- 出版社:工業技術社
- 発行間隔:月刊
- サイズ:B5
計装 発売日・バックナンバー
全165件中
151 〜 165 件を表示
1,320円
―
【企画①】
これからの安全計装の着眼点と国際規格への適応課題
プロセス装置産業の自動化技術に関連した標準化や国際規格化の動きは近年活発化し ていますが,工場安全をめぐる標準化技術の動向も大きな関心を集めています。機能安 全に関する国際規格IEC61508,プロセス産業向け安全計装システム規格IEC61511などが 対象になりますが,ともにJIS化され,改訂・追補が実施されて来ています。しかし, 国際規格への関心が高まる一方で,規格認証の安全計装システム(SIS)の導入などは 海外に比べて進捗の度合いは早いとは言えません。昨今の現場の少人化や多発するプラ ント事故,自然災害,さらにはシステムセキュリティなどにどう対処していくのか,今 まさにこうした課題への対策が強く求められています。 そこでこの企画では,工場安全をいかに維持・推進し,国際規格への適応をどう考え ていけば良いのか,安全計装と国際規格の動向を主体に,現場に即した着眼点や課題を 掘り起こしながら,その発展方向を探ります。
【国際規格の動向と着眼点】
●進展する安全計装システムSISの国際標準-SISの導入展開をベースに進む議論・提起
…………………………………………………日本電気計測器工業会/中川雅造
●FMEDA-データ解析の有効な手法
…………………………………………………exida/薗田 薫
【安全計装設計】
●国際規格に対応した安全計装システム設計の着眼点
…………………………………………………千代田化工建設/壁寸 真
【ユーザの視点・論点】
●安全計装の導入評価と国際規格への対応
…………………………………………………富士石油/未定
【トレンドと今後の注目点】
●「安全計装ワークショップ2012」調査データより
…………………………………………………日本電気計測器工業会/林 功,岸本八郎
●機械安全からみた国際規格の動向と国内への適応課題
…………………………………………………機械安全ソサエティ/小峰 豊,他
【企画②】
運用期を迎えたフィールドバス:③FOUNDATIONフィールドバス
PA系,FA系,あるいは制御,監視,上位管理情報といった階層別のデータ通信において オープンネットワークが多用されていますが,プラントフロアでのフィールドバスの活用も 着実に広がり始めています。生産現場の将来を担うディジタル通信技術として,かつてシシ ングルスタンダートをめざして国際標準化が進められてきたフィールドバスは,現在では多 様化し,プラントの特性や用途,求められる性能・機能によって最適な選択ができるまでに 進展してきています。また,使い方も単にデータ通信だけでなく,リモートによる監視,操 作,診断,リアルタイム制御,分散計装などフィールドのスマート化を推し進めており,最 近ではワイヤレス化やセキュリティなど新たな取り組みや課題も関心を集めています。 そこでこの企画ではシリーズ企画としてフィールドバス(広義)に着目し,普及期から実 運用段階に入ってきたフィールドバスが実際にどう使われ,どんな評価が出ているのか,エ ンジニアリング手法や最新情報などもまじえ,毎回1種類のバスにフォーカスします。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 今回はその第3回として,FOUNDATIONフィールドバスを取り上げます。クリティカルな プロセス制御をはじめ,機器やプロセス診断に活用され出したFFの特長や機能が実際にどう 活かされているのか,現場運用事例とともに,統合化への取り組みなど最新動向や進展方向, 製品情報をまじえて捉えて行きます。
【巻頭概説】
●FOUNDATIONフィールドバスの最新動向と今後の方向
………………………………………………… 日本フィールドバス協会/池田卓史
【運用事例と評価】
●FF導入による調節弁の異常予知診断事例と評価
…………………………………………………日本触媒/後尾勝之
【海外事例】
●FFの導入・運用におけるエンジニアリングの進め方
…………………………………………………東洋エンジニアリング/村田 尚,坂本 克
【最新FF対応機器/システム】
●ディジタルプラントにおける次世代保全サービス
…………………………………………………横河電機/柳沢敏彦
[主要記事]
●医薬・食品製造現場の清浄度管理に適した大流量型気中パーティクルカウンタ
…………………………………………………リオン/水上 敬
●需要変動に対する柔軟性・安定性を追求した生産スケジューラ
…………………………………………………フレクシェ/樋口陽介
●高速処理能力を強化した産業用コンピュータの適応分野とメリット
…………………………………………………東芝/未定
これからの安全計装の着眼点と国際規格への適応課題
プロセス装置産業の自動化技術に関連した標準化や国際規格化の動きは近年活発化し ていますが,工場安全をめぐる標準化技術の動向も大きな関心を集めています。機能安 全に関する国際規格IEC61508,プロセス産業向け安全計装システム規格IEC61511などが 対象になりますが,ともにJIS化され,改訂・追補が実施されて来ています。しかし, 国際規格への関心が高まる一方で,規格認証の安全計装システム(SIS)の導入などは 海外に比べて進捗の度合いは早いとは言えません。昨今の現場の少人化や多発するプラ ント事故,自然災害,さらにはシステムセキュリティなどにどう対処していくのか,今 まさにこうした課題への対策が強く求められています。 そこでこの企画では,工場安全をいかに維持・推進し,国際規格への適応をどう考え ていけば良いのか,安全計装と国際規格の動向を主体に,現場に即した着眼点や課題を 掘り起こしながら,その発展方向を探ります。
【国際規格の動向と着眼点】
●進展する安全計装システムSISの国際標準-SISの導入展開をベースに進む議論・提起
…………………………………………………日本電気計測器工業会/中川雅造
●FMEDA-データ解析の有効な手法
…………………………………………………exida/薗田 薫
【安全計装設計】
●国際規格に対応した安全計装システム設計の着眼点
…………………………………………………千代田化工建設/壁寸 真
【ユーザの視点・論点】
●安全計装の導入評価と国際規格への対応
…………………………………………………富士石油/未定
【トレンドと今後の注目点】
●「安全計装ワークショップ2012」調査データより
…………………………………………………日本電気計測器工業会/林 功,岸本八郎
●機械安全からみた国際規格の動向と国内への適応課題
…………………………………………………機械安全ソサエティ/小峰 豊,他
【企画②】
運用期を迎えたフィールドバス:③FOUNDATIONフィールドバス
PA系,FA系,あるいは制御,監視,上位管理情報といった階層別のデータ通信において オープンネットワークが多用されていますが,プラントフロアでのフィールドバスの活用も 着実に広がり始めています。生産現場の将来を担うディジタル通信技術として,かつてシシ ングルスタンダートをめざして国際標準化が進められてきたフィールドバスは,現在では多 様化し,プラントの特性や用途,求められる性能・機能によって最適な選択ができるまでに 進展してきています。また,使い方も単にデータ通信だけでなく,リモートによる監視,操 作,診断,リアルタイム制御,分散計装などフィールドのスマート化を推し進めており,最 近ではワイヤレス化やセキュリティなど新たな取り組みや課題も関心を集めています。 そこでこの企画ではシリーズ企画としてフィールドバス(広義)に着目し,普及期から実 運用段階に入ってきたフィールドバスが実際にどう使われ,どんな評価が出ているのか,エ ンジニアリング手法や最新情報などもまじえ,毎回1種類のバスにフォーカスします。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 今回はその第3回として,FOUNDATIONフィールドバスを取り上げます。クリティカルな プロセス制御をはじめ,機器やプロセス診断に活用され出したFFの特長や機能が実際にどう 活かされているのか,現場運用事例とともに,統合化への取り組みなど最新動向や進展方向, 製品情報をまじえて捉えて行きます。
【巻頭概説】
●FOUNDATIONフィールドバスの最新動向と今後の方向
………………………………………………… 日本フィールドバス協会/池田卓史
【運用事例と評価】
●FF導入による調節弁の異常予知診断事例と評価
…………………………………………………日本触媒/後尾勝之
【海外事例】
●FFの導入・運用におけるエンジニアリングの進め方
…………………………………………………東洋エンジニアリング/村田 尚,坂本 克
【最新FF対応機器/システム】
●ディジタルプラントにおける次世代保全サービス
…………………………………………………横河電機/柳沢敏彦
[主要記事]
●医薬・食品製造現場の清浄度管理に適した大流量型気中パーティクルカウンタ
…………………………………………………リオン/水上 敬
●需要変動に対する柔軟性・安定性を追求した生産スケジューラ
…………………………………………………フレクシェ/樋口陽介
●高速処理能力を強化した産業用コンピュータの適応分野とメリット
…………………………………………………東芝/未定
1,320円
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【企画①】
効率的BTG運転最適化の実際と自動化への課題
工場における自家発電設備(BTG:ボイラ・タービン・ジェネレータ)はすでに確立 された技術であるが,昨今の日本を取り巻く環境の中で,さらなる自動化・効率化が急 務となってきている。地球規模での化石燃料の高騰,CO2の排出量削減の要請,さらに はエネルギーコストの削減とともに電力の管理・確保,そしてこれらを少人化状況の中 で実現していく必要がでてきている。
工場のユーティリティ設備としてのBTGは,生成する蒸気と電力のエネルギーコスト をミニマムとするため,昼夜の負荷変更や生産プロセスの調整などに追従する必要があ り,その運転は複雑となる。またボイラの立ち上げ/立ち下げなどの非定常運転の最適 化のために,サポートシステムも必要になろう。さらにはエネルギー監視システムのみ ならずCO2の監視,見える化が欠かせない。そしてさらには,運転がタイトとなってく るため,設備監視のニーズも出てくるように思われる。
この特集では,コンビナートにおける各工場のBTGあるいは工場統合化の一環として のBTGの考え方,さらには最新制御技術を取り入れたBTGの最適運転の事例の中で,こ れからのBTGの進め方,ニーズ,方向性を考えていく。
□【ユーザ・アプリケーション】
●石油・石油化学プラントにおけるBTG運転の最適化
~蒸気・電力バランスへのリアルタイム最適化制御技術の適用事例~
……出光興産/松尾耕三 出光エンジニアリング/安嶋 剛
●石油化学プラントにおけるBTGの最適化システム
……三井化学/土屋和久
●化学工場における多変数モデル予測制御を適用したBTG最適運転
……カネカ/北村公二,村上 悟,倉本孝政
【プレゼンテーション】
●ボイラ燃焼制御最適化による主蒸気圧力安定化および燃料低減の実現
……郵船商事/鋤納悠治
●用役プラントの効率化に貢献する高度制御・最適化技術
……アスペンテックジャパン/永田 悟,信田 昇
●リアルタイム最適化によるBTG設備のエネルギーコストの削減
……インベンシスプロセスシステムス/宮川基彦
●制御・監視・最適化モジュールの組み合わせによるBTG運転の最適化
……ハネウェルジャパン/岩瀬安慶
●BTGアドバンスト制御
……横河電機/水内正雄
【企画②】
次代を担うワイヤレス計装-その普及期に向けて-
IEEE規格に基づくワイヤレスネットワークプロトコルが利用可能になり,日本においてもワイヤレス計装のアプリケーション事例が散見されるようになってきました。従来より,ワイヤレス機器単独の導入現場はあり,その特性からエンドユーザにおいて注目されてきたものの,ここにきてワイヤレスHARTやISA100.11aの出現により,ワイヤレスの特性が生かせる計装現場へ導入が徐々に進み始めています。
