計装 発売日・バックナンバー

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1,320円
企画①
次世代オペレーションの現場的考察~<ユーザ編>現状評価と今後への期待~

 生産現場では少人化や効率化を背景に,安定・安全操業への取り組みが従来にも増して一段と重要性を帯びてきています。特に運転の高度/高密度化,複雑化などに伴い,オペレーション範囲の拡大や負荷の増大が現実問題として懸念されており,プラントオペレーションのあり方が各方面で議論されています。また同時に,近年の熟練運転員のリタイヤや減少といった事情により,エマージェンシーへの的確な対応操作やアラーム管理の最適化,さらにはセキュリティ対応やディジタル/スマート化への取り組みなど現場スキルの継承・向上をどう図っていくか,待ったなしの課題が突きつけられています。 そこでこの企画では,これまでのプラント運転にまつわるオペレーション課題を整理するとともに,フィールドのディジタル化時代の次世代オペレーションはどうあるべきなのか,また何が求められるのか,本号と次号の2回にわたり考察して行きます。 本号では<ユーザ編>として,現場ユーザのこれまでのDCS/PLCオペレーション改善への取り組みと評価,今後への期待,要望などを紹介します。

【評価と期待:これまでの取り組みと要望】
●現場力の視点からみたオペレーション支援と今後への期待
………………………………………出光興産/山本一三
●設備管理からみたこれからの化学工場オペレーションへの期待とその要件
………………………………………三菱化学/金子達彦
●都市ガス製造所の安心と安全のための次世代オペレーション
………………………………………大阪ガス/千 敦朗
●業務プロセス強化と競争力アップを目指した統合運転管理システムの導入
………………………………………和歌山石油精製/高橋信之
●プラント運転における制御システム技術の動向と対策
………………………………………JASMIN/梅田晶久
企画②
計装ギャラリ 「進化するプロセス計装機器」(第4 回)
【プロセスセンサ④】
●長期安定性,高速応答を実現した差圧・圧力発信器
………………………………………アズビル/内山 修
●石油・天然ガスの生産工程に対応した低消費電力型差圧・圧力伝送器
………………………………………横河電機/上野 円
《主要記事》
● 【特別寄稿】日本版モノづくり革新“Industry 4.1J” ―セキュアなプライベートクラウドの応用
………………………………………VEC/村上正志
《参考資料》
● JPCERT/CC インシデント報告対応レポート
………………………………………JPCERT コーディネーションセンター
1,320円
特別企画
次世代オペレーションの現場的考察~<ベンダ編>システム提案と着眼点~

 生産現場では少人化や効率化を背景に,安定・安全操業への取り組みが従来にも増して一段と重要性を帯びてきています。特に運転の高度/高密度化,複雑化などに伴い,オペレーション範囲の拡大や負荷の増大が現実問題として懸念されており,プラントオペレーションのあり方が各方面で議論されています。また同時に,近年の熟練運転員のリタイヤや減少といった事情により,エマージェンシーへの的確な対応操作やアラーム管理の最適化,さらにはセキュリティ対応やディジタル/スマート化への取り組みなど現場スキルの継承・向上をどう図っていくか,待ったなしの課題が突きつけられています。 そこでこの企画では,これまでのプラント運転にまつわるオペレーション課題を整理するとともに,フィールドのディジタル化時代の次世代オペレーションはどうあるべきなのか,また何が求められるのか,本号と次号の2回にわたり考察して行きます。 本号では<ベンダ編>として,主要システムベンダからの次世代オペーションシステムの提案と効果的活用のための着眼点を取り上げます。なお,次号(3月号)では<ユーザ編>として,これまでの評価や取り組み,今後への要望などを紹介します。

