月刊おりがみ 504号 (発売日2017年07月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円
月刊おりがみ 504号 (発売日2017年07月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
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  • 参考価格:[紙版]880円

月刊おりがみ 504号 (発売日2017年07月01日)

日本折紙協会
特集 夏休み

◆おりがみニュース
2017年4月、世界最大級のハンドメイド(手づくり品)イベント「第41回 2017日本ホビーショー」(一般社団法人日本ホビー協会主催)で、会員の宮本眞理子さん(長崎県)と...

月刊おりがみ 504号 (発売日2017年07月01日)

日本折紙協会
特集 夏休み

◆おりがみニュース
2017年4月、世界最大級のハンドメイド(手づくり品)イベント「第41回 2017日本ホビーショー」(一般社団法人日本ホビー協会主催)で、会員の宮本眞理子さん(長崎県)と...

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月刊おりがみ 504号 (発売日2017年07月01日) の目次

特集 夏休み


◆おりがみニュース
2017年4月、世界最大級のハンドメイド(手づくり品)イベント「第41回 2017日本ホビーショー」(一般社団法人日本ホビー協会主催)で、会員の宮本眞理子さん(長崎県)と山賀信行さん(千葉県)制作の『点訳おりがみテキスト』がホビー大賞特別賞を受賞しました。

【関係者の皆様への感謝】

この度、山賀信行さんと共同で制作しました『点訳 おりがみテキスト100 第1 ~ 5 巻』が、第27 回ホビー大賞特別賞を賜り、関係者の皆様へ心より感謝申し上げます。
 この本を作るきっかけは、20 年以上前に全盲の折り紙作家である加瀬三郎先生(故人)と出会ったことです。点訳本については、鹿児島県で長年点訳のボランティアをされている小野ヨシ子さんからご教示を受けました。その後、本格的におりがみの点訳本を制作するために、大阪市立盲学校の大前俊夫先生はじめ、図書や小学部の先生たちに具体的にどのようなことに気を付けて視覚障碍のある子どもたちが分かりやすいような点訳本になるのか、一緒に考えていただくなど、たくさんの協力をいただき、最初の点訳おりがみの本を作りました。
 「おりがみ」は、日本の文化のひとつでもあり、頭の体操にもなる、とっても素敵な趣味のひとつだと思っておりますので、視覚障碍がある方々に、楽しいおりがみの作り方の点訳本をずっと制作していきたいと考えてお
りました。
 まずは、基本的な折紙作品が掲載されている日本折紙協会の『おりがみ4か国語テキスト100』を点訳したいと考えて日本折紙協会から点訳本に編集することをご了承いただきました。
 しかし、折り紙の点訳本は、普通の点訳本とは違い、本文そのままの点訳だけでは、折り方が分からないために、わかりやすい表現、折り易い特別な折り方を考えなければなりません。そのため、晴眼者(目の見える人)の私個人だけでは、どうしてもわからない部分がありました。そんな時に、視覚障碍者の山賀信行さんを日本折紙協会の佐野 友 専務理事からご紹介いただき、一緒に点訳本作りに取り組むことになり、1年以上かかりましたが、やっと第5巻まで制作できました。そこで、今回初めて、ホビー大賞に応募させていただきました。
 この特別賞受賞は、皆様方の好意的なアドバイスやご協力の賜物だと考えております。この受賞をこれからの点訳本作りの励みにして、ますます役に立つような楽しいおりがみの点訳本作りを続けてまいります。
 本当にありがとうございました。
2017(平成29)年4月吉日
宮本眞理子



◆季節の窓辺
朝日 勇

◆連載 最終回 
花火の競演 
Fireworks show
部屋の窓から大きな打ち上げ花火が見えました。子どもたちはおもちゃ花火に大はしゃぎ。彼らにつられて私も細い線香花火に火を灯しました。火花はいつまでも跳ね続けていました。チチチ…チ、パチパチパチ…


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

お魚のメモスタンド
二渡 昌子

涼しげな小物を作りたいと思い考えました。伝承の金魚のような形のお魚を折り出しました。後ろのポケットにメモやカードなどを立てることができます。(作者)
I created a small object that looks cool and refreshing. The shape of
this model is a fish which looks like a traditional origami goldfish. You
can put a note or a card in the back pocket. (Author)



