北方ジャーナル 12月号 (発売日2012年11月15日) 表紙
  • 雑誌:北方ジャーナル
  • 出版社:リ スタジオ
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月15日
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北方ジャーナル 12月号 (発売日2012年11月15日)

リ スタジオ
時代を撃つ北の報道・評論誌

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目次

【もうひとつの「夕張問題」】
村上智彦医師は、何と闘ったのか(4)

「無視し続ければいいと思った」
夕張・殺人未遂 法廷であきらかになった村上智彦医師の嘘


「ストーカーが知人女性を刺した」というストーリーは、嘘だった――。今年5月に夕張市で起きた殺人未遂事件。同市の市立診療所を運営する「夕張希望の杜」の前理事長・村上智彦医師(51)は、被害者の女性と結婚の約束を交わしつつ、加害者の女性に交際を申し込んでいた。事情説明を求められた時、彼が採った対応は「無視し続ける」こと。10月末、事件の公判廷でその名を連呼された村上医師は、裁判が終わった今も公の場でその件に一切触れようとしない。あたかも現実そのものを無視し続けているかのように。

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【現地ルポ】津波被災地での1週間(後篇)

復興とは、何だろう

「どうなれば、被災地が復興したと言えるのでしょう」──。9月下旬の1週間、宮城県石巻市に拠点を設け図書を通じた被災地支援を行なっているボランティア団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市・荒井宏明代表)の動きを追いながら、岩手県と宮城県の“津波被災地”で出会ったボランティアなどに問い掛け続けた。未曾有の被害を出した東日本大震災の発生から1年半以上。しかし、太平洋沿いのルートを辿りながら目にした光景は“復興”とは程遠く、住宅の基礎だけを墓碑のように残し“消滅”した集落があちこちに散見された。微力でも被災地の力に──。そうした想いを抱いて汗を流すボランティアらの視界に、“復興の兆し”は見えているのだろうか。(副編集長 打田 尚志)

【インタビュー】
「余暇を楽しんだり読書に親しめる『心の復興』を」
長谷川 敬子 さん(陸前高田市立図書館 副主幹)

「被災者の願いは仮設住宅から1日も早く出ること」
久保田 崇 さん(陸前高田市 副市長)

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【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第3回)

動燃の「洗脳費用」を最も多く
受け取ったのは、道新だった

「9年間で4億円」の中身とは──

科学技術庁を担当し、原子力問題や「核のごみ」と言われる放射性廃棄物問題を取材するようになった私は、道新をはじめ各紙に掲載されている原発を推進する政府広報や電気事業者の広告、あるいは記事の体裁を装っている「記事体広告」が気になって仕方なかった。記事で原発の問題性を批判しても原子力推進をテーマにした全面広告やコラムが同じ新聞に掲載されている──。読者はこれをどう感じているのだろうか。原始力村のメディア対策費の総額はいったいどれほどか、そしてどれだけのメディアにバラまかれているのか。取材を通して動燃事業団と親密な関係を構築して3年後、私の疑問に答えるように幹部が1枚のコピーを手渡してくれた。場所はススキノの一角、炉端焼き居酒屋の個室である。
(ジャーナリスト・黒田伸)

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【連載 第39回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

国会記者会館は誰のものか
抗議、申し入れ、民事訴訟――ただ「屋上を借りる」ために

毎週金曜夜、東京・永田町の首相官邸前で行なわれている脱原発抗議行動。今年3月に始まったデモ活動は、6月には20万人の参加者が集まったと伝えられ、新聞・テレビもニュースとして扱い始めた。大手メディアに先んじてその模様を発信してきたフリーランス記者たちは、ほどなくしてある取材規制の存在に気づく。デモ主催者による規制ではない、同業者による規制だ。官邸の向かいに建つ国会記者会館が、なぜかデモの最中に限って立ち入りを制限しているのだ。税金で建てられた施設の開放を求める動きは、ここに来て法廷に持ち込まれる事態となった。

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【インタビュー】
「チャイナリスク」への対処をキャリアバンク佐藤良雄社長に訊く

「こんな時期だからこそリスクを取り、中国ビジネスを進めよう」

“欠かせない大きな顧客として
再認識を”と佐藤社長が直言!

