北方ジャーナル 2023年5月号 (発売日2023年04月15日) 表紙
  • 雑誌:北方ジャーナル
  • 出版社:リ スタジオ
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月15日
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北方ジャーナル 2023年5月号 (発売日2023年04月15日)

リ スタジオ
時代を撃つ北の報道・評論誌

北方ジャーナル 2023年5月号 (発売日2023年04月15日)

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目次

【報道】社会福祉法人 神愛園を検証する

“神の園”から離れる人心

パワハラ疑いの幹部2人が
コロナ渦中にラブホで密会

札幌市内の手稲区と清田区に特別養護老人ホームを中心とする事業拠点を構える社会福祉法人 神愛園(本部手稲区・後藤学理事長)。キリスト教の精神に基づいて設立され、半世紀以上の歴史を歩んできた社福で噴き出したのが幹部によるパワハラ疑惑と“コロナ不倫”問題だ。札幌では老舗の社福である神愛園でいったい何が起きているのか──。     (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】寿都町漁協の“黒い霧”を追う②

小西組合長ら幹部4人が
本誌報道直後に一斉辞任

“核のゴミ”の最終処分地選定問題で物議を醸し、全国的に耳目を集めた後志管内の寿都町。このまちを支える大黒柱、寿都町漁業協同組合に関する続報だ。先の4月号が地元を中心に大きな反響を呼ぶ中、本誌報道直後の3月下旬に小西正之代表理事組合長ら幹部4人が一斉に辞任したことが明らかになった。同漁協で、いま何が起きているのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉔

在学生自殺、パワハラ認定

江差看護・第三者委が結論
道、5月にも遺族に謝罪へ

事態の表面化から丸2年が過ぎた公立看護学校のパワーハラスメント問題で、最大の被害といえる在学生の自殺事案を調査していた第三者機関の結論がまとまり、自殺とハラスメントとの因果関係が認定された。複数の元教員・元学生らへの聴取であきらかになったのは、学内で横行していた不適切な教育の実態。志半ばで力尽きた男子学生は、長く学校に根づいた理不尽な指導に追い詰められていた。謝罪を口にした加害者は、今のところ1人もいないという。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉗

安倍政権こそ「大迷惑」

一審全面勝訴の原告ら陳述
野次排除国賠・控訴審終結

「野次を『迷惑』というなら、安倍政権こそ『大迷惑』でした」――。時の総理大臣の演説に批判的な野次を飛ばし、あるいはプラカードなどで疑義を示した市民らが警察官にその言論を封じられた事件で、当事者らが地元警察に賠償を求めた裁判の控訴審が終結した。昨春の地裁判決で実質全面勝訴した一審原告らは、4年前の夏に侵害された言論の自由の重要さを改めて訴え、控訴棄却を強く求めた。長引く闘いの次の結論は、6月下旬にあきらかになる。 (小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ⑩

「今は一番幸せ」

札幌高裁、小島さんの訴え認める
優生法国賠・逆転勝訴も国は上告

「私は不幸な人間だと思ってましたけど、今は一番幸せです」。旧優生保護法下の強制不妊問題で、全国で初めて実名を明かして国に賠償を求めた男性の裁判が3月中旬、控訴審判決に到った。争点だった「除斥期間」の適用を地元裁判所はよしとせず、満席の法廷で言い渡されたのは国に賠償を命じる逆転判決。ようやく「幸せ」を掴んだ被害者はしかし、年度末に伝わった国の上告でさらなる闘いを強いられることとなる。真の救済は、いつ訪れるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈62〉

住居侵入、常習か――

起訴の巡査部長、余罪で再逮捕
警部補の迷惑行為などは未発表

地元警察の不祥事、3号続けての報告だ。前号締め切り後に一部開示された公文書により、同号で伝えた昨年第4四半期(10―12月)の未発表事案の中に事件捜査の対象となったケースが複数あることが確認できた。年度が替わる間際にはまた別の事件が発生し、当事者の警察官が起訴後に再逮捕される事態に。表面化を免がれ人知れず処理されている事件もあれば、隠し切れずに報道発表される事件もある。ともに、現時点でわかっていることを報告しておきたい。(小笠原 淳)

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【報道】本誌が“暴走経営”を報じたネクステップの現在

新居会長と来生社長の両輪で
失われた信頼関係回復に尽力

本誌が昨年報じた北洋銀行の親密企業、不動産業のネクステップ(本社・札幌市中央区)の水口千秋社長(当時・67)の暴走経営は、関係者の大きな反響を呼んだ。報道後、ほどなく水口氏が退任、後任の濱岸春尋新社長(当時・61)の下で第三者によるガバナンス委員会が問題の検証を行なったが、その濱岸氏も昨年8月に退任する経緯を辿った。そんな中、ネクステップ元社長の新居隆氏が会長に復帰。新社長の来生淳二氏と共に会社の正常化に向けて取り組んでいるという。会社の再生に取り組む2人に“事件”の総括と現状を訊いた。 (3月13日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【報道】児童デイの不適切な支援計画を道が容認?

