月刊おりがみ 490号 (発売日2016年05月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円
月刊おりがみ 490号 (発売日2016年05月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円

月刊おりがみ 490号 (発売日2016年05月01日)

日本折紙協会
◆特集 雨の季節

◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第10回  雨ふり Rain

小さいころって、雨の日にかささして、長ぐつはいて歩 くのがどうしてあんなに楽しかったのでしょう。かさが重 くて、...

月刊おりがみ 490号 (発売日2016年05月01日)

日本折紙協会
◆特集 雨の季節

◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第10回  雨ふり Rain

小さいころって、雨の日にかささして、長ぐつはいて歩 くのがどうしてあんなに楽しかったのでしょう。かさが重 くて、...

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月刊おりがみ 490号 (発売日2016年05月01日) の目次

◆特集 雨の季節


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第10回  雨ふり Rain

小さいころって、雨の日にかささして、長ぐつはいて歩 くのがどうしてあんなに楽しかったのでしょう。かさが重 くて、柄をうまく持てずに肩にあずけるので、かさが頭を すっぽりおおってしまいます。水たまりもバシャバシャと へいっちゃらです。  
絵本の場面にもよく描かれる、かわいい子どもの姿を折
り紙で表現したくて作ってみました。そのひとコマを窓か ら見ているように、色紙のかわりに折り紙で折った額を使 いました。  
かさの丸みを出すには、かどを少し内側に折ればよいで すが、そのままでもよいです。足の開き方もお好みで楽し んでください。


◆Lesson 8 てるてるぼうずのコーナー飾り 梨本竜子☆ Corner decoration of doll “ teru teru bo zu ” (author:Ms.Ryu -ko NASHIMOTO)

「てるてるぼうず」は、次の日の晴れを願って軒先などに吊るす人形で す。この作品の前の三角の部分はコーナー飾りとして、後ろの四角の 部分はえんぴつキャップや指人形として使えます。なお、下の写真の ように、三角のかどにメモをさしこんだまま少し折ってから、⑮のとお りにさしこむとしっかりととまってクリップとして使えます(。作者) “ Teru teru bozu ” is a doll that people hang under eaves while praying for fine weather of next day. The front triangular part of this model can be used as a corner decoration, and the rectangular part behind can be used as a pencil cap or a finger puppet. As is shown in the photo below, we can use it as a clip by folding the triangle corner a little in which a memo is inserted and following ⑮. (Author)



◆かえるのぼうし
石橋 秀夫

『486号』の「鬼さんの帽子」に続く実際にかぶれる作品です。家庭で手に入れやすい 大きな紙は、正方形ではなく白銀比(1:√2 _ )の長方形だと思って創作しました(。作者)


◆カタツムリ Snail by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

この作品は『2015シンポジウム折図集』用に投稿したものです。比較的簡単 につくれて「カタツムリ」の特徴をうまくとらえることができたところが気 に入っています。(作者)


◆花びんとセットケース
川手 章子

色の組み合わせにより、表情も変わりますので、いろいろの色と柄で楽しん でみてくださいね。(作者)




◆パパ
Iwan OKUSKOV

イワンさんは、ロシアの方で、折紙シンポジウムに2回ほど参加されていま す。『485号』のおりがみギャラリーでも紹介しています。この作品は小さい 子にも折れるように考えたそうです。



◆ミニ知識

○カエルの日…6月6日。カエルの鳴き声のケロケロが6が重なるように聞こえることから決められました。埼玉県蕨市にある河鍋暁斎記念美術館には、幕末から明治時代にかけての絵師、 河鍋暁斎がカエル好きだったことから、「かえる友の会」があります。
○時の記念日…6月10日。671年(天智天皇10年)4月25日 にはじめて水時計(漏刻)を使って時を知らせたという『日本書紀』の故事にちなんで、4月25日を太陽暦にした6月10日を記念日として1920年から実施されています。
○和菓子の日…6月16日。江戸時代、旧暦の6月16日に菓子を食べて厄をはらう嘉祥という行事が盛んに行われていました。 明治に入って廃れていましたが、1979年、嘉祥にちなんで、全国和菓子協会が制定しました。
○父の日…6月の第3日曜日。2016年は6月19日。父に感謝する日で、アメリカで始まりました。日本へは1950年ごろ伝わっ たそうです。



