Fishing Cafe(フィッシングカフェ) 発売日・バックナンバー

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刀を持たず、乱れぎみの袴はかまにブーツを履いた坂本龍馬の銅像が見下ろす、景勝地の一角にある高知県「桂浜水族館」。
本館左手の巨大な水槽に近づくと、それまで群泳していたアカメがいっせいにこちらを向く。
暗い水槽の中でも、銀白色の鈍い光を発する魚体は、まるで金属の武者甲かっちゅう冑や鎧よろいを身に着けているようにも見え、魚食性の大きな口、頑強な顎が目立つ。
頭部は目の上で大きくへこみ、背は大きく盛り上がり、その背びれは厚みがあって、先端はおそろしく鋭い。
そして、アカメの名の由来となる赤い目が、ルビー色にキラリと光る。

この水族館で、親子二代にわたってアカメの飼育を担当した高谷尚司さんは、「臆病ですが好奇心が強く、それでいて頑固なアカメですが、その容貌からは想像できないほど性格は温和です。水槽の中で仲間と激しく争う姿をまったくといっていいほど見ることはありません」と話す。

自然界でのアカメの正確な寿命はわからないが、水族館では20年以上の寿命は充分考えられるという。
この長寿の理由は、この性格にあるのかもしれない。

清流と大海原を行き来し、悠々と時を過ごす日本の固有種アカメは、この国の太古の記憶もその赤い瞳に宿しているのだろう。
アカメと釣り人が穏やかに過ごせる環境を未来につなぐことが、今を生きる私たちにできるよろこびでもあるのだ。
【巻頭インタビュー】
広島大学大学院統合生命科学研究科教授 海野徹也 ― 雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ、クロダイ教授ハ 今日モ磯ニ立ツ―

【特集】
静寂な湖面に煌めく、釣りと自然のストーリー「釣り人たちの天然湖沼物語」
◎海に行けなくなったベニザケ、ヒメマスの謎
◎ 秘湯と釣り、文豪が求めた水生植物と踊るイワナ
◎今なお釣り人を幻惑するタキタロウ伝説
◎命を未来につなぐ驚きのクニマス、その生態
◎ニゴロブナと究極の“鮒寿し”を訪ねて

【連載コラム】
太公望万歳! 佐藤惣之助 
『釣・魚画帖』入門 宮田亮平
釣人たちの輪舞曲 第2章 錦織則政
釣音(つりおと) 宮沢和史
京都木屋町・美味礼賛 湯どうふ「喜幸」
Adventurous Fishing in Nepal 竹内洋岳
[新連載] 釣りとの遭遇 福岡伸一
Magical Aquarium Tour 猿渡敏郎
【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌
同じ水、同じ流れの中で 土屋 守

Fishing Cafe CLUB
【巻頭インタビュー】
野外料理・野営道具研究家 岡野永佑(A-suke) ― 悪天候こそ、アウトドアライフの醍醐味―

【特集】
もうひとつの釣り道具で楽しむフィッシングライフスタイル『マイボート・アングラーズ日記』
◎シーカヤックで南海の巨大魚を釣る
◎ダウンリバー・フィッシングの爽快!
◎元祖・SUP アングラーの活躍
◎夢を創って釣る! 大きな愉悦
◎釣って漕いで歌う!

【連載コラム】
太公望万歳! 永田一脩  
『 釣・魚画帖』入門 宮田亮平
釣人たちの輪舞曲 錦織則政
釣音(つりおと) 宮沢和史
京都木屋町・美味礼賛 湯どうふ「喜幸」
Adventurous Fishing in Nepal 竹内洋岳
Magical Aquarium Tour 猿渡敏郎
【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌
同じ水、同じ流れの中で 土屋 守

Fishing Cafe CLUB
特集:釣りを通して環境教育を実践する、元釣り少年たちの活躍 BOY’S LIFE 未来の釣り人たちへ

釣りをたしなむ人の多くは、少年時代の思い出を心に秘めてロッドを振っている。
しかし現在、都市部、地方に関係なく、子どもたちの外遊び離れが進み、そうした問題解決の一環として「釣りや魚をきっかけに外遊びの楽しさを気づかせる」活動が、日本各地で行われるようになっている。
水産庁による「子ども釣り場」の創設構想、各地の釣り普及団体による「全国釣り教室」の開催といった大規模な取り組みをはじめ、学校や自治体などでも水生昆虫を採取し餌にして釣りを行う授業など、NPO や個人レベルでの活動も増えている。
そこで今号の特集では、釣りを通して環境教育を実践し、未来の釣り人たちを応援、サポートする元釣り少年たちの活躍をレポートする。


