目次
ターニャちゃんのスカート
洞野志保 作
■内容のご紹介
ターニャちゃんは、長い髪に憧れる女の子。ある日、スカートを頭にかぶってみると、長い髪に大変身。嬉しくなって、みんなに見てもらおうと三輪車で出かけました。でも、誰も長い髪をほめてくれません。子どものささやかな憧れが遊びの中で満たされていく様子をスロバキア在住の画家が、独特の色づかいで丁寧に描きます。
■編集部より
子どもは布一枚身にまとっただけで、お姫さまやヒーローに変身できます。そして、すっかりなりきって振る舞います。イメージの中で、自由に願望や憧れを実現させることができるのですから、楽しいでしょうね。
このお話は、著者の洞野さんの友人のお姉さんがモデルで、幼いころ、長い髪に憧れて、幼稚園に行くのも、散歩に行くのも、スカートを被って行ったそうです。主人公のターニャちゃんは、最後には、楽しいパレードまでできて、すっかり満足してうちに帰ることができます。
読者の子どもたちもきっとやってみたくなることでしょう。洞野さんは、スロバキアで、絵を学び、独特の色づかい、筆づかいで、この作品世界を表現しています。
■作者のことば
「役者ですね」 洞野志保
息子が1歳くらいのとき、ルームメイトだった友人が息子と遊んでくれながら、子どものころの癖や習慣についての話に花が咲きました。そしてふと、自分のお姉さんの子どものころの話をしてくれました。
友人のお姉さんは小さいとき、髪が伸びるのが遅かったそうです。3 歳くらいになっても一度も散髪の必要がなくて、男の子のように髪が短かったので、頭にスカートをかぶって、でかけるようになったということです。幼稚園に行くのにも、散歩に行くのにも。
彼女たちの出身はスロバキアの北のほうにある村です。お姉さんは、スカートをかぶって、村中を三輪車で乗り回していたのだそうです。
その話を聞いたとき、スカートをかぶって三輪車に乗っている女の子の姿がありありと頭に浮かびました。なんとも素敵な光景だっただろうなと思いました。そんな姿を見られたら良いのになあと思いました。そんなことを考えているうち、このターニャちゃんのお話がうかんできました。
友人はお姉さんから、そのときどうして、どういう気持ちでスカートをかぶっていたのかは、聞いたことがないそうです。短い髪を隠したかったのか、それとも髪が長いことにしたかったのか、それとも、アラビアンナイトのお姫様になりたかったのか。帽子ではなく、わざわざスカートをかぶったということは、短い髪を隠すためだけではないことは、想像できます。きっと髪の長い女の子か、お姫様になりきっていたのでしょうか。
今は4 歳になったうちの息子も、ごっこ、なりきり遊びが大好きです。大好きな虫になりきってみたり、なりきりごっこ遊び万歳! ですね。
■著者情報
洞野志保(どうのしほ)
1977年、北海道生まれ。女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻版画コース卒業。2004年よりスロバキアのブラチスラバ美術大学のドゥシャン・カーライ氏のもとで版画とイラストレーションを学ぶ。絵本に『まるきのヤンコ』『いぶくろ』(「こどものとも年中向き」2018年12月号)『みっつのふえを もらった ヤーノシュ』(「こどものとも」2025 年2月号)『きつねどん』(ビリケン出版)『あくまとけしのみ』(偕成社)、童話の挿絵に『せなかのともだち』(PHP研究所)などがある。スロバキア在住。
洞野志保 作
■内容のご紹介
ターニャちゃんは、長い髪に憧れる女の子。ある日、スカートを頭にかぶってみると、長い髪に大変身。嬉しくなって、みんなに見てもらおうと三輪車で出かけました。でも、誰も長い髪をほめてくれません。子どものささやかな憧れが遊びの中で満たされていく様子をスロバキア在住の画家が、独特の色づかいで丁寧に描きます。
■編集部より
子どもは布一枚身にまとっただけで、お姫さまやヒーローに変身できます。そして、すっかりなりきって振る舞います。イメージの中で、自由に願望や憧れを実現させることができるのですから、楽しいでしょうね。
このお話は、著者の洞野さんの友人のお姉さんがモデルで、幼いころ、長い髪に憧れて、幼稚園に行くのも、散歩に行くのも、スカートを被って行ったそうです。主人公のターニャちゃんは、最後には、楽しいパレードまでできて、すっかり満足してうちに帰ることができます。
読者の子どもたちもきっとやってみたくなることでしょう。洞野さんは、スロバキアで、絵を学び、独特の色づかい、筆づかいで、この作品世界を表現しています。
■作者のことば
「役者ですね」 洞野志保
息子が1歳くらいのとき、ルームメイトだった友人が息子と遊んでくれながら、子どものころの癖や習慣についての話に花が咲きました。そしてふと、自分のお姉さんの子どものころの話をしてくれました。
友人のお姉さんは小さいとき、髪が伸びるのが遅かったそうです。3 歳くらいになっても一度も散髪の必要がなくて、男の子のように髪が短かったので、頭にスカートをかぶって、でかけるようになったということです。幼稚園に行くのにも、散歩に行くのにも。
彼女たちの出身はスロバキアの北のほうにある村です。お姉さんは、スカートをかぶって、村中を三輪車で乗り回していたのだそうです。
その話を聞いたとき、スカートをかぶって三輪車に乗っている女の子の姿がありありと頭に浮かびました。なんとも素敵な光景だっただろうなと思いました。そんな姿を見られたら良いのになあと思いました。そんなことを考えているうち、このターニャちゃんのお話がうかんできました。
友人はお姉さんから、そのときどうして、どういう気持ちでスカートをかぶっていたのかは、聞いたことがないそうです。短い髪を隠したかったのか、それとも髪が長いことにしたかったのか、それとも、アラビアンナイトのお姫様になりたかったのか。帽子ではなく、わざわざスカートをかぶったということは、短い髪を隠すためだけではないことは、想像できます。きっと髪の長い女の子か、お姫様になりきっていたのでしょうか。
今は4 歳になったうちの息子も、ごっこ、なりきり遊びが大好きです。大好きな虫になりきってみたり、なりきりごっこ遊び万歳! ですね。
■著者情報
洞野志保(どうのしほ)
1977年、北海道生まれ。女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻版画コース卒業。2004年よりスロバキアのブラチスラバ美術大学のドゥシャン・カーライ氏のもとで版画とイラストレーションを学ぶ。絵本に『まるきのヤンコ』『いぶくろ』(「こどものとも年中向き」2018年12月号)『みっつのふえを もらった ヤーノシュ』(「こどものとも」2025 年2月号)『きつねどん』(ビリケン出版)『あくまとけしのみ』(偕成社)、童話の挿絵に『せなかのともだち』(PHP研究所)などがある。スロバキア在住。
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