天目は、鎌倉時代に禅僧によって中国から持ち帰られて以来、茶人たちの眼と手で選ばれ、大切に伝えられてきた、風格ある茶碗として尊ばれています。室町時代中期に書かれた『君台観左右帳記』には、「土之物」として、7つに分類されています。本号では、それらの名品を多数紹介するとともに、それぞれの形姿について知り、時代の流れの中で天目の存在がどのように変化したかなどを考察しています。
★もくじ★
唐物天目の魅力赤沼多佳
天目と喫茶文化谷端昭夫
天目を知る今井敦
天目台の鑑賞と見どころ小池富雄
天目のふるさとをたずねて森達也
建長寺の開山忌と「斎座四ツ頭」佐藤留実
協力/大本山建長寺
[小特集]和物天目伊藤嘉章
研究ノート
①茶会記にみる天目砂澤祐子
②日本の黒い茶碗―京都の楽茶碗、美濃の織部茶碗― 荒川正明
③近代以降の「天目」―〝写し〟から〝創作〟への歩み― 唐澤昌宏
[シリーズ]対談道具商が語る思い出の数寄者ゲスト:田中昭光/聞き手:筒井紘一
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