計装 発売日・バックナンバー

全154件中 121 〜 135 件を表示
1,320円
特別企画
これからのプロセス機能安全の役割と実践導入技術
  IEC61508,IEC61511に規定された機能安全や安全計装に関する規格は,フィールド機器などの製品に対する一般的な規格とは性質が異なり,方法規格とされています。つまり,所定の目的を確実に遂行するために満たさなければならない要求事項を規定していると言えます。このため各種の安全規格に適合した製品の構成によって工場・プラントとしての安全機能を備えているとしても,プロセス機能安全規格に適合した生産設備ということにはなりません。したがってIEC規格の要求事項に対応した運用方法をいかに実現し,いわゆる“安全ライフサイクル”の達成に向けて実際にどう運用していくかが重要になって来ます。 この企画では,プロセス機能安全の導入に向けてそのあり方を再考するなかで,これからの役割を探ると共に,現場導入のための基本知識と実践技術を解説します。また,安全計装の最新ソリューションをレビューし,現場に即した導入法を紹介します。

【ユーザ/ E P C の視点・論点】
●タービントリップ用電磁弁のS I L 3 C a p a b l e 認証取得への取り組み
………………………………………三菱重工業/岩井正隆,日本アスコ/上岡達夫
  【実践導入法】
●プロセスへの機能安全(I E C 6 1 5 1 1 )の適用-導入と運用の基礎知識
………………………………………………………e xi da /薗田 薫
【海外動向】
●工場マネジメントからみたプロセス安全管理の仕組みとシステム動向
……………………………………………………… 大坂システム計画/大坂 宏
【安全計装ソリューション最前線】-ベンダ提案-
● IEC 61508:2010/IEC 61131-6 準拠の先進制御システム
………………………………………………………三菱重工業/森本賢一
●多様な要件を満足する安全計装システム-用途,信頼性,経済性に合わせた選択
……………………………………A B B 日本ベーレー/板垣 満,A B B /小西幸雄
●プロセス機能安全マネジメントの最新事例-安全ライフサイクル実現への最新ソリューション
………………………………………………インベンシスプロセスシステムス/吉住英一
●安全計装システム導入計画と機能安全の推進に向けて-安全計装システムの役割-
………………………………………………………ヒーマ日本支社/田代久登
●プロセス向け統合型安全計装システム-国内ベンダ初のセキュリティ認証品
………………………………………………………横河電機/新井直人
●拡張性に優れたモジュール構成の安全計装制御システム
…………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
●システムの確実な分離を伴う“制御”と“安全”の統合
………………………………………………………ハネウェルジャパン/岩ヶ谷弘明
●安全計装におけるガス検知器の役割
………………………………………………………新コスモス電機/水田貴久


<主要記事>
●プラント活用が急速に広まる光ファイバ温度センサとその実践例
………………………………………………………横河電機/佐藤弘之
●バイオガス流量とメタン濃度を同時測定できる超音波流量計
………………………………………………………エンドレスハウザージャパン/安藤裕幸

In Detail
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ -Part3
制御システムセキュリティ・ゾーン設計について(上)
………………………………………………………VEC 村 上 正 志
1,320円
特別企画
HART協会20周年~ここまで来たHART計装アプリケーション
 従来のアナログ制御を維持しながらフィールド機器情報をリモートで収集・監視できるディジタル通信技術-「HART」が計装分野に登場してから20年以上が経過しました。その間HARTの仕様は,1991年に開発されたHART5から2001年のHART6へと進化し,そして2007年には最新のHART7がリリースされ,イベント発生時に機器が上位システムへ自動情報発信する機能や無線通信機能などをもつまでに至っています。また,使い方も単にデータ通信たけでなく,リモートによる操作・診断,自律分散計装,さらにはアセットマネジメントシステムとの連携などフィールドのスマート化を推し進めています。  こうしたHARTの進化や現場への普及,標準化を進めてきたHART協会も2013年12月で設立20周年を迎えました。そこで本誌ではHART20周年特別企画として,HART計装アプリケーション特集を実施します。既設の4-20mA配線を活かした重畳通信が可能なHARTの特長や機能が実際にどう使われているのか,あるいはどんな使い方が考えられるのか,最新動向とともに今後への期待,発展方向を捉えます。

[巻頭言]
●HART20周年~次なる20年に向けて
………………………………………………………HART協会CEO/Ted Masters
●HART通信の足跡と今後の展望
………………………………………………………HART協会 高橋 誠一郎
[レポート]
●HART20周年記念行事~日本総会,ユーザ向け記念セミナ開催
………………………………………………………HART協会日本支部
[ユーザ:適用事例と今後への期待]
●HART計装システムのこれまでの運用と今後に期待すること
………………………………………………………三菱化学 青 山 貴 征
●製油所におけるHART活用へのアプローチおよび導入事例
………………………………………………………極東石油工業 風 間  薫
[適応アプリケーション・ガイド -HART機器の最適応用-]
●ワイヤレスHARTアダプタとエナジーハーベストの融合
………………………………………………………ABB 杉辺 瑠美子/小 西 幸 雄
●新型スマート・ポジショナによる調節弁診断の進化~プラント運転の安全・安定操業の実現に向けて~
………………………………………………………アズビル 福 田  稔
●HART 対応ガス検知警報システム
………………………………………………ドレーゲル・セイフティージャパン 後 夷 健 一
●WirelessHARTとそのアプリケーション―概要と事例
………………………………………………エンドレスハウザージャパン 岡 澤  淳
●WirelessHARTの製品群と将来展望
………………………………………………………日本エマソン 一 木 澄 隆
●分析計装機器における真のインテリジェント化とHART通信技術適応のメリット
………………………………………………………メトラー・トレド 木 村 夏 実
●HART通信の導入を支援するインタフェース技術とその活用
………………………………………………………ピーアンドエフ 鈴 木  哲
●HART通信ツールなしでデータを取得する「コマンド#3アプリケーション」
………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン 吉 田 高 志
●HART7対応フィールド機器/ツール -その主要機能と設定/確認方法
………………………………………………………横河電機 本 道 雅 則



