金融規制法や銀行法などの金融法務に関しての最新事情が分かるのが、この金融法務事情です。最新の気になる判例や法令について、さらにこうした知識を実務に活かせるような専門家の解説など、金融法務の今が手に取るようにわかる1冊です。金融法務と聞くと少し敷居が高く、学びにくそうなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、この金融法務事情では、特集テーマについて弁護士などの専門家の見解なども併せて掲載されているため、分からなくなったときには専門家の意見を参考にすることが出来るので、学びやすい書であると言えます。
判例や専門家の論説だけでなく、毎号興味深い読み物が充実しているのもこの金融法務事情の特徴です。定期的な連載では身近に起こりえる金融法務を分かりやすく説明されています。また、法務の分野以外の金融業界を取り巻くあらゆる出来事を取り上げるスピンオフのコーナーや、労務に関しての講座など、金融法務以外の今欲しい知識が手に入れられるのも、この雑誌を購読するメリットと言えるでしょう。その時代によって、判例などの流れは常に変化していきます。そんな時代の中で金融法務事情は、あらゆる変化に確かな視点で対応し、金融法務に関わる全ての人たちの役に立つような情報を提供し続けています。