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薬局の内容

とびだせ!薬剤師 [送料無料で毎号お届けします]
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポート する雑誌です。日ごろ疑問に思っているけれど質問できないこと、業務の中で悩 んでいて解決策がみつからないことも、本誌の中にヒントがあるような構成を心 がけています。今の殻を破って飛びだしたい!薬局・病院から飛びだして地域で 連携したい!など、“飛びだしたい薬剤師”を全力で応援します!

薬局の商品情報

商品名
薬局
出版社
南山堂
発行間隔
月刊
発売日
毎月5日

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薬局 2024年10月号 (発売日2024年10月05日) の目次

特集テーマ:口腔機能低下症・嚥下障害のミカタ -服薬サポートの引き出しを増やしませんか?!-

<特集の目次>
■特集にあたって (倉田 なおみ)

■巻頭カラー写真

■服薬サポートの基盤は“服薬支援”─もっと患者中心に!─ (倉田 なおみ)

■口腔機能低下症・嚥下障害ベーシック・レクチャー
 ・「食べる→飲み込む」の5つのプロセス(井口 紘輔 ほか)
 ・口腔のしくみとはたらき ─オーラルフレイルの重要性を理解するために─ (大野 友久)
 ・口腔機能低下に伴う危険な症状・見落とされる症状 (吉松 由貴)
 ・原因疾患にあわせた摂食嚥下サポートのゴール設定 (笠井 史人)
 ・嚥下障害時の2つの薬学的視点 (金原 寛子)

■「薬を服用(嚥下)できる」を支えるチカラ
 ・「薬を服用する」がなぜできないのかを検証する (倉田 なおみ)
 ・嚥下機能低下による「薬を服用できていない」トラブル事例 (石井 良昌 ほか)
 ・食事の段階分類からみた嚥下機能の評価 (栢下 淳)
 ・嚥下機能を考慮した服薬姿勢と方法 (粟飯原 けい子 ほか)
 ・嚥下機能にあわせた剤形・投薬経路の選択肢 (鈴木 慶介)
 ・薬剤学的問題にも考慮した嚥下補助製品の選び方・使い方 (森田 俊博)

■薬による嚥下障害に気づくチカラ・対応するチカラ
 ・安全な食支援・介助につなげる処方確認のポイント (白鳥 千穂)
 ・「食べたくない」の要因を薬学的に探る・対応する (鍛治園 誠)
 ・「口が渇く」の要因を薬学的に探る・対応する (岩尾 一生)

■多職種から学ぶ! 服薬支援力を磨くヒント
 ・脳卒中の回復期① (牧 宏樹)
 ・脳卒中の回復期② ─退院先を見据えた支援─ (田中 広紀 ほか)
 ・認知症 (篠永 浩)
 ・パーキンソン病 (尾﨑 誠一)
 ・頭頸部腫瘍 (高橋 知子 ほか)
 ・抗がん薬による口腔粘膜障害 (小林 一男)

<シリーズ>
■ガチではじめる マジでわかる経口抗がん薬
 タグリッソ®のざ瘡様皮疹
 (谷川 大夢)

■えびさんぽ
 高齢者の肺炎(誤嚥性肺炎)予防に効果的な治療法はありますか?
 (青島 周一)

■がん研有明病院薬剤部のABCセミナーの楽屋話
 ・血液がんの薬物療法
 ・がん薬剤師外来とは
 (山口 正和 伴 修平 川上 和宜)

■「全(ZEN)か無(MU)か」じゃないんだよ薬物相互作用
 〈File 01〉ワルファリン関連薬物相互作用
 (平井 利典 児島 悠史)

■ぐっとよくなる! 漢方処方快訣ビフォーアフター
 〈第10回〉頑固な多汗・火照り症状に悩まされる高齢女性 複雑な病態をどう読み解くか?
 (津田 篤太郎)

■Gebaita?! 薬剤師の語ログ
 〈第34回〉75年ぶりの法律改定 大麻由来医薬品の時代が到来??
 (山田 友奈美)

■医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
 ・避妊薬とNSAIDs併⽤で静脈血栓塞栓症リスクがさらに上昇
 ・パルボシクリブとPPI併用で治療効果が減弱
 (佐藤 宏樹 澤田 康文)

■飲み合わせ研究所 子どもの服薬Tips
 〈第22回〉ノルバスク®錠2.5mg
 (小嶋 純 米子 真記)

■薬剤師力の型 新たな思考と行動プランを手に入れろ!
 〈参拾肆ノ型〉薬剤性腎障害のリスクは処方内容全体から把握せよ!
 (中川 裕介)

