特集「深海」
『こちら特殊潜水艇NO-A468号。海上管制室のノアちゃん、応答願います』
「ハイこちらノアちゃん。なにか変わったコトでもありましたかドーゾ?」
『変わったコトもなにもタイヘンです。至近距離にダイオウイカが現れましたドーゾ?』
「あらタイヘン、それでは特徴を報告してくださいドーゾ?」
『とにかくすごい迫力で、光ってますドーゾ?』
「具体的な数字で言ってくれないとわかりませんよドーゾ?」
『ええと、何人分の刺身がとれるのか皆目見当がつきませんドーゾ?』
「違います、大きさとかの話ですドーゾ?」
『ああそうか、目だけで直径20cmぐらいある感じです。その目でこっちをにらんでるみたいです。逃げた方がいいのかなあドーゾ?』
「観察を継続、落ち着いてビデオにおさめてくださいドーゾ?」
『了解。あっ海底に手頃な三脚を発見ドーゾ?』
「それは違いますドーゾ?」
①サンキャクウオ・堤祥雄
深海の海底で三脚のようにひれを立てて休むかわった魚です 。ダイオウイカをはじめ、深海にはインパクトのある姿をした生物が多いですね。
②アンドンクラゲ・堤祥雄
10年ほど前に創作した作品ですが、改めて折り図におこしてみました。35~37が難所ですが、ゆっくりと形を整え、折っていただきたいです。最近、ハネツキのようにして遊べることに気がつきました。息抜きに遊んでみてはいかがでしょう。
③キス・松野幸彦
明解な引き味とスマートな姿、上品な味で、釣りの対象魚としても人気のキスは「海の女王」とも呼ばれます。ヒレをうまく折り出して、その美しい魚体を再現してみましょう。
④サメの歯・青柳祥子
2013 年の夏、沖縄ちゅら海水族館に寄りました。展示されていたサメの顎の骨の後ろに立った人を正面から見るとサメに食べられたように見えました。サメのとがった歯は、伝承のお三方からの展開です。下に引き延ばすと三角が両側に現れるちょっとおもしろい折り方になっています。ぜひ試しあれ。
⑤タコ・山田勝久
形を作るのが難しい作品だと思います。複数の工程を後から同じように折る指示が何回かありますので、間違えないように、じっくり考えて楽しんで下さい。
⑥アイスクリームのミニスプーン入れ・藤本祐子
②を折ったあと裏返すのは、⑤をスムーズに折るためです。15cm角の大きさの紙で折ると、アイス用のプラスチックや木のスプーンがちょうど入る大きさになりました。2つのポケットに好きな小物を入れたり、クリームの部分にトッピングしたりして遊んでくださいね。
⑦イカ・ピーター・エンゲル(チャレンジコーナー)
この作品は1989年発行の『170号』『171号』の2か月連載で「スーパーチャレンジコーナー」作品として掲載され、「世界のおりがみ展」のパノラマブースでダイオウイカとして使われたこともありました。作者のピーターさんは『106号』で高濱利恵元理事(故人)の記事で紹介されていますが、このイカは来日された翌年の1984年に日本に送ってくださったそうです。
⑧佐渡おけさ・石橋美奈子
三十余年昔、大阪で佐渡の物産展がありました。その買い物袋に描かれた気品高い『おけさおどり』の絵をモデルに作りました。
⑨華火・住田則子
以前、事務局の皆さんに出典を探していただいた高濱利恵さんのポインセチアの雰囲気を出したいと思って考えた作品です。今回、花火として掲載…というご提案。なるほど。紙や色を変えると違ったものに見えてくる。これも折り紙の楽しいところです。
⑩汽船・笠原邦彦
かなり難しい折り方のもの、と見えるでしょうが、ほとんど仕上げまで、いわゆる「ぐらい折り」がありませんから、やさしくすっきりと折ってもらえるでしょう。ともかく楽しんでください
~おってあそぼう~ プラスユニット・川手章子
コロッとしたブロックとなりました。一つずつていねいに折りすじをつけて仕上げてみてくださいね。コロコロとよく回ります。積み木のように重ねても遊べそうです。2色の組み合わせも楽しめそうです
【ミニ知識】
◇深海…海の深さ50mくらいまでは明るい太陽の光がさしこみ、水深200mまでは浅海と呼ばれています。水深1000mからは日光が届かなくなります。真っ暗闇、高い水圧、低い水温、海底から吹き出す熱水など厳しい環境の中で、深海には生きるために風変わりな格好をしている生き物がたくさんいます。
◇マリンスノー(海の雪)…プランクトンなどの小さな生き物の死骸が、海中を雪のように沈むものです。深海にすむ生き物のエサとなります。
◇キス…2枚の大きな背びれがあり、筒形で、細長い体です。日本各地の海岸で普通に見られて釣れたことから、「岸」が変化して名づけられたと考えられています。