【巻頭インタビュー】 事務用品メーカー「キングジム」 宮本 彰― 一本のヘラ浮子が創造力の扉を開ける―

【特集】:釣りを通して環境教育を実践する、元釣り少年たちの活躍 BOY’S LIFE 未来の釣り人たちへ
宇奈月小学校「川が、ぼくらの教室」だった
子ども釣り場がもたらす豊かな未来
「正しく楽しい釣り文化」を目指して
小学校の跡地で魚類や自然を学ぶ「ひみラボ水族館」
子どもと一緒に楽しむ釣り観光の可能性
魚たちと語ろう、学ぼう!
子どもと一緒に釣りの一歩「あたしは自由だ!」

【連載コラム】
太公望万歳! 幸田露伴 | 『釣・魚画帖』入門  宮田亮平 | 釣人たちの輪舞曲 錦織則政 | 釣音(つりおと) 宮沢和史 | グランシェフ室井克義の至り料理 | Magical Aquarium Tour 猿渡敏郎 | 【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌 | 同じ水、同じ流れの中で 土屋 守 | 未知との邂逅 高橋幸宏

フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Cafe CLUB
【概要】

鮭・鱒と日本人 サケ・マスを巡る、“釣り・漁労・食”文化

縄文時代以前より、サケ・マス科魚類は、日本人の暮らしに必要不可欠な存在だ。その漁労・食文化は、北海道はもとより東北地方から関西北部地方に至るまで、独自の文化が培われている。また、そうした文化的な背景を経て「世界一進んだサケ科魚類の研究」を行ってきた。 「鮭の町」として知られる新潟県村上市三面川流域では、サケの調理法が100種類を超えるといわれ、平安時代には、遠く京の都にサケが献上されていた。さらに江戸時代後期になると、世界に先駆け、サケの母川回帰性を発見し産卵に適した分流「種別」を設け、現代のサケ・マス孵化事業の礎を築く。そこで今号では「鮭・鱒と日本人」と題して、日本各地のサケ釣りや漁労、食文化、 持続可能なサケの保全を目指すワイルドサーモンの研究などを探る。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー アウトドアコーディネーター 小雀陣二
―アウトドアで食す至高の一皿―
11 ◎ サケ・マスを巡る“釣り・漁労・食”文化 鮭・鱒と日本人
13 ◎ 三面川『青砥武平治』の超・観察力
19 ◎「鮭の町」千年の食文化
23 ◎ 未来へ!ワイルドサーモンの研究
29 ◎ サケは「カムイから与えられた魚」
34 ◎「南部鼻曲がりサケ」の鮭文化とは

●連載コラム
37 太公望万歳!「山村聰」
39『釣・魚画帖』入門/宮田亮平
41 グランシェフ室井克義の至り料理
43 釣音(つりおと)/宮沢和史
49 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
56 Magical Aquarium Tour/猿渡敏郎
60【釣具物語】 釣具、漁具の歴史とその変貌
64 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB
【概要】

標高3000メートルから水深1200メートルまで!垂直の釣り旅で巡る生態系のワンダー。

北アルプスの懐ともいえる、標高3190メートルの北穂高から流れ出たひと雫は、幾筋もの流れとなって沢が合わさり、南から東へ、東から北東へと向きを変え、犀川、千曲川、信濃川と名前を変えて350キロ以上の流程を経て、日本海に注ぎ込む。冬、3000メートル級の峰々を持つ北アルプス立山連峰の室堂平付近に積もった8メートルを超える積雪は、シベリア寒気団が地球の息吹として運んできたものだ。その降雪と夏の降雨を合わせると、年間6000ミリ以上となり、世界有数の降水量として、日本三大深湾のひとつ富山湾へと流れ込む。さらに富山湾には、豊富な河川水や海底湧水が流れ込んでできる 低塩分な沿岸表層水と、水深300メートルを超えると水温2度という冷たい深層水が存在することで鉛直に海水温が激変し、生息生物に強い影響を与え、独自の生態系を形成している。北アルプスの峰々を仰ぎイワナを釣り、湖や大河でマスたちと戯れ、日本海のマダイ、富山湾の深海系の魚とアクセスする。山と海を垂直、あるいは鉛直的に捉え、釣りを通してひとつながりに眺めてみると、これまで見過ごしていた日本の奥深さと大きさを感じ、山や海とのさらなる一体感が得られるのだ。まさに、日本の自然の真実は“垂直の釣り旅”にある。