◆アゲハチョウSwallowtail butterfly by Mr. Yoshio TSUDA
津田 良夫

チョウの折り紙はこれまでたくさん作られていますが、この作品は後翅に小さな突起(尾状突起)をもつアゲハチョウである点が他の作品と違っています。また型崩れしないように工夫した⑰~⑲の工程が気に入っています。
(作者)



◆蛛とくもの巣Spider and cobweb by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

透明なプラスチックのシートで、折ることができるものを手に入れたとき、何かこの素材が生きるものを作りたい。そんな思いから工夫したのが「くもの巣」で、巣ができたなら「くも」もとて、こちらがあとでできたのです。くもの巣は9で切り取りますが、折ってもよいでしょう。(作者)


◆タガメGiant water bug by Mr. Naomiki SATO
佐藤 直幹

私が、中学生の折り紙昆虫少年だった頃の作品です。この(「ざぶとん」+「鶴」の)複合基本形から、他にいもいろいろと甲虫類を折りました。ホイル紙などで折ると細かいところの造形とかもできるのでお勧めです。(作者)


◆ゲンゴロウDiving beetle by Mr. Ken YONAMI
世浪 健

子どものころ考えた作品を折り紙作家の西川誠司さんのアドバイスをもらって改作したものです。背面の色分けと、まるみをつけることを中心に考えました。⑥~⑨、⑪⑫の折りが左右同じになるように、21,22の折りはうらがわから仕上がりをたしかめて折ってください。(作者)



◆ミニ知識
◇アゲハチョウ…揚羽蝶。幼虫はミカン科の植物の葉を食べ、「ユズボウ」と呼ばれることもあるそうです。成虫は花の蜜を吸います。揚羽蝶は紋の意匠にもなっていて、
物にとまった揚羽蝶を側面から描いた紋です。
◇ゲンゴロウ…源五郎。体長3.5cm ~ 4cm。背面は緑色の光沢のある黒で、黄褐色に縁取られた側面が特徴的な甲虫です。流線型の体のため、水の抵抗を受けることが
少なく、すばやく泳げます。後肢は長く太くて、たくさんの毛が生えています。大あごは鎌状で、死んだり、弱ったりした獲物に食いつき消化液を出して吸い取り、獲物は骨だけになります。池や沼、流れのゆるやかな川にすんでいて、夏の夜は明かりに向かって飛んで来ます。成虫も幼虫も水にすむ虫を食べ、成虫は小魚も食べます。
◇タガメ…田亀。体長5cm ~6.5cm。体は暗褐色で、小判形です。水田で繁栄してきた水
生カメムシなので、この名前が付けられたと考えられています。開発や農薬のため、数が減りました。水草につかまり、生きた魚やカエルを待ちぶせて一撃で倒し、食べます。

ゲンゴロウもタガメも水生昆虫と呼ばれ、羽があるのに、水の中でくらしています。もともとは陸上でくらしていた昆虫なので、胸部と腹部にある気門から空気を取り入れます。水中でも呼吸ができるのは、気門に近いところに空気をためているからです。人間が空気ボンベを背負って水中に潜るのに似ています。
◇クモ…体は頭胸部と腹部に分かれ、8 本の脚があり、昆虫ではありません。クモの細くて丈夫な糸は、いろいろな研究で注目されているそうです。クモはお尻にある別々のイボから数種類の糸を出して使い分けています。巣の中心から外に伸びる経糸やクモがぶらさがる牽引糸はネバネバしていません。オスは獲物をつかまえるために網型の巣を張りますが、巣を作らないものもいます。メスは糸で袋を作り、卵を産みます。
◇ダリア…メキシコ原産の、キク科の球根植物で、たくさんの園芸品種があります。日本には江戸時代にオランダから持ち込まれ、天竺牡丹と呼ばれました。江戸末期に「ダリヤ」という名前で広まったそうです。花の名は、18 世紀のスウェーデンの植物学者A.Dahl に因んでつけられたとされます。ダールはリンネの有能な弟子でした。

