月刊おりがみ 479号 (発売日2015年06月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円
月刊おりがみ 479号 (発売日2015年06月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円

月刊おりがみ 479号 (発売日2015年06月01日)

日本折紙協会
七夕と海の日

月刊おりがみ 479号 (発売日2015年06月01日)

日本折紙協会
七夕と海の日

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月刊おりがみ 479号 (発売日2015年06月01日) の目次

◆おりがみギャラリーNo.297
マナさんの折り紙
Marten Sale Brouwerさん(ニックネーム:マナさん)は、大阪在住のオランダ人です。日本折紙協会の会員で折紙講師資格を持ち、3000作品以上を創作されている折り紙作家です。マナさんの折り紙の世界を今月号のおりがみギャラリーでお楽しみください
Mマーテンarten Sセールale Bブラウワーrouwer(M マナanna)コレクション

1枚の長い紙から、不切の千羽鶴を作る!

折り紙を始めて25年になり、3000作品以上を創作しています。鶴や蓮の花や星やあやめなどが多く、一枚の紙をはさみを入れないで折っています。
不切一枚折りの連鶴は、写真よりもうひと回り小さいもの(長さ65m)を、一組をヒロシマのため、もう一組をナガサキのために作り寄贈しました。(作者より)


◆やっこスターYakko-shaped star by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

やっこさんが手足を広げて飛んでいる姿です。星形にも見えるので、「やっこスター」と名前を付けました。つるすなどして飾ってください。折り慣れると⑧⑨は省略できます。(作者)


◆星の置物Star-shaped ornament by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

組んだ形のすき間が星の形をしている作品です。暗くした部屋で下からライトをあてると、天井に星が浮かび上がってきます(作者)


◆両面色変わりの星 Double-sided star by Ms. Yu- ko FUJIMOTO
藤本 祐子

大橋晧也先生の名作「星」を松野幸彦さんがアレンジされたものをさらにアレンジして、作りました。両面違う色にする必然性は?…ない…のですが(笑)こんな工夫ができるのも折り紙の楽しみの一つでしょう。(作者)


