北方ジャーナル 2026年10月号 (発売日2026年09月15日) 表紙
  • 雑誌:北方ジャーナル
  • 出版社:リ スタジオ
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月15日
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北方ジャーナル 次号:2026年10月号 (発売日2026年09月15日)

リ スタジオ
時代を撃つ北の報道・評論誌

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目次

【報道】問われる外国人労働者の人権

疑惑の町議「団交で話す」

京極の農場でミャンマー人虐待か
男女6人が被害訴え、刑事告訴も

この夏、多くの報道機関が一斉に伝えることになった虐待疑い事件。後志の京極町にある農場でミャンマー人労働者たちが雇用主から日常的に暴力や暴言などを受けていたとして、警察などの関係機関に被害を告発した。被害者らを保護した地元の労働組合は「労組として『暴力』を問題にするのは初めて」と呆れ、早期の被害回復を訴える。加害行為への関与が指摘される農業法人の実質的経営者は、現職の地方議員だった――。 (小笠原 淳)

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【報道】「札幌市市有施設照明LED化事業」に噴き出る疑義

LED大手はプロポーザルで
なぜ“門前払い”を受けたのか

国際条約により蛍光灯の製造と輸出入が禁止される来年末に向け公共施設照明の更新が喫緊の課題となる中、「市有施設照明LED化事業」を7月1日に告示し、市内の“完全LED化”に向けて大きく動き出した札幌市。だが、このプロポーザル入札をめぐって、多くの自治体のLED化を手がけてきた札幌生まれの大手企業が門前払いを受け、同社の「入札妨害」を訴える動きに関連して8月下旬に予定されていた優先交渉権者の公表が延期される異例の事態になっている。約36億円の巨大プロジェクトでいったい何が起きているのか──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【緊急提言】㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄 氏

続・地獄に堕ちるわよ
LED利権に群がる不法な輩たち

蛍光管の製造禁止を1年後に控え、全国でLED化の発注が殺到している。特にコスト意識の低い自治体では、未だ半分以上の照明のLED化が行なわれていない。公共工事の甘い汁と談合に慣れた工業業界とメーカーと職場ぐるみの目に余る不正が札幌でも起きている。

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【地域】余市・齊藤啓輔町長に「ワインによるまちづくり」を訊く

地域にある成長の芽を育て
人口減少の中で所得を向上

世界の銘醸地が認めた余市のワイン

任期満了に伴う後志管内余市町の町長選が8月18日に告示され無投票で現職の齊藤啓輔氏(44)の3選が決まった。齊藤氏は8年前の町長就任以来、余市産のワイン、地元のワイナリーによるまちづくりを進め、ふるさと納税の寄付額を就任時の1億円未満から19億円にまで増やす実績をあげた。さらに昨年2月には、世界最高峰のワイン産地として知られるフランス・ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市協定を結ぶなど、世界を視野に入れた政策が評価されている。当選決定直後の齊藤町長を訪ね、ワインによるまちづくりの現状と今後の展望を訊いた。キーワードは「地域にある成長の芽」だ──。 (8月21日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【報道】上紋峠の周辺で進む国内最大規模の風力発電計画を追う(第6回)

住民向け説明会で異論続出
護るべき地域の「秘仏」とは

グリーンパワーインベントメント(GPI・本社東京)が士別市と滝上町にまたがる上紋峠の周辺で予定する、陸上型では国内最大規模の風力発電所(風発)の建設計画。滝上町では8月25日、通算3回目となる説明会が開かれ、約40人の町民が参加した。「どう懸念を軽減して開発できるか。地域貢献などについての考えも説明したい」(三橋慶之GPI専務執行役員)との主旨だったが、発言した11人からは、風発による低周波音や野生動物への影響、森林伐採にともなう問題点などに対する懸念や疑問、反対意見などが相次いだ。席上、今年9月だった環境アセスメント「配慮書」の公表を来年4月以降に先送りするとの説明もあった。(ルポライター・滝川 康治)

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【シリーズ・住宅不動産情報】45─ 土屋ホームと積水ハウスが共同建築事業

積雪時の大地震に備える高耐震性
“土台レス木造住宅”を全道展開へ

資本業務提携結んでいる土屋ホーム(本社札幌)と積水ハウス(本社大阪)は、道内の木造戸建て住宅で共同建築事業を始動する。土屋ホームが提供する木造住宅に、積水ハウスが開発した土台を使わず基礎と柱を直接緊結するダイレクトジョイント構法(DJ構法)を採用し、耐震性を高める。積雪寒冷時に震度7の大地震が2度来ても倒壊しないレベルの住宅を実現し、道民に住まいの安全安心を提供する考えだ。 (佐久間康介)

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【介護】札証のプロ投資家向け市場に上場した「元気な介護」の池田元気 社長に訊く

