特集 明るい春
◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
構成 立花 澄子
第4 話 桃太郎 Momotaro Peach Boy
4 月は、新学期、そして新しい年度が始まる月。ということで「これからさあ行くぞ!」と出かけて行く桃太郎のお話にしました。桃太郎の体や着物は先月号までのおじいさんと同じですが、新たに羽織を追加し、頭は笠原邦彦さんの桃太郎の頭を少しアレンジして髷
をつけてみました。肌色と黒の両面折り紙を使って折りましたが、肌色の一角におでこ
のハチ巻き部分が出るように白い三角の紙を貼っています。腰にはきびだんごが入っている巾着をつけました。青柳祥子さん創作の「宝袋」(『おりがみ389 号』掲載)です。用紙が小さいので、なくてもよいと思います。旗には「日本一」の文字、台紙の大色紙には春らしく桃色の越前和紙を貼りました。
初めは右の写真のようにお供の犬(松野幸彦さん創作。先月号掲載作品)と猿(北村惠司さん創作)ときじ(サミュエル・ランドレットさん創作)を連れた構成で作成したの
ですが、桃太郎と空を飛んでいるきじだけで作って見ました。どうしてもお供はイヌ、サル、キジ、そろっていないと!
と思われる方は、ぜひ工夫してみてください。(立花澄子)
きじ Pheasant by Mr.Samuel RANDLETT
創作:Samuel RANDLETT
旗さしもの 創作:笠原 邦彦
桃太郎 原作:笠原 邦彦
巾着 創作:青柳 祥子
◆漢字の明 Kanji
伊達 光一
漢字の「日」と『521号』に掲載した「月」を合わせて「明」を創作しました。旧作がありましたが2画目と5画目がくっついていて、欠けた
「用」に見えてしまうので、それを修正しました。今年度はいつもより明るく前向きに進んでいきましょう!(作者)
◆ハートの手まりと四つ葉のクローバーの手まりHeart ball and Four-leafed clover by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学
『おりがみ519号』で掲載の「手まり」のバリエーション作品です。四つ葉のクローバーは❽で茎の部分を出してみました。のりづけしなくても組めます。(作者)
◆葉つきのバラRose with leaves by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
以前、茎と葉のついたプリンセスローズを投稿しましたが、折り方に無理があったので、今回なるべくカンタンに折れるバラをと作りました。⑳で開きかえると、ぶあつくなってしまうので微調整しながら折ってください。(作者)
◆おってあそぼう!!
パンダの指人形 金子 玲子
上野動物園で大人気のジャイアントパンダ「シャンシャン」を折り紙で遊ぶには?と考えていたところ、指人形を思いつきました。(作者)
◆ミニ知識
◇桃太郎…もっとも有名な昔話の一つです。おばあさんが川に流れていた桃を拾ってその桃を家で割ると桃太郎が生まれたとする話が有名ですが、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんから生まれたという話もあるそうです。前者は明治時代以降の書物や口承の昔話に多く見られ、後者は江戸時代の草くさぞうし双紙(江戸時代中期から後期にあった絵入り小説本)に描かれた話です。たくましく育った桃太郎は、鬼が島に財宝を取りに出かけます。鬼が島に行く途中、犬、猿さる、雉きじが黍きびだんご団子と引きかえにお供ともすることになります。鬼が島の鬼たちは、急に攻め入ってきた桃太郎に降参して宝物を渡します。
◇チューリップ…中央アジアから小アジアが原産で、江戸時代末期から
明治時代にかけて日本に伝えられました。チューリップで有名な国といえば、国花として親しまれ生産量世界一のオランダを思い起こしますが、もともとはトルコの花でした。16 世紀半ば、オスマントルコは強国になり、神聖ローマ帝国(10 世紀半ばから19 世紀初めまで続いたドイツ国家の呼び名)のウィーンに攻め入ります。和平交渉の使者としてトルコに派遣されたド・ブスベックは珍しい花を目にし、高額な代金を払い持ち帰ります。それがチューリップでした。その後、チューリップは、ウィーンの宮殿で栽培されてトルコからも輸入されます。オランダに伝わったのは、宮殿の庭園の園長をしていたクルシウスがオランダのライデン大学の教授になり、チューリップを持参したためです。クルシウスは外に出さないように大切に育てていましたが、あるとき盗まれてオランダじゅうに拡がりました。