絶滅寸前で復活した、長野県木崎湖に生息するロマンあふれるサケマス魚類のキザキマス。 本州のトラウトの聖域とされる長野県犀川のカヌーイングと本流釣り。そして、北アルプスの山岳渓流のイワナ……。日本の釣りを垂直で捉えると、その多様さには驚くばかりだ。そこで今号では、北アルプス南東側の梓川源流(海抜約2500メートル)付近の支流から日本海へ。北アルプス北西側に位置し、水深の深さと魚種の豊富さで知られ、2014年ユネスコの支援を受けた[World’s Most Beautiful Bays Club](世界で最も美しい湾クラブ)への加盟が認められた富山湾(水深1280メートル)の深海系の釣り旅までをレポートする。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー
辻啓 ―ロードレースと釣り、魅力のズーム―
13 ◎北アルプスの渓流魚から山湾の深海魚まで多様性に触れる釣り旅 「絶景、垂直に巡る釣り旅」
15 ◎日本の屋根・北アルプス、天空のイワナ釣り
21 ◎幻の鱒“キザキマス”の秘密
26 ◎噂の聖地、清流を釣り漕ぐ
31 ◎直江津のおもてなし「釣った魚を調理します!」
35 ◎立山連峰から続く深海のディープジギング
41 ◎富山湾のマダラ物語

●連載コラム
43 太公望万歳!日本の釣り師列伝「徳川慶喜」
45『釣・魚画帖』入門/宮田亮平
47 釣音(つりおと)/宮沢和史
53 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
60 【釣具物語】 釣具、漁具の歴史とその変貌
64 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB
【概要】

美しい国ニッポンの育む魚、活かす釣り「魚・釣り、人・未来」

クロマグロを筆頭に、海釣りで人気の魚18種の種苗や完全養殖を行う近畿大学水産研究所。 釣り人たちの強い環境保護意識から始まった福井県・九頭竜川のサクラマス保護。淡路島の海上釣り堀で人気のオリーブの葉を飼料に育てたハマチ養殖。海の稚魚たちの海藻の揺りかご、アマモの森の再生に尽力する海洋環境学者の試み。自然河川で天然イワナの原種が自然胞卵し、繁殖している信州・雑魚川の取り組み。先端技術で魚を育て、養殖の新たな未来を追求する人々など……。今、豊かな釣り場環境の構築と地球全体の持続可能な水産資源の維持を目指し、さまざまな試みが行われている。そこで今号の特集では、持続可能な「魚・釣り、人・未来」をテーマに最先端の現場をレポートする。

「鮭のまち」として知られる新潟県村上市三面川流域では、サケの調理法が100種類を超えるといわれ、平安時代には遠く京の都にサケが献上され、越後村上藩の主要な財源となっていた。しかし、江戸時代後期になると、乱獲により不漁が続く。そこでサケの母川回帰性を発見した越後村上藩の下級武士・青砥武平治(あおとぶへいじ)は、三面川に産卵に適した分流^種川を設け(種川の制)、サケの産卵を助けることでサケの回帰を促した。三面川に産卵に適した分流“種川”を設け(種川の制)、サケの産卵を助けることでサケの回帰を促した。これは養殖でもなければ、単なる漁獲でもない。まさに江戸時代に行われたSDGs、持続可能な取り組みだ。さらに明治12(1879)年に欧米式のサケ・マスの孵化放流を種川の制が進んだ三面川で行うと、5年後の1884年には、それまでの約5倍の約73万7千匹を漁獲。単一河川では、日本の最高記録となっている。やがて、昭和23(1948)年に発足した近畿大学水産研究所では、「養殖用原魚は天然資源に依存しない人工種苗を使うべきだ」という理念のもと、1970年に水産養殖種苗センターを設立。枯渇が予想される水産資源を補うため、世界に先駆け18魚種の種苗生産に成功している。こうした種苗、栽培、養殖といった水産資源の増産技術の背景には、「頭や内蔵、中骨や皮に至るまで捨てることなく、大切に味わう」という日本独自の魚食文化がある。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー 音尾琢真―逃がした魚は、大きくない!―
13 ◎特集:美しい国ニッポンの育む魚、活かす釣り「魚・釣り、人・未来」
15 ◎21世紀の水産危機を救う「ブルーレボリューション」
21 ◎「サクラマスの聖地」 環境保全活動
27 ◎海上釣り堀を魅了するオリーブハマチ
31 ◎原種の野生イワナが豊富に泳ぐ川 長野県・雑魚川
35 ◎ 釣魚の揺りかご「アマモの森」
39 ◎先端技術の開発に取り組み養殖の未来を切り拓く

