飛行機模型をダイオラマで仕上げた作品はあまりメジャーなものとはされてきませんでした。でも模型展示会などで1点ダイオラマ作品があると、自然と注目の的になるもの。そこで今回のスケールアヴィエーションでは、姉妹誌『月刊アーマーモデリング』スーパーバイザーを務めるダイオラマ製作の第一人者、吉岡和哉氏の全面協力のもと、これまで開拓されてこなかった飛行機ダイオラマの世界に深く切り込み、飛行機のいる美しい情景作品の世界にクローズアップします。整備風景を小さく切り取り、巧みなフィギュアの演出でエンジンまわりの見せ所を強調したF4U-1A コルセア（タミヤ 1/48 製作／副田洋平）や、それとは逆にあえて広いベースに透明レジンを用いた海を表現し、空間の“静”を感じさせる二式水上戦闘機の情景（エデュアルド 1/48 製作／森下恭介）、フィギュアと機体だけで緊迫感が醸し出された着陸直前のMH-6J リトルバード（キティホーク 1/35 製作／齋藤マサヤ）など、千差万別の技巧で飛行機の際立つ情景作品を掲載。さらに他にも、これからダイオラマを始める人向けにベースの作り方の基礎と応用、オススメのツール・マテリアルなども紹介します。思い立ったら即行動できる情報盛りだくさんなので、今号を読んだその瞬間から飛行機ダイオラマを作りたい！　という思いが湧き上がること間違いナシの1冊です！ 　毎号恒例、松本州平氏の連載、『改造しちゃアカン⁉　リターンズ！』では、一八試陸上攻撃機 連山（ハセガワ 1/72）を製作。二度目の製作となる今回の連山は、オレンジの試作機塗装&未武装状態で作り上げ、試作機らしい出来栄えに。製作後に松本氏の語った「プロレスの試合のようなキットだった」という言葉の意味とは……？ 　ノーズアートクイーンには篠崎こころちゃん＆宮本彩希ちゃんが登場！　スタイリッシュなバニーガールの2ショットは絶対必見です。さらにノーズアートクイーンから、ファン待望の重大発表も⁉　新たな挑戦が満載の2023年9月号、お見逃しなく！