ワイヤレスの特性として配線不要による工事コストの削減が第一に挙げられますが,それは同時にレイアウトの変更や増設などに柔軟に対応できることを意味します。そのためこれまでコスト的に難しかった監視範囲の拡大や強化が第一のアプリケーションと言えますが,さらに設備・機器の状態監視や早期診断といった用途も当然考えられます。また,昨年の東日本大震災を経て,ワイヤレスのタフネスさが検証され,ますます注目を浴び,導入機運が高まってきています。 今後,導入事例が増えるにつれ,対応するセンサ,アクチュエータ,あるいはモバイル機器などの増加が予想され,それにともない制御や監視システムとの統合へと進むものと思われます。この特集では,ワイヤレス計装の最新事例を紹介すると共に,ワイヤレス計装ベンダの開発マップを浮かび上がらせていきます。
【システム構築・運用事例】
●製油所におけるワイヤレス計装導入の狙いと運用メリット
……極東石油工業/風間 薫
【ワイヤレス計装ソリューションと開発マップ】
●次世代の大規模フィールド無線システム~プラントワイドへの対応とその信頼性向上技術~
……横河電機/松崎正明
●スマートワイヤレス技術の新しい展開―保全管理改善の視点から見たワイヤレス計装の役割―
……日本エマソン/呂 敏
●ワイヤレス計装エンジニアリングの実際と注意点
……エンドレスハウザージャパン/小川修一
●4-20mAループへの影響を最小化したワイヤレスアダプタ―環境発電ワイヤレスソリューションの実現に向けて
……ABB/小西幸雄
●プラント操業・保守の効率化実現へ~防爆無線LAN機器,システム構築ポイント~
……JFEエンジニアリング/岡 哲史
●無線化ユニットによる多点センサネットワークの構築
……住友精密工業/宮本 哲
●生産現場の保全業務を支援するモバイル点検・検査ソリューション
……富士フイルムイメージングシステムズ/清水芳孝
【標準化技術の動向】
●WirelessHARTで何が起こるか-その実用性と今後の展開
……HART協会/薗田 薫
●ISA100WCIの役割とISA100.11aの特長的技術
……ISA100 Wireless Compliance Institute日本支部/金澤怜志
効率的BTG運転最適化の実際と自動化への課題
工場における自家発電設備(BTG:ボイラ・タービン・ジェネレータ)はすでに確立 された技術であるが,昨今の日本を取り巻く環境の中で,さらなる自動化・効率化が急 務となってきている。地球規模での化石燃料の高騰,CO2の排出量削減の要請,さらに はエネルギーコストの削減とともに電力の管理・確保,そしてこれらを少人化状況の中 で実現していく必要がでてきている。
工場のユーティリティ設備としてのBTGは,生成する蒸気と電力のエネルギーコスト をミニマムとするため,昼夜の負荷変更や生産プロセスの調整などに追従する必要があ り,その運転は複雑となる。またボイラの立ち上げ/立ち下げなどの非定常運転の最適 化のために,サポートシステムも必要になろう。さらにはエネルギー監視システムのみ ならずCO2の監視,見える化が欠かせない。そしてさらには,運転がタイトとなってく るため,設備監視のニーズも出てくるように思われる。
この特集では,コンビナートにおける各工場のBTGあるいは工場統合化の一環として のBTGの考え方,さらには最新制御技術を取り入れたBTGの最適運転の事例の中で,こ れからのBTGの進め方,ニーズ,方向性を考えていく。
□【ユーザ・アプリケーション】
●石油・石油化学プラントにおけるBTG運転の最適化
~蒸気・電力バランスへのリアルタイム最適化制御技術の適用事例~
……出光興産/松尾耕三 出光エンジニアリング/安嶋 剛
●石油化学プラントにおけるBTGの最適化システム
……三井化学/土屋和久
●化学工場における多変数モデル予測制御を適用したBTG最適運転
……カネカ/北村公二,村上 悟,倉本孝政
【プレゼンテーション】
●ボイラ燃焼制御最適化による主蒸気圧力安定化および燃料低減の実現
……郵船商事/鋤納悠治
●用役プラントの効率化に貢献する高度制御・最適化技術
……アスペンテックジャパン/永田 悟,信田 昇
●リアルタイム最適化によるBTG設備のエネルギーコストの削減
……インベンシスプロセスシステムス/宮川基彦
●制御・監視・最適化モジュールの組み合わせによるBTG運転の最適化
……ハネウェルジャパン/岩瀬安慶
●BTGアドバンスト制御
……横河電機/水内正雄
【企画②】
次代を担うワイヤレス計装-その普及期に向けて-
IEEE規格に基づくワイヤレスネットワークプロトコルが利用可能になり,日本においてもワイヤレス計装のアプリケーション事例が散見されるようになってきました。従来より,ワイヤレス機器単独の導入現場はあり,その特性からエンドユーザにおいて注目されてきたものの,ここにきてワイヤレスHARTやISA100.11aの出現により,ワイヤレスの特性が生かせる計装現場へ導入が徐々に進み始めています。
ワイヤレスの特性として配線不要による工事コストの削減が第一に挙げられますが,それは同時にレイアウトの変更や増設などに柔軟に対応できることを意味します。そのためこれまでコスト的に難しかった監視範囲の拡大や強化が第一のアプリケーションと言えますが,さらに設備・機器の状態監視や早期診断といった用途も当然考えられます。また,昨年の東日本大震災を経て,ワイヤレスのタフネスさが検証され,ますます注目を浴び,導入機運が高まってきています。 今後,導入事例が増えるにつれ,対応するセンサ,アクチュエータ,あるいはモバイル機器などの増加が予想され,それにともない制御や監視システムとの統合へと進むものと思われます。この特集では,ワイヤレス計装の最新事例を紹介すると共に,ワイヤレス計装ベンダの開発マップを浮かび上がらせていきます。
【システム構築・運用事例】
●製油所におけるワイヤレス計装導入の狙いと運用メリット
……極東石油工業/風間 薫
【ワイヤレス計装ソリューションと開発マップ】
●次世代の大規模フィールド無線システム~プラントワイドへの対応とその信頼性向上技術~
……横河電機/松崎正明
●スマートワイヤレス技術の新しい展開―保全管理改善の視点から見たワイヤレス計装の役割―
……日本エマソン/呂 敏
●ワイヤレス計装エンジニアリングの実際と注意点
……エンドレスハウザージャパン/小川修一
●4-20mAループへの影響を最小化したワイヤレスアダプタ―環境発電ワイヤレスソリューションの実現に向けて
……ABB/小西幸雄
●プラント操業・保守の効率化実現へ~防爆無線LAN機器,システム構築ポイント~
……JFEエンジニアリング/岡 哲史
●無線化ユニットによる多点センサネットワークの構築
……住友精密工業/宮本 哲
●生産現場の保全業務を支援するモバイル点検・検査ソリューション
……富士フイルムイメージングシステムズ/清水芳孝
【標準化技術の動向】
●WirelessHARTで何が起こるか-その実用性と今後の展開
……HART協会/薗田 薫
●ISA100WCIの役割とISA100.11aの特長的技術
……ISA100 Wireless Compliance Institute日本支部/金澤怜志
1,320円
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【企画①】 プラント操業における技術伝承と現場力の向上~その考え方・進め方
【企画②】シリーズ企画「運用期を迎えたフィールドバス:②PROFIBUS/PROFINET」
特別企画 『産業オープンネット展』の見どころ
【企画①】 プラント操業における技術伝承と現場力の向上~その考え方・進め方
【企画②】シリーズ企画「運用期を迎えたフィールドバス:②PROFIBUS/PROFINET」
特別企画 『産業オープンネット展』の見どころ
1,320円
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【企画①】
安定・安全操業,そして防災への異常検知・診断技術のすすめ
プラントの安定・安全操業に向けて設備,機器,システムの異常検知・診断技術への 取り組みは従来から進められて来ましたが,昨年の大震災を教訓に自然災害への対策に ついても今改めてクローズアップされています。事故や災害の完全防御ではなく,発性 規模や被害をいかに最小限に抑えいち早い復旧につなげるか,そのためには早期の異常 検知や診断,予知保全などをいかに高精度で使いやすいものにしていくか,そうした視 点が一段と重要性を帯びて来ていると考えます。
そこでこの企画では,安定・安全操業,さらには「防災・減災」のための備えとして 何が求められ,どんな対策が可能なのか,長年培われてきた計測・制御・分析・保全技 術をベースにした最新の異常検知・診断技法に着目します。特に近年のスマート化やデ ィジタル化,ICT(情報通信技術)の進展がどう貢献するのか,今後の方向を含め探っ ていきます。
【ベンダ・ソリューション】①異常/漏洩検知
●保全コストの削減に有効な濃度表示機能付きガス検知器
…………………………………………………新コスモス電機/仲谷行雄
●スチームトラップの状態監視に適したワイヤレスアコースティック伝送器
…………………………………………………日本エマソン/久保田 明
【ベンダ・ソリューション】②診断/PAMシステム
●フィールドディジタル機器/統計モデルを利用したフィールド機器のオンライン保全技術
…………………………………………………横河電機/太田啓和
【ベンダ・ソリューション】③冗長化・停電対策
●電源の冗長化/停電対策ソリューション
…………………………………………………フエニックス・コンタクト/木本敏広
【ベンダ・ソリューション】④防災/地震対策
●インテリジェント地震緊急停止システム
…………………………………………………アズビル/林 功,茨木泰光,瀬戸口淳
【企画②】
制御システムセキュリティの傾向と対策-どう取り組むのか
コンピュータウィルスによるサイバー攻撃や企業情報の漏洩など情報化社会ゆえのセ キュリティ問題が,生産現場の制御系システムにも波及し始めています。一昨年のイラ ン核施設(SCADAシステム)へのマルウェア(Stuxnet)の侵入や電力・水道といったイ ンフラ設備へのサイバー攻撃など海外ではすでに事例報告があり,国内においてもそう したシステムリスクを完全に否定できる根拠は見当たりません。このためウィルス感染 による制御システムの停止や不正操作・誤作動,さらにはプラント事故にもつながりか ねないリスクに対しどう備えるのか。特に,OAネットワーク環境の情報セキュリティ対 策とは視点の異なる制御系ゆえの効果的かつ具体的な対策が必要とされ始めています。
そこでこの企画では,プログラムやアプリケーションソフト,運転情報などを含めた 制御システムとしてのセキュリティをどう確保していけば良いのか,リスクをどう捉え るのか,ベンダ/ユーザの取組みや公的な実務研究活動の動きなど交えて考えていきます。
●制御システムセキュリティにおける課題と対策~対応の現状と今後の取り組み~
…………………………………………………経済産業省 情報セキュリティ政策室/佐藤明男
●安全操業へのリスク低減(その3)―人材育成と高セキュア制御システムの開発要件
………………………………………………… VEC/村上正志
●プロセス制御におけるサイバーセキュリティ実現の考え方と技術者の役割
…………………………………………………名古屋工業大学/橋本芳宏
●制御システム(装置)における脆弱性と今後の取り組み
……………………………………………JPCERTコーディネーションセンター/山田秀和
【セキュリティ対策ソリューション】
●自動制御システムを守るセキュリティコンセプト
…………………………………………………シーメンス・ジャパン/原田光雄
●無停止環境からみた生産情報制御システムのための連続可用性ソリューション
………………………………………………… マラソンテクノロジーズジャパン/上野雅敏
●制御システムセキュリティの現状と今後の方向性
…………………………………………………トレンドマイクロ/斧江章一
安定・安全操業,そして防災への異常検知・診断技術のすすめ
プラントの安定・安全操業に向けて設備,機器,システムの異常検知・診断技術への 取り組みは従来から進められて来ましたが,昨年の大震災を教訓に自然災害への対策に ついても今改めてクローズアップされています。事故や災害の完全防御ではなく,発性 規模や被害をいかに最小限に抑えいち早い復旧につなげるか,そのためには早期の異常 検知や診断,予知保全などをいかに高精度で使いやすいものにしていくか,そうした視 点が一段と重要性を帯びて来ていると考えます。
そこでこの企画では,安定・安全操業,さらには「防災・減災」のための備えとして 何が求められ,どんな対策が可能なのか,長年培われてきた計測・制御・分析・保全技 術をベースにした最新の異常検知・診断技法に着目します。特に近年のスマート化やデ ィジタル化,ICT(情報通信技術)の進展がどう貢献するのか,今後の方向を含め探っ ていきます。