In Detail
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ -Part2
………………………………………………………VEC 村 上 正 志
1,320円
企画① 
新局面に向かうプロセスガス分析システム
  「 オンラインプロセス分析計は、製品品質やプロセス安全上、重要な役割を負っているが、サンプリングを含むシステムとしてみるとき、その運転維持管理には多大なパワー・コストがかかる。  中でもガス分析においては、プロセスからのサンプリング時に、プロセス条件を維持しなければならず、圧力や流量測定さらには防爆や腐食への対策など、精度維持やプロセス対応などのため一品料理的な傾向にある。  このため、ユーザとしてはさらなる分析システムの効率的活用とともに、ランニングコスト、メンテナンスコストの削減が課題となるが、ガス分析計が更新期を迎えつつある中で、分析計の高度化とともにサンプリングシステム技術、サンプリングのむだ時間対策など、新しい局面が拓かれつつある。

【ユーザの視点・論点】
●計装からみたプロセスガスクロ最適化の役割と実際
………………………………………………………三菱化学/川又 正明
【ベンダ:ソリューション提案】-最新ガス分析計とそのサンプリングシステム-
●前処理装置を不要にしたレーザ式ガス分析計の運用利点
………………………………………………………富士電機/坂中 正雄
●サンプリングシステムの最適化による新分析計装ソリューション
………………………………………………………日本スウェージロックFST/石田 哲嗣
●ガス分析システムにおけるサンプルラインの最適化
………………………………………………………ABB/三浦 哲雄


企画② 
ワイヤレス計装交流セミナ ~本格導入の要件「発表資料収録」
ワイヤレス通信の特性が生かせる計装現場への導入に関心が高まり,国内でもプラントでのフィールド試験や実運用事例も出始めている。ワイヤレス計装の特性として配線不要による工事コストの削減のほか,レイアウトの変更や増設に対する自由度や拡張性の高さなどに注目が集まっていたが,次のステップとしてこうしたワイヤレスの特性を生かした本格的な導入には何が求められるのか,具体的な検討が必要な段階を迎えている。電源を含めた安定性や信頼性の向上・改善とともに,今後の本格導入に向けてどのようなビジョンが考えられるのか,ベンダ/ユーザ双方の議論が重要な時期にあると言える。 そこで月刊計装では,「ワイヤレス計装交流セミナ」を昨年11月29日に開催した。これは2012年9月開催の同セミナの第2回として,今回は「本格導入のための要件とは何か」をテーマに実施した。セミナでは,ユーザ事例解説とベンダおよび標準化技術の最新動向,パネル・ディスカッションなどをまじえ,30名超の会場参加ユーザやSI,ベンダとの活発な意見交換が行われた。 ここでは,当日発表いただいた,以下の6名の講演者の発表資料を抜粋して収録した。また,各講演者の発表概要をそれぞれ冒頭に掲載した。

【事例解説】
●ワイヤレス計装のフィールド試験から見えてきたこと
………………………………………………………富士石油/浪川 則男
●ワイヤレス計装技術の適用事例と思うこと
………………………………………………三菱化学エンジニアリング/長谷川 克己
●「無線計装への期待とフィールドテストによる検証」
………………………………………………新日鉄住金エンジニアリング/南里 和成
【ベンダ・プレゼンテーション】
●高速・高信頼フィールド無線アプリケーションと"WirelessAnywhere"
………………………………………………………横河電機/松崎 正明
●"パーベイシブ・センシング"-アクショナブル・インフォメーション
………………………………………………………日本エマソン/一木 澄隆
【標準化技術の動向】
●「ISA100 Wirelessの最新動向とWCIの取り組み」
………………………………………………………ISA100 WCI/長谷川 敏
1,320円
新春特集 
計装近未来展望~生産現場のスマート化を考える
  「自己診断機能やディジタル通信機能などによる,プロセスセンサ/操作端のスマート化・フィールド計装のインテリジェント化」―PAでは,いち早くこうした先進技術が台頭して来ました。そして近年,改めて「スマート」がキーワードとして多様な分野で使われ始めており,工場・プラントにおいてもスマート化が従来にも増してクローズアップされています。これは,現場の少人化が進む中で,競争力をもった工場への革新や改善,安定・安全操業の維持・向上に向けた新たなアプローチが求められているからです。むだを省き操業目的に適応した先鋭的で高効率,そして安全な生産現場をいかに創成していくか,これは容易なことではありません。しかし,その一方で,近年のクラウドコンピューティングや無線通信といった,いわゆるICT(情報通信技術)の高度化がスマート化への機運を高めているのも事実です。  “基本的な高度計装技術とICTの特長を融合した,スマートシステムを核とした先進的な工場あるいは生産現場”―そうした視点から近未来の工場・プラントの姿を捉えることもできます。そこで,この企画では2014年新年号特集として,「スマート化」をテーマに近未来工場の姿をどう考えていけばよいのか,ユーサ・メーカ双方の意見や提案を通して展望します。