●ミニ知識参考図書:『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『アゲハチョウ観察記』(農山漁村文化協会)、『水生昆虫のひみつ』(あかね書房)、『昆虫のふしぎ』(ポプラ社)、『四季の花色図鑑』(講談社)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『柳宗民の雑草ノオト』(毎日新聞社)、『夏の花』(北隆館)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大字源』(角川書店)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆プレーンローズPlane rose by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

プレーンは「平面の」という意味で、カードなどに貼ってもらえそうなバラです。葉を工夫してつけると生き生きとしたバラに見えることでしょう。両面同じ色の紙を使うと中心の裏が出て白くなるところにも色が出てよいでしょう。(作者)



◆ダリアDahila by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

「シリーズ 花」という、12か月続いた季節の花の連載で、8月号分で掲載された作品です。作者の田中具子さんは、花をはじめ、実用品、乗り物、鶴などさまざまな作品を創作されました。田中さんは、『502号』でお知らせしましたように、2017年1月18日お亡くなりになりました。



◆かきごおりShaved ice usually served with flavored simple syrup by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

かき氷の色や味はたくさんありますが、黄緑色で折ったときは抹茶にするかメロンにするかちょっぴり迷います。お好みのクラフトパンチで型抜きフルーツをトッピングしたり、簡単なつるし飾りをつくっても楽しいです。(作者)



◆ツナギケースTwin case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

折り始めの形がおもしいな…と思い、折り進めて、できあがったパーツを2個折りつなげてみようと思いました。比較的しっかりとした形で立たせることもでき、メガネなども置けそうに思われました。単体ひとつの形は車輪のない人力車のようです。(作者)



◆読者の広場

 「花菖蒲」がよかったです。何本作ったでしょう。部屋のあちらこちらに飾っています。落ち着いてとてもよいです。「スリットのある立方体」も作りました。たくさん作ってさしあげたりしています。
東京都 阿部さん

 「スリットのある立体」は大いに作りました。吊り下げるときはのりをつけて固定しました。「窓付きニャンコ」は孫に好評でした。「花菖蒲」は形を整えるのに苦労しました。
広島県 絹原さん



◆World 0rigami Report

●西オーストラリア州ジュンダラップフェスティバル2017
での折り紙ワークショップ 山本知美(オーストラリア)

2017年4月1日(土)・2日(日)の二日間、オーストラリアのパースから15kmほど北に位置するジュンダラップ市のセントラルパークで、市が毎年主催するジュンダラップフェ
スティバルが今年も開催されました。今回のフェスティバルでは、さまざまな芸術的イベントやブースが集結し、今年は日本パビリオンも設けられ、「UKIYO」と名付けられたこのパビリオン内だけでも多くの来場者で大変盛り上がる2日間でした。
 今回、そのパビリオン内で、「折り紙ステーション」の依頼をいただき、2日間で13名のボランティアさんらと一緒に野外で椅子と机を準備し、秋空の爽やかな素晴らしいお天気の下、皆さんと一緒に折り紙ワークショップを楽しみました。
 折り紙の内容は、折り鶴、手裏剣、くんしょう(お花)などの伝承作品や、Sy Chenさんのピュアランドパンダの折り方図面を用意し、今回は2日間で折り紙2000枚を準備、イベント前にもボランティアさんらと何度か打ち合わせ、ディスプレイ用の折り紙を一緒に作成しました。
 ボランティアさんの多くは、語学留学の学生さんやワーキングホリデーで日本からいらしている方々にお手伝いいただき、人に何かを伝える、まして言葉の壁があるとなると打ち合わせにも力が入りましたが、回を重ねるたびにボランティアさんとのチームワークの輪も芽生えました。
 チームの中には、ホッケー語学留学中のリオオリンピックで活躍された、フィールドホッケー女子選手の小野真由美さん、パースにある大学で研究をなさっておられる、中京大学スポーツ科学部の倉持梨恵子教授も名乗りを上げてくださって、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方々がお手伝いくださいました。
 やはり折り紙を通しての出会いや、日本の伝承折り紙を現地の子どもたちに伝える面白さを共同実感できるよさもありましたし、ボランティアさんらも「折り紙を楽しみました」とイベント後にお話しいただけたことが非常に強く印象に残りました。
 私にとっても去年のパース市での西オーストラリア州立イベント(『493号』に報告記事)に引き続き、大きなチャレンジでしたので、皆さんに助けていただき、出会いに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