【ベンダ・ソリューション】①異常/漏洩検知
●保全コストの削減に有効な濃度表示機能付きガス検知器
…………………………………………………新コスモス電機/仲谷行雄
●スチームトラップの状態監視に適したワイヤレスアコースティック伝送器
…………………………………………………日本エマソン/久保田 明
【ベンダ・ソリューション】②診断/PAMシステム
●フィールドディジタル機器/統計モデルを利用したフィールド機器のオンライン保全技術
…………………………………………………横河電機/太田啓和
【ベンダ・ソリューション】③冗長化・停電対策
●電源の冗長化/停電対策ソリューション
…………………………………………………フエニックス・コンタクト/木本敏広
【ベンダ・ソリューション】④防災/地震対策
●インテリジェント地震緊急停止システム
…………………………………………………アズビル/林 功,茨木泰光,瀬戸口淳
【企画②】
制御システムセキュリティの傾向と対策-どう取り組むのか
コンピュータウィルスによるサイバー攻撃や企業情報の漏洩など情報化社会ゆえのセ キュリティ問題が,生産現場の制御系システムにも波及し始めています。一昨年のイラ ン核施設(SCADAシステム)へのマルウェア(Stuxnet)の侵入や電力・水道といったイ ンフラ設備へのサイバー攻撃など海外ではすでに事例報告があり,国内においてもそう したシステムリスクを完全に否定できる根拠は見当たりません。このためウィルス感染 による制御システムの停止や不正操作・誤作動,さらにはプラント事故にもつながりか ねないリスクに対しどう備えるのか。特に,OAネットワーク環境の情報セキュリティ対 策とは視点の異なる制御系ゆえの効果的かつ具体的な対策が必要とされ始めています。
そこでこの企画では,プログラムやアプリケーションソフト,運転情報などを含めた 制御システムとしてのセキュリティをどう確保していけば良いのか,リスクをどう捉え るのか,ベンダ/ユーザの取組みや公的な実務研究活動の動きなど交えて考えていきます。
●制御システムセキュリティにおける課題と対策~対応の現状と今後の取り組み~
…………………………………………………経済産業省 情報セキュリティ政策室/佐藤明男
●安全操業へのリスク低減(その3)―人材育成と高セキュア制御システムの開発要件
………………………………………………… VEC/村上正志
●プロセス制御におけるサイバーセキュリティ実現の考え方と技術者の役割
…………………………………………………名古屋工業大学/橋本芳宏
●制御システム(装置)における脆弱性と今後の取り組み
……………………………………………JPCERTコーディネーションセンター/山田秀和
【セキュリティ対策ソリューション】
●自動制御システムを守るセキュリティコンセプト
…………………………………………………シーメンス・ジャパン/原田光雄
●無停止環境からみた生産情報制御システムのための連続可用性ソリューション
………………………………………………… マラソンテクノロジーズジャパン/上野雅敏
●制御システムセキュリティの現状と今後の方向性
…………………………………………………トレンドマイクロ/斧江章一
1,320円
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【企画①】
EI統合へのPLCの最適活用とそのエンジニアリング
連続プロセスとディスクリート系プロセスが混在したプラント・工場では,以前から いわゆる「E(電気)」と「I(計装)」の統合が関心を集めていました。しかし既存の 設備や機器,システムが多いことや特性の違い,コストの問題などから,一部の業種を 除いて統合化はあまり進展しませんでしたが,近年のPLCの機能・性能の向上は新たな 可能性を拓こうとしています。それはPC-PLC計装の台頭であり,HMIなどを一体化した システム構築における信頼性や高速性の改善,プログラミングや保守といったエンジニ アリング機能の拡充などが,EI統合に向けた新ソリューションを牽引し始めています。 そこでこの企画では,EI統合の視点からPLCベース計装システムがどんな役割や機能 を発揮しようとしているのか,またその実現に向けた課題や要件とは何か,システムイ ンテグレータ(SI)や海外国内ベンダからの提案や取り組みを通して考えて行きます。
【プラントメーカの取り組みと考え方】
●汎用PLCを活用した制御システムのエンジニアリング手法とEI統合システム事例
…………………………………………………新日鉄エンジニアリング/古家秀彦 日鐵プラント設計/田丸浩二
【SIの取り組みと考え方】
●EI統合を実現する汎用PLCの活用とネットワーク
…………………………………………………三鈴エリー/溝口雅章
●新たな適用領域に展開していく最新のPLC計装システム
…………………………………………………オーネスト/米村慎吾,進藤幸洋,永冨利明
●今後へつなげるEI統合PLC計装システムのエンジニアリング
…………………………………………………京都EIC/足立 誠
【ベンダ:システム提案/適用事例】
●システム設計効率化を目指したEI統合エンジニアリング環境への取り組み
…………………………………………………三菱電機/堀 誠司
●EI統合型DCS/PLC計装システムのアーキテクチャと適用メリット
…………………………………………………シーメンス・ジャパン/金子 誠
●最新機能を盛り込んだ統合型電気計装制御システムの実現
…………………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
【企画②】
コリオリ式質量流量計-その特長をどう活かすか-
数ある流量計の中でコリオリ式質量流量計は特殊な流量計として位置づけられる。 振動の影響を受ける,圧損が大きい,メンテが手間などの弱点はあるものの,ダイレクトに実流量がはかれる,密度が同時に測れることから着実にそのアプリケーションを拡大し,不動の地位を築いてきている。 ここではコリオリ式質量流量計の特長を活かしたアプリケーション事例を紹介する。
●コリオリ式質量流量計ROTAMASSの特長と化学プラントでのアプリケーション事例
…………………………………………………横河電機/大木眞一,桶谷貴徳,三室真理
●軽量・コンパクトを実現した充填機用コリオリ質量流量計
…………………………………………………東京計装/植原武篤
●コリオリ質量流量計による製造工程の最適化アプリケーション事例・粘度測定
………………………………………………… エンドレスハウザージャパン/仁科好雄
EI統合へのPLCの最適活用とそのエンジニアリング
連続プロセスとディスクリート系プロセスが混在したプラント・工場では,以前から いわゆる「E(電気)」と「I(計装)」の統合が関心を集めていました。しかし既存の 設備や機器,システムが多いことや特性の違い,コストの問題などから,一部の業種を 除いて統合化はあまり進展しませんでしたが,近年のPLCの機能・性能の向上は新たな 可能性を拓こうとしています。それはPC-PLC計装の台頭であり,HMIなどを一体化した システム構築における信頼性や高速性の改善,プログラミングや保守といったエンジニ アリング機能の拡充などが,EI統合に向けた新ソリューションを牽引し始めています。 そこでこの企画では,EI統合の視点からPLCベース計装システムがどんな役割や機能 を発揮しようとしているのか,またその実現に向けた課題や要件とは何か,システムイ ンテグレータ(SI)や海外国内ベンダからの提案や取り組みを通して考えて行きます。
【プラントメーカの取り組みと考え方】
●汎用PLCを活用した制御システムのエンジニアリング手法とEI統合システム事例
…………………………………………………新日鉄エンジニアリング/古家秀彦 日鐵プラント設計/田丸浩二
【SIの取り組みと考え方】
●EI統合を実現する汎用PLCの活用とネットワーク
…………………………………………………三鈴エリー/溝口雅章
●新たな適用領域に展開していく最新のPLC計装システム
…………………………………………………オーネスト/米村慎吾,進藤幸洋,永冨利明
●今後へつなげるEI統合PLC計装システムのエンジニアリング
…………………………………………………京都EIC/足立 誠
【ベンダ:システム提案/適用事例】
●システム設計効率化を目指したEI統合エンジニアリング環境への取り組み
…………………………………………………三菱電機/堀 誠司
●EI統合型DCS/PLC計装システムのアーキテクチャと適用メリット
…………………………………………………シーメンス・ジャパン/金子 誠
●最新機能を盛り込んだ統合型電気計装制御システムの実現
…………………………………………………ロックウェルオートメーションジャパン/吉田高志
【企画②】
コリオリ式質量流量計-その特長をどう活かすか-
数ある流量計の中でコリオリ式質量流量計は特殊な流量計として位置づけられる。 振動の影響を受ける,圧損が大きい,メンテが手間などの弱点はあるものの,ダイレクトに実流量がはかれる,密度が同時に測れることから着実にそのアプリケーションを拡大し,不動の地位を築いてきている。 ここではコリオリ式質量流量計の特長を活かしたアプリケーション事例を紹介する。
●コリオリ式質量流量計ROTAMASSの特長と化学プラントでのアプリケーション事例
…………………………………………………横河電機/大木眞一,桶谷貴徳,三室真理
●軽量・コンパクトを実現した充填機用コリオリ質量流量計
…………………………………………………東京計装/植原武篤
●コリオリ質量流量計による製造工程の最適化アプリケーション事例・粘度測定
………………………………………………… エンドレスハウザージャパン/仁科好雄
1,320円
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【企画①】
導入事例からみた海外システムの定着
日本においてはリーマンショック後の不況にもかかわらず,数年前から海外ベンダの動きが活発化している。日本のプロセス産業のユーザニーズは海外に比べ特異なところがあるが,DCS更新をはじめワイヤレス,安全計装,分析システム,フィールドバスなど新しい切り口から,ソリューションが提供されており,導入事例が増えてきている。 そこでこの特集では,海外製品の導入の考え方・使われ方,評価などを導入事例として紹介する。
【トレンド】
●システムインテグレータからみた海外システム導入のトレンドと適応への視点
………………………………………………… ITエンジニアリング/横井昭彦
【導入事例と評価】
●PETボトルリサイクル工場におけるDCSから二重化PLC計装への更新
………………………………………………… ペットリファインテクノロジー/金澤 章
●海外装置制御システムの更新~食品製造装置におけるマイグレーション事例
………………………………………………… ノーケン/倉田義三
【企画②】
レコーダ/データロガーによる省エネアプリケーション
3.11の震災以降,データロガー/データレコーダ/ペーパレスレコーダを中核としたローカルあるいは小中規模での省エネ計装が増えてきている。これまでこれらデータロガーは研究分野での使用が多かったが,データロガーの多機能化/ローコスト化が現場でのより一層の省電力,省エネルギーのニーズに合致した結果といえるだろう。 この省エネ計装において特徴的なのは,温度/流量などのセンサと調節計および表示と監視機能をもつロガーとによる簡易計装となっていることにある。この特集では,様々な分野での省エネ簡易計装のアプリケーション形態を紹介する。
●電力監視機能付きペーパレスレコーダによる連続焼成炉のSEMS化
………………………………………………… 大倉電気/佐藤義広
●データレコーダによる簡易計装と保守
………………………………………………… グラフテック/長谷明彦
●ペーパレスレコーダやデータロガーによる小規模エネルギー監視システム
………………………………………………… 横河電機/服部 仁
●小さいことは素晴らしい-コンパクトなハイブリッド記録・調節計ナノダックと多チャネル記録計-
………………………………………………… インベンシスプロセスシステムス/内海正史
主要記事
海外電力プラントにおけるモデリングツール活用の着眼点と実践事例
…………………………………………………ダッソー・システムズ/竹下 弘之
各種のエネルギー計測に対応したエコウィザード無線端末
…………………………………………………クロスボー/宮崎 義仁
導入事例からみた海外システムの定着