【提案:シーズと着眼点】
●現場保安力維持・向上を支援するプラント運転監視機能
………………………………………アズビル 髙井 努/小河 守正/木村 大作
●次世代のプラントオペレーションとそれを支える技術
………………………………………ハネウェルジャパン 上石 紀彦
●安全操業に向けた遠隔監視と資産管理技術
………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン 吉田 高志
●先進企業のグローバルオペレーション
………………………………………日本エマソン 中島 浩雅
●安心・安全DCS-プラント・オペレーションの効率化
………………………………………シーメンス・ジャパン 金子 誠
●DCSとMESソリューションを融合したトータルシステムの提案
 ~適確な操業環境によるユーザ支援~
………………………………………日立ハイテクソリューションズ 中村 明弘/鈴木 龍一
《主要記事》
【New Products】
●微量汚染の早期検出を可能にした高感度シリカ/ナトリウム分析計
………………………………………メトラー・トレド/木村夏美
●コンパクト計装の構築に適した表示器一体型コントローラ
………………………………………IDEC/後藤清子
●PCベース一体型ソリューション-PRPFIBUS対応PCボード
………………………………………日本モレックス/若命敬一
●大容量データの高速処理を実現したデスクトップ型産業用コンピュータ
………………………………………東芝 早野 徹/高柳 洋一
《参考資料》
USB 基礎解説
●“工業用コンピュータのIF として活用が進むUSB”
…………………………-「トコトンUSBを知る」(FA ラボ/松本重治氏作成資料)より抄録
1,320円
特別企画
これからのエネルギー管理の考え方と最適化ソリューション
  グローバル経済環境の進展とともに消費エネルギーが増大化し,その削減や効果的な管理体制が各国に求められています。これは当然ながら企業活動においても同様で,できるだけエネルギー消費を抑制し,効率的な運用と最適な管理をいかに進めていくか,とりわけ製造業に突きつけられた課題は大きいと言えます。これまでにも我が国では省エネへの先進的な取り組みが行われてきていますが,近年の国際規格や標準化・規制の動きを背景にさらなるフェイズに向けたエネルギー管理のあり方が今問われてきています。 そこで新年号となる本号では,工場・プラントのこれからのエネルギー管理のあり方と最適化への取り組みについて再考するとともに,発展的方向を展望します。多くの既存設備を有する国内の生産現場において,エネルギーの需給バランスなどを含めた現状把握と解析による改善点やむだの抽出,そして最適化へ―。こうした取り組みや最適化へのソリューション提案などを本号では取り上げます。

【巻頭提言】
●これからのエネルギー管理の考え方と提案
……………電子情報技術産業協会(エネルギーマネジメント標準化専門委員会)/井上 賢一
【新たな取り組み事例】
●プライベートクラウドによるエネルギー監視システムの構築例
………………………………………SK ネットワーク/鹿間 恵一郎
【エネルギー管理/最適化ソリューション】
●人間というエネルギーを最大限に活かすエネルギー管理と最適化
― ISO50001適合エネルギーマネジメントシステム導入支援サービス
………………………………………千代田システムテクノロジーズ/大上 宝朗
●太陽光発電シミュレーションツールを活用したエネルギー最適化ソリューション
………………………………………ラプラス・システム/上之薗 有夏
●汎用パッケージソフトウェアを活用した統計的な手法によるエネルギー使用量の最適化
………………………………………GE インテリジェント・プラットフォームス/沢近 房雄
●太陽光発電システムの運用に最適な監視システム
………………………………………フエニックス・コンタクト/木本 敏広
【関連資料】
(一社)電子情報技術産業協会・公開資料より
 資料(1):「時空バウンダリー」
資料(2):「連携制御リーフレット」
《主要記事》
【New Products】
●状態監視システムをシンプルにするソフトウェア設計型コントローラ
~ 高速リアルタイム解析と工業用通信プロトコルへの対応~
………………………………………日本ナショナルインスツルメンツ/佐々木 敦
【特別記事】
●多変数予測制御の有効活用と近未来展望
………………………………………日本AMT/高橋 徹
《参考資料》
●『PROFIBUS&PROFINET』-「日本プロフィバス協会特別セミナー」より
………………………………………日本プロフィバス協会
1,320円
特別企画
展示会誌上レビュー~『計測展2014 OSAKA』
  計測・制御・自動化技術の専門展示会「計測展2 0 1 4 O S A K A 」が1 1 月1 9 日~ 1 1 月2 1 日まで,大阪市のグラ ンキューブ大阪(中之島・大阪国際会議場)で開催されます。本誌ではこの展示会に照準を合わせ,出展各社 の注力製品やソリューション提案などを対象に開催直前の最新情報として本号に収録し,計測展O S A K A の先 進的な各社レビュー情報をいち早くお届けします。