●連載コラム
43 太公望万歳! 末広恭雄(農学博士)
45 新連載 『釣・魚画帳』入門/宮田亮平
47 新連載 釣音(つりおと)/宮沢和史
53 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
60 【釣具物語】 釣具、漁具の歴史とその変貌
64 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Cafe CLUB
【概要】

魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」

「日本の博物学が世界に誇る最大の遺産は、美しい彩色が施された魚類図譜です。質と量ともに江戸から明治、大正にかけて、日本ほど魚類図譜の成果を上げた地域は、ほかに見あたりません。」作家、博物学研究者の荒俣宏さんは、そう称賛の声を上げる。世界最古の魚類彩色図譜といわれる『モルッカ諸島魚類彩色図譜』(1718~1719年)に描かれた魚の数は約400点。以後、20世紀初頭までヨーロッパを中心に大作の魚類図譜が次々と出版された。そして、高松藩5代藩主・松頼頼恭の命に奉じて制作された、日本で初期の彩色魚譜「衆鱗図」(1760年前後)は、 立体的な折立形式の全四帖に723点の海の生き物が描かれ、名だたる世界の魚類図譜をしのぐ規模と完成度を誇る。しかし、残念なことに、日本の博物魚譜は筆写本にとどまり、欧米のように石版を起こしての印刷に至らなかったことで、このような素晴らしい魚譜の存在が世界に周知されなかった。「日本の魚類図譜は、生き生きと描かれています。刺身を食べている民族ですからね。描いた絵がおいしそうに見えないとだめなのです」荒俣さんが語るように、日本の魚類図譜に宿る生命感を見つめると釣り人ならなおさらのこと、これまでとは一味も二味も違う新しい見識が芽生えるかもしれない。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー TAKAHIRO ―晴れのち快晴、本日是 釣り日和―
13 ◎特集:魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」
15 ◎荒俣宏の魚譜曼荼羅へ、ようこそ!
23 ◎松平頼恭の命により生み出された「衆鱗図」の驚異
27 ◎Column 『衆鱗図』芸術的価値の源泉
29 ◎近代の傑作魚類図譜『日本水産魚譜』
33 ◎堀田龍之助の水族図譜と博物コレクション
37 ◎江戸後期・末期に生まれた傑作魚類図譜
41 ◎美しく珍しい、我らの海の彩色図譜

●連載コラム
45 太公望万歳! 福田蘭童(尺八奏者、作曲家、随筆家)
47 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
49 WATER FRONT GALLERY/村上康成
51 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
58【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌
63 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB
【概要】

焚き火を見つめて、釣りを楽しむ醍醐味

地磯や渓流、湖でも、釣り場の近くにテントを張り、薪を集めて焚き火を熾し、温かい食事をとる。自分の好みのリカーを飲みながらゆっくりと焚き火を見つめ、今日の釣りを振り返る。「なぜ、あの流れで釣れたのか?」「どうして潮止まり寸前で食ってきたのか……」そして、明日の釣りのプランを考える。キャンプを楽しんだ翌日の釣りは、不思議と良い釣りになるだろう。個人差はあるが野外で一夜を過ごすことで、感覚や感性が甦り、裸眼ではとても見えなかった虫や鳥の営みを耳や肌で感じられるようになる。周囲の自然から釣りに関する情報だけを取り出し、自分なりに関連付けて無意識に魚たちの様子を推測できるようになるのだ。釣りと野営をセットで行うフィッシングキャンプの面白さはそこにある。夜明けとともに、素晴らしい釣りが待っている。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー 魚博士さかなクン ―天晴!魚・ギョ?!博物話―
13 ◎特集:―「野外で一夜を過ごし朝を迎える」アウトドア派の釣り―フィッシングキャンプで心呼吸!
15 ◎北の大地の鱒旅、ソロキャンプの魅力
21 ◎源流域の透明な水と空気の中へ旅をする
27 ◎無人の浜を旅する南の島のパドルウォーカー
31 ◎地磯野営派の独創的な釣行
35 ◎赤津孝夫の「野営釣り道具考」
40 ◎五臓が踊り六腑が歌う「悦楽的野営料理」