◆あじさいの器
二渡 昌子
丸いあじさいがフタになったら面白いなと思って考えました。四角い器に 五角のフタは無理があるので、器の上にあじさいをポンとのせる感じです。 わりあいが異なりますが、花15cm角の紙、葉25cmの紙で折るとおさまりがよいです。できあがりは直径13cm角になります。(作者)



◆ミニ知識
○アジサイ…日本で生まれた花で、その母種はガクアジサイで す。1000年以上も前の大間違いからこの花に「紫陽花」という 漢字が当てられました。平安時代の学者の源 順が、もともと中国にはないアジサイに、白居易(白楽天)の詩にあった紫陽花を 当てたそうです。
○カタツムリ…雨の日にアジサイに登るカタツムリはミスジマイマイというカタツムリだそうです。好物は腐った葉で名前は殻に ついた3本の筋からつけられました。

○不思議の国のアリス…1865年、イギリスで出版された児童文学です。数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832-1898) がルイス・キャロルというペンネームで書きました。人気イラストレーター、ジョン・テニエルが挿絵を担当したこともあり、評判になりました。白うさぎ(時計うさぎ)、チェシャ猫、三月ウサギ、 女王など、さまざまなキャラクターが登場し、ナンセンスな物語りを繰り広げます。

●ミニ知識参考図書:『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』(マガジンハウス)、『和菓子の世界』(岩波 書店)、『植物ごよみ』(朝日出版社)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『不思議の国のアリス』(角川 文庫)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』 (三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究 社)、『世界大百科事典』(平凡社)



◆脳トレ折り紙
⑥しきつめ角 石橋 美奈子

今月号では小学校4、5年生で、図形の性質を勉強する「しきつめ角」で脳を元気にしましょう。皆さんの身のまわりを見てください。道路や壁や塀など、あらゆる所に図形をすき間なく、し きつめた模様が見られると思います。  
折り紙で6種類の図形を何枚も折るところから始めます。①~ ③はこの連載の第3回めのタングラムと同じものです。種類も枚 数も多いので折るのは大変ですが、その枚数によって整然とした 美しい模様が広がりを持ちます。がんばって折って、きれいな模様を作りましょう。
ひと休みしたいとき、正六 角形のうらがわに忍者が隠れ ています。目を描いて楽しみ ましょう。


◆時計うさぎ
石橋 秀夫

「時の記念日」にちなんで、創作してみました。市販の折り紙を4枚使って、う さぎと懐中時計を折ります。360°のどこから見てもOKな3Dタイプの作品に なったかなと思います「。頭」の⑪から顔や耳の形を作っていきますが、折る位置を変えると「表情」を変えることができます。試してみてください(。作者)



◆スケルトン
藤本 修三

スケルトンは「骨組み」という意味。規則的な折り線 模様は、比較的折りやすい45°のほかに60°のパター ンがあり、立体化した形は「レリーフ」「筒折り」とも 呼ばれ無数のバリエーションがあります。ユニーク な奇数等分の「漸ぜんきん 近法」(漸近等分法)と合わせて、秩 序立った幾何の世界を味わってみましょう。(編)

〔藤本修三氏〕 1922年 兵庫県生まれ 「 自作の折り紙を使って授業をする 高校の先生」として近隣の学校から も注目を集め、作品の多くは化学の 授業で原子・分子・結晶模型を作るた めに創案されたものでした。 『 月刊おりがみ』では、『93号』~『99 号』で「おりがみ研究室・ねじり折り とその周辺」を連載(全7回)、正多角 形(角の等分)、ねじり折り、漸近等分 法(辺の奇数等分)と、応用作品を発 表されました。