【誌上レビュー:これからの工場イノベーション技術】
●『見える化から,その先へ…』―アズビルは,見える化したデータをお客さまとともに価値ある情報に変えます
………………………………………アズビル
●HART通信を活用したPAM,ワイヤレス通信,安全性向上への取り組み
………………………………………エンドレスハウザージャパン
●『Best Instruments Best Control』―お客様の課題に,最適な提案でお応えします
………………………………………京都EIC
●新型自動CODおよび全チッソ全リン測定装置による環境保全と企業価値創造
………………………………………堀場製作所
●空気質改善による電子機器腐食対策
………………………………………島津システムソリューションズ
●本質安全防爆マルチプレクサ「D2000M シリーズ」
………………………………………GMIジャパン
●グラフィックレコーダ「KR3S00/KR2S00 series」
………………………………………チノー
●高温高精度2色形放射温度計「IR-CZQH」
………………………………………チノー
●『Visualize High-Tech Solutions !』新製品出展
………………………………………日立ハイテクソリューションズ
●本安バリヤからDART技術まで防爆ソリューションの現在とこれから
………………………………………ピーアンドエフ
●統合生産制御システム「CENTUM VP」の進化
………………………………………横河電機
●「SMARTDAC+」(スマートダックプラス)レコーダ&データロガー
………………………………………横河電機
●最適なソリューションを実現する高信頼・高性能な無線インフラと無線モジュール
………………………………………横河電機
●組立・加工工程向けフレキシブル・ファクトリー・コントローラ「VC100 シリーズ」
………………………………………横河ソリューションサービス
●さまざまな温度校正に対応~プレシジョンDCキャリブレータ「2553A」
………………………………………横河メータ&インスツルメンツ
●圧力キャリブレータ「CA700」
………………………………………横河メータ&インスツルメンツ
●ISA100 Wirelessの国際標準規格IEC 62734 承認―新しいワイヤレス計装の時代の幕開け.
………………………………………ISA100 WCI 日本支部
●進化するFOUNDATIONフィールドバス
………………………………………日本フィールドバス協会
《主要記事》
●赤外線センサによるフルスペクトル赤外線分析~進化するウェブゲージングアプリケーション
………………………サーモフィッシャーサイエンティフィック/タム・グエン  和訳)石川 俊次
●無停止型サーバの導入事例とシステムアーキテクチャ
………………………………………日本ストラタステクノロジー/本多 章郎
●「セキュアなモノづくり革新」への挑戦―日本のIndustry4.0―
………………………………………VEC/村上 正志
《参考資料》
●『PROFIBUS & PROFINET』―「 日本プロフィバス協会特別セミナー」
………………………………………講演者:日本プロフィバス協会会長/元吉 伸一 氏
●JPCERT/CC インシデント報告対応レポート[2014 年7 月1 日~2014 年9 月30 日]
………………………………………JPCERT コーディネーションセンター
1,320円
計装現場力を確保するために
テーマ①:現場力向上のためのテクニカルエレメント
  生産現場をは安全・安定操業を維持向上させるために,いかに現場で働く一人ひとりが明確な職務意識と創造性を保持・発展させていくか。このことを考えていくには二つの視点が必要と思われる。 ひとつは人間の問題であり,現場での問題意識とそれを支える経験である。ふたつは,省人化の進んだ現場をカバーする情報収集システムやfail safeの仕組みを現場状況に合わせていかに組み込んでいくか。さらにはこの二つを有機的に組み合わせていくことが最重要課題と考える。 月刊「計装」は技術雑誌であることから,後者については,これまでも折々に取り上げてきている。700号のテーマ「現場力の向上とテクニカルエレメント」は新たな技術を取り込みつつ,上記の視点からまとめていく主旨である。 残る視点は文章化になじまない人間を中心とした部分:ある情報システムによりプラントの動きが想定できるようになった,FDTを使いこなすことで的確なメンテナンスができるようになった,シミュレータは運転の自信とミスの重大さを教えてくれた……etc といったことを,伝え合い,評価していくことにあろう。