「尖閣諸島国有化」に端を発した日中関係の悪化は両国間の政治、経済に深い影を落としている。北海道でも、道産食材の輸出減少や中国人観光客のキャンセルが相次ぐなど経済面での大きな不安材料になっており、中国進出を検討していた企業もリスクを怖れ計画を凍結するところも出てきている。そんななか、中国で反日デモが相次いだ時期を挟み、頻繁に北京や上海を訪れているのがキャリアバンク社長の佐藤良雄氏だ。険悪化する日中関係の中で敢えてビジネスを推し進めようとする佐藤氏の真意とは。そして経済界は今回の「チャイナリスク」とどのように向き合うべきなのか。「こういう時期だからこそリスクを取ろう」と直言する佐藤氏の声に耳を傾けてみた。(10月23日収録)

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【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (22)

「手稲前田は農振法に縛られた居留区か?
押し込められた少数民族はツライな(笑)」

「告発したんなら、ちょっと教えてくれりゃいいのにな。司法の場で白黒付けるならアパートを増やすのを止めるって言ってんだからさ(笑)」。公正証書で売買した“自己所有地”に昨春から「エコ村」と称するアパート群を建設し、北海道と札幌市を挑発してきた手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(65)。道が告発に踏み切ったとの未確認情報が流れて以降、エコ村には束の間の平穏が訪れたように見えるが、同氏の“仇敵”である市農業委員会をあざ笑うかのように“新たな火種”を投じようとしていた──。 (11月6日現在)

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【ニュース】
◆不祥事が一向に減らない道警、道教委。
「異常事態」に特効薬はあるのか
──「免職」は過去5年間で道警22人、道教委63人という多さ

◆札幌のNPOが余市町で、ひきこもり
 関係の“出前相談会”を実施
──「サテライトSANGOの会」で地方ならではの悩みを親たちが告白

◆昨年の反省はゼロ? 不祥事が続く
 小樽市で今度は職員が児童買春で逮捕
──今年に入って逮捕・不祥事4件、問われる職員倫理

◆言葉足らずで原発避難者への批判に?
川田札幌市議“決算委発言”の真意とは
──脱原発デモは、特定イデオロギーに導く政治活動か
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【長期連載】“農と食”北の大地から
「産業用大麻」の可能性(前編)

姿消した作物が多様な用途で再注目
免許交付にも厳しい道の対応に疑問

江戸時代後期には繊維作物として北海道(蝦夷地)でも栽培されていた大麻草。明治時代に生産・加工の隆盛期を迎えたが、その後は亜麻にとって代わられ、戦後になると「大麻取締法」の施行や化学繊維の普及で姿を消す。だが90年代以降、欧米で産業用大麻(ヘンプ)の生産が盛んになり、食品や工業製品、バイオ資源としての有用性が注目されている。国内で唯一、大規模栽培ができる条件に恵まれた本道にとっても、多くの可能性を秘めた作物といえるだろう。生産の歴史をたどりながら、新分野に挑戦する人たちに話を聞き、産業用大麻の現状をリポートする。(ルポライター 滝川 康治)

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【シリーズ】発達障害を考える(11)

「我が子の進路はどうしたら…」

進学先めぐり担任と対立した母親の苦悩

知的障害のある生徒が学ぶ「高等支援学校」に進学を希望する発達障害などの生徒が増加している。特に札幌近郊では受験者が定員を上回る学校もあり、やむなく郡部の学校に行く生徒もいるという。受験に対する親の悩みは深刻だ。入学希望者が増えている背景には何があるのか──。周辺を取材した。(武智敦子)

【講演】発達障害の当事者、田中透さんが講演会で熱弁

「“いま”を安心して過ごして
いくことが何よりの特効薬」
「当事者に沿った支援のあり方」とは──

本誌8月号の「シリーズ発達障害を考える」に登場いただいた函館市在住の田中透さん(28)の講演会が10月中旬、日本基督教団東札幌教会(白石区)で開かれた。成人後にアスペルガー症候群と診断され、苦手なコミュニケーションを克服するため日々努力を重ねてきた田中さんは、「いまを安心して過ごすことが何よりの特効薬」と参加者に呼びかけた。「当事者に沿った支援のあり方」をテーマに、率直で前向きな語りが大きな共感を呼んでいた当日の講演内容とは──。(10月21日収録)

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【オホーツク特集】

いま、地域の付加価値の最大化を

流氷をはじめ豊かな地域資源を有するオホーツク──。その地域資源の付加価値を高める取り組みが各地で盛んに行なわれている。昨夏、留辺蘂地区にオープンした「山の水族館」、網走や北見で相次いで着工しているメガソーラー、さらには網走で建設が進む麦の大規模乾燥施設。どれもが地元の“財産”を活かそうとする試みだ。活性化には地域が持つ付加価値の最大化が欠かせない。今回の特集前半では、近づいてきた北見市長選の動向に触れながら管内の状況を概観し、後半では網走・北見・紋別3市長の直近の声を紹介する。オホーツクの“いま”を感じ取ってもらいたい。