職員による「つねり返し」を
療育とした岩見沢の事業所

児童デイサービス(障害のある子どもを支援する通所事業所・児童デイ)の支援計画をめぐる道の対応が波紋を広げている。昨年の夏、4歳の自閉症の子どもが岩見沢市内のA児童デイの職員を突然つねり始めたため、事業所は「つねり返す」ことで適切なコミュニケーションを促すという個別支援計画書を提出。「つねり返しは体罰や虐待ではないか」との家族(M夫妻)の抗議で計画は撤回されたが、事業所への不信感はぬぐえない。今年になって父親が空知総合振興局に問題提起すると、担当者はつねり返しを「嫌悪刺激」という対応方法であると説明し、家族への説明があれば問題ないなどと容認とも受け取れる発言をしたという。これに振興局の担当者は「道は支援の良し悪しを判断する立場ではなく、嫌悪刺激を良いとも悪いとも言っていない」と否定している。児童デイにおける支援のあり方を追った。(武智敦子)

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【ニュース】

■大成建設で前代未聞の不良工事
 精度不良で組んだ鉄骨を全撤去
 ──札幌の旧HBC本社跡地。「ハイアット」誘致に不透明感

■取り調べ映像の開示命じる決定
 黙秘権侵害・私物“検閲”訴訟で
 ──「提出拒否は裁量権の濫用」と札幌地裁、全国初か

■神恵内村長選で敗れた瀬尾氏が
 在住する泊村の村議選挙に挑戦
 ──公約のテーマは「村おこしへのチャレンジ」

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【介護】地域包括ケアの拠点として在宅をサポート

つしま医療福祉グループが豊平に
特養「ノテ中の島」を新規オープン

つしま医療福祉グループ(札幌市・対馬徳昭代表)傘下の社会福祉法人「ノテ福祉会」は、法人発祥地の地である札幌市豊平区内で4か所目となる特別養護老人ホーム(特養)「ノテ中の島」を3月30日にオープンした。特養は同グループが展開している地域包括ケアシステムの「核」に位置づけられており、「ノテ中の島」では短期入所のショートステイや居宅介護事業も合わせて行ない、住み慣れた地域での暮らしをサポートする。ノテ中の島の皆川真施設長(40)に、新施設の概要をはじめ特養を活用した地域包括ケアシステムの意義について訊いた。
(3月20日取材・工藤年泰)

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【経済】北海道信用保証協会の山谷吉宏 会長に訊く

肩代わりだけではない役割
企業の支援と再生こそ使命

新伴走で「ゼロゼロ」借換を促進

コロナ禍が沈静化し経済が平時になりつつある中、ゼロゼロ保証(実質無利子・無担保融資)が返済時期に入ってきた。道内ではゼロゼロ保証を受けた半数以上が返済を始めているが、これから返済が始まる事業者のうちおよそ3割が返済に不安を抱えているという。このような中で北海道信用保証協会(本店・札幌市中央区)は、事業者に借り換え保証でソフトランディングを促す一方、創業支援など前向き資金の保証にも力を入れている。コロナ後を見据えた同協会の舵取りと企業支援について山谷吉宏会長に訊いた。キーワードは「攻めの信用保証協会」だ。
(3月30日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【企業】コープさっぽろの新ポイント・ステージ制度がスタート

北海道の暮らしはまるごとお任せ
ポイント利用先拡充で利便性向上

生活協同組合コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、新ポイント・ステージ制度を3月21日から開始した。これまでも店舗、宅配システム「トドック」をはじめ、関連グループの灯油、電力、旅行、文化教室などのサービスで330円(税抜き)の買い上げごとに1ポイントを付与するサービスを行なってきたが、ポイントを使える先が店舗や宅配などに限られていた。今回の制度改変によりトドック電力やエネコープの灯油、夕食宅配サービス、移動販売、旅行、文化教室、家族葬での利用も可能になった。年間利用金額で設定していたステージも月単位のカウントに変更し、利便性をより一層高めている。いいことづくめの新ポイント・ステージ制度を紹介する。

