【特集】AMR対策のためにどう介入する? “とりあえず広域抗菌薬”の減らし方
企画:前田 真之(昭和大学薬学部臨床薬学講座感染制御薬学部門 准教授)
抗菌薬の適正使用が徐々に進んではいるものの、薬剤耐性菌の蔓延は、依然として公衆衛生にとっての重大な脅威となっています。
本特集では、薬剤耐性(AMR)対策を行う際の課題を整理し、抗菌薬適正使用のために提唱されているAWaRe分類やスペクトラムスコア「DASC」などの臨床応用方法を紹介します。さらに、実臨床への介入例を考えるにあたり、“とりあえず広域抗菌薬”が出されがちな疾患への対応や、各耐性菌へのアプローチのほか、マンパワー不足のなかでAST/ICTとして効果的に適正使用を推進するためのヒントを提示します。
■特集にあたって
■薬剤耐性菌の課題・対策を整理しよう
●薬剤耐性によって生じる疾病負荷
●薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027、どこが変わった?
●院内感染対策サーベイランスの見方、活かし方
●AWaRe分類の考え方、活かし方
●抗菌スペクトラムの“広い・狭い”を客観的に評価するための指標「スペクトラムスコア」とは?
●広域抗菌薬の適正使用を推進するためのストラテジーとフレームワーク
●耐性菌を出さないためのPK/PDの活かし方
●抗菌薬適正使用に向けた外部評価と診療評価指標――感染領域で立入検査や病院機能評価にどう立ち向かうか
■この抗菌薬,ホントに続けてダイジョウブ?
●「とりあえずメロペネム」(とりメロ)を見かけたら
●二次性腹膜炎に対する抗菌薬はいつまで?
●人工関節周囲感染に対する抗菌薬はいつまで?
●好中球減少状態の患者に対する抗菌薬はいつまで?
●鼻副鼻腔炎に対するマクロライド療法はいつまで?
■おさらいしよう! 耐性菌へのアプローチ
●メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
●ESBL産生菌
●カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)
●薬剤耐性緑膿菌
●Clostridioides difficile感染症
■中小規模病院において,チーム(AST/ICT)として取り組めること
●チームで取り組む広域抗菌薬のPPRF、医薬品供給不足への対応
●チームで取り組む抗菌薬使用量の削減、クリニカルパスによる見直し
●チームで取り組むカルバペネム系薬使用量の適正化、外部細菌検査室との連携
●チームで取り組む培養検査の標準化、病棟担当薬剤師との連携・教育
【取材】
フロントページ
●回復期病棟でのインスリン離脱をタスクシェアリング──重症低血糖予防・退院調整を支援
【連載】
●のんびりDI談話室[2]
「医薬品情報」なのか「医療情報」なのか!?
●ガイドラインではわからない患者・家族の大切なもののための 緩和ケア薬の使い方[5]
患者の力を借りて医療ミスを防ぐ
●領域別薬剤師ケースカンファレンス from KYOTO[16]
外来がん治療 みんなで考えよう! 抗がん薬による末梢神経障害
●誰でもデキる臨床研究 リアルワールドデータで学会発表、論文執筆[10]
続・単変量解析──相関・線形回帰&オッズ比・リスク比
●振り返れば国試[20]
褥瘡への薬物治療のポイントは?
●添付文書からRMP,審査報告書まで 新薬ななめ読み[52]
ビキセオスⓇ配合静注用(ダウノルビシン塩酸塩/シタラビン)
●5のStepで使いこなす薬物動態学[2]
臨床薬物動態パラメータをどう解釈し,どう活かす? 後編 未変化体尿中排泄率(Ae),全身クリアランス(CLtot、CLsys)、みかけの分布容積(Vd)
●ジャーナルクラブの広場
その他
●今月の読者プレゼント
●News Lab.
●学会&研修会カレンダー
●お詫びと訂正
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