(以下は連載にあたっての言葉より) 『 60°、30°の応用から正四面体、ダイ ヤモンドの結晶模型を生徒たちと一 緒に作り、立体やレリーフへ発展さ せる中で「ねじり折り」なるものを見 つけたのです。「ねじり折り」は、今ま での折り紙の中でも使われてきた折 り方(畳 たとう 紙など)ですが、思いがけな い位広い分野にわたり、しかも一貫性のある折り方です。「ねじり折り」 とは、「一枚の紙の表面で多角形を作 り、その多角形の裏面の中心から放 射状に折りたたんだ紙片が出てくる 折り方」とでもいえましょうか。ねじって折ることで中心でまとまりま すから、のりづけなどは不要です。』 「 1996折紙シンポジウムin松江」最 終日に漸近等分法の「講演と実技」。 2015年7月28日逝去。92歳でした。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。



◆読者の広場

「りぼんのメッセージカード入れ」と 「赤ずきんちゃん」がよかったです。 「2015おりがみカーニバル入賞作品紹 介・2」に感動しました。実物が、見てみたいです。


 「貝型色紙」のおひなさまがよかった です。「赤ずきんちゃん」もかわいかっ たです。今回の「頭の体操」の解答も 早めにできました。今月号はおひなさ まいろいろで、私もできそうな作品が あり、よかったです。毎月新しい作品 が多く、覚えるのが大変です。ゆっく り覚えていこうと思います。



◆みんなの作品展

宮田 弘 折紙作品展

昨年5月、前立腺癌が見つかった ので、少しでも元気なうちに今ま で折りためた作品を見ていただこ うと、2015年12月6日(日)~8日 (火)、表参道ギャラリーMで個展を開催しました。11月に地元栃木の会 場で開催した時の来場者と合わせると、400名を超える多くの皆様にお 出でいただきました。  
個展終了後体調を崩し、しばらく 病院生活を余儀なくされましたが、 今は元気を取り戻しました。ご心配 くださった方、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


◆小さな展示会を終えて  
田中裕 ひろ子(香川県)

昨年12月、高松市庵あじ治観光交流館 (映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地)で3週間、折り紙展を開催しま した。漁師町で市街地より遠くて寒いところでした。しかし、四国新聞 を見た人や70余名をウォーキング会の方々、県外の旅行者の方々など 200名を超える方々が見に来てくださいました。「こんな展示作品がで きるのですね。折り紙のイメージが 変わった!」、一番多かった感想でした。月刊『おりがみ』を師として折り紙講座をスタート、後に「あそび の楽工同好会」となって20年近くになります。近くのコミュニティセンターで現会員18名です。私は最近になり辞めどきを探し中でしたが、それを知った会員さんの言葉「辞めまい 言うまで しまい」この愛ある 讃岐弁が私の胸に飛び込んできました。もうちょっと続けようかな、続けたいなと思うようになった昨今です。


◆World 0rigami Report

海洋歴史博物館でボートの折り紙 倉橋聡美(ニューカレドニア)

 2013年にフランス人の夫と結婚し ニューカレドニア(仏領)に移住しま した。こちらで折り紙教室やイベント での折り紙紹介などをしています。  
昨年9月12日(土)・13日(日)の2日 間、首都ヌメアにある海洋歴史博物館 で、折り紙イベントを開催しました。 海洋歴史博物館は、街中から少し離れ たモーゼル湾に面した道沿いにある 比較的新しい博物館です。海と人とのかかわりや歴史が、船の模型や漂流物 などとともに展示してあります。  
この2日間は、ヌメア市内の博物館 を無料で周れるという特別デーでした。海洋歴史博物館からの依頼で、館内で船の折り紙を紹介することに…。 自分のレパートリーに、インターネッ トや本などで調べた様々な船の折り紙を加え、約15種類を準備しました。  折りあげた形を最後にひっくり返すのが、船の折紙の特徴。 2日間で多くの家族が博 物館を訪れましたが、最後 に「ここで折り紙をひっくり返す」と説明すると、誰もが「Ouh la la(ウララ)」 と言って頭を抱えたり、感心したりします。靴のような形に仕上がるモーター ボートが人気でしたが、日本の伝統的な宝船にも何人か挑戦し、時間をかけて丁寧に仕上げていました。  
見本として作成した波と船の作品 は博物館のスタッフに好評で、2日間のイベント後も展示したいと申し出があり、館へ残してきました。  昨年12月、NOAの折紙講師資格の認定をいただきました。今後も、海に 囲まれたこのニューカレドニアで、日本の折り紙を広く紹介していきたいと思っています。