上場で信用力と採用力を強化
成長の原動力は信頼のM&A

介護業界の地位向上をリードする企業へ

「介護の力で、日本を元気に!」をスローガンに介護保険事業や高齢者向け住宅運営事業、障がい福祉サービス事業を展開している株式会社元気な介護(本社札幌・池田元気社長)。同社は7月、札幌証券取引所と東京証券取引所のプロ投資家向け市場に上場、早い段階での札証本則市場、東証スタンダード市場へのステップアップを目指している。信用力強化や優秀な人材獲得が狙いだが、ベースにあるのは池田社長が抱く、この時代における介護の重要性をもっと知ってもらいたいという強い想いだ。規模でなく質において介護業界のリーディングカンパニーを目指す池田社長に、上場の狙いや成長戦略、目指している企業像などを訊いた。 (8月10 日取材 工藤年泰・佐久間康介)

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【ニュース】

■形見の猟銃廃棄「考えられない」
ヒグマ駆除ハンター、国賠再び
──最高裁勝訴の池上さん「充分な説明なくサイン促された」

■「札幌の次の10年に向け種を蒔いた」
秋元市長が4選不出馬を正式に表明
──振り返った「ジェットコースターのような12年」

■指定管理めぐる4カ月の休館経て
「道の駅あかいがわ」が営業を再開
──フルオープンは本館の改修作業終了後に

■札幌高検トップに小池氏が着任
冤罪防止に自戒「恐れをもって」
──前任は最高検公安部長、道内勤務は初めて

■14年をかけ屯田・茨戸通が全線開通
電線や電柱のない快適な“王道の道路”
──札幌市北部と周辺都市を結ぶネットワークを強化

■農家の参加が少なく記録は非公開
有機農業振興の意見交換会が不調
──推進計画の本年度末改定に向け道内6会場で開催

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【国際】第18次支援に出発した北海道パレスチナ医療奉仕団が事前報告会

心のケアと口腔衛生のため
精神科医と歯科医が初参加

「北海道パレスチナ医療奉仕団」は8月9日、ヨルダンのパレスチナ難民キャンプなどを舞台にした「第18次パレスチナ医療・子ども支援活動」に関する事前報告会を札幌市内で開き、同月下旬から現地で医療支援を始めた。今回の支援のトピックのひとつは、精神科医と歯科医が初めて参加すること。医療奉仕団の団長で整形外科医の猫塚義夫さんは、事前報告会で「停戦合意後もガザへの軍事進攻が続き、女性や子供たちは強い精神的ストレスにさらされている。子供や若者に広がる麻薬の問題もあり、現地では精神科領域でのケアが必要になっている。口腔衛生の観点で歯科医療も欠かせず、これらの支援は歴史的なことだ」と説明した。 (武智敦子)

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【文化】「小樽まち文化博物館」の企画展で研究員所蔵のお宝を紹介

 歴史的建造物「旧寿原邸」で
“喪われたまち文化”を偲ぶ

小樽市内にある歴史的建造物「旧寿原邸」にある「小樽まち文化博物館」で「“まち”は生きてるかい~わたしのディープな愛のかたち」と題した企画展が開催中だ。札幌の「まち文化研究所」(主宰・塚田敏信さん)の主催。今年の目玉となる企画展では、同研究所の研究員が所蔵している豆腐のパッケージやマッチ箱など秘かな“お宝”を展示。9月26日には新冠町「レ・コード館」との連携事業として「レコードとまち文化」をテーマにした講座も予定されており、まち文化ファンの関心を呼びそうだ。      (武智敦子)

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【医療】3台目の手術支援ロボット「Мako4」を導入した我汝会の木村正一理事長に訊く

恵庭と札幌で正確・安全な
人工関節置換術体制を確立

医療法人社団我汝会(木村正一理事長)が運営する「えにわ病院」(恵庭市・150 床)がこの7月、通算3台目となる手術支援ロボット「Мako」(メイコー)の最新型を導入した。人工関節置換術で全国屈指の実績を誇る我汝会では6年前に道内で初めてM akoを導入。術前のCT 画像のデータから組み立てた治療計画に基づきロボットアームが医師の執刀をサポートすることで正確かつ安全な治療を実践してきた。今回の「Мako4」の導入に伴い、2台目は傘下の「我汝会さっぽろ病院」(東区)に配置し、札幌でもロボット支援手術を受けられる体制が整った。木村理事長を訪ね、3台目導入の狙いや人工関節置換術の治療法について話を訊いた。 (8月19 日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【経済】エコミックがバックオフィス業務で成長戦略

"BPaaS生産革命"で売上高3倍へ
70億目指す5カ年中期経営計画

給与計算や年末調整業務などバックオフィス業務の代行事業を展開するエコミック(本社札幌・熊谷浩二社長、札幌証券取引所アンビシャス上場、東京証券取引所スタンダード上場)が、「BPaaS 生産革命」を掲げ2031 年3月期までの5カ年の中期経営計画をスタートさせた。バックオフィス業務の効率化・自動化を推進することで連結売上高70 億円への飛躍を目指す。成長戦略の柱として既存事業の深化・拡大に加え、新規事業の創出およびバックオフィス領域における戦略的M&A を推進する考えだ。
 (工藤年泰・佐久間康介)