◆ミニ知識
◇七夕…7 月7 日。古代中国の宮中で行われた乞巧奠(巧を乞う祭とい
う意味。裁縫や和歌や音楽などの上達を願う行事)が、織姫と彦星の星祭りの伝説とともに七夕の行事として日本に伝わりました。七夕が日本に伝来する以前から日本にあった棚機津女の信仰(水辺の小屋で、巫女たちが神の衣を織りながら神を迎え、送るときに人々の穢
けがれを持ち去ってもらうという禊の行事)と結びつきました。このため、「しちせき」が
「たなばた」と呼ばれるようになったと考えられています。
◇七夕の星…星祭りの伝説とは、天帝の怒りをかって天の川の左岸と右岸に引き離された夫婦、牛飼いの牽牛(彦星)と、天帝の娘の織女(織姫)
が鵲の橋渡しで一年に一度だけ会うことを許されたというものです。彦星は鷲座のアルタイル、織姫は琴座のベガ、鵲は白鳥座を逆さまに見て、白鳥座の長い首の部分を尾に見立てたものです。アルタイルとベガ、そして白鳥座のデネブの3つの明るい星を結んだ形は「夏の大三角形」と呼ばれています。なお、琴座には4 つの星を結んだ四角の部分がありま
すが、これが瓜畑にたとえられ、割れた瓜から天の川が流れ出て、二人を隔てたという言いつたえもあります。
◇五色の短冊…願いごとを書いた、五色(青、赤、黄、白、黒)の短冊です。
この五色の由来は「五行説」と呼ばれる中国の古代思想で、すべてのものは、「木・火・土
・金・水」の五つの気の働きに還元することができる
という考え方です。木が青、火が赤、土が黄、金が白、水が黒とそれぞ
れに色があてがわれました。なお、黒のかわりに紫が使われることもあ
ります。
◇素麺…今月号の表紙では五色の素麺のような水引で天の川を表現しています。素麺は七夕に供えられたり、食べられたりする食べ物で、奈良時代に中国から伝わった「索餅」が起源とされています。索餅は小麦を原料にした麺で、麺の「紐」を両手ではさんで縄をなうようによりをかける工程を「索」(索は細い縄という意味)と呼ぶところから名づけられ
ました。索餅は米が収穫前で少なく、暑くて食欲もなくなる夏でも、のどごしよく食べることができる貴重な保存食でした。鎌倉時代には索餅を改良して油を使って作る「索麺」が中国から伝来します。それが「素麺」と書かれるようになったのは索の字が素と誤書され、また素が索より文字の流れがよく書きやすかったためだと考えられています。
◇輪鼓…鼓のように胴の中ほどがくびれた形のことで、図案化され紋所にもなっています。三角形の上に逆三角形がのった形です。
◇灯台…日本での灯台は、7 世紀半ばに壱岐、対馬、筑紫に防人(北九州の守備に当たった兵士)を置き、煙りや火で外敵の侵入を知らせるために烽という施設を設けたのが始まりとされています。烽の場所が遣唐使船が運行するときの目標としても便利だったため、昼は煙りをあげ、夜は篝火をたいて目印として使われるようになりました。なお、日本で初めての西洋式の灯台は、神奈川県の三浦半島の東端にある観音崎灯台です。1869 年(明治2)年に点灯されました。
◇マグロ…代表的なマグロがクロマグロで、300kg を超える体長3m もの大きな体を持ち、寿命は25 ~ 30 年と考えられています。「真っ黒」からなまって変化して「マグロ」と呼ばれるようになったとされ、釣られたあとの色は確かに黒ですが、泳いでいるときはコバルトブルーの色をしています。口から入れた水の力でえらを開けるため、呼吸するためには泳ぎ続けなければならないそうです。平均時速4㎞前後で、速く泳ぎます。マグロ類など体温が高い魚(水温より5 ~ 15 度高い)は、一般的な体温の魚(水温と同じ)より平均2.7 倍速く泳ぎ、回遊距離も2.5倍長いと最近のニュースで報じられていました。
◇イタヤ貝…カラが開いた扇の形をした貝で、ホタテ貝に似ているためホタテ貝と呼ばれることもあります。カラの長さ12cm で、カラを激しく開閉して跳ねるように泳ぎます。イタヤ貝は漢字で書くと「板屋貝」ですが、カラの放射肋(殻頂から縁まで放射状に伸びるすじ)が板葺き屋根の桟に似ていることから名づけられました。イタリアのルネッサンス期の画家ボッチチェリが描いた「ビーナスの誕生」のビーナスが乗っている貝もイタヤ貝です。

◆ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『日本の行事と食のしきたり』(青春出版社)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『西王母と七夕伝承』(平凡社)、『47都道府県伝統行事百科』(丸善出版)、『日本めん食文化の一三〇〇年』(農文協)、『カミさまがいっぱい~民間信仰の世界・陰陽道の世界~』(東村山ふるさと歴史観)


◆星のリース Starlight wreath by Ms. Noriko NAGATA
永田 紀子

リングの内側のしめ縄状の模様が気に入っています。外側には8 個の三角があるので、おめでたい感じがする輝く星のように思え命名しました。この年になってもたくさんある願いごとのひとつでも叶ってくれるといいのですが。(作者)


◆笹のポケットつき箸袋・オーナメントChopsticks’ wrapper and Decoration with a bamboo grass by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

笹の葉がポイントの箸袋を考えました。ポケットにつまようじやメモなどを入れられて便利です。一か所切るとオーナメントとしても使えますよ。楽しい七夕となりますように。(作者)


◆おしゃれなしましまキューブ、輪りゅうご鼓キューブStriped cube and Ryugo cube by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳 祥子

尊敬する笠原邦彦先生の御本でキューブの美しさに触れ、私も創ってみたいと思いできたものです。しましま、輪鼓以外に三角の模様も簡単にできるので考えてみてくださいね。中央に糸を通すと素敵なつるし飾りやネックレスにもなりますよ。(作者)


◆ジョイント六角柱Hexagonal prism by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少し固めの折り紙を使うと、折りやすく思われました。ジョイントで組むとしっかりと、また、ガッチリとした六角柱のできあがり。形や色などで無限の楽しみを味わえる折り紙って最高です。(作者)


◆デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
Origami workshop in the day care service