◇園児…小学校入学前の幼稚園や保育所(保育園)に通っている子どものことです。ところで、幼稚園は、1837 年にドイツの教育者フリードリッヒ・フレーベルが世界で初めて開設したとされています。そのとき、保育施設も付設していました。フレーベルが幼稚園のことを「みずから発育する可能性を持った植物の芽がすぐれた庭師の指導のもと成長する花園」という意味でKindergarten( キンダーガルテン:こどもの庭)と名付け、それが世界各国に広まりました。日本では1876 年東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)の付属として、フレーベル式保育の本格的な幼稚園が設置されました。
◇漢字の明…「日」と「月」から「あかるい」という漢字が生まれました。
小学2 年生で習う漢字です。
●ミニ知識参考図書:『対訳日本昔噺集』(彩流社)、『日本昔話大成』(角川書店)、『日本の昔話百科』(河出書房新社)、『鬼むかし』(角川書店)、『植物と行事』(朝日新聞社)、『明治・大正編子ども史年表』(河出書房新社)、『誕生の物語 』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)
◆園児Kindergarten child by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江
園服を着たかわいらしい幼稚園・保育園児です。写真の作品は髪は切ったものを貼り、顔にも肌の色を貼り合わせましたが、そのまま描いてもいいと思います。バッグも工夫して作って見てくださいね。(作者)
◆チューリップ Tulip by Ms. Tomoko MIZUSHIMA
水島 朋子
花の部分と、葉の部分を、できるだけ同じ折り方でできあがるように考えて
みました。(作者)
◆ジョウロWatering pot by Ms.Sho- ko AOYAGI
青柳祥子
伝承作品のお駕かご籠、折ったことがあまりなかったのですが、じーっと見ているとじょうろに見えたので作ってみました。蓮はすぐち口が気に入っています。『おりがみ4か国語テキスト100』は、発見が一杯です。皆さんもどんどん活用しましょう。(作者)
◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson41
Ono-ono-tsunagi box by Ms. Ayako KAWATE
オノオノツナギケース
川手 章子
伝承の箱からの発展作品です。 同じ大きさの紙で折ります。オノオノのケースに何を入れようかなと楽しみながら折ってみました。立てて置くこともできます。単体を5個組んで、真ん中が五角形の形のものをできあがりとしましたが、2個、3個、4個、5個…、いろいろと組んで遊んでください。(作者)
This model comes from the model of a traditional box. You can fold each box with the same size of paper. I enjoy folding these Ono-ono-tsunagi boxes while imagining what to put in them. You can make them stand upright. I used five boxes to have the shape of a pentagon in the middle. Please enjoy connecting 2, 3, 4, 5 boxes or even more.(Author)
◆弁財天
Saraswati(God o f wealth, music,eloquence and water) by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二
七福神の中で一人だけの女性の神様です。琵びわ琶は頭と体を15cm角の紙で折ったとき、7.5cm角としましたが、細かいところがあるので10cm角で折ってもよいと思います。好みで右図のように羽衣をつけてもよいでしょう。(作者)
◆支部だより
川崎敏和先生の講習会
讃岐支部「さぬき折り紙会」支部長 香西康子/香川県