【巻頭インタビュー】
●工場革新への取り組みと近未来スマート技術への期待
……………………………………… 三菱化学/青山 貴征 氏に聞く
【プラントメーカの視点・論点】
●ICT によるプラント運転パラダイムの転換
……………………………………… 新日鉄住金エンジニアリング/古家 秀彦
【ベンダ:ソリューション提案】
●次世代プラントオペレーションにおけるスマート技術と活用法
……………………………………… 横河電機/高橋 博文・梶原 貴
●プラント革新ソリューションが担う工場のスマート化と着眼点
……………………………………… 日本エマソン/一木 澄隆
●エネルギーの最適化からみた近未来工場スマート化への適応視点
……………………………………… 富士電機/白井 英登
●産業用コントローラの最新機能と近未来工場への提案
……………………………………… 東芝/岡部 基彦
●スマートグリッドにおけるソフトウェア設計型コントローラの実践活用法
……………………………………… 日本ナショナルインスツルメンツ/天沼 千鶴
●“明日そこにある”未来型オペレーション
……………………………………… ハネウェルジャパン/上石 紀彦
●FA 統合ソリューションによる近未来工場の新ビジョン
……………………………………… 三菱電機/武田 純一・岩岡 吉剛
1,320円
特集
エネルギー最適管理のための計装・情報化技術活用のすすめ
 事業者単位のエネルギー管理やCO2削減が求められている中で,製造業においてはさらなる省エネやエネルギー消費の最適化に向けたより効果的な取り組みが大きなテーマとして 掲げられています。それには現状でのエネルギー使用量を的確に把握し,需給バランスなどを考慮して省エネ・最適化への改善点を抽出することが,第1フェイズと言えます。 その上で,これまでの電力に加え工場内ユーティリティを精緻に計測・記録・解析し,「むだ」を洗い出し省くことで省エネのみならず生産コストの削減にもつながると考えます。
 そこで,この企画では再生可能エネルギーや新エネルギーなども含めてこれからのエネルギーの最適管理に改めて着目しました。具体的にどのように進めていけば良いのか, 特に計測制御の計装系や情報化技術の活用の視点から,現場での取り組みや最新技術動向を紹介すると共に,今後に向けた期待や課題を探っていきます。

【最新動向】-エネルギー最適管理への取り組みと提案-
【最新動向】-エネルギー最適管理への取り組みと提案-
●ICT(情報通信技術)を活用したエネルギー管理の考え方・進め方
……………………………………… MHIコントロールシステムズ/大津秀伸
●[ユーザ事例]空調PLC計装システム導入による省エネ実践例と効果
……………………………………… 京セラ/熊谷修一
●FEMS(Factory Energy Management System)の最新動向と課題
……………………………………… 製造科学技術センター FAオープン推進協議会/
                        柿崎隆夫・宮本康浩・竜田尚登
●ODVA のエネルギー最適化消費ソリューション(OEU)の最新動向
……………………………………… ODVA日本支部/稲山知己・内藤辰彦
●CC-Link/CC-Link IE のエネルギー管理通信機能の概要
……………………………………… CC-Link協会/大谷治之・三部 健
【エネルギー管理・省エネ支援ツールの活用】-機器,システム,ソリューション,他-
●プラント設計・運転フェーズでのシミュレーション/最適化ソフトウェアを用いた省エネルギー支援
……………………………………… アスペンテックジャパン/永田 悟
●太陽光発電システムの安定性・メンテナンス性向上ソリューション
……………………………………… フエニックス・コンタクト/木本敏広,西野 浩,北田浩之
●リアルタイムヒストリデータを活用したエネルギー最適管理
……………………………………… OSIsoftジャパン/萩原輝彰
●産業用ヒートポンプの総括COP向上におけるプロセスシミュレータの活用
……………………………………… インベンシスプロセスシステムス/ヨーク弘美
●エネルギー最適化のための技術―分散型エネルギーシステムとモデルベース開発
……………………………………… スマートエナジー研究所/中村創一郎
●超高速EtherCAT によるスマートグリッドの構築
……………………………………… ベッコフオートメーション/川野俊充
●タブレットを活用した小規模ビル管理システムによる統合エネルギー管理
……………………………………… ジョンソンコントロールズ/夏井 大


主要記事

●【特別寄稿】HART20周年を迎えて
……………………………………… HART協会/薗田 薫
●【システム解説】Ethernetの導入に先立つ製造現場ネットワークの検証
……………………………………… 日本モレックス/鵜飼 永
1,320円
秋の展示会特集
「生産現場革新へ先鋭化する計装・情報化技術」
  経済環境の急変やグローバリゼーションのダイナミックな潮流の中でも,モノ作り現場において常に 求められるのは安全・安定操業への取り組みです。そのために今,工場の改善や業務革新へのアプロー チが続けられていますが,むだを省き,より高効率で安全な生産体制をいかに構築していくか,この大 きな命題への解答は容易に得られるものではありません。  本号では特別企画として,上記の3展示会に照準を当てます。そして安全・安定操業に向けた生産現 場革新への適応ソリューションとしてヒントとなる出展各社の先鋭化した計装・情報化技術やアイデア 製品,さらに先進的な提案などに注目します。また,フィールド計装の近未来を展望する新たな取り組 みや活動などを紹介します。