第11 回 朝顔  田中 稔憲

7 月の花、朝顔。朝顔といえば、「朝顔に釣つるべ瓶とられてもらひ水」の句が浮かびます。ご存知、江戸時代の女性俳人、加賀の千代が詠んだ句です。千代は、私の住む金沢の隣町、白はくさん山市の松まっとう任に住んでいました。同郷のよしみで、朝顔は人一倍こだわりのある題材なのです。できれば実物に近い形に仕上げたいところを、あえて簡略化したのが今回の作品です。
 あきれるほど易しいでしょう? 花も葉も基本形からほんの少し折り進めるだけで完成します。これならまずできない人はいません。折り紙絵(平面色紙作品)ですから、可能なわけです。用紙は、一般的な折り紙でもかまいませんが、できればハーモニーおりがみ(ショウワグリム)のようなボカシの折り紙だとさらによいでしょう。
 もちろん願うことなら立体の朝顔を折ってもらいたいところです。でも、年を重ね、巧こうち緻性(細かいところまで手を抜かずに上手に仕上げること)に衰えがみえるようにな
ると、『239 号/絶版』に掲載されているような朝顔はかなり難しくなります。私はさらに不切正方形からほぼ同じ形のものを作っていますが、それはさらに無理でしょう。相手に合わせて作品を創る、これは折り紙造形ならではといえます。折り紙は再現性の芸術だと私は思っています。誰でも同じものを何度でも作ることができる、つまり折ってもらってどれだけということなのです。どんなに見栄えに説得力があっても、再現性が極端に低いものはけっしてよい作品ではないと考えます。
 一方で、人は自分には難しいと思っていたことを努力してやり遂げたときに喜びを感じるものです。その人の自信となる達成感です。それぞれの人にちょうどよい作品というものがあるわけです。あとは美しい作品になっているかどうか。巧緻性を求められても、美しい作品ならがんばって折りたいと思いますし、逆にその人にとって簡単すぎる作品でも、美しいと感じれば折ろうという気になるものです。
 さて、今回の作品はそれはそれは易しい作品だと思いますが、折ろうという気になっていただけるでしょうか。


◆六面鳥Rokumencho -( Cube with 6 birds)by Ms. Tomoko MIZUSHIMA
水島 朋子

13はうしろからいったん大きく開くことになると思うので、戻すときに元の形を見失わないように折りたたみます。17の向きに気をつけてください。組むときの鳥の頭の方向はどこを向いてもよいと思います。隣り合うものに同色がこないようにした方が見分けがついてよさそうです。(作者)


◆ダイヤ型の小物入れDiamond-shaped case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

後ろ姿もまとまりよく折り、ダイヤ型に仕上がったところでポケットができたのでこの作品名としました。8こ折り中心をそろえて貼ったりしても楽しそうです。両面折り紙で色の出方を工夫してもいいかと思います。( 作者)


◆おさかなリースWreath with fish by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

正方基本形からの簡単なリースにおさかなをくっつけたら、夏らしい涼しげな飾りになるかなと思いました。夏休み、子どもたちの教室で一緒に作ってみようと思います。(作者)


◆灯台Light house by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

灯台の踊り場の部分を表現することができたので、灯台の下にハウス型の出入り口をつけてみました。おりがみの創作への道を照らしてくれる灯台になりますように。(作者)


◆マグロTuna by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

魚は一般的に体全体をくねらせて泳ぎますが、マグロは尾ビレだけを高速で振動させて進みます。水の抵抗の少ない紡ぼうすい錘形の体は筋肉の塊で、瞬間的なスピードは時速160km に達するとか…。そんなスピードに特化したカタチを味わってください。ちなみに筋肉は刺身になるんですけどね。(編)


◆イタヤ貝(二枚貝) Japanese bay scallop by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

余分な折り方を最小限におさえて、きれいな脈の貝をつくってみました。アクセサリーなどにも活用できそうです。中から見ても楽しめます。(作者)

◆新オリガミツリー~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
NEW ORIGAMI TREEby Mr. Ko- ya O- HASHI
大橋晧也