【現場力向上への取り組み/改善事例】
●都市ガス製造工場における制御システム更新とセキュリティ対策への取り組み
………………………………………東邦ガス/小塚久志
●化学プラントの現場力とシミュレータ
………………………………………三井化学/半田 安
●鉄鋼プラントにおける現場力向上のための計装技術者の役割と動向
………………………………………新日鐵住金/中村 功
●現場課題を解決するオプトソニック熱量計の開発と検証結果
………………………………………東京ガス/中村 直樹,理研計器/石黒 知生
●発電プラント計装設備の信頼性向上への取り組み
―HART 通信利用計器監視システムの構築
………………………………………岩井 正隆
【展望:注目のイノベーション技術】
●次世代オペレーションとインテリジェントP&ID
………………………………………大坂システム計画/大坂 宏
●これからの工場革新へのPAM の役割と適応課題
………………………………………高度計装アライアンスグループ/澤山 信輝
●生産設備における機能安全の導入効果
………………………………………三菱電機/神余 浩夫
●プラントライフサイクルからみたフィールドネットワークのさらなる展開
………………………………………アズビル/津金 宏行
テーマ②:工場革新へのワイヤレス計装とモバイル技術の現場適応
  通信の高速化や安定性・信頼性などが懸念されていたワイヤレス計装は,近年の機能改善・強化や適応技術の向上により現場導入が進み始めています。一方,生産現場でパトロール,保全,運転などの分野で実績を上げてきている現場情報端末モバイルは,スマートフォンなどの台頭と相まって多様化し,適用範囲も着実に拡大しています。このことは同時に,両者が現場の情報化を促進するだけでなく,フィールド作業の高度化,さらには操業運転に関わるオペレーションをはじめとした各種業務の革新をもたらすイノベーション技術としての可能性を示唆しているとも言えましょう。 そこでこの企画では,進境著しいワイヤレス計装とモバイル技術に注目し,双方の連携を含めて工場革新に向けてどのような適応が考えられるのか,また改善・改革に向けたスタンスをどう捉えていくのか,最新の製品情報をまじえて発展方向を探ります。
 
●プラントフィールドへのワイヤレス計装とモバイルの適応視点
………………………………………千代田化工建設/新居 正章
【導入事例にみる今後への課題・期待】
●ワイヤレス計装導入によるプラント支援システムの高度化
………………………………………新日鉄住金エンジニアリング/南里 和成
●モバイル機器の開発動向とシステム展開
~ 無線LAN 関連機器の紹介,システム導入のポイント~
………………………………………JFEエンジニアリング/岡 哲史
【標準化技術の動向】
●ISA100 Wireless の最新動向~工場革新に向けた取り組み
………………………………………ISA100 WCI/長谷川 敏
●WirelessHART で広がるHART 通信の世界
………………………………………HART協会/薗田 薫
【製品情報:開発動向と提案】
●導入実験から実運用へ,本格化するフィールド無線
………………………………………横河電機/山本 周二
●ワイヤレス計装によるフィールドネットワークの適用事例
………………………………………日本エマソン/一木 澄隆
●無線式振動センサによる設備監視システムへの適応
………………………………………GEエナジー・ジャパン/河部 佳樹
テーマ③動画「クロストーク:計装現場のイノベーション」
1,320円
企画①
OPC UA対応製品と現場活用テクニック

企画②
【ZOOM UP】最近の異常検知・診断/検査技術
1,320円
企画①
品質管理からみたプロセス運転の最適化
-プロセス分析・検査と計器精度管理の最新事情-

企画②
計装ギャラリ「進化するプロセス計装機器」(第3回)
1,320円
企画①
シリーズ企画『工場安全,安定操業への新たな取り組み』(2)
制御システムセキュリティ対策と適応ツールの動向

企画②
最近のP L C 計装アプリケーションとその支援要素技術
1,320円
企画①
再生可能エネルギー/新エネルギープラントの先進計装

企画②
計装ギャラリー「進化するプロセス計装機器」
 【プロセスセンサ②】
 【操作機器/安全機器①】
1,320円
企画①
用途が広がる高精度プラントシミュレータのトレンドと役割

   かつてプロセス設計を目的に開発されたプロセスシミュレーション技術も飛躍的に発展し,ダイナミックシミュレーションをはじめとした,よりリアリティを追求した高精度なシステムへと進化してきています。また同時に,その使い方も定常モデルによるプロセス設計やオペレーション訓練から,より緻密な非定常モデルによるエマージェンシー対応や設計の改善,生産の最適化や収益改善などを目的としたものへと多様化してきています。一方,今日的課題として熟練技術者や要員のリタイヤに伴う技術伝承と現場力の育成・向上,省資源・省エネルギーによる最適運転,そして災害・事故時の迅速な対応などに直面しており,こうした問題へのソリューションとしてシミュレータの役割が期待されています。  そこでこの企画では,高精度化してきたプラントシミュレータの用途の広がりと進化の状況など最近のトレンドを捉えるとともに,生産革新へ向けたこれからの役割を探っていきます。