●【フィールド計装の近未来展望】
 ◆プロセス制御のさらなる展開へ-
「プロセスシステム工学第143委員会WS31」の活動方向    
……………………………………… 143委員会WS31 代表・東京工業大学/関 宏也
 ◆[ユーザリポート]
製油所への導入に向けたワイヤレス計装フィールド試験と評価    
………………………………………富士石油/浪川則男
 ◆プロセスへの機能安全の適用
………………………………………exida/薗田 薫
●【展示会誌上レビュー】
『計測展2013 TOKYO』『システムコントロールフェア 2013』
(1)Products & Solution
アズビル/江藤慶子
アズビル/高沢飛鋭
アール・シュタール/アンドレ・フリッツ
ABB/ABB日本ベーレー/森安 繁・桜井一也
京都EIC/形山研二
島津システムソリューションズ/田中教行・山上康洋
島津システムソリューションズ/岩政 明
たけびし/竹内龍二・岩崎良弘・池 正敏
チノー/工藤育宏
トレンドマイクロ/上田勇貴
日本エマソン/一木澄隆
日本モレックス/鵜飼 永
日置電機/山口 厚
ヒーマ日本支社/田代久登
ピーアンドエフ/鈴木 哲
フエニックス・コンタクト/木本敏広・西野 浩
富士電機/長谷川正美
堀場製作所/小椋克昭
三菱重工業・MHI コントロールシステムズ/川井康之・大津秀伸
横河電機/監物太郎
横河電機/山本周二
横河電機/楠山浩史
横河電機/阿部智彦
ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
日立ハイテクソリューションズ/古賀陸樹
JASMIN
(2)標準化技術推進団体:技術/活動概要
CC-Link協会
FDT Group日本支部
HART協会
ISA100 WCI
JEMIMA機能安全調査研究WG
日本フィールドバス協会
日本プロフィバス協会
MECHATROLINK協会
『INCHEM TOKYO 2013』
(1)Products & Solution
日本アスコ/石原美加
ハネウェルジャパン/上石紀彦
メトラー・トレド/木村夏実
メトラー・トレド/岩根拓行
1,320円
企画①
ライフサイクルからみたPLC計装の適応視点と更新の考え方
 更新期を迎えている生産現場の監視制御システムは,厳しさを増す運転操業環境への適応や将来の展開を視野に入れたシステムのあり方が求められています。とはいえ,プラント特性や設備の新旧の度合い,使用目的や考え方などによってシステムに要求される機能や形態が異なるといった現実の問題も無視できません。そうした中で,システム規模やハード/ソフトウェアに関する自由度や拡張性の高さが導入メリットの一つとされるPLC計装への期待は広がりを見せています。  その要因としては,冗長化による信頼性の向上やエンジニアリング環境が以前より拡充されてきたことなどが挙げられますが,加えて近年,電力・ガス・水処理といったインフラ系やエネルギー関連設備でPLC計装ゆえの特長が認識され始めている点も指摘できます。  そこでこの企画では,システム選定の要件として開発・導入・運用・保全管理・更新といったライフサイクルの観点からPLC計装の動向や活用メリットに焦点を当てるとともに,アプリケーション例などを通して適応・更新の考え方,進展方向を探ります。

【アプリケーション】
●本格稼働を始めた「EI統合新型DCS」
………………………………………神鋼環境ソリューション/下 梨  孝
………………………………………オーネスト/永 冨 利 明
●バイオマス発電設備へのPLC計装システム導入のメリットと今後の課題―エンジニアリングメーカの視点―
………………………………………住友重機械工業/小荒井 雅之 ・ 佐 野 雄 介
●農業用水管理へのPLC計装システム導入事例―“ワンストップショップ”の視点から
………………………………………京都EIC/藤 田 正 樹
●PLC計装採用によるトータルコスト削減効果とユーザ選択自由度の向上
………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/稲 山 知 己
【システム動向】
●ライフサイクルからみたシーケンサ計装制御システムの特徴
………………………………………三菱電機/今 井 孝 夫
●PLC 計装システムを使用したフレキシブル・マイグレーション
………………………………………シーメンス・ジャパン/金 子  誠
●PLC 計装システムの継続的な更新について
………………………………………横河電機/中 井  浩
●PLC 制御システム開発に向けたモデルベースデザイン
………………………………………MathWorks Japan/遠 山  巧



企画②
OPC最新事情~統合化と情報セキュリティの視点から
 計測監視制御システム開発をサポートする標準インタフェースOPC(OLE for Process Control)は,1996年に設立されたOPC Foundationによってグローバルな普及が進み,今日では システム構築に不可欠な要素技術として活用されています。この間,OPC仕様はOPC-DAやOPC-DX,OPC-XMLなどが開発リリースされ,着実に活躍の場を広げて来ています。そして最新のWebサービスを基盤としたOPC UAの登場によってオブジェクトベースのデータ交換が可能となり,上位管理系システムを含めた本格的な統合化や今後懸念されるセキュリティ問題への対策など新たな展開が期待されています。  とはいえ,新旧のシステムや設備が混在している生産現場において運転の効率化や安定・安全操業,生産能力増強などに向けてOPC技術をどう活かしていけるのか,具体的な適応技術が求められています。そこでこの企画では,これからのシステム開発において期待されるOPCの役割を捉えながら,最新動向をまじえ,統合化と情報セキュリティの視点から発展方向を展望して行きます。

【最新動向】
●OPC UAのセキュリティ機能と認証制度について
………………………………………日本OPC協議会 技術部会長/藤 井 稔 久
●制御システムセキュリティ対応通信プロトコルに最適なOPC UAが作り出す世界
………………………………………VEC事務局長/村 上 正 志
●テストベッドでのセキュリティ向上策の検討とOPC UAへの期待
………………………………………名古屋工業大学/橋 本 芳 宏
【OPCソリューション】
●OPC UA対応―適用領域を拡大するデバイスエクスプローラOPCサーバ
………………………………………たけびし/竹 内 龍 二
●遠隔・大規模SCADAにおけるOPC UAの適用
………………………………………横河電機/義 間 直 樹
1,320円
特集
製薬工場のコンピュータ・バリデーション  
~最新動向と新着眼点
 医薬品製造においてはGMP*1)に示されているように品質や安全の保証・管理は不可欠であり,そのために具体的な保証・検証作業となるバリデーションが実施されています。なかでも製造部門や品質管理に関連した監視/制御/検査系システム,いわゆる“コンピュータ化システム”のバリデーション(CSV*2))の役割は重要です。つまり,システム自体が適正に開発され的確に運用されているか,厳密な検証が要求されることになります。 こうしたことから製薬業界ではCSVが従来より行われてきていますが,システムの高度化や多様化などを背景に最近の新たな動きとして,国内では昨年4月から施行された「適正管理ガイドライン(厚生労働省)*3」」により,PLCがCSVの対象となっています。また,海外では,欧州をはじめとした各国が参加して,GMP基準および査察業務に関する品質システムの国際的な開発・実施・保守へ向けた活動(PIC/S*4))が活発化するなど,製薬における品質と安全の保証,信頼性の確保は一段と重要性を帯びて来ています。 そこでこの企画では,製品の品質管理・保証は広く製造業にも通じることから,製薬分野のコンピュータ・バリデーション(CSV)に焦点を当て,その最新事情を特集します。製造プロセスの監視制御システムや品質管理/検査システムなどを対象に,CSVの最新動向とともに,今後の着眼点は何か,ユーザの考え方や課題,またCSVソリューションを通して探っていきます。