新オリガミツリー№18は、ざぶとん基本形+折り本基本形からの発展です。折り本基本形(四角折り)は、自然にかんのん折りや屏風折りへと発展していきます。それからの変化を楽しみながら新しい形を探してみましょう。かんのん折りからは伝承の箱やヨットができますが、箱からの発展が恐竜で、ヨットからの発展がゴンドラです。伝承のこんこん狐の耳を大きくしたのがオオミミキツネです。また口の中の角を引き出し、歯を強調したのがハイエナです。また、合わせ箱はチリ取りのようなものを2個作りお互い差し込んだものです。1個でも角を差し込むようにすれば箱ができます。今回は、ハートのネームカードを子ども向きの作品として、一般向きの作品としては大将の兜としましょう。ネームカードは新一年生の胸のポケットに差し込んでもいいし、PTAの会議の時など台上に立てても使えそうです。大将の兜は裏かえしがやや慣れない人には抵抗があるかもしれませんが、裏返すことによって形がしっかりしてきます。


◆読者の広場


『476号』(特集:春らんまん)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 「花巡り」はいろんな発想が生まれそうです。3 度も「読者の広場」にお便りが掲載され、感謝の気持ちでいっぱいです。伝承作品の折り紙も基本なのでよい作品があると思いますので、特集してもらえたらうれしいです。40 年前に覚えた河合豊彰さんの「おひなさま」を同封します。私の原点です。
大阪府 内藤 博さん
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 「両取っ手付き菓子器」がよかった。紙を何枚も使わないとできない作品が多いので、1 枚でできる作品を増やしてほしい。「寿鶴」の折り紙が東日本大震災の被災者の支援になっていることをテレビで知った。
東京都 千葉麻里さん
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 「花巡り」がよかったですが、私には難しかったです。「シジュウカラ」もよかったです。田中稔憲先生の「タンポポ」はステキな作品だと思います。今、趣味として興味を持っているのはユニットですが、デイサービスでも使える簡単なユニットはなかなかないので、教
えていただけるとうれしいです。
神奈川県 宮本節子さん
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 「3 月号」の「花富貴」、「花玉」、「リボンのキューブ」、たくさんできました。友人に見せたところきれいだねと全部持っていきました。うれしかったです。また今月号もがんばって折りたいと思います。
静岡県 縣あがた 八重子さん
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 「あじさい折り」がこうして文字になるとは!発想のおもしろさにビックリです。「イーチャンホイール」も組み立て後、しっかりしていて、またかわいくできました。中 一隆先生のブログを以前より見ていましたが『476 号』に「バラK1」の折り図があり、うれしく思いました。もちろんすぐ折ってみました。
広島県 中田敏子さん
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 「春らんまん」のタイトル通りの4月号でした。「あじさい折り」、「バラ」、「フラワースタンド」がよかったです。「おりがみギャラリー」や「作品展」などのカラー写真での紹介が参考になります。近くにサークルがあれば参加したいです。スペインの「折紙博物館」にも行ってみたいです。
岐阜県 丹羽恵子さん
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 春らしい楽しい作品がたくさんあり、折り方に挑戦しようと思います。年寄りが集まって簡単に折って遊べるような作品も紹介してほしいです。
和歌山県 太田 栄さん
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 「おりがみガーデン」を見ているだけで楽しいです。素敵なクリスマスカードや年賀状を見て、こんな作り方があるんだと、ただただため息です。
 茨城県 小林恵子さん
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 「花巡り」の作品は花が次々と咲き、とても楽しんで折ることができました。また二そう舟基本形から伝承の「百面相」の展開と関連を少しずつ今月号でつかむことができました。バラの折り紙作品に興味を持っています。バラの葉も折り紙で作れればいいな~と思っています。
鹿児島県 佐野由美子さん
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●第24回 墨田区「平和のオブジェ」に参加、「十二支を折る」折り紙展を開催
相馬効子さん(東京都)

毎年、墨田区では震災や戦災で亡くなられた方々を偲び、すみだリバーサイドホール(墨田区吾妻橋1-23-20)で「平和のオブジェ」の式典を行っています。今年は「東京大空襲から70 年、語り継ごう平和の思いを次世代へ」というテーマで5羽の折り鶴と鎮魂の思
いを込めた百合の花が壁画(縦13.4m、横7.5m)いっぱいに飾られました。
 いまだに世界では色々な戦いが起きています。また、毎日のように事件、事故、災害などが報じられます。本当に平和に暮らせることの幸せを次世代の人達に語り継がなくては… と思います。3 月10 日(火)に行われた「すみだ平和祈年のコンサート」の音色を聞き、平和を願う気持ちがさらに増し、胸がいっぱいになりました。