【トレンド: 最新機能・適用分野・役割】
●状態予測を可能にしたオンラインシミュレータによる最適オペレーション支援
………………………………………横河電機/仲矢 実,山田 明
………………………………………三井化学/高垣 仁
●3D技術統合による厳密運転訓練シミュレータ
………………………………………インベンシスプロセスシステムス/林 重光
●プロセスシミュレータのオンライン化による自動運転-開発動向と適応事例
………………………………………ハネウェルジャパン/米山 等
●データアナリティクスによる生産計画最適化
………………………………………MathWorks Japan/遠山 巧
●化学プロセスにおける固体モデリングの概要
………………………………………Aspen Technology/ロン・ベック
………………………………………アスペンテックジャパン/鈴木照彦
●3D生産シミュレーションによる生産工程設計の変革
………………………………………シーメンスPLMソフトウェア/五島 直

企画②
P A M により設備保全はどう変わる-その進化と今後への期待

 フィールド計装のディジタル化の進展によって現場機器のスマート化も進み,フィールドバスなどによりパラメータの設定・調整が遠隔から可能になって来ています。これは計装保全を今後大きく進化させる可能性をもっていますが,さらには操業管理といった上位の管理情報系とも連携した,いわば“スマート工場”への近未来ビジョンも想定させます。こうした中で重要な役割を担うのが,*)PAM(Plant Asset Management)です。生産設備を企業資産ととらえライフサイクにわたりシステマティックに情報管理を行うPAMシステム-このソリューションをいかに現場特性に合わせて適応させ,最適な運用を図っていくか,プラント計装分野をはじめとした取り組みが今活発化してきています。  そこでこの企画では,これからの計装保全をはじめ回転機械系を含めた設備保全・管理のあり方を考える上でPAMに着目し,その特長・機能をオンラインモニタリングや診断,リスク解析などにどう活かしていけばよいのか,現場の取り組みや関連技術の最新動向をまじえて考えて行きます。

●PAMにおけるFDTの役割とシステム動向
………………………………………FDTグループ日本支部/安達 治
●現場適応へのPAMソリューションの新たな視点と課題
………………………………………高度計装アライアンスグループ/澤山信輝
●海外新設プラントにおけるPAMの適用事例とISA108および今後のPAMへの期待
………………………………………千代田化工建設/柴田克司


<主要記事>
[機器解説]
●相互接続設計における電源統合技術-高い安定性,性能,信頼性を実現するための主要要素
………………………………………日本モレックス/ケン・ステット
[In Detail]
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ(Part4)
………………………………………VEC /村上正志
《参考資料》 ●『国際標準のエネルギー管理手法~エネルギー性能指標(EnPI)導入ガイド~』
………………………………電子情報技術産業協会 エネルギーマネジメント標準化専門委員会
1,320円
企画①
安定操業に向けたリモート/モバイル適応ソリューション
 遠隔地や分散した装置・設備のリモート監視や保全,操作に対するシステムニーズは従前より高いものがあります。
これはコスト削減に伴う少人化や効率運用などが背景にありますが,同時に安全で安定した運転操業を継続していくという現実的な命題に対する 有用なソリューションの一つとして捉えることもできます。
また,多様な市場ニーズへの迅速な対応が求められる生産現場では情報化・見える化が不可欠ですが, リモート化と共に無線情報端末モバイルの進展は運転や保全情報の利活用において大きな役割を担い始めています。
 こうした有線/無線の通信ネットワークやモバイル機器,さらにはクラウドなどICTの活躍の場は着実に拡大してきており,] 今後は設備管理を含めた生産現場の操業革新への貢献が期待されています。
そこで,この企画ではリモートシステムやモバイルの最新動向に着目し, 安定操業に向けていかに実現場に適応させていくのか,セキュリティ問題も含めて多様なソリューションを取り上げます。


【最新ソリューション:現場適応法】
●工場革新へのIT活用スマートメンテナンスシステム
千代田システムテクノロジーズ/森口徹哉
●VPNルータによるリモート保全・診断システムの現場適応
ドーワテクノス/大慈弥清吾
eWON/Martin Rolland
●運転/エンジニアリング支援を可能にしたリモートサービスソリューション
横河ソリューションサービス/板倉 浩
●生産現場の巡回点検用モバイルの開発とその活用
大坂システム計画/大坂 宏
●防爆エリアにおける製造管理システムの活用
日立ハイテクソリューションズ/山口陽平
●タブレット端末でDCSを手のひらへ
東芝三菱電機産業システム/根岸靖典