【CSV最新事情】
●医薬品製造における品質管理・保証のためのCSV最新動向と今後の注目点
………………………………………ISPE GAMP Japan Forum/横井昭彦
●PLC プログラミングのCSV とIEC61131-3 の有効性について
………………………………………PLCopen Japan 代表幹事/松 隈 隆 志
【ユーザの視点・論点】
●PLC のバリデーション―その戦略および戦術とは
………………………………………塩野義製薬/大 戸  篤
●製造設備メーカが取り組むPLC のCSV と注視点
………………………………………岩井機械工業/松 淵 陽 一・森  良 樹
【ベンダの対応と提案~CSV ソリューション】
●コンピュータバリデーションに対する当社の取り組み
………………………………………三菱電機/渡 部  拓
●プロセス制御システムのCSV におけるサプライヤの関与
………………………………………アズビル/西 田  勲
●医薬品製造プラント向けDCS のCSV 効率化
………………………………………日立ハイテクコントロールシステムズ/国 馬 順 一
………………………………………日立ハイテクソリューションズ/古 賀 陸 樹



主要記事

【New Products】
設置現場の耐環境性に優れた装置組込み型非接触放射温度センサ
………………………………………オプテックス/井 出 江 一
【特別記事】
制御システムセキュリティ対策の“本音に迫る”
―攻撃目標から攻撃・浸入パターン,防衛まで
………………………………………VEC 事務局長/村 上 正 志
《施設訪問リポート》
技術研究組合制御システムセキュリティセンター訪問記~宮城県・東北多賀城本部       
………………………………日本電気制御機器工業会 制御システムセキュリティ研究会
【スペシャルリポート】
東北地方太平洋沖地震と兵庫県南部地震の教訓(コンビナートの保安・防災)
………………………………………プラント地震防災アソシエイツ/稲 葉  忠
【FA機器動向】
FA市場にみるモータ/モーション技術の需要動向と今後の課題
………………………………………FAラボ/松 本 重 治
1,320円
特集
シリーズ企画 「工場安全,安定操業への新たな取り組み」
(1)現場スキルの継承・向上と異常検知・診断

 常に問題意識をもって現場の課題に対処いていく現場力や技能の継承・育成のあり方が今問われていますが,このことは当然ながら工場の安全や運転操業の安定化を追求していく上でも不可避のテーマと言えます。経年劣化などによって国内プラントの設備管理・保全の重要性は一段と高まっていますが,安全性とともに競争力を発揮できる生産設備の能力強化,さらにはインテリジェント化,現場スキルの育成向上なども今後取り組むべきテーマとして指摘されています。 そこでこの企画では,シリーズとしてこれからの工場安全や安定操業のあり方を展望していくなかで,現場の実課題に対しどのような取り組みが行われているのか,新しい試みや改善例,新ソリューションなどを通して捉えていきます。今回は本シリーズ企画の1回目として,現場スキルの継承・向上の視点からユーザの取り組み事例を紹介するとともに,プラント安全・安定化に向けた異常検知・診断のための最新技術・適用メリットなどを紹介します。

●オペレーションスキルの向上と継承~国際規格に基づくDCS 操作監視画面の改善
………………………………………国際石油開発帝石 大原淳一/佐藤寛之/大室篤

………………………………………横河電機 和田庄平/高野礼子
●製造現場における安全工学手法による予防保全の実践~「故障モード影響解析」の導入と評価
………………………………………安田光雄
【ベンタ・ソリューション】-工場安全への異常検知・診断機器/関連ツール-
●制御電源のインテリジェントな冗長化ソリューション
………………………………………フエニックス・コンタクト 木本敏広
●先進的なフィールドバスの異常予測―高機能次世代デバイスカプラ
………………………………………ピーアンドエフ 鈴木哲
●ガス漏洩検知の作業性を向上させた可燃性ガス探知器の開発
………………………………………新コスモス電機 舩橋祐一
●中小規模向けプログラマブル式小型安全コントローラ
………………………………………ピルツジャパン 佐藤隼介
●電気設備の保守点検を効率化するデジタルマルチメータ
………………………………………日置電機 宮沢好幸/中村哲也



主要記事


●新たな可能性を拓くM2Mソリューション-遠隔設備・機器の保全監視システムの提案
…………………………………………… FAラボ/松本重治
●オートチューニング機能を搭載した画像処理検査システムの高度化とその活用
……………………………………………コグネックス/川田正之
●-95℃まで対応可能な低温用可搬型温度校正器
……………………………………………フルーク/川部直人
●リアルタイムテスト環境に最適な組み込み用開発・検証ソフトウェア
……………………………………………日本ナショナルインスツルメンツ/天沼千鶴
1,320円
1,320円
【企画1】今すぐ始められるディジタル時代の計装保全-FDT/DTMの効果的活用のすすめ-
【企画2】最近の防爆計装事情~その適応視点と最新ソリューション

企画①
今すぐ始められるディジタル時代の計装保全-FDT/DTMの効果的活用のすすめ-

 近年,多くのフィールド機器がフィールドバス通信で計装システムと接続されている。これらフィールド機器はイテリジェンスを持ち,フィールドバス通信により設定や調整をリモートで行えるようになっている。しかし,これらインテリジェントフィールド機器に実装された高度な機能を利用するためには,機器ベンダは専用の端末やホストシステムを提供する必要があった。 このような状況の中で,最近,ホストシステムに依らないオープンなフレームワークの上で機器の設定や調整ができるソフトウェアアーキテクチャが提案された。FDT(Field Device Tool)である。このフレームワーク上にDTM(Device Tipe Manager)という機器設定ソフトウェアを動作させる。これによりユーザは機器のインストールはもちろん,運転モニターや診断,効率的な保全に至る機器の全ライフサイクルに必要な作業をカバーすることができようになるため,多くの機器ベンダがDTMを開発・提供するようになった。 これらDTMは他社コントロールシステム上でも動作し,相互運用が可能である。また一方では,ユーザ現場でHARTなどの通信機能を持った多くのフィールド機器が,使用されていると思われる。そこでこの特集では,FDT/DTMを活用することにより保全現場がどのように改革されるのか,その進め方,実例,ベンダ提案により,これからの保全のあり方を考えていく。

