そもそも、スクリーンに映し出された写真が動き出すという驚きの快楽によってはじまった“映画”という娯楽形式なのであるから、“アクション”とは“映画”の持つ最も初源的な欲望のひとつであることは間違いない。そこへ様々な要素が注入され、いくつものジャンルへの細分化が生じた。その中には、一端複雑化した“映画”を、純粋な“アクション”の悦びへと再蒸留する系譜も当然存在していて、それをひとまず“アクション映画”と呼ぶことにする。“アクション”は物語を起動させる契機として存在している場合もあるし、物語の過程そのものが“アクション”であることもある。あるいは、映画の全てが終局としての“アクション”に向けて組織されていく作品も存在すれば、映画そのものが“アクション”を支えるための口実でしかない作品もある。いずれにせよここにあるのは、“映画”と“観客”の欲望に最も忠実な“アクション映画”を垣間見させる、150本なのである!
018 アクション・[マトリックス]
020 ワイヤー・アクション
022 ガン・アクション
026 戦争アクション
030 剣アクション
034 肉弾アクション
037 スポーツ・アクション
042 追跡アクション
045 カー・アクション
051 恋愛アクション
052 音楽アクション
053 エアー・アクション
055 天災アクション
056 秘境アクション
057 ガジェット・アクション
060 ガールズ・アクション
コラム
021 身体能力としてのアクション 文=山崎まどか
029 モーション・キャプチャー・“アクション”と“時間” 文=編集部
035 ジャッキー・チェン 瀕死アクション5! 文=高野政所
043 『座頭市』・勝新太郎アクション原理5! 文=パルコキノシタ
056 “アクション・ドキュメンタリー” 文=北小路隆志
058 限界身体能力としてのサイレント・アクション 文=長谷川町蔵
061 アクションと肉体 文=樋口泰人
063 ジョン・カーペンタ[ 最強アクション5! 文=菊崎亮
051 座談会 菊崎亮×高野政所×長谷川町蔵
アクション映画をファンダメンタルに見る方法!
アンケート
黒沢清 押井守 塚本晋也 筒井武文 三池崇史 曽利文彦 北村龍平 万田邦敏
STUDIO VOICE (スタジオボイス)の内容
- 出版社:INFASパブリケーションズ
- 発行間隔:月刊
- サイズ:A4変
マルチメディアミックスマガジン!
国内外の文化、アート、ファッションなどのサブカルチャーな話題、クリエイターの紹介、最新ニュースを提供していく。豪華な執筆人の言葉には耳を自然と耳が傾いてしまう。毎号毎号突き詰めた内容の特集がおもしろく、どれも見逃せない!
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
STUDIO VOICE (スタジオボイス)の所属カテゴリ一覧
Fujisanとは?
日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!