新企画!計装ギャラリー「進化するプロセス計装機器」
(1)プロセスセンサ

景気の上昇,設備投資の増加が目に見えてよくなってきている。
プロセス計装においては,グローバル化する環境の中で,現場力の向上,設備能力の増強を進めていかなくてはならない。
そのためコンピュータや通信技術をフルに活用し, プラントの統合・設備管理などを進めているが,その基礎となるプロセス計装機器の更新・増設が欠かせない。

そこでこの企画では,進化するプロセス計装機器として
(1) プロセスセンサ:温度・圧力・流量・レベル
(2) 操作機器/安全機器:バルブ・ポジショナ/検知器・警報器
(3) プロセス分析機器:ガス分析/溶液分析

●ワイヤレス接触式レーダレベル計
日本エマソン/川口 裕
●進化するマイクロウェーブ式レベル計
ノーケン/田中稔秋



<主要記事>
[スペシャルリポート]
●3.11からの教訓-プロセス計装分野を主として
元名古屋大学教授/伊藤利昭
[In Detail]
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ(Part3・下)
VEC 村上正志

1,320円
特別企画
これからのプロセス機能安全の役割と実践導入技術
  IEC61508,IEC61511に規定された機能安全や安全計装に関する規格は,フィールド機器などの製品に対する一般的な規格とは性質が異なり,方法規格とされています。つまり,所定の目的を確実に遂行するために満たさなければならない要求事項を規定していると言えます。このため各種の安全規格に適合した製品の構成によって工場・プラントとしての安全機能を備えているとしても,プロセス機能安全規格に適合した生産設備ということにはなりません。したがってIEC規格の要求事項に対応した運用方法をいかに実現し,いわゆる“安全ライフサイクル”の達成に向けて実際にどう運用していくかが重要になって来ます。 この企画では,プロセス機能安全の導入に向けてそのあり方を再考するなかで,これからの役割を探ると共に,現場導入のための基本知識と実践技術を解説します。また,安全計装の最新ソリューションをレビューし,現場に即した導入法を紹介します。

【ユーザ/ E P C の視点・論点】
●タービントリップ用電磁弁のS I L 3 C a p a b l e 認証取得への取り組み
………………………………………三菱重工業/岩井正隆,日本アスコ/上岡達夫
  【実践導入法】
●プロセスへの機能安全(I E C 6 1 5 1 1 )の適用-導入と運用の基礎知識
………………………………………………………e xi da /薗田 薫
【海外動向】
●工場マネジメントからみたプロセス安全管理の仕組みとシステム動向
……………………………………………………… 大坂システム計画/大坂 宏
【安全計装ソリューション最前線】-ベンダ提案-
● IEC 61508:2010/IEC 61131-6 準拠の先進制御システム
………………………………………………………三菱重工業/森本賢一
●多様な要件を満足する安全計装システム-用途,信頼性,経済性に合わせた選択
……………………………………A B B 日本ベーレー/板垣 満,A B B /小西幸雄
●プロセス機能安全マネジメントの最新事例-安全ライフサイクル実現への最新ソリューション
………………………………………………インベンシスプロセスシステムス/吉住英一
●安全計装システム導入計画と機能安全の推進に向けて-安全計装システムの役割-
………………………………………………………ヒーマ日本支社/田代久登
●プロセス向け統合型安全計装システム-国内ベンダ初のセキュリティ認証品
………………………………………………………横河電機/新井直人
●拡張性に優れたモジュール構成の安全計装制御システム
…………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
●システムの確実な分離を伴う“制御”と“安全”の統合
………………………………………………………ハネウェルジャパン/岩ヶ谷弘明
●安全計装におけるガス検知器の役割
………………………………………………………新コスモス電機/水田貴久


<主要記事>
●プラント活用が急速に広まる光ファイバ温度センサとその実践例
………………………………………………………横河電機/佐藤弘之
●バイオガス流量とメタン濃度を同時測定できる超音波流量計
………………………………………………………エンドレスハウザージャパン/安藤裕幸