日本においてはリーマンショック後の不況にもかかわらず,数年前から海外ベンダの動きが活発化している。日本のプロセス産業のユーザニーズは海外に比べ特異なところがあるが,DCS更新をはじめワイヤレス,安全計装,分析システム,フィールドバスなど新しい切り口から,ソリューションが提供されており,導入事例が増えてきている。 そこでこの特集では,海外製品の導入の考え方・使われ方,評価などを導入事例として紹介する。
【トレンド】
●システムインテグレータからみた海外システム導入のトレンドと適応への視点
………………………………………………… ITエンジニアリング/横井昭彦
【導入事例と評価】
●PETボトルリサイクル工場におけるDCSから二重化PLC計装への更新
………………………………………………… ペットリファインテクノロジー/金澤 章
●海外装置制御システムの更新~食品製造装置におけるマイグレーション事例
………………………………………………… ノーケン/倉田義三
【企画②】
レコーダ/データロガーによる省エネアプリケーション
3.11の震災以降,データロガー/データレコーダ/ペーパレスレコーダを中核としたローカルあるいは小中規模での省エネ計装が増えてきている。これまでこれらデータロガーは研究分野での使用が多かったが,データロガーの多機能化/ローコスト化が現場でのより一層の省電力,省エネルギーのニーズに合致した結果といえるだろう。 この省エネ計装において特徴的なのは,温度/流量などのセンサと調節計および表示と監視機能をもつロガーとによる簡易計装となっていることにある。この特集では,様々な分野での省エネ簡易計装のアプリケーション形態を紹介する。
●電力監視機能付きペーパレスレコーダによる連続焼成炉のSEMS化
………………………………………………… 大倉電気/佐藤義広
●データレコーダによる簡易計装と保守
………………………………………………… グラフテック/長谷明彦
●ペーパレスレコーダやデータロガーによる小規模エネルギー監視システム
………………………………………………… 横河電機/服部 仁
●小さいことは素晴らしい-コンパクトなハイブリッド記録・調節計ナノダックと多チャネル記録計-
………………………………………………… インベンシスプロセスシステムス/内海正史
主要記事
海外電力プラントにおけるモデリングツール活用の着眼点と実践事例
…………………………………………………ダッソー・システムズ/竹下 弘之
各種のエネルギー計測に対応したエコウィザード無線端末
…………………………………………………クロスボー/宮崎 義仁
1,320円
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【特集】
シリーズ企画 『運用期を迎えたフィールドバス:①HART』
PA系,FA系,あるいは制御,監視,上位管理情報といった階層別のデータ通信において オープンネットワークが多用されていますが,プラントフロアでのフィールドバスの活用も 着実に広がり始めています。生産現場の将来を担うディジタル通信技術として,かつてシシ ングルスタンダートをめざして国際標準化が進められてきたフィールドバスは,現在では多 様化し,プラントの特性や用途,求められる性能・機能によって最適な選択ができるまでに 進展してきています。また,使い方も単にデータ通信だけでなく,リモートによる監視,操 作,診断,リアルタイム制御,分散計装などフィールドのスマート化を推し進めており,最 近ではワイヤレス化やセキュリティなど新たな取り組みや課題も関心を集めています。 そこで本号よりシリーズ企画としてフィールドバスに着目し,普及期から実運用段階に入 ってきたフィールドバスが実際にどう使われ,どんな評価が出ているのか,エンジニアリン グ手法や最新情報などもまじえ,毎回1種類のバスにフォーカスします。 今回はその第1回としてHARTを取り上げます。既設の4-20mA配線を活かした重畳通信が 可能なHARTの特長や機能が実際にどう活かされているのか,現場事例とともにフルディジ タル通信やワイヤレスの動向,進展方向について言及します。
【巻頭概説】
●HART通信の進化と今後の動向
………………………………………………… HART協会 日本支部代表/薗田 薫
【運用事例と評価】
●化学プラントにおけるHART通信によるフィールド機器診断への取り組みと評価
………………………………………………… トクヤマ/清水邦彦
●HART通信/機器診断システムによる大型火力発電所貫流ボイラチューブのスケール付着予兆診断
………………………………………………… 東京電力/関 信廣 西川計測/小山和彦
【今後のニーズと期待】
●ワイヤレスHARTの活用視点と評価,運用メリット
………………………………………………… 三菱化学/石川 努,坂田敦志
【エンジニアリング】
●HART導入・運用におけるエンジニアリングの進め方
………………………………………………… 千代田化工建設/坪田貴之
【最新対応機器/ツール】
●HART 7対応フィールド機器/ツール
………………………………………………… 横河電機/本道雅則
●HART通信を活用した新しいアプリケーション―電子リモートシール,設備診断およびスマートワイヤレス―
………………………………………………… 日本エマソン/呂 敏
●HARTを活用した機器管理システムによる計装保全の効率化と導入のポイント
………………………………………………… 山武/津金宏行
●HART対応ガス検知警報システム
………………………………………………… ドレーゲル・セイフティージャパン/後夷健一
●HART通信を効果的に活用するために~投資を抑えた設備メンテナンス性の向上~
………………………………………………… ピーアンドエフ/鈴木 哲
●WirelessHART統合を容易に実現するインタフェースツールとHARTスレーブ開発キット
………………………………………………… Softing Industrial Automation/トーマス・ヒルツ 和訳)アルフレド・キンテーロ
【協会活動】
●HART協会活動報告と日本での活動方向
………………………………………………… HART協会 日本支部代表/薗田 薫
主要記事
プレゼンテーション
●TIIS型式認定の防爆型プロセスガス分析計-組み合わせ使用が可能な小型モジュール化を実現
…………………………………………………ABB/三浦哲雄,森安 繁
New Products
●放射線量環境モニタとその測定事例
…………………………………………………チノー/瀧川隆介,角谷 聡,清水孝雄 New Products
●ネットワーク環境に適応して効率的省エネシステムを実現する低価格リモートコンバータ
…………………………………………………シスメックスRA/立石博基
シリーズ企画 『運用期を迎えたフィールドバス:①HART』
PA系,FA系,あるいは制御,監視,上位管理情報といった階層別のデータ通信において オープンネットワークが多用されていますが,プラントフロアでのフィールドバスの活用も 着実に広がり始めています。生産現場の将来を担うディジタル通信技術として,かつてシシ ングルスタンダートをめざして国際標準化が進められてきたフィールドバスは,現在では多 様化し,プラントの特性や用途,求められる性能・機能によって最適な選択ができるまでに 進展してきています。また,使い方も単にデータ通信だけでなく,リモートによる監視,操 作,診断,リアルタイム制御,分散計装などフィールドのスマート化を推し進めており,最 近ではワイヤレス化やセキュリティなど新たな取り組みや課題も関心を集めています。 そこで本号よりシリーズ企画としてフィールドバスに着目し,普及期から実運用段階に入 ってきたフィールドバスが実際にどう使われ,どんな評価が出ているのか,エンジニアリン グ手法や最新情報などもまじえ,毎回1種類のバスにフォーカスします。 今回はその第1回としてHARTを取り上げます。既設の4-20mA配線を活かした重畳通信が 可能なHARTの特長や機能が実際にどう活かされているのか,現場事例とともにフルディジ タル通信やワイヤレスの動向,進展方向について言及します。
【巻頭概説】
●HART通信の進化と今後の動向
………………………………………………… HART協会 日本支部代表/薗田 薫
【運用事例と評価】
●化学プラントにおけるHART通信によるフィールド機器診断への取り組みと評価
………………………………………………… トクヤマ/清水邦彦
●HART通信/機器診断システムによる大型火力発電所貫流ボイラチューブのスケール付着予兆診断
………………………………………………… 東京電力/関 信廣 西川計測/小山和彦
【今後のニーズと期待】
●ワイヤレスHARTの活用視点と評価,運用メリット
………………………………………………… 三菱化学/石川 努,坂田敦志
【エンジニアリング】
●HART導入・運用におけるエンジニアリングの進め方
………………………………………………… 千代田化工建設/坪田貴之
【最新対応機器/ツール】
●HART 7対応フィールド機器/ツール
………………………………………………… 横河電機/本道雅則
●HART通信を活用した新しいアプリケーション―電子リモートシール,設備診断およびスマートワイヤレス―
………………………………………………… 日本エマソン/呂 敏
●HARTを活用した機器管理システムによる計装保全の効率化と導入のポイント
………………………………………………… 山武/津金宏行
●HART対応ガス検知警報システム
………………………………………………… ドレーゲル・セイフティージャパン/後夷健一
●HART通信を効果的に活用するために~投資を抑えた設備メンテナンス性の向上~
………………………………………………… ピーアンドエフ/鈴木 哲
●WirelessHART統合を容易に実現するインタフェースツールとHARTスレーブ開発キット
………………………………………………… Softing Industrial Automation/トーマス・ヒルツ 和訳)アルフレド・キンテーロ
【協会活動】
●HART協会活動報告と日本での活動方向
………………………………………………… HART協会 日本支部代表/薗田 薫
主要記事
プレゼンテーション
●TIIS型式認定の防爆型プロセスガス分析計-組み合わせ使用が可能な小型モジュール化を実現
…………………………………………………ABB/三浦哲雄,森安 繁
New Products
●放射線量環境モニタとその測定事例
…………………………………………………チノー/瀧川隆介,角谷 聡,清水孝雄 New Products
●ネットワーク環境に適応して効率的省エネシステムを実現する低価格リモートコンバータ
…………………………………………………シスメックスRA/立石博基
1,320円
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【企画①】
予知保全技術のさらなる可能性~どこまで適応できるのか
生産工場には製造装置をはじめフィールドの監視・計測・制御機器,さらには動力系設備や操作端など多種多様な設備機器類が多数存在しています。このためそうした設備機器の安定・安全稼働のために,これまで事後保全や予防保全,TPM活動といった地道な保守・保全業務が実施されて来ていますが,加えて設備機器の故障や異常を事前に検出し診断する予知保全技術の開発も進められて来ました。これは設備機器の定常的な稼働状態を計測して劣化や異常,性能状況を早期に診断し対策をとることが,操業の安定・安全性の確保や保全コストの削減,時間や資源の節約に役立ち,ひいては生産性の向上につながると期待されているからです。しかし現状,多くの利点がある予知保全の広範な普及はこれからの段階と言えますが,最近のフィールドバスの進展やデータ収集解析技術の高度化,PAM/EAM(アセット管理)への関心が高まるなかで,さらなる適応の可能性が広がろうとしています。 この企画では1980年代から台頭し始めた予知保全技術を取り上げ,TBM(時間基準計画保全)からCBM(状態基準監視保全)への指向が強まるなかでどんな現場適応が可能なのか,どこまで予知・予測ができるのか,最新動向を探ります。
【ベンダ・予知保全ソリューション】
●予知保全業務を支援する設備管理ソリューションとその適用事例
………………………………………………………… 日本エマソン/呂 敏
●CBMによる予知保全のコスト削減効果とシステム統合
………………………………………………………… ロックウェルオートメーションジャパン/稲山知己
●「相似性活用モデリング技術」の考え方と予知保全への適応改善
………………………………………………………… 丸紅ユティリティ・サービス/平田 大
【生産現場情報の活用】