◆南極クルージングで折り紙交流 高嶋恵子 (千葉県)

長年夢見てきた、夏※1の南極へ。1月 5日(火)~18日(月)、50か国以上の乗 客183名を乗せた耐氷船オーシャンダイヤモンド号で、南極半島とサウス シェトランド諸島※2に行ってきました。  
1/10~16の間ボートで計8回上 陸。外気は3℃。氷山、まぶしい太陽、 真白い雪のパラダイス…、素晴らしく 雄大な南極で、オットセイ、アザラシ、ザトウクジラやペンギ ンなど、たくさんの野生動物に出会いました。船内生活を楽し みながらオブザベーションラウンジ で、南極の動物たちの折り紙教室を開 催。世界共通語「オリガミ!」と、雪上の仲間たちが集まってくれました。  言葉では言い表せない感動と、自然 の厳しさ、たくましさを肌で感じた旅でした。


◆支部だより

第1回京都折り紙コンベンション レポート 京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 山下 明/京都府

京都支部が発足して7年目の今年、3月5日(土)~6日(日)の2日間、京都では独自の取り組みになる「第1回 京都折り紙コンベンション」は、京都 府の後援をいただき、京都府内8支部 が協力しあいながらの「実行委員会形 式」で、京都駅前のキャンパスプラザ 京都にて開催されました。  
なにしろ初めての経験ですので、参加定員も100名という比較的小規模の計画を立てたものの、開催までは「何人のひとが来て下さるのか?」とヒヤヒヤでしたが、遠くは鹿児島から もお越しくださり、なんとか96名のご参加をいただきました。  
コンベンション初日は、日本折紙協 会常任理事の田中稔憲先生のご挨拶で開幕し、続けて同常任理事中島 進先生、そしてこのイベントの開催をこ こまでご指導くださった同理事で京都支部名誉支部長でもある小泉光太郎先生にもお言葉を頂戴しました。  
また、同会場で開催された300点余りの作品による「名作折り紙展示会」には、関西を中心に2日間で約400名のご来場をいただき、大成功でした。

今回のコンベンションのテーマは 「すごい!かんたん!おもしろい!」 で、40点あまりの講習作品は主に比 較的平易なものでしたが、しかし「、名 作」の名にふさわしい、造形的にも美 しい作品ばかりを厳選し、来賓の先生 方のご協力もいただき、この日のため に訓練?を積んできた18名の京都の会員が講師を務め「分かりやすい講習」に力をいれた講習会でした。  
また会場では、田中稔憲先生をはじめ、中島 進先生、小宮はじめ先生、山田勝久先生が教材などを展示販売くださり、会場の雰囲気を盛り上げてくださいました。さらに、京都にはなじみの深い著作をお持ちの中澤信子先 生と鈴木恵美子先生も、特別価格でご本を販売くださり、2日間ともひとだかりが絶えませんでした。

 このコンベンションで私たち京都 府内の支部会員が考えていたことは、①伝承を含めて古 いにしえの作品を見直そう、②ゆったりとした部屋(30席)で受講(20名)いただこう、③分かりやすい講習に努めよう、でした。特に ③はこの「最強の講師陣」が最重点に していたことで「、大きな紙で、高い位 置で、マグネットを使いながら、ゆっくりとした大きな声と正しい日本語 での講習」に努めました。また「、ホワイトボードでは講習用の大きな折り 紙の裏の白が識別しにくいだろう」と、まずホワイトボードに茶色のクラフトペーパーを大きく貼り付け、その 上で講習するなど、トコトンまで細部に気を配った講習でした。  
閉会式では「第2回京都折り紙 コンベンションは2017年3月4日 (土)・5日(日)。3月、花の咲く頃にス タッフみんなで待ってます!」と再会 をお約束して、楽しい2日間を閉じました。