2018年12月9日(日)、さぬき折り紙会の顧問、川崎敏和先生(阿南工業高等専門学校教授)の講習会を、香川県高松市の宮脇書店総本店で開催しました。 《プログラム》10:30~12:30 「川崎敏和先生定年退職記念特別講習会」14:00~16:00 「折り紙博士に教わろう 川崎敏和講習会」とそれぞれ題して、午前の部は、さぬき折り紙会会員を中心に、新作「キュービック・スター」を一人一人折り方をチェックしながら、川崎先生にもどんどん折っていただくという、恒例の講習会とはひと味違う研究会になりました。
午後の部は、年齢や折り紙経験を問わず、一般の方も参加できる楽しい講習会でした。6歳から80歳過ぎまでと幅広い年齢層の方々が、午前34名、午後45名の計79名来場してくださり、盛況のうちに終わりました。
また、徳島支部「藍の香」の皆様はじめ、遠方から足を運んでくださった方々もいらして、有意義な講習会になったと思います。
◆信濃支部りんどう作品展報告
信濃支部「りんどう」(支部長 成田光昭)文:西さいおんじ園寺桔ききょう梗/長野県
2018年11月20(火)~12月2日(日)の12日間、長野市東町の「門前商家蔵館」にて信濃支部りんどうの作品展を開催しました。会場は、江戸時代から菜種油問屋として栄えた商家を移築移転した趣のある建物です。その歴史ある建物に「折り紙」の作品がよく映えます。今回は特別な試みとして地元の方の作品の他に、黒岩琢磨理事長はじめ全国の作家の方々からの作品もお寄せいただき賑やかな作品展となりました。
期間中は毎日会員が当番として常駐し、お越しいただいた方に折り紙を講習するという
「おりがみでのおもてなし」も例年通りさせていただきました。
作品展の来館者は約390名(おいらい館調べ)でした。うち体験おりがみを受講された方は100名を超えました。小学校低学年の子どもさんから、20代、年配者まで幅広い年代の方に楽しんでいただきました。感想ノートにはお褒めの言葉や激励、来年も楽しみにしています、折り紙を始めてみたくなりました、など、たく
さんのコメントもいただきました。
また黒岩理事長他おおぜいの方々も県外からお越しくださいました。来館していただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
◆読者の広場
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かんじのしょうがつがよかったです。さいきんポチ袋がいっぱいあるのがおもしろいです。
東京都 小林さん
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北村さんの「いのしし」がよかったです。「ペタン・プク」をたくさん作ってしまいました。楽しかったです。
東京都 阿部さん
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◆World Origami Report
Oritai Exhibition 2018 レポート
明日仁見(インド・ニューデリー/Oritai 隊長)
2018年12月17日(月)~22日(土)、作品展を開催しました。会場は国際交流基金ニューデリー事務所の地下展示室。ランゴリガミ・コンテスト(『521号』掲載)から2か月という恐るべきスケジュールでしたが何とか開催にこぎつけ、今回日本大使館から平松大使が開会式にご出席。折り紙がお好きなパトリシア夫人(アルゼンチン出身)はこれまで何度かイベントにご参加くださいましたが、大使は初のご来場で、Oritaiもやっと政府に認められるようになったと自負しております。
今回のテーマはUnity in Diversity(多様性を統一)。折り紙のいろいろなジャンルをコーナーごとに紹介。写真の他にもたくさんのオーナメントで飾られたXmasツリー、実用折り紙、Oritai Kidsコーナーなど。1枚折りコンプレックス折り紙と平織りではOritaiの技量も進歩した気がします。
今回特にご紹介したいのは、初の試みWarligamiです。日本を代表するものということで、青柳祥子さん作の「忍者」(『505号』掲載)を500体作り、細いピンでトントン壁に打ち付けていきました。この壁は緩やかな曲線で、普通の展示にはちょっと不向きですが、Warligamiにはぴったり! 2mx4mの大作で、他のコーナーがカラフルなので、黒と白の忍者たちはやけに落ち着いていた気がします。さすが忍びの者…。
今回は活け花がお得意のプリティさんが参加できなかったのですが、インディラニさん
(写真右)が素敵な折り花を披露。感謝、感謝です。
インドには様々な州出身の人がいて、言葉も文化も違います。それを日本が誇る折り紙で繋ぎ合わせて一つにできたことに喜びを感じ、これからも多くの人たちをつないでいきたいと思っています。
◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫
【資料7】「森脇家旧蔵おりがみ資料群」(もりわきけきゅうぞうおりがみしりょうぐん)
その3(3回連続で高木氏が分類・整理されたファイルを写真で紹介します)
参考図書:『折るこころ 折り紙の歴史』執筆 岡村昌夫、1999年
龍野市歴史文化資料館(現:たつの市立龍野歴史文化資料館)発行
「森脇家旧蔵おりがみ資料群」とは、江戸時代の1700 年代半ばから100 年以上に渡っての森脇という一家の複数人による折り紙コレクションです。『522 号』『523 号』そして今月号の3回で数十点を紹介することになりますが、取り上げきれなかっ
た作品も多く、「いろいろ折形」と記された包みには、「折り鶴」「奴」「二船」「お宮みや」「宝船」「お駕籠」「蓮華」「箱」「三方」「足付き三方」「箕み 」「兜」「がまぐち」「たとう」「胡椒内包み」「胡麻塩包み」などの現在も折られる伝承作品が入っています。おそらく明治時代以降の子孫が加えたものと推測されます。また、高木氏によると、礼法折り紙の「雄蝶雌蝶」、「小笠原 折形」と記されたたとうには43 点の雛形もあるそうです。
森脇家資料は江戸時代の折り紙愛好家の創作折り紙集
森脇家資料の作品は、数も多く、題材も多岐に渡ります。包みがないものもありますが、それぞれの折り見本を段階的に複数揃え、「たとう」に包み入れています。
類似した作品も多く、増補を重ねたようで、習作やら、未完成品やら、未熟な出来のものもあります。用紙もいろんな形を使っていて、当時の伝統的な折り紙を伝えていたはずの礼法家などから伝承の技法を受け継いだものとは思えません。いいかえれば、折り紙好きの人たちが、創作をしようとする姿勢が強く感じられるのです。
高木先生のご調査によると、森脇家の折り紙の大部分は、文化文政期(1804~1830年。江戸の町人文化が爛熟した時代とされます)のものだそうです。当時の折り紙愛好者の実
態を伝える貴重な資料で、創作折り紙集といった趣があるのです。
「森脇家作品」と「かやら草作品」と「勾当さん作品」
「森脇家旧蔵おりがみ資料群その1」の回でふれましたが、「森脇家作品」と「かやら草作品」と「勾当さん作品」の三者は時代が重なることもあり、折り紙作品を比較•検討することが必要ですが、それは簡単にできることではありません。
2008年から2009年の『398号』~『409号』で、「勾当さんの折り紙」と題して、江戸時代末期から明治時代初めを生きた盲人箏曲者の葛くずはら原勾当折り紙遺品を解説しました。勾当さんは森脇家資料とは違い、折り方記録のための整理をしないで、高度な技術で折られた完成品だけを重複しないように残しました。前ページの2段目左から2つ目の写真に孔雀がありますが、これを『404号』で勾当さん遺品と比べて解説しました。
詳しくは掲載誌を見ていただきたいのですが、森脇家資料では正方形と半円のような形をつないだ用紙から折ってあります。私が再現して、右の写真のように仕上げました。さらに別紙で足を切り抜いてのりづけするというのですから、かなり写実的です。
『かやら草』の筆者足あだち立一かずゆき之は「千羽鶴を始として、舟、乗物、蓮花、三方、箱、こも僧、いと入、かぶとのたぐひは、皆人の知る処なれば図をわずらわさず」 、つまり少し難しいものだけを記録したといってます。『かやら草』の折り紙は、誰にでも折れるものではなくて、腕自慢の人向けの作品だったわけです。また「孔雀、蟷螂(カマキリのこと)、ふくらすずめ、ふぐ、狐嫁入などの類有りといへども其赴をつまびらかにせず。故に略す。」とも書いてあるので、さらに難しいマニア向けの折り紙もあったことを窺わせ、しかもこれらの伝承不明作が勾当さん遺品の中にはほぼ全部含まれていたのでした。「ふぐ」は森脇家にもあります(前ページ4段目左から2つ目)が、勾当遺品では「ナマズ」の形に変化しています。勾当さんが「ナマズ」として誰かに教わったということなのです
が、安政の大地震(江戸時代の安政期に日本各地で13回も起こった地震)で、世の中が鯰大明神人気で大騒ぎになったことと関係があるのでしょう。「ふぐ」はその後の時代も「ナマズ」として伝承されていくのです。
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
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