてくる。その何かは、なんだって構わないはずだ。
とにかく、まずは、おーいと呼びかけてみたい。
■著者情報
ミノオカ・リョウスケ
1961年兵庫県神戸市生まれ。滋賀大学教育学部美術科卒業。1987~1989年、Art Student League of New Yorkに在学。現在は図工計画家として絵本・イラスト・クラフト制作など様々な分野で活躍中。またミノオカ図工計画を主宰し、子ども向けのワークショップや美術教育も積極的に行う。絵本に『ブンブンどらいぶ』『まんまるダイズみそづくり』(福音館書店)、『じょうききかんしゃビーコロ』(童心社)、『どんどんキップ』(鈴木出版)、『ゴシゴシどろんこトラック』(文溪堂)、紙芝居に『はしの上のおおかみ』(鈴木出版)、図工本に『小学生の絵画とっておきレッスン』(メイツ出版)などがある。
ミノオカ・リョウスケ 作
■内容のご紹介
ケイトラは働き者の小さなトラック。おーいケイトラ、仕事を頼んだよ。港で働くケイトラは、魚を積んだら、さあ出発。狭い道を走りぬけ、魚屋さんを目指します。畑で働くケイトラはでこぼこ道を、山で働くケイトラは急坂を走って荷物を運びます。街のケイトラが運ぶのは……? この絵本には4台のケイトラが登場。身近な働く車、ケイトラの活躍をお楽しみください。
■編集部より
軽自動車のトラック、略して軽トラが主役の絵本です。小回りのきく軽トラは、狭い路地や急なカーブが続く道でも、すいすい走って荷物を運ぶことができます。おかげで活躍の場は幅広く、この絵本にも海辺、畑、山、街の4つのエリアで働く軽トラが登場します。全国各地で姿を見かける軽トラは、とても身近で出会いやすい「働く車」の一つです。
作者はミノオカ・リョウスケさんです。『ブンブンどらいぶ』(「こどものとも年少版」)をはじめ、乗り物の魅力を描いた作品を多く手がけてこられました。今作では、軽トラの力強さが感じられる構図、そして軽トラが活躍する海や畑の美しい色彩にこだわって表現してくださっています。
絵本に描かれた風景は、ミノオカさんがお住まいの神奈川県の各所がモデルです。担当編集者もミノオカさんと現地に足を運び、黙々と働く軽トラのかっこいい姿を目に焼きつけていきました。
小さな体で頑張る軽トラを見かけると、思わず「おーい、がんばれよ!」と声をかけたくなるというミノオカさん。そんなミノオカさんの思いが子どもたちに届くことを願って、この1冊をお届けします。小さな軽トラの大活躍をお楽しみください。
●作者のことば
おーい、と呼びかけてみる ミノオカ・リョウスケ
もしや、軽トラを軽んじてはいないか?
そもそも乗り物自体に関心がない方もいるだろうが、軽トラを目にする機会は案外多いはずだ。この機会に、ちょっと目を向けて考えてみてほしい。
私が住んでいる鎌倉の、主に材木座海岸や坂ノ下付近には、砂浜の上を軽トラがたくさん走っている。この辺りは遠浅の海なので、港が作れない。なので、漁師さんたちは軽トラで海から船を引き上げているのだ。そのまま獲れた魚を積み颯爽と走っていく姿。それはそれは、カッコいいのである。ものは試しに、興味を持って眺めてみるとどうか。そうすると、さまざまな場所で働く軽トラの、まじめな頼もしさが伝わってくるだろう。
車だけを見ると、軽トラは「ないと困る」機能だけの道具である。だがそこには突き詰めた末の「これでいいのだ」の境地がある。まさに足るを知る存在だ。そんな真剣さに満ちている様を、清々しく感じるのは、私だけだろうか。
さらに、軽トラの働きに注目すると、その仕事が見えてくる。当然、仕事をしている人にも目がいく。そうか、軽トラがカッコよく見えるのは、働いている人も含めての魅力だ、と気が付く。いや、正しくは、働いている現場全てのそれだ。そんな現場で、虚栄を張らず、身の丈な働きっぷりの軽トラ。いつだって、本物は真っ直ぐだ。ああ、私もそんな軽トラになりたい。せめて、軽トラに、おーいと語りかけながら、頑張る姿を見習いたい。まじめに、懸命に、真剣な姿はきっとカッコいい。
何かに興味を持って注目することで、そこから世界が広がって見えてくる。その何かは、なんだって構わないはずだ。
とにかく、まずは、おーいと呼びかけてみたい。
■著者情報
ミノオカ・リョウスケ
1961年兵庫県神戸市生まれ。滋賀大学教育学部美術科卒業。1987~1989年、Art Student League of New Yorkに在学。現在は図工計画家として絵本・イラスト・クラフト制作など様々な分野で活躍中。またミノオカ図工計画を主宰し、子ども向けのワークショップや美術教育も積極的に行う。絵本に『ブンブンどらいぶ』『まんまるダイズみそづくり』(福音館書店)、『じょうききかんしゃビーコロ』(童心社)、『どんどんキップ』(鈴木出版)、『ゴシゴシどろんこトラック』(文溪堂)、紙芝居に『はしの上のおおかみ』(鈴木出版)、図工本に『小学生の絵画とっておきレッスン』(メイツ出版)などがある。
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