◆支部だより

●第18回信州おりがみ交流会 報告 
信濃支部「りんどう」 支部長 成田光昭/長野県

信濃支部主催の第18回信州おりがみ交流会を4月22日(土)・23日(日)、長野市勤労者福祉センターしなのきにおいて開催しました。今回は久しぶりに中島 進さんをゲストに、松沢春雄さんを特別講師にお迎えしました。
 全体会では、中島 進さんから「扇鶴」の作品講習を披露いただきました。大会の規模が大きくなると、どのように折り方を伝えるかも課題となりますが、今回は日本折紙協会より書画カメラをお借りしました。我々にとっても中島さんにとっても初めての経験だっただけに戸惑いながらも会場内の協力によって何とか作品を完成させることができたと思います。
 松沢さんは教職員の定年を残しながら中国に出かけ、4年半にわたり指導にあたられました。雲南省での様々な経験談から、教えることの基本に関して興味深いお話しを伺いました。
 もう一人、特別講師にお願いしていたのが川井淑子さんでした。ご承知の通り、昨年12月に急逝されました。大会では、追悼と感謝の意を表すべく特別展示を行うとともに、折り図集では遺作品「弥生雛」をお気に入りの藤色で表紙を飾り、長女鶴見雅子さんの手書きのメッセージを掲載させていただきました。

実は昨年から、常連者が相次いで他界し、大会前の合言葉を「次につなげる。」で始めました。講師陣に関しては、スタッフとして名乗りのあった梅本吉広さん、藤本祐子さんと編成チームを組み、今回、新たに8名の方に声をかけて皆さん承諾いただいて講師に立っていただきました。どの教室も拍手で納められました。また、運営側も役員制を廃止し、それぞれの任務を担うワーキンググループ制とし、県外スタッフを含め、業務の分割・明確化によってたくさんの経験をはかり、結果として少しずつ板についてきました。講師陣、受講者、運営スタッフそれぞれがスキルレベルを上げながら無事、大会を執り行われましたことに感謝し、協力いただいた関係者の皆様にお礼を申し上げます。


●播磨名所めぐり日帰りバスツアー
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

3月31日(金)に 恒例の日帰りバスツアーに行ってきました。
 姫路の日本玩具博物館では、素晴らしい雛飾りに感動し、懐かしいおもちゃの数々に思い出を語り合いました。持参した折り紙のおもちゃを館長にもらっていただきました。
 福ふくさき崎町では 今評判のカッパをたのしみ、西脇市の北はりまエコミュージアムでは、播ばんしゅうおり州織の折り紙のお買い物を楽しみました。
 今年は残念ながら桜を楽しむことはできませんでしたが、見学と両手一杯のお土産で楽しい一日となりました。


◆みんなの作品展
●まーぶる・おりがみ教室 ORIGAMI ART展 山﨑宥ひろ子さん(栃木県)

3月16日(木)から20日(月/祝)、栃木県中央公園 緑の相談所展示ホールにて「第6回おりがみ色紙展」を開催しました。毎年3月に開催、今年で6回目の展示会となりました。前日は朝からスタッフ全員で搬入、広いホールの準備は毎年1日かかります。初日早々に、宇都宮市文化協会の会長さんや、地元新聞社の取材等もあり、毎日400人以上の来場者をお迎えしました。故・宮田 弘先生も前年まで毎回、他の先生方にもご来場、ご支援いただき、感謝しお礼申し上げます。中央公園からの依頼で始まり、緑の相談所にふさわしい四季折々の和紙のお花を中心に折り続けて「まーぶる・おりがみ教室」も10年になります。毎年折り紙の展示会を楽しみにしていますとたくさんのお言葉を本当にありがとうございました。折り紙を通しての喜びを感じる展示会のひとときでした。