In Detail
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ -Part3
制御システムセキュリティ・ゾーン設計について(上)
………………………………………………………VEC 村 上 正 志
1,320円
特別企画
HART協会20周年~ここまで来たHART計装アプリケーション
 従来のアナログ制御を維持しながらフィールド機器情報をリモートで収集・監視できるディジタル通信技術-「HART」が計装分野に登場してから20年以上が経過しました。その間HARTの仕様は,1991年に開発されたHART5から2001年のHART6へと進化し,そして2007年には最新のHART7がリリースされ,イベント発生時に機器が上位システムへ自動情報発信する機能や無線通信機能などをもつまでに至っています。また,使い方も単にデータ通信たけでなく,リモートによる操作・診断,自律分散計装,さらにはアセットマネジメントシステムとの連携などフィールドのスマート化を推し進めています。  こうしたHARTの進化や現場への普及,標準化を進めてきたHART協会も2013年12月で設立20周年を迎えました。そこで本誌ではHART20周年特別企画として,HART計装アプリケーション特集を実施します。既設の4-20mA配線を活かした重畳通信が可能なHARTの特長や機能が実際にどう使われているのか,あるいはどんな使い方が考えられるのか,最新動向とともに今後への期待,発展方向を捉えます。

[巻頭言]
●HART20周年~次なる20年に向けて
………………………………………………………HART協会CEO/Ted Masters
●HART通信の足跡と今後の展望
………………………………………………………HART協会 高橋 誠一郎
[レポート]
●HART20周年記念行事~日本総会,ユーザ向け記念セミナ開催
………………………………………………………HART協会日本支部
[ユーザ:適用事例と今後への期待]
●HART計装システムのこれまでの運用と今後に期待すること
………………………………………………………三菱化学 青 山 貴 征
●製油所におけるHART活用へのアプローチおよび導入事例
………………………………………………………極東石油工業 風 間  薫
[適応アプリケーション・ガイド -HART機器の最適応用-]
●ワイヤレスHARTアダプタとエナジーハーベストの融合
………………………………………………………ABB 杉辺 瑠美子/小 西 幸 雄
●新型スマート・ポジショナによる調節弁診断の進化~プラント運転の安全・安定操業の実現に向けて~
………………………………………………………アズビル 福 田  稔
●HART 対応ガス検知警報システム
………………………………………………ドレーゲル・セイフティージャパン 後 夷 健 一
●WirelessHARTとそのアプリケーション―概要と事例
………………………………………………エンドレスハウザージャパン 岡 澤  淳
●WirelessHARTの製品群と将来展望
………………………………………………………日本エマソン 一 木 澄 隆
●分析計装機器における真のインテリジェント化とHART通信技術適応のメリット
………………………………………………………メトラー・トレド 木 村 夏 実
●HART通信の導入を支援するインタフェース技術とその活用
………………………………………………………ピーアンドエフ 鈴 木  哲
●HART通信ツールなしでデータを取得する「コマンド#3アプリケーション」
………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン 吉 田 高 志
●HART7対応フィールド機器/ツール -その主要機能と設定/確認方法
………………………………………………………横河電機 本 道 雅 則



In Detail
●計装制御システムエンジニアリングにおける制御システムセキュリティ -Part2
………………………………………………………VEC 村 上 正 志
1,320円
企画① 
新局面に向かうプロセスガス分析システム
  「 オンラインプロセス分析計は、製品品質やプロセス安全上、重要な役割を負っているが、サンプリングを含むシステムとしてみるとき、その運転維持管理には多大なパワー・コストがかかる。  中でもガス分析においては、プロセスからのサンプリング時に、プロセス条件を維持しなければならず、圧力や流量測定さらには防爆や腐食への対策など、精度維持やプロセス対応などのため一品料理的な傾向にある。  このため、ユーザとしてはさらなる分析システムの効率的活用とともに、ランニングコスト、メンテナンスコストの削減が課題となるが、ガス分析計が更新期を迎えつつある中で、分析計の高度化とともにサンプリングシステム技術、サンプリングのむだ時間対策など、新しい局面が拓かれつつある。

【ユーザの視点・論点】
●計装からみたプロセスガスクロ最適化の役割と実際
………………………………………………………三菱化学/川又 正明
【ベンダ:ソリューション提案】-最新ガス分析計とそのサンプリングシステム-
●前処理装置を不要にしたレーザ式ガス分析計の運用利点
………………………………………………………富士電機/坂中 正雄
●サンプリングシステムの最適化による新分析計装ソリューション
………………………………………………………日本スウェージロックFST/石田 哲嗣
●ガス分析システムにおけるサンプルラインの最適化
………………………………………………………ABB/三浦 哲雄