●操業データ活用による設備と保全業務の状態把握
………………………………………………………… 大坂システム計画/大坂 宏
【企画②】
見直し・改善で進める計装技術を活用した省エネ対策
地球環境対策として企業の社会的責任の観点から,また原油高騰に見られるようなコスト削減の観点から,省エネ対策は企業にとってもはや避けて通れないものとなっています。しかし,景気鈍化・厳しい競争環境から省エネへの大幅な設備投資は困難なのが現実です。 そこで,製造設備の制御性の改善,既にあるネットワークやコンピュータ環境の活用,既設設備への低コストセンサの設置などいわゆる大規模ではない小規模の“見直し・改善”による省エネ対策が期待されます。ここでは,このような見直し・改善の観点から省エネへの取り組みやソリューションを取り上げてきます【省エネ改善事例】
【省エネ改善事例】
●DCS制御ループ構造最適化手法(陰的予測制御)による省エネルギー
………………………………………………………… 出光興産/藤井憲三,竹内健史
【省エネ改善ソリューション】
●「見える化」で取り組む夏期の電力抑制
………………………………………………………… 横河電機/石川保郎
●フィールドバスを活用して,製造ラインを省エネにする方法と実例
………………………………………………………… シーメンス・ジャパン/青木文康
●プログラム機能付きI/Oシステムを利用したデマンド監視システム
………………………………………………………… ワゴジャパン/西堀元博
●気づきの工夫による省エネ改善
………………………………………………………… 東京電機産業/秋山宜則,岡井律子
●“見える化・見せる化”を追求した節電用ディジタルサイネージ・システム
………………………………………………………… 日本総合システム/穂鷹伸夫
●省エネ改善のための流量計測
………………………………………………………… オーバル/小澤貴浩
●無線を利用したエネルギーモニタリングシステムの活用
………………………………………………………… 杉原エス・イー・アイ/北爪隆行
●気象データを利用した電力需給最適化支援パッケージ
………………………………………………………… 山武/福本淳二
予知保全技術のさらなる可能性~どこまで適応できるのか
生産工場には製造装置をはじめフィールドの監視・計測・制御機器,さらには動力系設備や操作端など多種多様な設備機器類が多数存在しています。このためそうした設備機器の安定・安全稼働のために,これまで事後保全や予防保全,TPM活動といった地道な保守・保全業務が実施されて来ていますが,加えて設備機器の故障や異常を事前に検出し診断する予知保全技術の開発も進められて来ました。これは設備機器の定常的な稼働状態を計測して劣化や異常,性能状況を早期に診断し対策をとることが,操業の安定・安全性の確保や保全コストの削減,時間や資源の節約に役立ち,ひいては生産性の向上につながると期待されているからです。しかし現状,多くの利点がある予知保全の広範な普及はこれからの段階と言えますが,最近のフィールドバスの進展やデータ収集解析技術の高度化,PAM/EAM(アセット管理)への関心が高まるなかで,さらなる適応の可能性が広がろうとしています。 この企画では1980年代から台頭し始めた予知保全技術を取り上げ,TBM(時間基準計画保全)からCBM(状態基準監視保全)への指向が強まるなかでどんな現場適応が可能なのか,どこまで予知・予測ができるのか,最新動向を探ります。
【ベンダ・予知保全ソリューション】
●予知保全業務を支援する設備管理ソリューションとその適用事例
………………………………………………………… 日本エマソン/呂 敏
●CBMによる予知保全のコスト削減効果とシステム統合
………………………………………………………… ロックウェルオートメーションジャパン/稲山知己
●「相似性活用モデリング技術」の考え方と予知保全への適応改善
………………………………………………………… 丸紅ユティリティ・サービス/平田 大
【生産現場情報の活用】
●操業データ活用による設備と保全業務の状態把握
………………………………………………………… 大坂システム計画/大坂 宏
【企画②】
見直し・改善で進める計装技術を活用した省エネ対策
地球環境対策として企業の社会的責任の観点から,また原油高騰に見られるようなコスト削減の観点から,省エネ対策は企業にとってもはや避けて通れないものとなっています。しかし,景気鈍化・厳しい競争環境から省エネへの大幅な設備投資は困難なのが現実です。 そこで,製造設備の制御性の改善,既にあるネットワークやコンピュータ環境の活用,既設設備への低コストセンサの設置などいわゆる大規模ではない小規模の“見直し・改善”による省エネ対策が期待されます。ここでは,このような見直し・改善の観点から省エネへの取り組みやソリューションを取り上げてきます【省エネ改善事例】
【省エネ改善事例】
●DCS制御ループ構造最適化手法(陰的予測制御)による省エネルギー
………………………………………………………… 出光興産/藤井憲三,竹内健史
【省エネ改善ソリューション】
●「見える化」で取り組む夏期の電力抑制
………………………………………………………… 横河電機/石川保郎
●フィールドバスを活用して,製造ラインを省エネにする方法と実例
………………………………………………………… シーメンス・ジャパン/青木文康
●プログラム機能付きI/Oシステムを利用したデマンド監視システム
………………………………………………………… ワゴジャパン/西堀元博
●気づきの工夫による省エネ改善
………………………………………………………… 東京電機産業/秋山宜則,岡井律子
●“見える化・見せる化”を追求した節電用ディジタルサイネージ・システム
………………………………………………………… 日本総合システム/穂鷹伸夫
●省エネ改善のための流量計測
………………………………………………………… オーバル/小澤貴浩
●無線を利用したエネルギーモニタリングシステムの活用
………………………………………………………… 杉原エス・イー・アイ/北爪隆行
●気象データを利用した電力需給最適化支援パッケージ
………………………………………………………… 山武/福本淳二
1,320円
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【企画①】
ここまで来たPLC計装~SIのエンジニアリング視点と実践評価
PC-PLCをベースとした,いわゆるPLC計装システムが多様なアプリケーションへ適応の場を広げています。これはPLCの本来の特性でもあるシステム構築における自由度や拡張性の高さ,コストメリットに加え,エンジニアリング環境の拡充が導入を後押しするかたちでユーザに認識され始めているからにほかなりません。これまで実際のシステム構築においては信頼性や高速性,データメモリ機能,規模の制約などのほか,プログラミングと保守/検証,HMI機能や冗長化対応といったエンジニアリング面での難点が指摘されていました。しかし近年,PLC本体の機能向上とともにエンジニアリング機能の進展や改善がシステム更新期と相俟って,新たなPLC計装の需要を喚起し始めています。 そこでこの企画では,PLC計装がどこまで進展し普及してきているのか,プラント特性や現場ユーザのニーズに適応したシステム構築を担うSI(システムインテグレータ)の実践ソリューションに着目し,最前線の動向や評価,新ソリューションを通してフォーカスして行きます。
【SI実践ソリューション:着眼点と評価】
●進化するPLC計装~現状にみる課題と今後への期待
………………………………………………………オーネスト/米村慎吾,永冨利明
●PLC計装システムにおけるHMIエンジニアリング
………………………………………………………京都EIC/嵯峨根伸治
●ユーザにやさしいPLC計装の構築
………………………………………………………三鈴エリー/藤井真二
●PLCの現状とSCADA開発~二重化PLC計装事例
……………………………………タクマシステムコントロール/五十嵐豊,内倉 薫
●あらゆる分野に最適なPLC計装システム
………………………………………………………ノーケン/長島 悟
【ベンダ:新ソリューション】
●エンジニアリングコストを削減する計装シミュレーション環境
………………………………………………………三菱電機/西村啓典,齊藤卓也
●計装システムベンダが提供するPLC計装システムとその展開
………………………………………………………横河電機/望月未喜
●PLC制御における開発効率化のための「モデルベース開発」の活用
………………………………………………………dSPACE Japan/宮野 隆
●国際規格対応の安全コントローラ開発ソフトウェアの活用利点
………………………………………………………KW-Software/ボリス・バルデック
【企画②】
品質管理,環境対策で期待される分析計の役割
台頭,目まぐるしい新興国に対する日本の製造業の優位性,競争力は“量”ではなく,“質”だと言われています。これまでも日本人ならではの職人的な技能により,高い品質を誇ってきましたが,さらなるメイドインジャパンの品質向上が国際競争に勝ち抜く上で鍵となります。そのため,温度・圧力・流量などの物理量に加え,成分分析によるクオリティコントロールは今後,ますます重要となり,品質向上・管理に向けた分析計のさらなる活用が期待されます。一方,水質・排ガス管理などの環境対策は規制への対応はもちろんのこと,企業の社会的責任の観点からも重要になっており,製品の品質とともに環境への対策が求められています。当企画では「品質管理」,「環境対策」で威力を発揮する分析計を取り上げていきます。
【品質管理/環境対策】分析計ソリューション
●CO2アナライザを利用した飲料の品質管理
………………………………………………………アントンパール・ジャパン/水俣淳一
●VOC排出量削減設備の鍵となるインライン酸素(O2)ガスモニタリング-海外におけるインライン酸素ガスセンサ導入例-
………………………………………………………メトラー・トレド/木村夏実
●水質自動連続測定に適した紫外線吸光度自動計測器
………………………………………………………東亜ディーケーケー/小川 清
●水質管理の新潮流へ向けた開発コンセプトと新製品
………………………………………………………テクノ・モリオカ/小松 瑞
●レーザガス分析計による燃焼ガス中インラインCO測定と燃焼制御改善アプローチ
………………………………………………………横河電機/村田明弘
●屈折率のJCSS認定取得および品質管理への期待
………………………………………………………アタゴ/関口憲治
●トロイダル型イオントラップ質量分析計を搭載したポータブルGC-MSと環境分析への応用例
………………………………………………………エス・ティ・ジャパン/東山尚光
●産業ガスの品質管理のためのプロセスガス分析
………………………………………………………ABB/三浦哲雄
●排水基準管理ツールとしてのホウ素濃度プロセスモニタの利用
………………………………………………………セレス/佐藤 宏
ここまで来たPLC計装~SIのエンジニアリング視点と実践評価
PC-PLCをベースとした,いわゆるPLC計装システムが多様なアプリケーションへ適応の場を広げています。これはPLCの本来の特性でもあるシステム構築における自由度や拡張性の高さ,コストメリットに加え,エンジニアリング環境の拡充が導入を後押しするかたちでユーザに認識され始めているからにほかなりません。これまで実際のシステム構築においては信頼性や高速性,データメモリ機能,規模の制約などのほか,プログラミングと保守/検証,HMI機能や冗長化対応といったエンジニアリング面での難点が指摘されていました。しかし近年,PLC本体の機能向上とともにエンジニアリング機能の進展や改善がシステム更新期と相俟って,新たなPLC計装の需要を喚起し始めています。 そこでこの企画では,PLC計装がどこまで進展し普及してきているのか,プラント特性や現場ユーザのニーズに適応したシステム構築を担うSI(システムインテグレータ)の実践ソリューションに着目し,最前線の動向や評価,新ソリューションを通してフォーカスして行きます。
【SI実践ソリューション:着眼点と評価】
●進化するPLC計装~現状にみる課題と今後への期待
………………………………………………………オーネスト/米村慎吾,永冨利明
●PLC計装システムにおけるHMIエンジニアリング
………………………………………………………京都EIC/嵯峨根伸治
●ユーザにやさしいPLC計装の構築
………………………………………………………三鈴エリー/藤井真二
●PLCの現状とSCADA開発~二重化PLC計装事例