●TSUNAGU GALLERYで布施知子さんの作品展

国際紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区明石町)1階エントランスの「TSUNAGU GALLERY」が、同社の広報誌に登場する、紙にまつわるアーティストの作品展示スペースとして、今年の1月より期間限定で開設されました。
 第1弾の展示として、『TSUNAGUvol.22』に掲載の、世界的に活躍する折り紙作家・布施知子さんの作品展が、2月6日(月)~3月31日(金)に開催されました。
 バックライトの演出による透かし模様のパターンが美しい壁面作品の「平織り」、幅1.2m、長さ8~12mのロール紙から折り出された「スネーク」、サイズや形もさまざまな折りたためるランプシェードなどの最新作、意欲作が展示され、来場の皆さんに紙の魅力と可能性をアピールしました。
 「折4 と光4 を意識しました。平織りは背後から、無限折りの作品も内側にLEDランプを仕込みました」と布施さん。


●岩国内裏ひなまつり 作本幸江さん(神奈川県/文)、日にちにちか々花グループ
2月25日(土)~3月5日(日)、山口県岩国市錦きんたいきょう帯橋の城下町でひなまつり展が開催されました。私たちは築300年以上という町屋で折り紙の作品を展示しました。5回目とあっておひなさま関連の作品でいっぱいにすることは少々困難になってきました。岩国市の日々花グループ4名(うち3名が広島支部所属)の一人と私が友人で、また体調不良等で参加できなくった人も数名いて、私も遠くから参加することになりました。錦帯橋観光に来られた方、小さいお子様連れのご家族、ご年配のご夫婦までたくさんの方々におこしいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ショベルカーやパワーショベル、恐竜やケルベロス等は男の子や男性にも好評でした。たくさんの方々に笑顔をいただき、また来年に向けての作品作りが始まります。


◆和紙ものがたり

連載〔最終回特別編〕竹紙

中国で唐の時代に、若竹の繊維を原料にして竹紙(ちくし)と呼ばれる紙が生まれました。当時は書写用で、破れやすい紙だったそうです。今回取り上げるのは、総合製紙会社「中越パルプ工業株式会社」が竹紙(たけがみ)と名付けて製造している洋紙です。竹の香りはしませんが、しなやかで張りがあり、風合いのよい紙です。「和紙」ではありませんが、「国内原料100パーセントの紙」として、この最終回特別編で紹介します。


竹紙ができるまで

 「竹を割ったよう」といえば、さっぱりとした性格を表す言葉ですが、今、竹は全国各地でやっかいものになってい
ます。かつては垣根や日用品などさまざまに利用されましたが、生活様式の変化で需要が減り、竹林を管理する人が減った結果、放置された竹林が隣接する森林や里山に侵食し、生物多様性を損なわせているのです。筍農家が間伐で5 年生以上の竹を切り倒しても、土に戻るのに5 年以上もかかるそうです。
 中越パルプ工業は鹿児島県薩摩川内市内に工場があります。全国の竹林面積の10 パーセントを占める鹿児島県では、早くから放置竹林が広がっていました。1998 年にひとりの社員が筍農家から「竹を紙の原料として使ってもらえないか」と相談を受けました。堅くて中空な竹は運搬 和紙でも洋紙でもや加工の効率が悪いため、本来紙の原料には向いていません。しかし、その社員は地域の人のためになるのならと活動を始め、やがて全社をあげての取り組みとなりました。2009 年から日本の竹100 パーセントを原料とした「竹紙」を製造販売しています。

和紙でも洋紙でも

 江戸時代の末に来日した外国人が「日本ほど紙の用途が広い国はどこにもないだろう」と感嘆したといわれます。この連載では「和紙で作られたもの」を取り上げ、各地で生産されてきた、それぞれに特徴のある紙を人々がどのように利用してきたかを紹介しました。先日の朝日新聞で、国内外のファッション業界でも和紙に注目が集まっていることが記事になっていました。
 江戸時代末から現在まで150 年以上の歳月が流れ、生活様式もすっかり変わりましたが、私たちの毎日は今でも たくさんの紙に囲まれています。和紙でも洋紙でも折り心地のよい紙で、いつまでも折り紙を楽しみたいものです。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

月刊おりがみの内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

月刊おりがみの無料サンプル

436号 (2011年11月01日発売)
436号 (2011年11月01日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます
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