1 月6 日(火)~ 31 日(土)、カフェ&ギャラリー「みづき」(墨田区東向島3-27-9)にて「十二支を折る」というテーマで折り紙展を開催させていただきました。その時に「平和のオブジェ」のコーナーを設け、今までの23 回の記録を展示、皆様にも24 回目の折り鶴を折って参加していただくよう呼びかけました。お客様方も「しばらくぶりに鶴を折ったワ…」「私達も参加できて嬉しいワ…」など喜んでくださいました。
 そして2,191 羽を寄贈。今年も折り紙をとおして色々な方と出会い心を通わせることができました。これからも機会をみて、平和の大切さ、折り紙の楽しさなど、伝えていけたらと思っています。
 すみだリバーサイドホール(墨田区役所)の壁画は土・日曜日も見学可です。どうぞ一度ご覧になってください。


◆2014年度の作品展を開催 
葉はなし梨〔なしの会〕 渡辺信子さん(静岡県)

2月21日(土)・22日(日)、藤枝市葉梨公民館で春の作品展が開催されました。今回は「くす玉に挑戦」ということでがんばりました。いつもは教室で習った単品のみを適当にアレンジした作品でしたが、くす玉については途中で止められず、手を抜けず真剣そのもの、時間もかかりました。それだけに皆それぞれ心のこもった見ごたえのある出来栄えに心地よい達成感を味わいました。お客さんも「これはすばらしい、素敵だよう」とほめてくださり、とてもうれしかったです。来年度もがんばりますのでよろしくご指導をお願いいたします。


◆支部だより◆

◆笑顔の花咲く折り紙展「阿倍野市民学習センターグループフェスティバル2015」 
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広/大阪府

今年も3月7日(土)・8日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2015」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。
 今年は春の色紙や立体作品が多く出品され、色紙36点、立体59点、平織り22点の総数150点が会場に所狭しと並べられました。創作作品としてはテニスの選手の躍動する姿を描いた作品や菖蒲園八つ橋を表現した日本画のような作品や、簡単に折ることのできる結び雛やユニットのチェーンなど新しい作品も多く見られました。初日から多くの参加者があり、遠方からも来ていただき大盛況のうちに終了しました。


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その11)

ミュージアム最寄りの、おなじみ厩うまや橋の下流に架かる「蔵くらまえ前橋」と、橋を渡ったところにある「蔵前水の館」をご紹介

東京おりがみミュージアムから見て隅田川の向こう岸は台東区「 蔵前」 。
 江戸時代の初期、二代将軍秀忠の時代に、この一帯の川岸を埋め立て、3万坪という広大な敷地に幕府の米蔵を94棟建てました。これが 「浅草御米蔵」で、「蔵前」 の地名の由来でもあります。
 蔵前橋は、関東大震災の復興計画により架橋されたもので、それ以前は「富士見の渡し」という渡船場があった場所だそうです。橋の黄色は米蔵にちなんで黄金の穂のイメージです。
 終了した下水管工事の立たてこう坑を残し、見学施設として活用したのが「蔵前水の館」。地下に埋設され、ほとんど人の目に触れることのない下水道管の中を実際に流れている下水の様子が直接見学できる、東京23区内で唯一の施設です。
 蔵前国技館(1954年~1984年)の跡地ということで、階段の踊り場には歴代の有名力士の手形が。

下水の臭いを想像して相当な覚悟で見学に臨んだのですが、実際には耐えられないほどではありませんでした。蒸し暑い外に比べても涼しく、ガイドさん(水環境案内人)の詳しい
解説もあって、あっという間に見学時間(約60分)が過ぎて行きました。

下水道は、私たちの暮らしを見守り、浸水から街を守り、地球環境を守る、「縁の下の力持ち」を実感しました。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

月刊おりがみの内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

月刊おりがみの無料サンプル

436号 (2011年11月01日発売)
436号 (2011年11月01日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます
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