【報道】暴行犯は弁護士だった
“キックの鬼”代償大きく
暴行弁護士、妻の職場から罰金命令
匿名で示談交渉、現金送付、逐電…
これはさすがに看過できない――。被害を受けたタクシー会社は、そう判断したという。車載カメラの被写体となった男性は、大声で乗務員を罵倒しながら運転席を蹴り続けた。およそ1カ月を経て罰金30万円の略式命令を受けた彼は、現役の弁護士。密室での奔放な暴力とは対照的に、事件後は公の場に姿を現わそうとせず、水面下で示談を試み続けた挙げ句、夜逃げ同然で自宅を引き払うことになる。最後に沙汰を言い渡した裁判所は、偶然にも身内が勤める職場だった。(小笠原 淳)
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【報道】道警不祥事から考える〈21〉
パワハラ証言に“圧力”疑惑
函館西署“暴行”事件で
検察の聴取を監視?
本誌2017年10月号で報告した、北海道警の現職警部補によるパワハラ疑惑。暴行の被害を訴える巡査部長が刑事告訴に踏み切ってから4カ月が過ぎ、地元検察の捜査が続く中、パワハラを証言する警察官たちへの職場の“圧力”を疑う声が聴こえてきた。検察の聴取を受ける署員に対し、署の幹部が「報告書」を提出させていたというのだ。事実ならば、証言者の萎縮を招く介入行為があったことになる。組織の意図は、どこにあるのか――。(小笠原 淳)
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【報道】恵庭事件第2次再審請求審
弁護団は春を待つ
恵庭事件・再審請求審が“結審”
当初の鑑定の杜撰さ、顕わに
本年1月の第2次再審申し立て以来、折に触れて誌面で報告してきた恵庭OL殺人事件の再審請求審が11月30日、札幌地方裁判所(金子大作裁判官)での審理を終え、事実上“結審”した。年内にも最終意見書が提出され、弁護団は次の春に見込まれる再審可否の決定を待つばかりとなる。潔白を訴える受刑者女性の“本人陳述”こそ実現しなかったものの、鑑定証人らの“尋問”は大きな意味を持つ場になったようだ。(小笠原 淳)
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【地域】札幌市の「もみじ台団地」が大学生の住処に?
格安の家賃で団地の空室を提供
若い力を呼び水に地域活性狙う
札幌市と北星学園がコラボしたモデル事業の成否
住民の減少や高齢化が深刻な問題となっている札幌市厚別区のもみじ台地域。これら問題の打開策のひとつとして同市は11月27日、同区の学校法人・北星学園と協定を締結。来年度から市営住宅もみじ台団地の空き室を北星学園大学及び同短大に通う学生に対して、自治会活動への参加を条件に家賃設定の中の最も安い賃料で貸し出すモデル事業を始めることになった。焦点となるのは、やはり学生たちの反応。今回の入居者募集が仮に定員割れとなっても、市側は事業継続へ最大限努力すると力を込めるが、住民となる学生にとってのメリット・デメリットはどうなのか──。行政と民間がコラボする事業の成否を占ってみたい。
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【連載】「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─【4】
破綻後、最初に考えたのは
中小企業への救済策だった
元道副知事 丸山 達男 氏
1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。指定金融機関として北海道と強い繋がりのあった拓銀の破綻は、道庁にも大きな衝撃を与えた。当時、大蔵省からの第一報を受けたのは、丸山達男副知事だった。出張で戻れなかった堀達也知事に代わり道の対応について対外的にコメントしたのも丸山氏だった。20年前、丸山氏に拓銀破綻の知らせはどういう形でもたらされ、道の対応策はどのような視点で行なわれたのか──。(企画・執筆=佐久間康介)
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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(29)
行政と住民の金銭感覚を
麻痺させる“原発マネー”
泊村では公金の無駄遣いに住民が怒りの声
「また飴玉をしゃぶらせるつもりなのか?」そう思わせる国のエネルギー施策の実態が1カ月ほど前、新聞報道された。原発が立地する自治体を対象とした国の補助金。これを2017年度から原発の半径30キロ圏内にある他の自治体にも交付する仕組みに変更していたというのだ。補助金の対象を拡大するということは何を意味するのか。国は全国の原発の再稼働へ向けて「伝家の宝刀」ならぬ「伝家の飴」を再びちらつかせて、国民世論を誘導しようとしているのではないのか。そんな中、原発マネーが目減りし始めた泊村では行政サービスの縮小が始まっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)
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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (32)
札幌市民が憩う場所、都市公園に
ひっそり残る幾つもの“大戦の跡”
かつての軍事拠点に響く子供らの声
札幌市内の公園の中には太平洋戦争末期に連合国軍の空襲に備えて、旧日本軍が築いた高射砲の台座跡が現存している場所がある。広大な公園は、かつて旧軍の兵舎や関係施設が建ち並んでいた場所だったりすることも多い。戦後73年目を迎えようとする中、札幌は北海道を守るための軍事上の重要な拠点であったことが忘れ去られようとしている。子どもたちが遊びまわる札幌市内の公園などに残された戦争の跡を探した。(ジャーナリスト 黒田 伸)
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【ニュース】
■守秘義務違反警部補に有罪判決
大麻購入の相手に車輌情報漏洩
免職処分の「特例法違反」は問われず
■新人看護師パワハラ自殺疑惑で
遺族の「再審査請求」に棄却決定
──「2度殺された」と憤りの遺族、行政訴訟へ
■苫駒大経営移管を文科省が認可
在学生「僧侶資格問題」の行方は
──国の審議会は「円滑な移行」要請
■札大・荒川理事長が協調路線へ転換
「労使関係の正常化は最重要課題だ」
──本誌への回答で表明するも一部理事に怪しい動き
■遠友夜学校の祖・新渡戸稲造の功績を
顕彰する「INAZOサミット」開催
──「遠友みらい塾」塾長を務める寺島実郎氏が基調講演
■森井市長の“防波堤”役を期待された
上林猛副市長が辞職勧告を受け退職
──小樽市議会第4回定例会で「森井降ろし」さらに加速か
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【新春インタビュー】
■北海道知事 高橋 はるみ 氏 「人口減少・危機突破」に手応え 目指す将来は“人々が輝く北海道”
■札幌市長 秋元 克広 氏 冬季オリパラ招致へ着実に前進 進む都市基盤の高度化と再構築
■北海道経済連合会 会長 髙橋 賢友 氏 新時代の起点となる重要な年に道内隅々まで景気回復の実感を
■ホクレン 代表理事会長 内田和幸 氏 農業者の所得向上を目指してホクレンの役割を愚直に果す
■医療法人社団 元生会 森山 領 氏 医療福祉の充実こそ経済成長を後押しする大きな推進力になる
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【マンガ】
回顧2017 誰が私のカンゾーを悪くしたのだ?