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【連載】〝農と食〟北の大地から
「食料安全保障」で地域を守る
~行動する農業経済学者・鈴木宣弘さんの講演から~

食料危機前夜という有事に突入
今こそ国内で安全な食料確保を

「日本の食料自給率は38%どころか10%あるかないか。海外からの物流が停まったら、世界で最も死者が出る国」と警鐘を鳴らすのは、農業経済学者の鈴木宣弘さん(〔一財〕食料安全保障推進財団理事長)である。「立て板に水」の弁舌に人気があり、全国各地の農業・食料関係者などから引っ張りだこ、北海道にもたびたび足を運ぶ。3月18日には北海道農業ジャーナリストの会(坂下明彦会長)の創立50周年企画に招かれ、札幌市内で講演。「地域の種を守り、生産から消費まで“運命共同体”として地域循環的に農と食を支えるローカル自給圏を創ろう」「学校給食の地場産公共調達や農家と住民一体化で、耕作放棄地は皆で分担して耕そう」などと力説した。そんな講演内容の一端を紹介する。

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【社会】レタポスの田中敦理事長が全国組織KHJの理事に就任

「ひきこもり経験者」を初選出
セーフティネット整備に意欲

NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(レタポス)の理事長、田中敦さん(57)が、4月1日付でNPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」(本部・東京都豊島区)の理事に就任した。田中さんは同会の支部、北海道「はまなす」の事務局長も兼務しており、2019年10月には「第14回KHJ全国大会in北海道」を成功させている。北海道から、そしてひきこもり経験者の立場から今回初めて理事に選出された田中さんに就任への意気込みを聞いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」92──道内各地の居場所事業が明暗を分けた理由(後編)

成功の鍵は支援者の熱意

多くの当事者が参加した江別と苫小牧

札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長・レタポス)が小樽などの3市で続けてきた居場所事業を振り返る後編は、江別市と苫小牧市での結果を取り上げる。前号で報告した通り小樽市は参加者の低迷という残念な結果で終わった。一方で、江別市と苫小牧市は当事者の参加が多く、田中理事長は「着実に実績を積み上げていった成果」評価している。それを支えてきたのは支援者の熱意であることは間違いない。両市の支援者を訪ね居場所事業への思いを訊いた。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【89】

かつての巨大要塞が人気の
観光地に。和歌山県友ヶ島

“ラピュタの島”から見える戦争

和歌山市の沖合約4キロの瀬戸内海に友ヶ島という小さな島がある。明治時代、旧日本軍が大阪湾への敵艦船の侵入を阻止するため淡路島と紀州の間の紀淡(きたん)海峡に砲台を設置し、終戦まで使っていた場所だ。豊かな自然と赤茶色のレンガ造りの砲台跡などの遺構が、宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」の世界に似ていると人気を集め、最近では若者や家族連れなど多くの観光客が訪れている。その無人島を探索するとまさに「要塞」と呼ぶにふさわしい本土防衛の跡があった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●百年記念塔解体差し止め訴訟「原告適格なし」と訴えを却下
●北海道初のふるさと納税自販機が野口観光の登別石水亭にお目見え
●札幌矯正管区×札幌市立大 全国初コラボでポスター制作
●4年ぶり約千人の新入社員が一堂に会したアインの入社式
●留萌本線廃線で横山茂沼田町長が「惜別の涙」
●地域づくりを応援する太陽財団が助成対象事業贈呈式を今年も開催
●SATO社会保険労務士法人が士業初の「審査委員会特別賞」
●2023春の観光情報 歩き出そう光の大地に
●G7札幌で遠軽の魅力発信 白滝ジオパークの地域資源
●道東の自然体験観光はお任せ 清里町のウエネウサルみどり
●待ち望んでいた「ススキノ再起動」 APRグループの人気店をハシゴ取材
●キックボクササイズ、9ROUND札幌狸小路5丁目店がオープン!
●道産もち米の消費喚起をホクレン「#OMOCHI革命」

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の夜を駈ける車イス
*よいどれブンガク夜話
*新連載: ソレでもナマがすき?
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春の家出』

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「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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