【インタビュー】

網走市長 水谷 洋一氏
「一次産品の付加価値を高め大消費地に出荷するための戦略を」

北見市長 小谷 毎彦氏
「北見赤十字病院の改築問題にメド “2拠点1軸のまちづくり”を推進」

紋別市長 宮川 良一氏
「広域紋別病院の移転新築で医療ニーズに対応した安心なマチを」

【観光特集】
流氷の足音を聴きながら…

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【メディカルレポート】
社会医療法人社団 カレスサッポロ
時計台記念病院「眼科・網膜硝子体センター」

糖尿病網膜症がここまで改善
「硝子体手術」の最新治療とは

国民病と呼ばれる糖尿病の増加に伴い、糖尿病網膜症や白内障などの合併症が増えている。糖尿病網膜症は糖尿病と同様に初期の段階では自覚症状がほとんどないため、放置したまま失明に至るケースも少なくない。中高年を襲う目の病はどうすれば防ぐことができるのか、また最新の治療方法とはどのようなものか──。硝子体(しょうしたい)手術で糖尿病網膜症などの治療に取り組む、社会医療法人社団 カレスサッポロ 時計台記念病院「眼科・網膜硝子体センター」の古館直樹センター長に訊いた。

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【流通】札幌・手稲区で燃え盛るディスカウント戦争

“食品激安4強”が消耗戦!
「手稲の陣」を制するのはどこだ

札幌市手稲区で食品スーパーのディスカウント戦争が勃発している。これまで札幌市内のディスカウント戦争は個店同士の局地戦だったが、手稲区では全体に広がっている感がある。手稲を制する者が札幌を制し、北海道を制することにも繋がりかねないとあって、各社とも負けられない消耗戦を展開。出口の見えないディスカウント合戦に耐えきれず退場する食品スーパーも出てきそうだ。

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【現場ルポ】
現場ルポ・高齢化社会で活躍する訪問理美容師

「きれいになったね」
“福祉”の担い手を目指す訪問美容師の卵たち

高齢化社会の進展に伴い、近年需要が高まっているのが訪問理美容サービスだ。高齢者宅や病院、介護施設などに出向き、散髪、パーマなどを行なうこのサービス。道内の業界の中で先駆けて取り組んできた小樽市の㈲ヤマシタ商事(山下秀治社長)に今春、訪問美容師を目指す2人の女性が入社した。「お年寄りに元気ときれいを届けたい」。意気込む新人たちの奮闘ぶりを追った。

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【話題の人】11月から小樽と札幌で個展を開く
写真造形家・ 澤田 千香子さんに訊く

「ファインダーの中で現実と仮想の世界の
狭間を組み立てる。そんな感覚が好きです」

現実なのか、それとも異次元に迷い込んだのか──。小樽市在住の写真造形家・澤田千香子さんの作品に触れると、いつもそんな思いが頭をよぎる。人にまぎれながら密かに小樽の街に住みついているのは、ブリキの玩具や人形たち。路地裏や駅、古いホテルのロビー、倉庫など現実の風景が、澤田さんのファインダーを通して“カレら”の住むちょっと不思議な異空間へと変貌する。そんな彼女がライフワークの集大成として取り組んでいるのが、一体の人形を主人公に20年間撮り続けた写真を作品集にまとめ、日本のみならず海外でも発表することだ。創作活動の原点は何なのか、なぜ小樽にこだわるのか。この11月に個展をひかえた澤田さんを訪ね、シュールな「千香子ワールド」の魅力に迫った。
(10月12日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

「原発維持」派の論拠はなにか? (1)
「脱原発」政策を“ポピュリズム”(大衆迎合主義)とする傲慢

世の中にあるすべての物事には〈表と裏〉がある。つまり、「現実はどうあるべきか」についてのどのような主義・主張も、それがどこから見ても“完全に正しい”ということはない。そこには必ずメリット(長所)とデメリット(弱点)の両面があるということだ。勿論、「脱原発」論も例外ではない。私は脱原発論者であり、最終的に人類は原発を放棄すべきであると考えているが、だからといって、この脱原発論が完全無欠なものであるとは思っていない。すでに本誌でも述べたように、脱原発を現実に実行しようとすれば、その途上にはさまざまな困難が横たわっており、それを乗り越えるためにはよほどの覚悟、つまり、ある種の“断念”や“実存的な賭け”というものも必要になってくる。裏を返せば、その反対にある「脱原発反対論」や「原発維持論」にもそれなりの正当性や説得性が充分含まれているということだ。最終的に必要なのは熟考した上での“決断”である。


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【フォトレポート・トピックス】
●北海道庁前脱原発抗議行動、金曜夜の風景
●イーグルグループがレバンガ北海道の冠大会を開催!
●オホーツク紋別から林業関係者に「世界のファナー」を発信!

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【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(プレジデント「ねね」)
*人物株価
*シネマ『綱引いちゃった!』 
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記”
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ゆうがたのお客さん(どこかで逢った子)』

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「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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