●連載コラム
45 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
49 太公望万歳! 西園寺公一(中国研究家)
51 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
53 WATER FRONT GALLERY/村上康成
55 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
62 【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Cafe CLUB
"【概要】

大地と空が共鳴する日本最北の大河・天塩川を探る

北海道北部を流れる天塩川は、アイヌ語で魚を捕らえる「梁」(やな)を表す「テシ」の名称に由来し、一説には「梁・多い・川」を示すといわれるほど昔から魚影が濃く、アイヌの人々の暮らしを支えてきた。日本でも4番目に長い流程256kmのうち、日本海へ注ぐ河口から約160km上流までは、堰などを横断する工作物が設置されておらず、コンクリート護岸箇所が少ないことも大きな特徴だ。こうした豊かな流域の自然を背景に、天塩岳付近の上流部には黄金色に輝くオショロコマが生息し、中下流部には大型のニジマスやアメマス、大魚イトウが多くの釣り人を楽しませ、かつてはチョウザメも遡上していたという。そして、江戸幕府の命を受け蝦夷各地を探検した松浦武四郎が、天塩川探査中に出会ったアイヌの古老との会話をヒントに「北海道」の地名が命名されたのは有名な話だ。北海道の原初の風景、悠久のエナジーを体感できる天塩川の釣りと自然を軸に、この川に息づく、さまざまなトピックスを紹介する。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー 和泉流狂言師 小笠原由祠 ―狂言師とマダイ釣り―
13 ◎特集:大地と空が共鳴する日本最北の大河・天塩川を探る 天塩川原野行
15 ◎天塩川カヌー遠征隊
23 ◎深山幽谷に輝く黄金色の岩魚
27 ◎チョウザメの川
31 ◎孤高の探検家・松浦武四郎と天塩川
37 ◎砂澤ビッキ ―天地を紡ぎ、生命の風を彫った彫刻家―
41 ◎大地と空、大河の雫と森の息吹にありがとう
43 追悼・矢口高雄 叡智の泉「みんな三平君に憧れて竿を握った」

●連載コラム
47 魚食発酵コスモロジー/小泉武夫
49 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
51 WATER FRONT GALLERY/村上康成
53 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
60 【特別企画】「磯釣り師・友松信彦」
64 【釣具物語】 釣具、漁具の歴史とその変貌
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB"
"【概要】

釣りを巡る美術・芸術探訪

魚や釣りのシーンをモチーフにしたフィッシングアートの世界は、釣りを嗜む人以外にも広く受け入れられ、愛されている。写真や絵画、イラストレーション、ガラス工芸、漆器・陶器に至るまで、さまざまな作品が身近に存在し、水辺の営み、魚たちの息吹、釣りの臨場感を日々の暮らし中で感じることができる。緻密に観察描写された魚類図譜、スーパーリアリズムを追求した超細密イラスト、釣魚から命を転写するカラー魚拓、陶器やガラス工芸の中に踊る魚たちの生命感と用の美。そして、日本古来の絵画表現・浮世絵に登場する釣りガールたち。水際に煌めく世界をモチーフに創作活動を行うアーティスト、作品に注目し「もう一つの釣り世界」を紹介する。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー ウイスキー評論家・ジャーナリスト 土屋守 同じ流れ、同じ水の中で
13 ◎特集:―釣りを巡る美術・芸術探訪― 水際の奇跡を眺める、もう一つの釣り世界
15 ◎釣り人目線で描く、生命みなぎる原色図譜/長嶋祐成〔魚譜画家〕
21 ◎対象を克明に描写し、生命の息吹を表現する/内田進〔超細密画家〕
25 ◎釣り上げてこその美と技/松永正津〔魚拓アーティスト〕
29 ◎「魚紋・海老紋」を刻んだ南方の英雄/金城次郎〔陶芸家〕
35 ◎ガラスの中には「一瞬」と「永遠」がある/ルネ・ラリック〔ガラス工芸作家〕
39 ◎釣美人「釣りガール」に見る浮世絵の世界

●連載コラム
43 魚食発酵コスモロジー/小泉武夫
45 太公望万歳!/三代目・三遊亭金馬
47 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
49 WATER FRONT GALLERY/村上康成
51 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
58 【特別企画】アーサー・ビナードの釣りと旅
64 釣具、漁具の歴史とその変貌【釣具物語】
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB"
"【概要】