◇サンキャクウオ…イトヒキイワシ科ナカヅエエソのことです。尾びれの下部と腹びれが長く伸びていて、その先を海底につけて3点で体を支えて立ち、流れに乗ってくる獲物を待ち受けています。水深1000メートルの光のまったく届かない海で、目は退化し豆粒ほどのあとのようになっています。
◇アンドンクラゲ…行灯の形に似た箱形の傘を持つのでこの名が付きました。傘の高さは4cmで見えにくいですが、毒が強く刺されるとひどくいたみ、湿疹やミミズ腫れができます。日本各地で6 ~9月に見られ、夜や天気の悪い時は海底にいますが、昼は浅瀬を泳いでいます。一般的にクラゲは自分で泳ぐ力があまりなく、水の流れにまかせて浮遊生活をしますが、アンドンクラゲは箱形の傘を水平方向に伸縮させて、傘の下の触手の方向に水を噴き出して力強く泳ぎます。日本ではビゼンクラゲなど古くから食用とされ、公家社会の宴会には欠かせないものでした。
また、クラゲは古事記の中の天地の始まりを書く場面に「大地はまだ若く…くらげのようにふわふわしていた」と登場しています。
◇タコ…8本の腕があります。タコは進化の過程で持っていた殻を捨てたので、狭いところに入る習性があります。エサが入っていなくても蛸壺に入るのはそのためだと考えられています。タコは潮の流れの速いところに生息するものがおいしいとされています。タコの天敵はウツボで、タコもウツボも小魚や甲殻類をエサにするので、大格闘になるそうです。
◇ダイオウイカ…体長約5m~ 6m、直径20cmの大きな目を持つ巨大イカです。10本の腕には吸盤が2列あり、そのひとつひとつにたくさんのするどいトゲが付いています。腕のうち2本が触腕で、とても細長いです。浮遊のためにアンモニアイオンを蓄えているので、食用には向かないそうです。ダイオウイカはマッコウクジラの胃の中からよく発見されますが、巨大なために全身研究する機会が少なく、生態もよくわかっていない謎の生き物とされています。2012年、ダイオウイカの生きた姿が世界ではじめて撮影され話題となりました。深海では金色に輝いており、ダイオウイカがかつては浅瀬にすんでいた可能性が高いことがわかりました。2014 年1月 日には新潟県佐渡市の沖合いの定置網に全長4mのダイオウイカが生きたままかかっているのが見つかりました。イカは水揚げ後に死にましたが、さらなる生態の解明につながると期待されています。
◇サメの歯…ホオジロザメなど魚食性のサメは、鋭いナイフのような歯を持っています。あごの骨の上に何列も歯の層があります。また歯肉から出ている歯の下にも何枚もの予備の歯が用意されていて、出ている歯が抜けても予備の歯が次々と起き上がって出てきます。
◇佐渡おけさ…ハイヤー節(九州西海岸一帯の港町の酒宴での騒ぎ唄。船乗りたちによって北上し伝えられました)の流れを汲む佐渡ケ島の民謡です。大正時代の末、東京でレコードに吹き込む際、佐渡金山のあった相川で「相川おけさ」と呼ばれていたものが「佐渡おけさ」と命名されました。佐渡おけさの由来には伝説があります。爺に長い間飼われていた三毛猫がおけいという名前の娘に化け遊女となります。おけいの歌と踊りがとても上手だったので、「おけい節」と評判になり、爺に恩返しができたというものです。
●ミニ知識参考図書:『図解雑学魚の不思議』(ナツメ社)、『魚貝ウォッチング図鑑』(思索社)、『伝説のイカ宿命の闘い』(新日本出版社)、『海のひみつ』(小学館)、『ただいま深海1万メートル』(岩波書店)、『深海にひめられた地球の真実』(旺文社)、『ふかい海のさかな』(新日本出版社)、『ふしぎな深海魚』(汐文社)、『クラゲ大図鑑』(PHP研究所)、『水の生物』(小学館)、『新潟県大百科事典』(新潟日報事業社)、『笠の民俗』(雄山閣出版)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)
【支部だより】
第15回信州おりがみ交流会 報告
文:信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県(写真提供:大口妙子)
4月26日(土)・27日(日)に長野市勤労者女性会館しなのきにおいて第15回信州おりがみ交流会を開催しました。ゲストには久々に笠原邦彦さんをお迎えいたしました。
大会前日から、(前泊交流として)復活「かさはら教室」に、70名を超える方々が参加されました。ここでは伝承折り紙の魅力に関して興味ある話を披露いただきました。大会初日は240名の大人数の中、「おりがみで見る夢」と題して講演いただきました。折り紙の世界の総まとめ的なお話しで、おりがみ界のいろいろなことに目を向けるきっかけとなったものと思います。