◆いわきおりがみ会 おりがみ展示会
いわき支部「いわきおりがみ会」支部長 鈴木智子/福島県


3月2日(水)~6日(日)、いわき市 文化センターでいわきおりがみ会 おりがみ展示会を開催しました。  2000 (平成12)年の発足以来、折り 紙技術の成果や作品発表の場と広く折り紙の楽しさを知ってほしい思いとで、続けてきました。  
初日2日(水)は茨城県の鈴木恵美子先生を講師にお招きし、20名参加 で、笑いの絶えない楽しい2時間を過 ごしました。鈴木先生は、いつも気軽 に来てくださり、大感謝です。  3年前からチャレンジコーナーを 設置しました。難易度別に課題を示 し、自由に折ってもらうコーナーです。今年は、折り鶴、はばたく鶴、妹背 山でした。いつも多くの人がいて、人 気コーナーです。  
また、作品に、説明文を付けまし た。作品の裏を見せたり、何cmの紙で 折ったかとか、展開図を付けたり、ユニットをバラバラに置いたりと、見てわかるようにしました。これは、連鶴 を見ていた人が「、鶴は貼り付けてあ るの?」と聞かれたことがきっかけでした。それ以来、作品をじっくり見て くれる人が増え、滞在時間が長くなり ました。  
最終日は、200名近い来場者があり、会の説明や案内に、てんてこ舞いでした。  
「今年も素敵ですね」の声を励みに、 折り紙が折れる幸せを胸に、これからも頑張ります。いわきは元気です。


◆合同展に出品(文)山本孝子/兵庫県
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)


恒例となっています兵庫県民会館 講座の合同展が1月29日(金)から1 月31日(日)に開催されました。最終日には1日教室も開かれ、石橋美奈子 先生の「脳トレ折り紙・タングラム」 (487号)に挑戦…折れましたが…影 絵の答えがないので「7枚全部使うの?あまる!!」と言う方や「できた」と バンザイポーズする方などみなさん 大はしゃぎ。石橋先生が影絵の答え 見本を作ってくださいました。楽しいひとときでした。



◆和紙ものがたり

連載〔第29回〕色紙

皆さんの「折り紙生活」の中で、色紙は欠かせないもののひとつだ と思います。折り紙のことを「色 いろがみ 紙」とも呼びますが、同じ字で異 なる読みをする色紙は長い歴史を持つ紙の材料です。現在、さまざ まな色紙が市販されていますが、もっとも身近な色紙は、縦27cm、 横24cmほどの正方形に近い長方形で、金縁がついた大色紙と呼ばれ るものです。第二次世界大戦前の日本画の大家、竹内栖鳳(18641942年)が好んで使った色紙だといわれています。それまでの表装 をして紙を重ねて使う色紙から、金縁がついていることでそのまま飾れる色紙として、詩歌を書くというよりは手工芸の材料として広まったそうです。  
今回は株式会社 千眞工藝 (京都府)、京都色紙短冊協同組合(京 都府)、小津和紙(東京都)、たつの市立龍野歴史文化資料館(兵庫 県)にご協力いただきました。


色紙の誕生

現在の色紙の正方形に近い長方形の 形は「色 しきしがた 紙形」に由来しています。色紙 形とは平安時代、貴族の住居の寝殿造 りの屏風や衝立や障子(現在の襖 )、寺 院の壁や扉などに描かれた絵画に、方形の枠を地塗りし、そこに絵画にちな む言葉や詩歌を記したものです。  のちに直接描くのではなく、色紙形を貼る(押すといいます)様式も生まれ、 さらに屏風などから離れて、鎌倉時代 以降、和歌を書く料紙となったのが色 紙です。  
武家社会になり、紙を節約して使うために貴族たちは和歌を色紙や短冊にしたためるようになりました。近世の 桃山時代になると、平安時代の貴族文化が育んだ美術料紙のように、金銀の箔や砂子がまかれたり、下絵が描かれたり、 精巧な継紙がなされたり、さまざ まな装飾が施された華麗な色紙が作ら れていたそうです。