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【医療】
最新の不妊治療を提供する時計台
記念病院の女性総合診療センター
多くのカップル に朗報をもたらす
カレスサッポロ の“生殖医療”とは
子どもができない、いわゆる不妊症に悩むカップルは、かつて10組に1組と言われていたが、近年は5、6組に1組と増加傾向にあるという。原因は排卵障害、卵管障害、精子の問題など男女共にあり、女性は年齢が高くなるほど妊娠、出産におけるリスクが高まる。しかし、その一方で生殖医療の技術は日進月歩で、安全かつ高度な不妊治療を提供できるようにもなってきた。この中で多くの患者から頼りにされているのが、社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院の女性総合診療センターだ。同センター長で道内における不妊治療の第一人者として知られる藤井美穂医師に最新の治療と留意点を取材した。
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【連載】〝農と食〟北の大地から
進化し続ける「コープさっぽろ農業賞」の今
審査を通して変わるコープの売場
深まった「生産現場と食卓の提携」
生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長・組合員数約160万人)が2004年から始めた「農業賞」の取り組みが今年、第10回の節目を迎えた。累計で1192件の応募があり、総受賞者数は164。途中で「漁業の部」や「交流賞」などが加わり、北海道の1次産業を消費者目線で応援する一大運動に発展した。生協事業に家庭菜園や規格外、有機の農産物を取り扱う部門を設ける取り組みも進み、広がりを見せる。旭川市内のアニマルウェルフェア(家畜福祉)実践農場を審査に訪れたことで背中を押され、懸案だった全店舗での平飼い卵の販売も実現──。表彰式の様子や、進化し続ける「農業賞」の今を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)
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【自立支援】NPO法人「山村エンタープライズ」藤井裕也代表理事の講演から
地域再生と若者の自立支援を両立
共に新しい生き方を探る“人おこし”
「あらゆる若者が希望を持って暮らせる地域づくり」を目指し、岡山県美作市の「地域おこし協力隊」OBで組織するNPO法人「山村エンタープライズ」が、中山間地域の活性化とひきこもりの若者の自立支援を組み合わせた「人おこし」事業に取り組んでいる。11月12日、札幌市内で開かれた「中高年ひきこもり当事者のライフプラン学習会」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク主催)。この催しに登場し、マイクを握った山村エンタープライズ代表理事、藤井裕也さん(31)の講演「地域おこしは人おこし」から地域での新しい生き方や働き方のヒントを探ってみたい。(構成・武智敦子)
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【人】
北海道NGOネットワーク協議会会長 立石 喜裕さん
地球の裏側の紛争や貧困を知り
自分たちで行動を起こすことが
国際協力につながっていく
シリアの内戦やミャンマーにおけるロヒンギャ難民危機。世界各地から報じられる紛争や貧困、環境破壊などのニュースに私たちはどう向き合えばいいのか。そんな問いかけへのヒントになりそうなのが、12月16日に札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)で開かれる「北海道国際協力フェスタ」(北海道NGOネットワーク協議会主催)だ。青年海外協力隊OBで道内のNGO(非政府組織)の活動をサポートする同協議会会長、立石喜裕さん(57)に国際協力とは何か、そして協議会の役割などを聞いた。(聞き手・武智敦子)
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【連載】ルポ 「ひきこもり」(28)──「サテライト・カフェin小樽」の取り組みから(2)
居場所作りの重要性を再認識
子の気持ち、親の気持ちを共有しよう
最も近い存在であるが故に距離の取り方が難しいのが親子関係だ。特に子供が長期間ひきこもっている家庭では、親が子供の胸中を推し量って、本音でものが言えなくなったり、価値観を押し付けて関係を悪化させることもある。本稿では、前回に引き続き居場所づくりを目指す「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」に注目。なぜ居場所が必要なのか、子の気持ち、親の気持ち、支援者の視点から探ってみた。(武智敦子)
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【フォトレポート・トピックス】
●土屋公三氏・水谷もりひと氏 目指すべき“働き方”を語る
●田下昌明氏による“究極の育児書” 旭川での出版記念祝賀会に200人
●北海道に夢を与えてくれた大谷 メジャーで「ピッチャー・4番」の勇姿を
●今や世界中のアニメ作家が目指す“夢の舞台”となった新千歳空港
●網走発、全く新しいスイーツ“ミルクグラッセ”が話題に
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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常”
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『かけす・ハクチョウ・コクチョウその他のもの…と、永く過ぎゆくもの』
北方ジャーナルの内容
- 出版社:リ スタジオ
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月15日
時代を撃つ北の報道・論評誌。大マスコミにはない独自の視点で世相を斬る!!
「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!
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