自然派釣り師たちの 「未来予想図」

深山幽谷に住み、源流を知り尽くすことができたなら。海辺に暮らし、毎日のように釣りができるのなら……。釣りが好きになればなるほど、釣り人の多くは、そんな生活に憧れを抱く。しかし、それを憧れで終わらせず実行に移した人々がいる。十勝平野の空と魚に魅せられた、熱気球パイロット。理想の釣りを追求し西表島でカフェを営む、フィッシングガイド。砂浜までゼロメートルのビーチハウスを手に入れた、マリンアンティークコレクター。蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の麓にログハウスを建て、釣りや山スキー、カヌーを心ゆくまで楽しむ、フライフィッシャーマン。彼らの人生は日々釣りと共にあり、その暮らしを謳歌している。何が彼らをその地へと突き動かし、どんな困難や喜びがあり、何を得ることができたのか。日々是釣り日和を満喫する、釣り人にとって憧れのライフスタイルをレポートする。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー 記録作家 根深誠 ―深山幽谷の奥に、天空の雪氷嶺ヒマラヤがあった―
15 ◎特集:自然派釣り師たちの「未来予想図」
17 ◎釣りのために浮かぶ。広い大地と空が私の生息地
23 ◎密林の奥に潜む魚、海原を飛ぶ大魚に奪われた心
29 ◎二つとない出会い、二度とない人生
35 ◎すべての出発点は釣り、釣りが有って今が在る

●連載コラム
41 魚食発酵コスモロジー/小泉武夫
43 太公望万歳!/野村愛正
45 魚の不思議な生態学/鈴木克美
47 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
49 WATER FRONT GALLERY/村上康成
51 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
58 釣具、漁具の歴史とその変貌【釣具物語】
63 未知との邂逅 高橋幸宏
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB"
"【概要】

過去から未来へ、東京釣り探訪!

世界屈指の大都市、東京-TOKYO-。「水の在るところ、流れるところに〝釣り人在り〟」と、東京の広さを〝水の流れ〟で眺めてみる。空から注がれた水は、標高の高い北部・西部の山々から低いところへ向かい、源流から渓流、上流域、中流域から河口へと続き、東京湾へと流れ込む。行政区分的には、その水の連なりは東京湾を抜け黒潮を横切り、東京の北端から遥か1700キロ先、日本最南端の島へと続くのだ。

この果てしない水域には、どれほどの種類の魚が生息しているのだろう。かつて「死の川」と呼ばれた多摩川は、流域の環境が改善され、400万匹を超えるアユが遡上する川に甦った。それは多摩川に限らず、東京湾に流入する多くの河川で、驚くほどのスピードで水質改善がなされている。臨海部、東京湾へと改善が進めば、江戸の海を悠々と泳いだ魚たちが、東京湾に戻って来るだろう。江戸前ならぬ東京前、本来の輝きが戻る日が待ち遠しい。


【目次】

3 ◎巻頭インタビュー 女優・エッセイスト 本上まなみ -釣りと子育てがつなぐ豊かな暮らし-
13 ◎特集:過去から未来へ、東京釣り探訪 TOKYO FISHING STORY

15 ◎幻の東京オリンピックと『ANGLING IN JAPAN』
21 ◎400万匹の遡上アユが未来を運ぶ
27 ◎火山島の磯釣り、秘境・青ヶ島
31 ◎トーマス・ブレークモアの遺産
37 ◎東京前幻影と魚食文化の復権

●連載コラム
41 魚食発酵コスモロジー/小泉武夫
43 太公望万歳!/渋沢敬三
45 魚の不思議な生態学/鈴木克美
47 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
49 WATER FRONT GALLERY/村上康成
51 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
58 ●釣具、漁具の歴史とその変貌【釣具物語】
63 ●未知との邂逅 高橋幸宏
68 ●フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB
"

商品情報・内容

  • 出版社:木楽舎
  • 発行間隔:季刊

■ 「自然とともに、人とともに釣りを見つめる」釣り専門誌(4月、8月、12月の年3回発行)。

創刊20周年を迎えた、「自然とともに、人とともに釣りを見つめる」をテーマとする釣り専門雑誌(4月、8月、12月の年3回発行)。釣り好きの著名人に密着する巻頭記事、生き物や自然、歴史の視点から釣りをマニアックに掘り下げる特集、高橋幸宏やアーサー・ビナードをはじめとする釣り愛好家による豪華連載など、 充実の誌面です。気ままに集ってお茶でも飲みながら語り合うような、 豊かな釣り人生を見つめる雑誌です。釣りをする人もしない人も、時の流れにまかせてページをめくって…釣りの楽しさと、豊かな時間を発見してください。

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