色紙の寸法

 前項で述べたように、色紙や短冊は紙 を節約することから生まれているので、 基本的に漉いた紙から無駄の出ない大 きさに裁断されていますが、その時代によって変化しています。  
鎌倉時代に、色紙の寸法は大 縦 六 寸 四 分 (19.392cm)、 小 は 縦 六 寸(18.18cm)、横は大小とも五寸六 分(16.968cm)としたとされていま す。江戸時代になると、1699( 元禄 12)年の貝原益軒の『書礼口訣』に 「一、色紙の寸法、大色紙は竪 たて 六寸四分 (19.392cm)、横五寸六分(16.968cm)、 小色紙竪六寸(18.18cm)、横五寸三 分(16.039cm)、三光院殿相伝の由」 と、三光院より伝えられたという色紙 の寸法が記載されています。三光院は、 三条西 実枝(1511-1579年)のことで、 室町時代後期の歌人です。


 明治時代に入ると「色紙縦六寸二分 (18.786cm)、横六寸八分(20.604cm)」 と『諸国紙名録』(1877年)にありますが、現在は大色紙縦9寸(27.27cm)、 横 8 寸(24.24cm)、小色紙が縦7寸 (21.21cm)、横 6 寸(18.18cm)の大 きさです。小色紙が、昔の大色紙の大 きさに近いもの になっていま す。なお、一尺 は 30.3cm、一寸は一 尺の10分の1で 3.03 cm、一分は 一寸の10分の1で 0.303cmです。


寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)

寸松庵色紙は、平安時代前期の歌人 で、『土佐日記』の作者、紀 貫之筆と伝 えられる平安時代の古筆の断簡(きれ ぎれになった書き物)です。もともと は冊子で、色紙の形の一枚の料紙では ありません。  茶人の佐久間将監真勝が、京都の 大徳寺の茶室「寸松庵」に愛蔵したこ とからこの名を持ちます。のちにこの 断簡と同じ大きさの色紙が「寸松庵色 紙」と呼ばれるようになりました。縦 13.6cm、横12cm の大きさです。


色紙を入れる包み

生前、日本折紙協会の理事をつとめ られた高木 智 さんが収集研究なさっ ていた資料に、江戸時代1705(宝永2) 年「小笠原流諸式折形雛形」があります。 折形雛形とは折形の小さな形という意味で、折りの見本のために小さい紙で 折ったもので、折り目が崩れたときに わかるように折り目の上から合印を押 してあります。  
日本の伝統的な包み方は、ものを覆いつくすのではなくむしろ中のものを見ることができるように包みます。人に贈り物をするとき、それと一緒に自分の身についたけがれや厄災などを渡して しまわないように、ものと自分との間に仕切りを作ろうとするところから起 こっていて、紙はその包みの材料として用いられました。包み方はさまざまな 型を生み、折形が成立していきました。
この折形の中に色紙用の包みがあり、色紙が贈答用に用いられたことを物語っています。下の写真(丸囲み)の 「真の書きたる色紙包み」と「行の色紙 包み」です。真は正格、草 そう はくだけた場、行はその中間です。高木さんは、『をる3号』(双樹舎1993年発行)の中で、「西洋画の額縁のような造形と機能性が 興味深い」と述べておられます。  
下の写真のような白くてしわのない 奉書紙などを使って、色紙がていねいに包まれたことでしょう。




◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

月刊おりがみの内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

月刊おりがみの無料サンプル

436号 (2011年11月01日発売)
436号 (2011年11月01日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます
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