【トレンド】
●FDT/DTMの最新動向と効率保全への活用法
…………………………………………… FDTグループ日本支部/安達 治
【ユーザの視点】
●これからのアセットマネジメント/計装保全の考え方・進め方
…………………………………………… 三菱化学/柳澤真之
【M2Mソリューション提案】
●クラウドサービスを活用したプラント監視支援システムによる計装保全
…………………………………………… メタウォーター/小林朋秀
【データ統合管理】
●アセットライフサイクル統合管理からみた効率的計装保全の提案
…………………………………………… アヴィバ/西 洋一
【ベンダ・ソリューション】-各社FDTフレーム(PAM)/フィールドデバイスの特徴-
●ディジタル時代の計装保全を飛躍的に効率化する方法
…………………………………………… アズビル/亀井宏和
●FDT2対応の機器調整・設定ソフトウェア
…………………………………………… 横河電機/河野啓司,中川慎也
●FDT技術が実現するアセット管理の効率化とFDTフレーム導入事例
…………………………………………… エンドレスハウザージャパン/清水健二
●モジュール機能を利用したEAMによるフィールド機器の効率予知保全
…………………………………………… インベンシスプロセスシステムス/荒木博明
●設備資産管理ソフトとFDT/DTM技術の融合
…………………………………………… ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志

企画②
最近の防爆計装事情~その適応視点と最新ソリューション

今,改めて工場安全のあり方が問われており,人・設備・環境といった観点から安全への取り組みをいかに的確に進めていくかが大きなテーマとなっています。可燃性ガスや引火性液体などを扱う工場・プラントでは爆発性雰囲気において防爆認定機器の使用が義務付けられており,従来よりそうした防爆計装の装備により生産現場の安全確保への取り組みが続けられています。また,防爆規格・認証制度の動向としては国際的にはIECExやNEMA/UL/CSA,国内では,いわゆる「国際規格に適合した技術指針2008」があり,これらは現場適応に向けて独自の考え方や認証方法などを有しているのが現状と言えます。 そこでこの企画では,こうした状況にあってこれからの工場安全を考える上で防爆計装の現場適応をどう捉えいかに進めていけばよいのか,今後期待される技術動向とともに,注目の防爆計装機器やソリューションの最新情報を通して探って行きます。

【今後の注目技術】
●フィールドバス防爆計装の最新動向と今後の注目点
…………………………………………… 日本フィールドバス協会/田中健一
【防爆計装ガイド】*防爆機器/防爆ソリューションの最新レビュー
●「ZONE 1,2」対応の防爆形プログラム表示器
…………………………………………… 三菱電機/市橋昭二
●防爆領域におけるフィールドバスの保守・点検 
 耐圧防爆構造と本質安全防爆構造による違い
…………………………………………… ピーアンドエフ/鈴木 哲
●プラントの安全に貢献するSIS対応防爆構造パイロット電磁弁
…………………………………………… 日本アスコ/石原美加
●国際規格IEC/ATEX指令に適合した防爆型保安ガス検知警報器
…………………………………………… 理研計器/岩村大介
1,320円
企画①
制御システムセキュリティの傾向と対策-どう守るのか

 生産現場では,国内外の熾烈な市場競争下にあって,日々,安定・安全操業をめざして少人化によるプラント効率運転の追求という厳しい状況に直面しています。このことは同時にオペレーション業務の「高負荷化」をもたらしており,その低減とともに運転改善などによりいかに安定・安全操業を実現していくかが大きなテーマとなっています。そのためには状況変化に迅速かつ的確に対処できる,いわゆる「現場力」や「スキル」の育成・向上が不可避であり,従来より使われて来たプラントシミュレータの新たな活用が今改めて注目されています。  特に自然災害や事故への対策や省資源・省エネルギーによる最適運転などが要請されるなかで,オペレータの運転技能育成だけでなく,フィールドの計装エンジニアやプロセスエンジニアのスキルアップや技術・技能伝承にもシミュレータの役割が期待されています。  そこでこの企画では最近のシミュレータの動向に着目し,安定・安全操業の実現に向けて技能育成・向上とともに運転支援や運転改善にどう適応させていくのか,先進機能を備えたシミュレータの動向やユーザの視点を通して考えます。

【巻頭解説】
●CSSC組合における制御システムセキュリティのための技術開発
…………………………………………… 技術研究組合制御システムセキュリティセンター 総括理事/松井俊浩
【トレンド】
●制御システムセキュリティに対応したIEC62541 OPC UA
…………………………………………… 日本OPC協議会 企画部会/村上正志
【セキュリティ実践対策技術】
●制御システムセキュリティ対策におけるマルウェアセンサ-“気づけなければ,守れない,復旧できない”
…………………………………………… アズビル髙井 努/喜多井剛志 アズビルセキュリティフライデー/内田秀和
●制御システムに最適なセキュリティライフサイクル
…………………………………………… 横河電機/鈴木和也,門田章臣
●安定操業を実現する制御システム向けセキュリティソリューション
…………………………………………… トレンドマイクロ/斧江章一
●ホワイトリスト方式を用いた制御システムセキュリティ
…………………………………………… マカフィー/佐々木弘志
●最少のコストで最大の効果を得る制御システムのセキュリティ対策
…………………………………………… シマンテック/米澤一樹