今回の大会は、オランダから折り紙作家のパウラ・ワエルスニッケさん、夫のジェラードさん、韓国から若手の活動家2名も参加いただき、友好的に大会を大いに盛り上げていただきました。15回と大会を重ねると、スタッフはそれぞれの能力を発揮し、とても良いチームワークとなっております。一方で、常連者の紹介やインターネットを見て初参加してくれた方ともお目にかかり、現在に満足することなく、今後の橋渡しを具体的にどうするか考える機会となりました。
世界のおりがみ展 アリの王国再び
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広 /大阪府
今年も3月8日(土)・9日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2014」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。
今年の目玉作品は、協会主催の昨年制作の世界のおりがみ展に出品した「こんなのアリ?何でもアリ」の材料がもったいないので、再びアリの王国を作りました。ハキリアリの行進や地下にあるアリの巣の様子やアリジゴクとアリなどを表現しました。真ん中の円盤を回すとクローバーの春から落ち葉の秋に変身するしかけもあります。
他にもユニット作品、暮らしを彩る様々な花の作品など総数150点が会場に所狭しと並べられました。例会で講習された作品にアレンジを加え、展示方法を工夫して作品を効果的に飾る作品展となりました。ソチ冬季オリンピックアイススケートの作品やサッカーワールドカップブラジル大会キャラクターなどの創作作品もありました。
初日から多くの参加者があり、会場の片隅では臨時の折り紙教室が開かれ大盛況のうちに終了しました。
小倉隆子先生の講習会の報告
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都4 月1 1 日( 金) 、東京おりがみミュージアム2階の教室で小倉隆子先生の講習会を開きました。
先生創作の花の輪飾りに、まずうっとりしましたが、それからが大変。大小の花や葉を折り、組み立てるところでアイディアがいっぱい。思わぬ展開に皆、一つ一つをのみ込むためにがんばりました。
小倉先生は終始にこやかに、一人一人ていねいにご指導くださいました。最後には、創作されたカーネーションを受講者に1本ずつプレゼントしてくださり、感激しました。アイディア+熱意とがんばりが一つの作品を完成させるということがよくわかりました。とても楽しく、有意義な講習会でした。
<みんなの作品展>
第38回2014日本ホビーショーに出展して 宮本眞理子(長崎県)
4月24日(木) ~26日(土)、 東京ビッグサイト国際展示場において、日本ホビーショー(来場者数12万人以上)が開催されました。会場は、さまざまな出展ゾーンに分けられています。今回私は、個人クリエーター部門での出展になりました。折り紙としては初めての個人出展のようでした。出展名は、カフェのようにメチョイスして折り紙体験でき、やさしくほっとできる場所にしたいと『おりがみカフェ』という名称にいたしました。ブースでは、日本の文化の一つである折り紙と日本ならではの和紙を使った折り紙作品作りも発信していきたいと思い、ブースを飾る作品やワークショップの作品を考えました。展示作品の中では、海外の方にも国内の方にも「花」と「百鶴」が人気でした。会場では、23日の搬入から24日ホビーショー終了後の搬出まで、初出展で戸惑うことばかりの私でしたが、時間を作ってお手伝いにきてくださいました東京教室の皆様とお友達のお蔭で、無事日程を終えることができました。特に日本折紙協会さんのご協力には、感謝の言葉もないほどお世話になりました。この場をお借りして皆様方に心より厚くお礼を申し上げます。そして、お忙しい中、会場に訪れて下さった皆様、緊張して臨んだホビーショーでお顔を拝見でき、とっても嬉しかったです!みなさま、本当に本当にありがとうございました
<読者の広場>
「かわいいこいのぼり」と「あやめ飾り」をさっそく折って色紙に貼り、友達に見てもらいました。好評で次の集まりに作ることになりました。連載「折り図のミカタ」でいつも勉強させてもらっていますが、文章の言葉づかいが気になりますので考えていただきたいと思います。遠方に住む従姉が最近仕事をやめ何か趣味をと話があり、私が折り紙をしていることを話しました。作品とともに『おりがみ』の本を送りましたところ、「私が思っていた折り紙と違い、高度なものなのね」と言ってもらい、うれしくなりました。その後『おりがみ』の本はその方の妹さんに渡り、子どものために折っているがなかなか上手に折れないとのことでした。こうして広がっていくとうれしいな…と思っています。