企画② 
ワイヤレス計装交流セミナ ~本格導入の要件「発表資料収録」
ワイヤレス通信の特性が生かせる計装現場への導入に関心が高まり,国内でもプラントでのフィールド試験や実運用事例も出始めている。ワイヤレス計装の特性として配線不要による工事コストの削減のほか,レイアウトの変更や増設に対する自由度や拡張性の高さなどに注目が集まっていたが,次のステップとしてこうしたワイヤレスの特性を生かした本格的な導入には何が求められるのか,具体的な検討が必要な段階を迎えている。電源を含めた安定性や信頼性の向上・改善とともに,今後の本格導入に向けてどのようなビジョンが考えられるのか,ベンダ/ユーザ双方の議論が重要な時期にあると言える。 そこで月刊計装では,「ワイヤレス計装交流セミナ」を昨年11月29日に開催した。これは2012年9月開催の同セミナの第2回として,今回は「本格導入のための要件とは何か」をテーマに実施した。セミナでは,ユーザ事例解説とベンダおよび標準化技術の最新動向,パネル・ディスカッションなどをまじえ,30名超の会場参加ユーザやSI,ベンダとの活発な意見交換が行われた。 ここでは,当日発表いただいた,以下の6名の講演者の発表資料を抜粋して収録した。また,各講演者の発表概要をそれぞれ冒頭に掲載した。

【事例解説】
●ワイヤレス計装のフィールド試験から見えてきたこと
………………………………………………………富士石油/浪川 則男
●ワイヤレス計装技術の適用事例と思うこと
………………………………………………三菱化学エンジニアリング/長谷川 克己
●「無線計装への期待とフィールドテストによる検証」
………………………………………………新日鉄住金エンジニアリング/南里 和成
【ベンダ・プレゼンテーション】
●高速・高信頼フィールド無線アプリケーションと"WirelessAnywhere"
………………………………………………………横河電機/松崎 正明
●"パーベイシブ・センシング"-アクショナブル・インフォメーション
………………………………………………………日本エマソン/一木 澄隆
【標準化技術の動向】
●「ISA100 Wirelessの最新動向とWCIの取り組み」
………………………………………………………ISA100 WCI/長谷川 敏
1,320円
新春特集 
計装近未来展望~生産現場のスマート化を考える
  「自己診断機能やディジタル通信機能などによる,プロセスセンサ/操作端のスマート化・フィールド計装のインテリジェント化」―PAでは,いち早くこうした先進技術が台頭して来ました。そして近年,改めて「スマート」がキーワードとして多様な分野で使われ始めており,工場・プラントにおいてもスマート化が従来にも増してクローズアップされています。これは,現場の少人化が進む中で,競争力をもった工場への革新や改善,安定・安全操業の維持・向上に向けた新たなアプローチが求められているからです。むだを省き操業目的に適応した先鋭的で高効率,そして安全な生産現場をいかに創成していくか,これは容易なことではありません。しかし,その一方で,近年のクラウドコンピューティングや無線通信といった,いわゆるICT(情報通信技術)の高度化がスマート化への機運を高めているのも事実です。  “基本的な高度計装技術とICTの特長を融合した,スマートシステムを核とした先進的な工場あるいは生産現場”―そうした視点から近未来の工場・プラントの姿を捉えることもできます。そこで,この企画では2014年新年号特集として,「スマート化」をテーマに近未来工場の姿をどう考えていけばよいのか,ユーサ・メーカ双方の意見や提案を通して展望します。


【巻頭インタビュー】
●工場革新への取り組みと近未来スマート技術への期待
……………………………………… 三菱化学/青山 貴征 氏に聞く
【プラントメーカの視点・論点】
●ICT によるプラント運転パラダイムの転換
……………………………………… 新日鉄住金エンジニアリング/古家 秀彦
【ベンダ:ソリューション提案】
●次世代プラントオペレーションにおけるスマート技術と活用法
……………………………………… 横河電機/高橋 博文・梶原 貴
●プラント革新ソリューションが担う工場のスマート化と着眼点
……………………………………… 日本エマソン/一木 澄隆
●エネルギーの最適化からみた近未来工場スマート化への適応視点
……………………………………… 富士電機/白井 英登
●産業用コントローラの最新機能と近未来工場への提案
……………………………………… 東芝/岡部 基彦
●スマートグリッドにおけるソフトウェア設計型コントローラの実践活用法
……………………………………… 日本ナショナルインスツルメンツ/天沼 千鶴
●“明日そこにある”未来型オペレーション
……………………………………… ハネウェルジャパン/上石 紀彦
●FA 統合ソリューションによる近未来工場の新ビジョン
……………………………………… 三菱電機/武田 純一・岩岡 吉剛

計装の内容

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