企画②
シリーズ企画「オープンネットワークの実践ソリューション①」

 情報系との連携,センサ・デバイスなどのフィールドデータの収集・管理,そして制御までをカバーするオープンな産業ネットワークは,その多様化とともに導入システムの形態も用途に則して多岐化しています。一方,オープン通信ネットワーク構築のための機器はリアルタイム性やアベイラビリティ,耐環境性,高セキュリティ,さらにシステム構築の容易性などが要件とされるなど現場での実践的ソリューションのあり方が今改めて重要になってきています。  この企画ではシリーズとして,オープン化・標準化技術をベースとしたネットワークに着目し,実践的な導入・運用の視点から発展方向を捉えて行きます。特にユーザにとっての利点とされるオープン化・標準化技術がネットワーク通信の信頼性や安定・効率運用にいかに貢献し機能するのか,シリーズ第1回はその最新動向や新たな取り組みに焦点を当てます。
【巻頭提言】
●ワイヤレスフィールドバスの推進~その狙いと技術要件
…………………………………………… 村田機械/米田尚登
【オープンネット標準化技術の最新動向】
●EtherCAT技術の最新動向-「半導体製造装置向けデバイスプロファイル」,「EtherCATオートメーションプロトコル」  
…………………………………………… EtherCAT Technology Group/小幡正規
●統合ネットワークCC-Link IE-エネルギー情報の見える化による省エネルギー制御の実現
…………………………………………… CC-Link協会/楠 和浩
●EtherNet/IPの躍進に伴うセキュアネットワーク構築の必要性
…………………………………………… ODVA日本支部/稲山知己
●日本発のマルチベンダオープンネットワークFL-net(OPCN-2)
…………………………………………… 日本電機工業会 ネットワーク推進特別委員会
●工場全体の安全アーキテクチャの基本となるSafety over EtherCAT
…………………………………………… ベッコフオートメーション/福留広晃
【ベンダ・ソリューション】
●プロセス制御におけるEtherNet/IPの優位点とユーザ事例
…………………………………………… ロックウェルオートメーションジャパン/稲山知己
1,320円
【特集】
海外事例に学ぶシステム計装の導入視点

  新興国の経済成長と共にインフラ需要の急拡大や新/再生利用エネルギーの開発などを背景として,海外では大型プラント新設や大規模な増改造プロジェクトといった動きが活発化しています。このことは同時にシステム計装の新規導入や更新を加速させ,「オープン・スマート・標準」化した最新のシステムやフィールド計装技術の採用を後押ししています。一方,国内では既設の装置・設備が多く,新設大型プラントの案件はないものの,競争力のある高品質な製品生産をターゲットに設備能力の増強や効率改善などによる生産革新への取り組みが重視されています。このため,今後を見据えた生産システムのあり方が問われていますが,具体的にどうアプローチしていくのか,そのために参考となる最新技術情報への関心は高いものがあります。  そこでこの企画ではシステム計装の海外導入事例に着目し,国内外でユーザニーズの差異はあるものの,制御,監視,品質管理,通信・伝送,保全などの分野を対象にどんなシステム構築や運用が行われ,効果を上げているのか,事例の中にその視点を捉えながら考えていきます。

【海外アプリケーション:導入視点と効果】
●大学研究施設への先進計装技術の導入とその狙い-英国インペリアル大学の二酸化炭素回収実証プラントでの試み   
……………………………………………ABB/小西幸雄,杉辺瑠美子
……………………………………………ABB日本ベーレー/山下 剛,岸本八郎
●海外における最新SCADA/DCSシステム導入事例-飲料工場・化学工場での生産効率改善とコスト削減  
……………………………………………インベンシスプロセスシステムス/廣瀬佳久
●海外事例から見える最近のユーザ要求と将来像-既存システムの効率的な更新/統合化事例  
……………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
●海外における高度制御最新機能活用事例-運転の最適化とモデル同定のためのデータ収集を実現  
……………………………………………アスペンテックジャパン/信田 昇,辛 知恩
●計装システムの保守コスト大幅削減を実現する「デジタル中継端子盤」とその適用事例  
……………………………………………日本エマソン/中島浩雅
●海外でのセーフティシステム導入時の選定視点-発電所,肥料プラントへの導入例  
……………………………………………ヒーマ日本支社/田代久登
●「インテリジェントセンサマネジメント」技術を利用した工程改善海外事例 -化学工場での作業者の安全性確保と製薬工場での収率・バッチ廃棄改善  
……………………………………………メトラー・トレド/木村夏美
●原油採掘プラントにおけるワイヤレス計装の適用と製造の見える化  
……………………………………………エンドレスハウザージャパン/小川修一
●国際標準規格を応用した運転知識の継承について-人の判断の最適化に対するシステムの支援  
……………………………………………横河電機/山下弘高
●当社海外ビジネスから見た海外ユーザニーズの動向  
……………………………………………アズビル/小林哲夫,吉田雅美
●FDT技術の導入視点~効果と海外事例-ビール工場と天然ガス採掘プラントへの導入  
……………………………………………FDTグループ日本支部/安達 治
1,320円
企画① オンラインキャリブレーションによる新フィールドソリューション
企画②ワイヤレス/モバイル機器によるシステムアプリケーション

企画①
オンラインキャリブレーションによる新フィールドソリューション

  生産現場ではプロセスの最適化に向け,省人化傾向の中でどのように品質を維持し,かつ安定・安全操業を追求しながら製造コストをいかに削減していくかが課題となっています。このことはフィールド計装に目を向けると,発信器や分析計,操作端といったフィールド機器の安定運用や,精度維持などの機器管理の重要性を物語っていると言えます。こうしたことから近年,pH計,水分計,近赤外分析計などオートキャリブレーション機能を備えた計測器がリリースされているほか,フィールドバスやPAM(Plant Asset Management)による精度管理や効率保全などに注目が集まっています。  そこでこの企画では,フィールド機器のオンラインキャリブレーションに焦点を当て,特に今回は,ベンダから提案され始めている『分析ソリューション』,さらには『PAM』などによって具体的にどんなフィールドソリューションが可能なのか,アプリケーション例を通して考えます。

