2007年7月号
【特集】
会社儀式の
見えざる呪力
入社式、創立記念日、物故者の供養……
会社にはさまざまな儀式がある。
それらは日常業務の営みにとって、特に有益なものではない。
経済的合理性のみを考えれば、時間やコストの無駄、ですらある。
儀式は無意味なものだろうか。
人類学的にみた場合、儀式とは、同じ《思考・行動様式》をもつ
“人”を再生産する仕掛けであり、
社会組織を持続させる作用を持つもの、と解釈できる。
それは良いことであり、悪いことである。
どちらにしても、その呪術的な力を見逃してはならない。
<考察>日本企業の儀式の源を訪ねる
岐路に立たされる“会社宗教”
――中牧弘允[国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授]
<事例>
創業者に想いを馳せる墓参り
――武蔵野
<事例>
企業の信念を注入する田植え・稲刈り
――DACグループ
<事例>
“初心”を記憶に残す靴磨き入社式
――コロンブス
<提言>優れた企業は儀式を大切にする
儀式とは、過去に感謝し未来にメッセージを残す行為
――佐藤芳直[S・Yワークス代表]
<総括>
会社儀式は文化・風土を再生産する
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■MY GENERATION~40代の冒険者たち
前例がないからおもしろい。
新地平を行く映画監督
――今 敏[アニメーション映画監督]
■戦略レポート──「選択と集中」で儲かる仕組みをつくる!
代替わりを機に客層戦略で売上上昇中!
――かっぽう 若紀久喜旬
社長に合ったお客をつくろう!
――岩崎 功[メンターシステム代表]
■知脈人脈
それを聞いちゃダメ!
――志賀内泰弘[志賀内人脈塾主宰]
■これからのニッポン
“著作権”概念が揺らぎ
構造変革を求められる音楽産業
――増田 聡[大阪市立大学大学院専任講師]
■ザ・リーダーシップ ~闘う指導者たち
夢と挑戦の美学
河内敏光 bjリーグコミッショナー
――岡 邦行[ルポライター]
■100年企業の底力
欧文印刷の専門性を磨き続けて進化する
――YAMAGATA
■年収300万円時代の 人事・賃金
初任給高騰に対応する賞与の払い方にしよう
――福田秀樹[福田式賃金管理事務所所長]
■兵どもが夢の跡
メインバンク統合に直面した経営者
――草刈克二[グループK]
■土屋公三「3KM」で人も企業も強くなる
社長は教育部長になるべきだ!
――マイプレジャー
■新進ベンチャー人事戦略
広がる会社を1つにするビジョン共有研修
――ドリコム社長 内藤裕紀
(聞き手)インソース社長 舟橋孝之
■べらんめいっ!~江戸商人の知恵
なぞが客を呼ぶ包装紙
■遊んで学ぶのススメ
JFAに学ぶ
――三谷宏治[グロービス経営大学院 客員准教授]
■新連載 演技力こそ指導力!
どうしても生理的に好きになれない部下がいます
――内藤誼人[アンギルド代表]
■統一! 人を動かすマネジメント用語
ロジカルシンキング
■アレも読みたい コレも読みたい
職人文化再興に期待したい
■オレにもチョッピリ言わせろ
伊藤小一[商工にっぽんグループ会長]
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<7月号付録>
■短編小説で社員教育!
仕事大好き文庫 vol.10
「辞めたい病の治療法」(佐野 誠 著)
「俺、会社辞めます」
部下の佐久間が突然言い出す。
どうせこいつも「辞めたい病」だろ?しばらく放っておけばすぐに治るさ、
と加藤は甘く考えていた。
だが佐久間の会社を辞めたい理由とは、ほかならぬ加藤にあったのだ。
■仕事が人を成長させる。社員教育冊子の決定版!
<創刊>わーく 01
「社長! 俺たちは戦力だ」
~すごすぎる!と言われる社員になるために~
(「商工にっぽん」編集部/編)
とにかく仕事が早くて正確とか、電話でお客さまを感動させてしまうとか、
まわりから見たら「スゴイ」を通り越して
「すごすぎる!」と思える
先輩や同僚が、あなたのまわりにいませんか?
あなたも「あいつは戦力だ」と評価されたくありませんか?
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