……………………………………タクマシステムコントロール/五十嵐豊,内倉 薫
●あらゆる分野に最適なPLC計装システム
………………………………………………………ノーケン/長島 悟
【ベンダ:新ソリューション】
●エンジニアリングコストを削減する計装シミュレーション環境
………………………………………………………三菱電機/西村啓典,齊藤卓也
●計装システムベンダが提供するPLC計装システムとその展開
………………………………………………………横河電機/望月未喜
●PLC制御における開発効率化のための「モデルベース開発」の活用
………………………………………………………dSPACE Japan/宮野 隆
●国際規格対応の安全コントローラ開発ソフトウェアの活用利点
………………………………………………………KW-Software/ボリス・バルデック
【企画②】
品質管理,環境対策で期待される分析計の役割
台頭,目まぐるしい新興国に対する日本の製造業の優位性,競争力は“量”ではなく,“質”だと言われています。これまでも日本人ならではの職人的な技能により,高い品質を誇ってきましたが,さらなるメイドインジャパンの品質向上が国際競争に勝ち抜く上で鍵となります。そのため,温度・圧力・流量などの物理量に加え,成分分析によるクオリティコントロールは今後,ますます重要となり,品質向上・管理に向けた分析計のさらなる活用が期待されます。一方,水質・排ガス管理などの環境対策は規制への対応はもちろんのこと,企業の社会的責任の観点からも重要になっており,製品の品質とともに環境への対策が求められています。当企画では「品質管理」,「環境対策」で威力を発揮する分析計を取り上げていきます。
【品質管理/環境対策】分析計ソリューション
●CO2アナライザを利用した飲料の品質管理
………………………………………………………アントンパール・ジャパン/水俣淳一
●VOC排出量削減設備の鍵となるインライン酸素(O2)ガスモニタリング-海外におけるインライン酸素ガスセンサ導入例-
………………………………………………………メトラー・トレド/木村夏実
●水質自動連続測定に適した紫外線吸光度自動計測器
………………………………………………………東亜ディーケーケー/小川 清
●水質管理の新潮流へ向けた開発コンセプトと新製品
………………………………………………………テクノ・モリオカ/小松 瑞
●レーザガス分析計による燃焼ガス中インラインCO測定と燃焼制御改善アプローチ
………………………………………………………横河電機/村田明弘
●屈折率のJCSS認定取得および品質管理への期待
………………………………………………………アタゴ/関口憲治
●トロイダル型イオントラップ質量分析計を搭載したポータブルGC-MSと環境分析への応用例
………………………………………………………エス・ティ・ジャパン/東山尚光
●産業ガスの品質管理のためのプロセスガス分析
………………………………………………………ABB/三浦哲雄
●排水基準管理ツールとしてのホウ素濃度プロセスモニタの利用
………………………………………………………セレス/佐藤 宏
1,320円
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【企画①】
運転改善への“現場力”の向上と実践~その取り組みと支援技術
生産現場で発生する多様な問題に対処し,的確な判断を下し改善していくための“現場力”が今問われています。運転の高度化, 複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションの重要性が増し,要員削減が進む少人化時代にあって,現場力のさらなる向上は不可避の課題となっています。 しかし,ディジタル通信や高度信号処理技術などの発達によってフィールドのインテリジェンド化や生産情報化といった動きが出始めているものの,システムの進化に対し人的対応は必ずしも十分とは言えない現状があります。つまり安定・安全操業が求められるプラント運転において,さまざまな課題を早期に抽出し改善に向けて取り組んでいくための現場力をいかに向上させ推進していくのか,今日の製造業に突き付けられた大きなテーマと言えます。 そこでこの企画では,生産工場・プラントの“現場力”に注目し,生産革新が指向されるなかでこれから必要とされる現場力とは何か, いかに向上させていけば良いのか,運転改善につながる先進事例を通して考えて行きます。また取り組みの現状と課題,さらには現場力向上支援技術についても捉えて行きます。
【巻頭解説】
●プラント運転における現場力とは何か~現場力向上への“粘り”とスキルの評価
…………………………………奈良先端科学技術大学院大学/倉恒匡輔,西谷紘一
【ユーザ事例:現場力を活かす!】
●DCS全面更新における現場力の向上と実践
…………………………………出光興産/小川泰雄
●設備管理の現場における現場力向上への取り組み
…………………………………三菱化学/大原将信
【運転改善/現場力への支援技術】
●運転改善活動を推進する改善リーダ育成プログラム
…………………………………横河電機/田中博昭,小林靖典
●計装保全を飛躍的に効率化する技術とその効果
…………………………………山武/内山 修
●現場力向上のための「ナビゲーション・システム」への取り組み
…………………………………富士通総研/野中帝二
【企画②】
制御システムのセキュリティ対策と今後の課題
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,今月号と5月号の2回にわたって現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作への最適な対応はどうあるべきか,本号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てて考えます。また5月号では[ユーザ編]として具体的な導入事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
●緊急リポート~“マルウェアStuxnetの登場は今までの常識を覆した!” -「制御システムセキュリティカンファレンス2011」より
…………………………………VEC/村上正志
●OPC UAが提供する制御システムセキュリティ
…………………………………日本OPC協議会/藤井稔久
●制御システムセキュリティ評価ツールの公開と活用のすすめ
…………………………………JPCERTコーディネーションセンター/古田洋久
●制御システム防御への脆弱性緩和技術導入ツールの活用とそのメリット
…………………………………日本マイクロソフト/田村紀恵
運転改善への“現場力”の向上と実践~その取り組みと支援技術
生産現場で発生する多様な問題に対処し,的確な判断を下し改善していくための“現場力”が今問われています。運転の高度化, 複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションの重要性が増し,要員削減が進む少人化時代にあって,現場力のさらなる向上は不可避の課題となっています。 しかし,ディジタル通信や高度信号処理技術などの発達によってフィールドのインテリジェンド化や生産情報化といった動きが出始めているものの,システムの進化に対し人的対応は必ずしも十分とは言えない現状があります。つまり安定・安全操業が求められるプラント運転において,さまざまな課題を早期に抽出し改善に向けて取り組んでいくための現場力をいかに向上させ推進していくのか,今日の製造業に突き付けられた大きなテーマと言えます。 そこでこの企画では,生産工場・プラントの“現場力”に注目し,生産革新が指向されるなかでこれから必要とされる現場力とは何か, いかに向上させていけば良いのか,運転改善につながる先進事例を通して考えて行きます。また取り組みの現状と課題,さらには現場力向上支援技術についても捉えて行きます。
【巻頭解説】
●プラント運転における現場力とは何か~現場力向上への“粘り”とスキルの評価
…………………………………奈良先端科学技術大学院大学/倉恒匡輔,西谷紘一
【ユーザ事例:現場力を活かす!】
●DCS全面更新における現場力の向上と実践
…………………………………出光興産/小川泰雄
●設備管理の現場における現場力向上への取り組み
…………………………………三菱化学/大原将信
【運転改善/現場力への支援技術】
●運転改善活動を推進する改善リーダ育成プログラム
…………………………………横河電機/田中博昭,小林靖典
●計装保全を飛躍的に効率化する技術とその効果
…………………………………山武/内山 修
●現場力向上のための「ナビゲーション・システム」への取り組み
…………………………………富士通総研/野中帝二
【企画②】
制御システムのセキュリティ対策と今後の課題
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,今月号と5月号の2回にわたって現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作への最適な対応はどうあるべきか,本号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てて考えます。また5月号では[ユーザ編]として具体的な導入事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
●緊急リポート~“マルウェアStuxnetの登場は今までの常識を覆した!” -「制御システムセキュリティカンファレンス2011」より
…………………………………VEC/村上正志
●OPC UAが提供する制御システムセキュリティ
…………………………………日本OPC協議会/藤井稔久
●制御システムセキュリティ評価ツールの公開と活用のすすめ
…………………………………JPCERTコーディネーションセンター/古田洋久
●制御システム防御への脆弱性緩和技術導入ツールの活用とそのメリット
…………………………………日本マイクロソフト/田村紀恵
1,320円
―
【企画①】
国内の防爆規格・基準動向と最新,防爆機器・ソリューション
2008年に防爆関連法規(労働安全衛生規則,電気機械器具防爆構造規格)が改正され,2010年8月にはこれまで検定基準として使用していた技術的基準にかわり 「国際規格に整合した技術指針2008」を使用する旨の通達(基発0824第2号)が発出されました。同通達によりこれまでの検定制度そのものが変わるわけではないですが, 国内の防爆基準が国際標準IEC規格と整合性を図る流れに向かっていることがうかがえます。そこで,当企画ではその通達の内容について産業安全技術協会に解説いただきます。 また,ベンダ各社から最新の防爆機器・爆発防護機器,ソリューションについて紹介いただきます。
【解説】
●技術的基準の廃止と国際規格に整合した技術指針2008の基準化について
………………………………………………………………産業安全技術協会/後藤 隆
【技術解説】
●FOUNDATIONフィールドバスの本質安全防爆の技術変遷
………………………………………………………………ピーアンドエフ/鈴木 哲
【最新,防爆機器・爆発防護機器,ソリューション】
●ZONE2危険場所対応の省電力フィールドバス電源
…………………………………………クーパー・インダストリーズ・ジャパン/田中健一
●国内メーカによる防爆無線ハンディターミナルの開発
…………………………………………………日立ハイテクトレーディング/筒井博信
●防爆無線LANシステム新商品の紹介~本質安全防爆IP携帯電話の開発
………………………………………………………………JFEエンジニアリング/岡 哲史
●国内・海外防爆規格適合電磁弁
………………………………………………………………日本アスコ/石原美加
●最新,防爆エリア対応のプロセス分析ソリューション
………………………………………………………………ABB/三浦哲雄
●防爆型ポータブルガス検知器
………………………………………………………………理研計器/松田浩司
●本質安全防爆温湿度センサ
………………………………………………………………ヴァイサラ/藤澤大亮
【編集部レポート】
防爆規格の国際化はどこまで進むか
【企画②】
少人化時代の訓練シミュレータ~運用事例と評価(ユーザ編)