大阪府 松下晴代さん
自社の東京本社が秋葉原になったのですが、なかなか伺えないでいます。「東京おりがみミュージアム」の紹介が出ていて、興味深く読ませていただきました。今月号に、海外での指導に活躍されている方の記事を読み、自分もいつか海外からの人に紹介できる機会をもてたらいいなと思っています。「兜BOX」は伝承折り紙を発展させたもので、職場の懇親会参加者への粗品入れに活用しました。
茨城県 松井 修さん
連載〈第19 回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
今と江戸をつないだ明治 岡村昌夫
【袋鼠】
『小国民』の折り紙連載の初めの頃の第5年13号(明治26年7月)に、変な形の「袋鼠折法」が載っていますが、「袋鼠」には(カンガロ)というフリガナがついています。
明治15(1882)年に新設された東京の上野動物園に、翌16(1883)年になると外国から次々に珍しい動物が輸入されるようになり大評判になったそうですが、その輸入動物の第1号が「カンガルー」だったそうです。英語で「Kangaroo」と書くので、「カンガロー」と読んでしまったようですが、いかにも明治初期の気分がします。小型で、ウサギ程度の大きさの種類もいるので「袋鼠」の漢字が当てられたのも分かります。普通の大型の「オオカンガルー」は「大袋鼠」と書かれていました。その語源はオーストラリアに行った西洋人が現地の人に「あの動物の名は?」とたずねたとき、「(そんな外国語で質問されても)解らない。」という意味の現地語で「カンガルー」と答えたのが誤解されたのだというお話をよく聞きますが、それは全くの作り話で、実は「跳びはねるもの」と言う意味の語だったそうです。当時の日本人の目にも、不思議な珍獣と映ったことでしょう。子が、「オフクロ」から出たり入ったりするのですから、驚いたでしょう。折り紙少年が折ってみたいと思った気持ちが伝わってきます。昭和の、「エリマキトカゲ」が流行ったときの経験を思い出します。 あの時は、恥ずかしながら私も作ってみたのですが、「えりまき」を折り出すことばかりに夢中になったあげくに、トリケラトプスが立ち上がったような珍獣になって
しまいました。この明治の袋鼠の「不細工さ」を笑えません。この投書者は、大阪の少年ですから、実物は見たこともなかったかもしれません。テレビも映画もありませんから、雑誌か何かの挿絵で見たのでしょうか。腹の袋だけはしっかり作っていますが、特徴的な太く長い尾などには全く興味を示さずに、「こより」を付けて済ましています。しかも全体は伝承の「かえる」そのままなのですから、現代の読者は苦笑されるでしょう。ただ、明治時代の折り紙好きの少年が、興味を持った動物を作ったという事実は、微笑ましい記憶として残るでしょう。まだ、創作者も、雑誌の編集者も、読者も素朴な段階だったのです。
折り方解説に「十二図以下は六ケしければ少しく首を傾けられたし。」つまり第13図のあたりの工程は難しいので少し工夫してくださいと言うのですが、それほどではないでしょう。「ルは児を入るる袋なり。」と書いていますが、「袋」にするより「首を出している赤ん坊」と見た方がおもしろいのでは。完成図の「ヲ」は「尾」が丁度「イロハ」の「チリヌルヲ」の「ヲ」に当たっているのがまるで洒しゃれ落のようです。別図の「蛙」の図は、いくらなんでも変ですので、4本の足を少し変形しておきました。
おりがみの「創作」は江戸時代からマニアの間では盛んで優秀な作品も残っていますが、作者が個人名で「新案」を公表したのは、明治時代の有名な根岸派の文人、幸堂得知が明治29(1896)年15号の雑誌『少年世界』に掲載した「蝙蝠(こうもり)」という作品が最初でした。『小国民』の折り紙連載の終了直後でしたが、技法は難度の高い作品でも、造形的には「不細工」なもので、「袋鼠」の持つ珍奇な魅力ある人気動物でもありませんでした。
創作おりがみの題材が男の子の趣味範囲に入ることが多いことには注目されます。女の子が袋鼠やこうもりを作りたいとは思わないでしょう。昔から「おりがみは女の子の遊び」とされてきましたが、それが偏見で実態はそうではなく、男の子の遊びでもあったのです。
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
目次
◼︎ 目次配信サービス
月刊おりがみ最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
月刊おりがみの所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!