【プロセス分析ソリューション】
●プロセス分析計にみる運用コストの削減・最適化への取り組みと校正セルの役割
 ・ABB/中村圭佑
●プロセスの効率化とダウンタイムの低減を図る「インテリジェントセンサマネジメント」技術
 ・メトラー・トレド/木村夏実
●参照セルの搭載によりキャリブレーションフリーを実現したレーザ式ガス分析計
 ・ノーケン/倉本拓司
●無線メンテナンス機能を搭載した水質計測器
 ・堀場アドバンスドテクノ/山内 進
【PAMソリューション】
●DTMを活用した流量演算の設定と調整
 ・横河電機/伊藤章雄,中川慎也
【フィールドバスによる機器管理】
●HART通信によるリモートコンフィギュレーション
 ・HART協会/薗田 薫



企画②
ワイヤレス/モバイル機器によるシステムアプリケーション

  ICT(情報通信技術)の進展により,生産現場の操業運転にかかわる業務・作業環境が大きく変わろうとしています。特に近年のワイヤレス通信の台頭はモバイル機器の普及とともに現場の情報化を促進し,フィールド作業の高度化などをもたらすイノベーション技術として期待が高まっています。ワイヤレス通信技術の最大のメリットとしてまず配線工事コストの削減が挙げられますが,最近では関連機器をはじめとした取付方法の自由度の高さやケーブルゆえに発生していたトラブルの回避,さらには災害復旧への有効手法といった利点も認識され始めています。  そこでこの企画では,無線LANやモバイル機器などを効果的に活用するワイヤレスシステムに着目しました。従来の有線システムでは適応が困難だった遠隔地の装置・設備の稼動監視や保全,あるいはエネルギー監視・管理といった多様なシステムアプリケーションを通して今後の可能性を探ります。 【ワイヤレス・アプリケーション】
●タブレット端末を利用した無線アプリケーション導入事例
 ・エクサ/渡辺佳枝
 ・JFEエンジニアリング/岡 哲史
●ZigBeeとFOMAを活用した遠隔データ収集・監視システムの構築と導入メリット
 ・アスペクト・システム/鷲尾英雄
●無線センサネットワークによるエネルギー監視システム構築事例
 ・住友精密工業/宮本 哲
●モバイル機器の活用によるプラント操業の革新
 ・新日鉄住金エンジニアリング/南里和成,古家秀彦
●920MHz帯無線ユニットによる生産現場のエネルギー見える化の実践
 ・オムロン/川島靖史
●現場ニーズに対応した無線LAN機器によるシステムアプリケーション
 ・コンテック/高浜康訓
【今後の課題とソリューション】
●本格活用へのワイヤレス通信の課題と適応ソリューション
 ・村田機械/米田尚登



《主要記事》
●サイバー攻撃に強い制御システムを構築するには(Part5)
 ・VEC/村上正志《主要記事》
1,320円
【特集】
安定・安全操業に向けたプラントシミュレータの適応

 生産現場では,国内外の熾烈な市場競争下にあって,日々,安定・安全操業をめざして少人化によるプラント効率運転の追求という厳しい状況に直面しています。このことは同時にオペレーション業務の「高負荷化」をもたらしており,その低減とともに運転改善などによりいかに安定・安全操業を実現していくかが大きなテーマとなっています。そのためには状況変化に迅速かつ的確に対処できる,いわゆる「現場力」や「スキル」の育成・向上が不可避であり,従来より使われて来たプラントシミュレータの新たな活用が今改めて注目されています。  特に自然災害や事故への対策や省資源・省エネルギーによる最適運転などが要請されるなかで,オペレータの運転技能育成だけでなく,フィールドの計装エンジニアやプロセスエンジニアのスキルアップや技術・技能伝承にもシミュレータの役割が期待されています。  そこでこの企画では最近のシミュレータの動向に着目し,安定・安全操業の実現に向けて技能育成・向上とともに運転支援や運転改善にどう適応させていくのか,先進機能を備えたシミュレータの動向やユーザの視点を通して考えます。

【概説】
●最近のプラントシミュレータの技術トレンドとユーザニーズ
 ・ 東洋エンジニアリング/鈴木 剛,立川公一
【運用と評価】
●製油所におけるシミュレータの活用-その狙いと評価
 ・ 富士石油/中田敦久
【ソリューション:先進機能と適応法】
●オンライン/リアルタイム運転支援シミュレータの活用
 ・ オメガシミュレーション/矢羽田喜彦,横山克己
●プラント操業改善トレーニングにおけるダイナミックシミュレータの活用
 ・ 横河電機/片岡省吾,小林靖典
●ダイナミックシミュレーションの最近の動向
 ・ アスペンテックジャパン/吉田正裕
●最新のソフトウェア技術統合による運転訓練シミュレータの進化
 ・ インベンシスプロセスシステムス/林 重光
●アラーム・マネージメントにおけるアラーム値設定手法
 ・ ハネウェルジャパン/米山 等



《主要記事》
●ノイズ対策を強化したタッチパネル方式の分離型汎用放射温度計
 ・ ケーテックス・インスツルメンツ/田中健一
●高機能フィルム向け多波長検査装置の特徴と適用メリット
 ・ オムロン/池内 淳
●サイバー攻撃に強い制御システムを構築するには
 -Part4:ベンダ対応とエンジニアリング受注に向けて何をすべきかの一考察  ・ VEC/村上正志
おすすめの購読プラン

計装の内容

  • 出版社:工業技術社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月13日
  • サイズ:B5

計装の目次配信サービス

計装最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。

※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

計装の所属カテゴリ一覧

Fujisanとは?

日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.