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。 これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。 特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,先の3月号と本5月号の2回にわたり現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。 定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作などへの最適な対応はどうあるべきか,3月号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな 再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てました。本号では[ユーザ編]として具体的な運用事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
【ユーザ・アプリケーション~運用と評価】
●石油化学工業におけるトレーニングシミュレータの活用と今後の展開
………………………………………………………………三井化学/矢羽田喜彦
●都市ガス製造工場における訓練シミュレータの運用と評価
………………………………………………………………大阪ガス/井上寿人,矢野慎也
●オペレータ訓練シミュレータの運用と評価
…………………………………………………大陽日酸/東山泰三,安藤浩二,落 猛
●[インタビュー]教育センターにおける訓練シミュレータの活用-制御に強いオペレータの育成を目指して-
…………………………………………………JX日鉱日石エネルギー 水島製油所
【エンジニアリング視点】
エンジニアリングからみたごみ焼却施設における訓練シミュレータの開発視点とニーズ
………………………………………………………………タクマ/佐野泰久
《連載》
●[新連載]少人数化によるプラント操業の革新を目指して(第1回)
……………………………………………………………… 横河電機/本田達穂
●近未来PLCへの提言~何が求められるのか(第4回「先進機能と役割」:その1)
……………………………………………………………… FAラボ/松本重治
国内の防爆規格・基準動向と最新,防爆機器・ソリューション
2008年に防爆関連法規(労働安全衛生規則,電気機械器具防爆構造規格)が改正され,2010年8月にはこれまで検定基準として使用していた技術的基準にかわり 「国際規格に整合した技術指針2008」を使用する旨の通達(基発0824第2号)が発出されました。同通達によりこれまでの検定制度そのものが変わるわけではないですが, 国内の防爆基準が国際標準IEC規格と整合性を図る流れに向かっていることがうかがえます。そこで,当企画ではその通達の内容について産業安全技術協会に解説いただきます。 また,ベンダ各社から最新の防爆機器・爆発防護機器,ソリューションについて紹介いただきます。
【解説】
●技術的基準の廃止と国際規格に整合した技術指針2008の基準化について
………………………………………………………………産業安全技術協会/後藤 隆
【技術解説】
●FOUNDATIONフィールドバスの本質安全防爆の技術変遷
………………………………………………………………ピーアンドエフ/鈴木 哲
【最新,防爆機器・爆発防護機器,ソリューション】
●ZONE2危険場所対応の省電力フィールドバス電源
…………………………………………クーパー・インダストリーズ・ジャパン/田中健一
●国内メーカによる防爆無線ハンディターミナルの開発
…………………………………………………日立ハイテクトレーディング/筒井博信
●防爆無線LANシステム新商品の紹介~本質安全防爆IP携帯電話の開発
………………………………………………………………JFEエンジニアリング/岡 哲史
●国内・海外防爆規格適合電磁弁
………………………………………………………………日本アスコ/石原美加
●最新,防爆エリア対応のプロセス分析ソリューション
………………………………………………………………ABB/三浦哲雄
●防爆型ポータブルガス検知器
………………………………………………………………理研計器/松田浩司
●本質安全防爆温湿度センサ
………………………………………………………………ヴァイサラ/藤澤大亮
【編集部レポート】
防爆規格の国際化はどこまで進むか
【企画②】
少人化時代の訓練シミュレータ~運用事例と評価(ユーザ編)
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。 これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。 特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,先の3月号と本5月号の2回にわたり現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。 定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作などへの最適な対応はどうあるべきか,3月号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな 再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てました。本号では[ユーザ編]として具体的な運用事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
【ユーザ・アプリケーション~運用と評価】
●石油化学工業におけるトレーニングシミュレータの活用と今後の展開
………………………………………………………………三井化学/矢羽田喜彦
●都市ガス製造工場における訓練シミュレータの運用と評価
………………………………………………………………大阪ガス/井上寿人,矢野慎也
●オペレータ訓練シミュレータの運用と評価
…………………………………………………大陽日酸/東山泰三,安藤浩二,落 猛
●[インタビュー]教育センターにおける訓練シミュレータの活用-制御に強いオペレータの育成を目指して-
…………………………………………………JX日鉱日石エネルギー 水島製油所
【エンジニアリング視点】
エンジニアリングからみたごみ焼却施設における訓練シミュレータの開発視点とニーズ
………………………………………………………………タクマ/佐野泰久
《連載》
●[新連載]少人数化によるプラント操業の革新を目指して(第1回)
……………………………………………………………… 横河電機/本田達穂
●近未来PLCへの提言~何が求められるのか(第4回「先進機能と役割」:その1)
……………………………………………………………… FAラボ/松本重治
1,320円
―
【企画①】
設備管理・保全の今日的課題の解決に向けて
ここ最近,高圧ガス関連事故の原因として設備の劣化・腐食が増加傾向にあり,経年劣化が進む国内プラントの安全・安定操業のために,あらためて設備管理・保全が重要とされています。その設備を支えてきたベテラン技術者の退職,保全業務のアウトソーシングなどにより,“現場力”低下が今日的な課題とされ,今,ユーザでは技術伝承を含めて現場エンジニアの育成に注力しています。そして,競争力がより厳しく求められる現在,エンジニア一人ひとりに高いスキルと広い守備範囲が求められ,人材育成と同時に人間系を支える手法・技術として,リスクベースのメンテナンス(RBM,RCM),保全システム(CMMS)とアセット管理システム(PAM)との連携,センシング技術(腐食,etc),ディジタル通信技術などの活用が期待されます。
そこで,当企画では現在の設備管理・保全における課題,人材育成,人間系とシステムの役割,将来像などについて考えていきます。
●プラント設備の能力を最大限に引き出す-新しいALMモデルと設備管理システムへの期待 …………………………………ARC Advisory Group ジャパンオフィス/柳本 薫
【設備管理・保全システム&機器】
●RFIDを活用した設備管理・保全システムの提案
…………………………………岩井機械工業/河内伸仁 岩井プラントサービス/藤谷 崇
●国内外の導入事例に見るアセット管理システムの効果
………………………………日本インフォア・グローバル・ソリューションズ/吉谷 淳
●信頼性中心保全(RCM)の考え方と進め方
……………………………………………日揮情報システム/永田義昭,大柴義彦
●保全戦略および業務の最適化を実現するための保全システム
……………………………………………ウェーブフロント/真栄平修
●戦略的資産管理に向けたアセット管理システムの活用
…………………………………日本アイ・ビー・エム/磯部博史,植田恵一,清野 聡
●保全ガイダンス機能と設備カルテ機能によるCBMの実現
……………………………………………富士電機システムズ/一志 宏,藤川泰孝
◆振動状態監視に関する国際規格と最新型ポータブル診断システム
……………………………………………GEエナジージャパン/田邊 悟
●設備診断の効率化に貢献する腐食・減肉診断装置
……………………………………………JFEメカニカル/小檜山昭彦
●潤滑油中水分測定による動的機器管理
……………………………………………ヴァイサラ/荒井良隆
●設備管理・保全業務をサポートする無線型ポータブル振動計
……………………………………………IMV/川田浩二
●設備管理・保全における赤外線サーモグラフィの活用について
……………………………………………NEC Avio赤外線テクノロジー/安 藤 隆
【企画②】
新ソリューション~3D技術を取り入れたプラント計装ツール
三次元コンピュータグラフィックスなどに代表される3D(Three Dimensional)技術への関心が高まっていますが,工業プラント分野でもベンダ/サプライヤから3D手法を取り入れた関連ツールが提供され始めています。例えば,バーチャルリアリティ映像や設計モデルなどの三次元データを取り入れたプラントの設計システムや操作/訓練シミュレータのほか,最近では監視制御を担うSCADA/HMIソフトウェアといった製品が挙げられます。3Dレーザスキャナによるより精緻な設計作業や実プラントと同等のオペレーション体験,トラブル対応訓練,設備検証,また視認性や可視化に優れたHMIの実現などその可能性には大きな期待が込められています。
そこでこの企画では,民生分野で進展著しい3D技術を効果的に取り入れたプラント計装関連ツールに注目し,安定・安全操業への新ソリューションの提案とともに,いかに活用し,どんなメリットがあるのか,最新動向を通して考えて行きます。
【現場ニーズ】
●プラントエンジニアリングにおける3D応用システムの役割と期待
……………………………………………東洋エンジニアリング/鈴木 剛
【新ソリューション:活用法とメリット】
●三次元仮想現実空間と厳密プロセスモデルを組み合わせた運転員教育シミュレータ
……………………………………………インベンシスプロセスシステムス/広浜誠也
●64ビット対応3D HMI/SCADAソフトウェアの開発視点と活用ポイント
……………………………………………イーエムキューブ/向 眞澄
●3Dレーザスキャナ技術によるプラントエンジニアリングの革新
……………………………………………スパーポイントリサーチ/河村幸二
●プラントエンジニアリングのための3D PLMソリューション
……………………………………………シーメンスPLMソフトウェア/山本広則
●リアルタイムバーチャルリアリティソフトのプラントでの活用視点
……………………………………………シスプロ/山田麻起子
●PLMソリューションにおける3D/4Dテクノロジー~バーチャルプラントと制御設計の連携
……………………………………………ダッソー・システムズ/竹下弘之,深水晋也
設備管理・保全の今日的課題の解決に向けて
ここ最近,高圧ガス関連事故の原因として設備の劣化・腐食が増加傾向にあり,経年劣化が進む国内プラントの安全・安定操業のために,あらためて設備管理・保全が重要とされています。その設備を支えてきたベテラン技術者の退職,保全業務のアウトソーシングなどにより,“現場力”低下が今日的な課題とされ,今,ユーザでは技術伝承を含めて現場エンジニアの育成に注力しています。そして,競争力がより厳しく求められる現在,エンジニア一人ひとりに高いスキルと広い守備範囲が求められ,人材育成と同時に人間系を支える手法・技術として,リスクベースのメンテナンス(RBM,RCM),保全システム(CMMS)とアセット管理システム(PAM)との連携,センシング技術(腐食,etc),ディジタル通信技術などの活用が期待されます。
