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2024-06-07 発売号 (2024年7月号)
宇宙創成という大きな謎を「ムー」では特集。
最新「ダークビッグバン理論」と宇宙創成の謎をピックアップしてみました。
宇宙を構成する物質の大部分を占めるとされるダークマター。
目に見えず、その正体もまだつかめていませんが、宇宙の構造に影響を与える重要な存在と考えられています。
最新の研究で、このダークマターが「2回目のビッグバン」によってつくられたとする新たな仮説が登場しました!
宇宙創成のシナリオ

ビッグバン宇宙論
われわれの宇宙は、物質とエネルギーでできています。
その内訳は、約5パーセントが通常の(観測可能な)物質、27パーセントがダークマター(暗黒物質)、残りの68パーセントがダークエネルギーで構成されていると見られています。
宇宙を構成する物質のおよそ6分の5を占めるのがダークマターです。
観測結果から、その存在は多くの研究者に信じられているものの、実際にはまだ観測できていない謎の物質であり、その正体や性質については何もわかっていません。
そんなダークマターの存在を確認しようと、世界中でさまざまなプロジェクトが立ち上がり、研究が進められています。
ビッグバンは2回起きた?
フリーセとウィンクラーは、ダークマターは通常の物質が誕生した従来のビッグバンではなく、別のビッグバンによって生成されたという仮説を提唱している。
つまり、ビッグバンは2回発生していたというのです。
これまでのビッグバンと区別するために、従来のビッグバンを「ホットビッグバン」、ダークマターが生成されたビッグバンを「ダークビッグバン」と呼称していることから、今回の論文で提唱された仮説は「ダークビッグバン理論」と呼ばれています。
ダークマターとダークエネルギー
ダークビッグバン理論のもうひとつのポイントがダークマターです。
ダークマターとは、質量を持ってはいるが、他の物質とは重力以外の相互作用はほとんど(あるいはまったく)動かず、そのため光を含めて電磁波での観測はできない、いわば目に見えない物質、不可視物質でした。
ただし、ダークマターは仮定上の存在であり、いまだに確認はされていません。
ダークマターの存在は、銀河の回転曲線問題以外の観測からも裏づけられています。
たとえば、重力によって光の軌道をねじ曲げ、背後の光が届くようにする「重力レンズ」効果もダークマターの影響と考えられるし、網の目のように分布している「宇宙の大規模構造」からもダークマターの存在が予測されます。
ダークマターの正体とは?

ダークマターの正体については、これまでにもさまざまな仮説が挙げられてきた。
代表的なものとしては、ニュートリノやニュートラリーノ、アクシオンといった素粒子があります。
これらの素粒子は「WIMP(またはWIMPs)」と呼ばれています。
WIMPは、弱い相互作用を持った重い粒子と考えられているのです。
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