- 出版社:大陸共同メディア
- 発行間隔:月刊
- サイズ:A4変
対中進出ビジネス支援情報誌 ―2005年9月15日創刊―
大上海圏とは? GDPの25%稼ぎ出す―中国最大の経済圏 大上海圏とは、いわゆる長江デルタ経済圏を指し上海市(人口約1700万人)を始め江蘇省(同7400万人)、浙江省(同4600万人)の15都市と管区の74県で構成されています。土地面積は全国のわずか2%余り、人口は約10%を占めるに過ぎませんが、全国のマクロ経済に占める大上海圏のシェアは年々高まっており、2004年上半期にはGDP(域内総生産)の4分の1、貿易額の3割強、対内直接投資(実行ベース)の半分を占めるまでに上昇し名実ともに中国の経済・貿易センターになっています。 国際金融都市としての顔を持つ上海の後背地である江蘇省は1992年以来の2ケタ成長を続け、進出する日系企業の約15%が同省を目指しています。浙江省は貿易黒字が全国1位を誇り、民営企業の発達した省として有名です。インフラ整備をはじめ部材供給やトラブル対応の実行性、優秀な人材の確保面などから、今後も大上海圏に投資が集中する傾向がますます顕著になっています。