そこで,当企画では現在の設備管理・保全における課題,人材育成,人間系とシステムの役割,将来像などについて考えていきます。
●プラント設備の能力を最大限に引き出す-新しいALMモデルと設備管理システムへの期待 …………………………………ARC Advisory Group ジャパンオフィス/柳本 薫
【設備管理・保全システム&機器】
●RFIDを活用した設備管理・保全システムの提案
…………………………………岩井機械工業/河内伸仁 岩井プラントサービス/藤谷 崇
●国内外の導入事例に見るアセット管理システムの効果
………………………………日本インフォア・グローバル・ソリューションズ/吉谷 淳
●信頼性中心保全(RCM)の考え方と進め方
……………………………………………日揮情報システム/永田義昭,大柴義彦
●保全戦略および業務の最適化を実現するための保全システム
……………………………………………ウェーブフロント/真栄平修
●戦略的資産管理に向けたアセット管理システムの活用
…………………………………日本アイ・ビー・エム/磯部博史,植田恵一,清野 聡
●保全ガイダンス機能と設備カルテ機能によるCBMの実現
……………………………………………富士電機システムズ/一志 宏,藤川泰孝
◆振動状態監視に関する国際規格と最新型ポータブル診断システム
……………………………………………GEエナジージャパン/田邊 悟
●設備診断の効率化に貢献する腐食・減肉診断装置
……………………………………………JFEメカニカル/小檜山昭彦
●潤滑油中水分測定による動的機器管理
……………………………………………ヴァイサラ/荒井良隆
●設備管理・保全業務をサポートする無線型ポータブル振動計
……………………………………………IMV/川田浩二
●設備管理・保全における赤外線サーモグラフィの活用について
……………………………………………NEC Avio赤外線テクノロジー/安 藤 隆
【企画②】
新ソリューション~3D技術を取り入れたプラント計装ツール
三次元コンピュータグラフィックスなどに代表される3D(Three Dimensional)技術への関心が高まっていますが,工業プラント分野でもベンダ/サプライヤから3D手法を取り入れた関連ツールが提供され始めています。例えば,バーチャルリアリティ映像や設計モデルなどの三次元データを取り入れたプラントの設計システムや操作/訓練シミュレータのほか,最近では監視制御を担うSCADA/HMIソフトウェアといった製品が挙げられます。3Dレーザスキャナによるより精緻な設計作業や実プラントと同等のオペレーション体験,トラブル対応訓練,設備検証,また視認性や可視化に優れたHMIの実現などその可能性には大きな期待が込められています。
そこでこの企画では,民生分野で進展著しい3D技術を効果的に取り入れたプラント計装関連ツールに注目し,安定・安全操業への新ソリューションの提案とともに,いかに活用し,どんなメリットがあるのか,最新動向を通して考えて行きます。
【現場ニーズ】
●プラントエンジニアリングにおける3D応用システムの役割と期待
……………………………………………東洋エンジニアリング/鈴木 剛
【新ソリューション:活用法とメリット】
●三次元仮想現実空間と厳密プロセスモデルを組み合わせた運転員教育シミュレータ
……………………………………………インベンシスプロセスシステムス/広浜誠也
●64ビット対応3D HMI/SCADAソフトウェアの開発視点と活用ポイント
……………………………………………イーエムキューブ/向 眞澄
●3Dレーザスキャナ技術によるプラントエンジニアリングの革新
……………………………………………スパーポイントリサーチ/河村幸二
●プラントエンジニアリングのための3D PLMソリューション
……………………………………………シーメンスPLMソフトウェア/山本広則
●リアルタイムバーチャルリアリティソフトのプラントでの活用視点
……………………………………………シスプロ/山田麻起子
●PLMソリューションにおける3D/4Dテクノロジー~バーチャルプラントと制御設計の連携
……………………………………………ダッソー・システムズ/竹下弘之,深水晋也
1,320円
―
【企画①】
多様化する消費者ニーズと競争力確保に向けたMESの役割
2000年以降,低迷する景気から,製造業において新規採用の縮小およびアウトソーシング化が進み“現場力”の低下が今,課題となっています。そのような中,団塊世代の大量退職を契機にそれまで抑えられていた新規採用幅を拡大し,さまざまな教育制度を取り入れ現場力の回復に力を注いでいます。そして,ベテラン技術者の減少により,かつてのように現場で時間をかけて技術を習得する機会を失いつつある現在,教育・技術伝承を組織的,システマチックに行うことが要求されています。さらに,従来のテキストを使用した座学に加え,コンピュータゲーム,インターネット,携帯,マンガにかこまれて育った世代にとっては“ビジュアル”が教育・技術伝承として有効なツールとなるとの認識も進んできています。そこで,ここでは新世代のエンジニアの育成に向けて,画像・映像を活用した教育・技術伝承ツールを取り上げます。
MESの最新動向
………………………………………………………大坂システム計画/大坂 宏
食の安全・安心を支える食品工場向けMESを用いた製造管理システム
………………………………………………………山武/大石秀晴
汎用技術を活用したアジャイル生産現場ソリューション
………………………………………………………NEC情報システムズ/橋本安史
タイトル未定
………………………………………………………日鉄エレックス/ワンダーウェア
【企画②】
少人化時代の訓練シミュレータ~その最新機能と活用法(ベンダ編)
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,今月号と5月号の2回にわたって現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作への最適な対応はどうあるべきか,本号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てて考えます。また5月号では[ユーザ編]として具体的な導入事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
少人化に向けたトレーニング シミュレータの役割
………………………………………………………ハネウェルジャパン/野間哲也
タイトル未定
………………………………………………………オメガシミュレーション
タイトル未定
………………………………………………………インベンシスプロセスシステムス
タイトル未定
………………………………………………………タクマ
【企画③】
次世代エンジニア育成に向けたビジュアル教育・技術伝承ツールの活用
2000年以降,低迷する景気から,製造業において新規採用の縮小およびアウトソーシング化が進み“現場力”の低下が今,課題となっています。そのような中,団塊世代の大量退職を契機にそれまで抑えられていた新規採用幅を拡大し,さまざまな教育制度を取り入れ現場力の回復に力を注いでいます。そして,ベテラン技術者の減少により,かつてのように現場で時間をかけて技術を習得する機会を失いつつある現在,教育・技術伝承を組織的,システマチックに行うことが要求されています。さらに,従来のテキストを使用した座学に加え,コンピュータゲーム,インターネット,携帯,マンガにかこまれて育った世代にとっては“ビジュアル”が教育・技術伝承として有効なツールとなるとの認識も進んできています。そこで,ここでは新世代のエンジニアの育成に向けて,画像・映像を活用した教育・技術伝承ツールを取り上げます。
CGを活用したプラント安全教育用DVDテキスト
………………………………………………………日揮/西山文彦
動画マニュアルによる技術伝承,技術教育
………………………………………………………アヴァシス
ノウハウ・コツを伝承する動画マニュアルの活用法
………………………………………………………テプコシステムズ
現場画像を活用しバラツキを抑える作業ナビゲーション
………………………………………………………東京電機産業/常田 貴裕,樫 正一郎
多様化する消費者ニーズと競争力確保に向けたMESの役割
2000年以降,低迷する景気から,製造業において新規採用の縮小およびアウトソーシング化が進み“現場力”の低下が今,課題となっています。そのような中,団塊世代の大量退職を契機にそれまで抑えられていた新規採用幅を拡大し,さまざまな教育制度を取り入れ現場力の回復に力を注いでいます。そして,ベテラン技術者の減少により,かつてのように現場で時間をかけて技術を習得する機会を失いつつある現在,教育・技術伝承を組織的,システマチックに行うことが要求されています。さらに,従来のテキストを使用した座学に加え,コンピュータゲーム,インターネット,携帯,マンガにかこまれて育った世代にとっては“ビジュアル”が教育・技術伝承として有効なツールとなるとの認識も進んできています。そこで,ここでは新世代のエンジニアの育成に向けて,画像・映像を活用した教育・技術伝承ツールを取り上げます。
MESの最新動向
………………………………………………………大坂システム計画/大坂 宏
食の安全・安心を支える食品工場向けMESを用いた製造管理システム
………………………………………………………山武/大石秀晴
汎用技術を活用したアジャイル生産現場ソリューション
………………………………………………………NEC情報システムズ/橋本安史
タイトル未定
………………………………………………………日鉄エレックス/ワンダーウェア
【企画②】
少人化時代の訓練シミュレータ~その最新機能と活用法(ベンダ編)
運転の高度化,複雑化に伴い状況に応じた的確(最適)なプラントオペレーションへの要請は日々,厳しさを増しています。これは安定・安全操業の追求とともに要員削減が進む少人化時代にあって,その重要性が一段とクローズアップされています。特にベテランオペレータの減少によって経験の浅い人材の育成をどう進めるのか,生産現場の緊急課題と言えます。 そこでこの企画では,今月号と5月号の2回にわたって現場の今日的課題であるオペレータ技能育成に向けた訓練シミュレータの活用を<ZOOM UP>します。定修時のSD/SUやエマージェンシーといった非定常操作への最適な対応はどうあるべきか,本号では[ベンダ編]として実プラントの挙動を含めてよりリアルな再現機能など先鋭化した訓練シミュレータの注目技術やユーザメリットに焦点を当てて考えます。また5月号では[ユーザ編]として具体的な導入事例や評価,今後のニーズについて紹介します。
少人化に向けたトレーニング シミュレータの役割
………………………………………………………ハネウェルジャパン/野間哲也
タイトル未定
………………………………………………………オメガシミュレーション
タイトル未定
………………………………………………………インベンシスプロセスシステムス
タイトル未定
………………………………………………………タクマ
【企画③】
次世代エンジニア育成に向けたビジュアル教育・技術伝承ツールの活用
2000年以降,低迷する景気から,製造業において新規採用の縮小およびアウトソーシング化が進み“現場力”の低下が今,課題となっています。そのような中,団塊世代の大量退職を契機にそれまで抑えられていた新規採用幅を拡大し,さまざまな教育制度を取り入れ現場力の回復に力を注いでいます。そして,ベテラン技術者の減少により,かつてのように現場で時間をかけて技術を習得する機会を失いつつある現在,教育・技術伝承を組織的,システマチックに行うことが要求されています。さらに,従来のテキストを使用した座学に加え,コンピュータゲーム,インターネット,携帯,マンガにかこまれて育った世代にとっては“ビジュアル”が教育・技術伝承として有効なツールとなるとの認識も進んできています。そこで,ここでは新世代のエンジニアの育成に向けて,画像・映像を活用した教育・技術伝承ツールを取り上げます。
CGを活用したプラント安全教育用DVDテキスト
………………………………………………………日揮/西山文彦
動画マニュアルによる技術伝承,技術教育
………………………………………………………アヴァシス
ノウハウ・コツを伝承する動画マニュアルの活用法
………………………………………………………テプコシステムズ
現場画像を活用しバラツキを抑える作業ナビゲーション
………………………………………………………東京電機産業/常田 貴裕,樫 正一郎
1,320円
―
1,320円
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