<巻頭言>
薬学教育において,口腔機能や摂食嚥下について学ぶ機会はほとんどない.しかし,患者が日常的に服用する薬剤のほとんどが経口薬であり,薬剤は食べ物と同じ経路で消化管に落とし込み薬効を発揮する.薬剤師にとって,服薬の入り口である口腔機能や嚥下機能およびその問題点などについての知識は,安全な服薬や患者アドヒアランス向上のために欠かせないものである.
食べ物と経口薬は同じ経路を通って吸収されるが,食べ物はよく噛んで消化酵素で分解されてペースト状の均一な食塊となって嚥下される.一方,経口薬は薬と水をそのまま同時に嚥下する.固形物(薬)と液体(水)という物性の異なる物をかまずに同時に嚥下する必要があり,服薬は食物の嚥下よりも難易度が高く,より高度な嚥下機能が必要になる.そのため,摂食嚥下に問題がない人でも,「錠剤が飲みにくい」と言うのをよく耳にする.したがって,錠剤(薬)の嚥下障害は,摂食嚥下障害とは別の問題として考えるべきである.
そこで,新たに「錠剤(カプセル剤,顆粒剤などを含む)が飲みにくい状況」を“錠剤(薬)嚥下障害”と定義した.摂食嚥下に関しては1980年代から研究会や学会が設立し,多職種でさまざまな研究が続けられ,その障害に対する対策が練られている.しかし錠剤嚥下障害については,その言葉すら存在していないのが現状である.
従来から錠剤が飲みにくい人は多くいたのに,なぜ問題視されてこなかったのか.それは,錠剤を粉砕することによって解決されているからであろう.薬剤師も錠剤が飲めなければ,まずは外用剤への変更を考え,それが無理なら水剤や散剤へ変更し,それもできなければ一般的に錠剤をつぶして粉状に調剤する.本当にこれでよいのだろうか.錠剤をつぶすと元の錠剤の効果や安定性は間違いなく損なわれるし,振り替えた細粒剤が水に混ざらず経管投与できないこともある.錠剤をつぶすことをよしとするのではなく,薬剤のプロである薬剤師であれば効果や安定性を保証するための適正な方策をとるべきである.
錠剤嚥下障害は今まで誰も問題視しておらず,今,薬剤師が取り組まなければ錠剤が飲みにくい患者は,ずっとがまんして服薬することになる.さらには毎回苦労して,飲む(飲ませる)のが大変になると,当たり前のように錠剤がつぶされる.錠剤一粒一粒には,効果を最大限発揮するための秘密(製剤工夫)が施されているが,それを学ぶのは薬学部だけである.それぞれの錠剤に隠された秘密があることを知らなければ,どんな錠剤でもつぶしてしまうのも当然のことといえる.投薬した後に当たり前のように行われる錠剤粉砕をなくし,“薬剤師の確認ナシに錠剤はつぶしてはいけない”という文化をつくることは,服薬の安全を守る薬剤師の責務であろう.

昭和大学薬学部 客員教授
倉田なおみ

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薬局のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.23
  • 全てのレビュー: 13件
吸入指導役に立ちました
★★★★★2023年04月16日 シャローム 専門職
4月豪の吸入指導は患者さんの説明で役に立ちました。口の形、息の吸い方をわかりやすく説明する方法が書かれていて今後も役立ちそうです。
ついに定期購読決めました
★★★★☆2023年04月09日 さしすせ 専門職
南山堂さんの書籍は分かりやすいものが多く、学生時代から勉強の際には重宝していました。 職場だとなかなかゆっくり読めないため自宅で細かく目を通したいと思います。
記事の質
★★★★☆2021年04月13日 エヌ 会社員
キャッチーなネタではありませんが、一つ一つエビデンスのしっかりした記事が多いと感じています。
薬局
★★★★☆2020年09月12日 nr その他
問題形式になっており、新人薬剤師にとって学べることが多いと感じた。
普段はあまり見ない学術
★★★★☆2020年05月12日 めろんぱん 専門職
普段の業務の中では触れることの少ない学術定期な知見に触れられます。特集ごとにまとめられているので気になるトピックスがあると購入しています。
勉強になります
★★★★★2019年06月11日 しん 会社員
調剤薬局に勤めていますが、最新の情報を掘り下げているのでとても勉強になります。 読みやすいのもありがたいです
薬剤師ではないです
★★★★★2015年03月03日 さかなかな アルバイト
この雑誌を学び 南山堂医学書知るきっかけに なりました。大変嬉しく 自分が飲んでいる 薬が いかにきついか わかりました
基礎から臨床まで
★★★★★2012年09月16日 ぐるぐる 専門職
病院勤務も長くなると「今更聞けない」ことが多くなってきます。もっとしっかり整理しながら勉強しておけばよかった・・と思っても、日常業務に追われる今となっては、なかなか思うように勉強もできません。「薬局」の特集では、テーマ別にまとめてあるので、それだけでかなりの知識が習得できます。薬剤師として必要な知識はどういうものなのか、その一つの答えを得ることができると思います。
おすすめ
★★★★★2011年10月09日 ぴぴ 医者
病気のことが詳しく書かれオススメです
薬学の人へおススメ!
★★★☆☆2009年07月30日 クマ 教職員
薬学関連の予備校の講師です。『薬局』は難しい内容もありますが、丁寧な文章で細かく書かれているので非常に勉強になります。薬剤師の業務についてだけでなく、薬物動態や薬物治療などの様々な科目の知識をつなげてくれます。薬剤師としての知識を深めるために、読み続けることをおススメします。
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薬局をFujisanスタッフが紹介します

薬局は、薬学に関する様々な情報を提供している月刊の専門誌です。読者層は薬剤師などの薬学を専攻、または学習している方で、刻々と変化・進化する医療界、医薬品の最新の情報を得られると共に、理解を深めることができる雑誌として現役の薬剤師や講師、学生に人気があります。膨大な知識や情報を必要とする薬学の臨床現場や、学びの場として有用な記事が多数掲載されているので、毎号購読すると専門知識をしっかりと吸収できそうな雑誌です。また、薬局は薬学を学び直す時にも便利で、シンプルなデザインの表紙に特集記事や連載のテーマが簡潔にレイアウトされ、どの分野がテーマになっているかも一目瞭然となっています。

記事内容は毎号、テーマの異なる特集記事を組んでいて、多角的なアプローチで説明や言及が行われています。現場の第一線に位置する医師や薬剤師がテーマ毎のキーポイントを列挙し、そこからさらに細かく解説した文章が掲載されているので、教科書的な存在としても薬学に徹する方、学んでいる方の味方になる一冊です。取り上げられるテーマも疾患や副作用、対象患者に対するリスクや症例、医療支援など様々なテーマを掲げていて、薬学の最新の知識や見解を得ることができます。

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