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【連載】北の大地を拓く新・農業人【12】

獣医師と人工授精師が挑戦する
「名寄和牛」のブランドづくり

新規就農の40代夫妻が継承した肉牛牧場「レジーナヒル」

師の国家資格を取得した妻の佑妃さんは今年4月、晴れて新規就農者の認定を受け、市内で肉用牛の繁殖経営を手がけてきた牧場を継承した。「レジーナヒル(お妃の丘)」と命名した牧場は、傾斜地を中心に約40ha の広さがあり、ここで放牧した黒毛和種の牛を肥育し、「名寄和牛」としてブランド化して食べてもらうことが今後の目標だ。8月には一頭目の牛を屠畜場に送り、戻ってきた肉などは近く市内と隣町の一部店舗での提供が始まる。これまでの経緯と、引き継いだ牧場を起点に「名寄和牛」を食卓に届けるための営みを紹介する。 (ルポライター・滝川 康治)

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【社会】不登校・ひきこもり支援の野村俊幸さんが函館で講演

「行けない」から己の意志で
「行かない」ことで得る元気

星槎国際高校本部校が主催する「不登校を考えるオープンセミナー」が8月20日、函館市民会館であり、道南で不登校・ひきこもり支援に取り組む野村俊幸さん(76)が「不登校の理解と関わり方」と題して講演した。不登校を経験した2人の娘の親でソーシャルワーカーでもある野村さんは、「『行けない』不登校から子供が自分の意志で『行かない』不登校に切り替えることで本人が元気になる。いろんな道があるので、学校復帰を目的としないことが大切」と訴えた。当日の講演要旨を紹介する。 (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」133 ― NPO法人「楽しいモグラクラブ」平田理事長の「自分を知る旅」

積極的に受診し発達障害と
分かったことが生きる力に

札幌市内で就労継続支援B型事業所「工房mole」を運営するNPO法人「楽しいモグラクラブ」の理事長、平田眞弓さん(73)はADHD(注意・欠陥多動症)やディスクレシア(読み書きに限定した困難)、相手の気持ちが分からない広汎性発達障害(現在の診断名は自閉症スペクトラム症)の当事者でもある。自身が発達障害であることが分かったのは17年前。それまでは、何につけても「普通」にできない自分を責めていたが、脳の特性から来るものだと知り、工夫をすることで困難を改善していった。
ひきこもりの当事者の中には、発達障害や精神疾患が背景にある人もいる。平田さんは「診断がつけば福祉サービスにつなげることもできるので、未受診の人は精神科を受診してほしい」と話す。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【128】

兵庫の伊丹に残る戦禍の記憶

伊丹陸軍飛行場が大阪国際空港へ
「戦争」を伝える伊丹ミュージアム

1941 年12 月の太平洋戦争開戦後、国内の主要空港が次々に軍用空港に転用された中で、旧陸軍が大戦前から近畿圏で民間の土地と地元民を徴用して建設したのが、現在の大阪国際空港である伊丹陸軍飛行場(旧称・大阪第二飛行場)だった。兵庫県と大阪府をまたいで立地し「伊丹空港」という通称で呼ばれる、この空港周辺にある市立伊丹ミュージアムを8月初旬に訪れ、終戦の日の8月15 日まで開催された戦争展と周辺に残る戦争関連施設を取材した。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【漫画】鈴木翁二特選漫画館

《スワロー》

本誌表紙絵でお馴染みの漫画家・鈴木翁二さんの秀作を紹介したい。本作の『スワロー』は1977年に牧神社から発行された雑誌『パンドラの匣』創刊号に掲載された作品で、単行本『かたわれワルツ』(而立書房・2017年刊)にも収録されている。伝説の漫画雑誌「ガロ」でデビューし、水木しげるプロダクションにスカウトされた青年は、どうしようもない寂寥を抱えて独り立ちし、唯一無二の“翁二ワールド"を築いていった。その歩みは今も止まることがなく、近年は欧米など海外からの評価も高まっている。翁二漫画をこよなく愛する森智子さんの解説を添えてお届けする。

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【フォトレポート・トピックス】
●地域と歩んで食で地域に貢献 アンデルセングルメ祭り開催
●石屋製菓が本社オフィスを刷新 創造性を高める次世代スタイル
●道東の釧路カントリークラブでニトリレディス 佐久間朱莉が逆転で初戴冠
●THE EAGLE GOLFシニアオープンで崔虎星プロが今季シニア初優勝
●統合失調症の記録映画『どうすればよかったか?』11月14日に上映会

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【連載コラムなど】

*巻頭言& 巻頭漫画
*スポーツ筆刀両断
*堀川裕巳の不動産鑑定士から見た北海道の行方
*よいどれブンガク夜話
*北海道妄想紀行
*古本屋女房の“古本的日常”
*ヤメ検弁護士川村明伸の「法律のソコが知りたい」
*つれづれフォトエッセイ
*ただしいうそのつくりかた
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
*シネマ
*(新連載)連載小説 異朝の夢
*新設企業情報

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【今月の表紙】
鈴木翁二画
『なんどでも なんどでも』

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「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!

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