月刊おりがみ 532号 (発売日2019年11月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]880円
月刊おりがみ 532号 (発売日2019年11月01日) 表紙
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月刊おりがみ 532号 (発売日2019年11月01日)

日本折紙協会
特集 クリスマス

◆東海林伸嘉 作品集
季節の流れのなかで

◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA

最終話 笠地蔵
構成・創作 ...

月刊おりがみ 532号 (発売日2019年11月01日)

日本折紙協会
特集 クリスマス

◆東海林伸嘉 作品集
季節の流れのなかで

◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA

最終話 笠地蔵
構成・創作 ...

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目次

特集 クリスマス


◆東海林伸嘉 作品集
季節の流れのなかで


◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA

最終話 笠地蔵
構成・創作 立花澄子

とうとう師走となりました。年々一年が過ぎるのが早くなります。12 月はクリスマス一色になりますが、もともとは日本のお祭りではないので年末そして年越しのイメージから「笠地蔵」にいたしました。
 このお地蔵さんは本来、六地蔵なのですが、六体折るのは大変なので三体にしました。少し小さく折れたら六体並べてもよいと思います。笠をかぶせていきますが、最後の一体には笠がなくなって困ったおじいさん。これから自分
の頬被りを外してお地蔵さんにかけてあげる場面です。
 頬被りは丸みを帯びているため、女の人のように見えてしまうので、顔をおじいさんらしくかいてください。おじいさんは冬支度をしないと雪道を歩けないので、みのとわらぐつ
を足しました。みのは肩にかけるように折りました。わらぐつは足の部分にさしこんではけるようにしたかったのですが、加減によってさしこめなくなりました。足の上に貼ってください。
 今回の色紙の情景には登場しませんが、このお話のおばあさんが素敵ですよね。年越しのものを工面するための笠をお地蔵さんにかぶせ、そして自分の頬被りまでもさしだしたおじいさんを「よいことをなさった」と労うのです。なんて心温まるのでしょう。
 これまで画用紙上に構成することが多かったので、今回の連載では色紙の大きさに苦労しました。一年間、お付き合いくださりありがとうございました。またどこかでお会いできたらいいなと思います。
 皆様のもとにお地蔵様がプレゼントを持ってきてくれますように。                (立花澄子)



◆長ぐつBoots by Ms. Tsugiyo HANAOKA
花岡 次代

サンタの長ぐつは赤と白の折り紙で。雨の日の長ぐつはカラフルな折り紙で楽しく。雪の日は白の折り紙をベースに雪道に長ぐつの足跡をのこすように。(作者)



◆ミニ知識
◇笠地蔵…全国的に広く語り継がれている昔話です。正月に歳神が来訪するという信仰に基づいた話ですが、石の地蔵が掛け声をかけながら並んで贈り物を届けにくるというシーンがユーモラスで、ほのぼのとしています。あらすじは以下のとおりです。「大晦日、貧しいおじいさんとおばあさんが何とか年越しをしようと、おじいさんが町に笠を売りに行きます。ところがひとつも売れずに諦めて帰りますが、途中、雪をかぶって立っている地蔵様に笠をかぶせてあげます。ひとつ足りないので、自分の頭の古い手ぬぐいを巻いてあげました。その晩、外で掛け声と物音がするので、戸を開け様子を見ると、戸口にお米やお餅もち、大判小判が積まれていました。笠と手ぬぐいのお礼に地蔵様たちが運んで来てくれたものだとわかります。おかげでおじいさんとおばあさんは、よいお正月を迎えることができ、そ
の後も幸せに暮らしました。」


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson49 
Santa by Ms. Shoko AOYAGI

昨年の12月号の『520号』に掲載していただいた2枚折りの「陽気なサンタさんのグリーティングカード」に雰囲気が似ています。今回のは1枚折りで封筒にはなっていませんが、体にポケットがあるので、ちょっとしたものならはさむことができます。辺と辺とあわせて折る工程がほとんどなので、リズムよく仕上がります。カードにしてもお楽しみください。(作者)
This model is similar to “Merry Santa’s Greeting Card” published in “Origami
No.520 (December 2018)”, which was made from two sheets of paper. This
model, made from a single paper, is not an envelope, but you can insert a small
object in the back of Santa’s body. It may be also used as a card. As most
of the steps are to fold the flap simply to the edge, you can finish folding
rhythmically. (Author)


◆ミニ知識

◇クリスマス…12 月25 日。キリスト教を開いたイエス・キリストの誕生を祝う祭日とされますが、聖書には具体的な誕生日の記載はありません。北半球では12 月は冬至の月に当たります。キリストが生まれるずっと以前から、古代ローマ人は冬至を「不滅の太陽の誕生日」として祝っていました。収穫の神サトゥルヌス(英語ではサターン。英語の土曜日という意味のSaturday の語源)をたたえる「サトゥルナリア」というお祭りも12 月17 日~ 24 日まで行われていました。喧嘩が中断され、奴隷と主人が一時的に役割を交替するという社会的地位の逆転、仮装舞踏会などが催される陽気な祭りでした。また、ヨーロッパ北部でも、冬至の日に丸太を焼いて太陽を呼び戻す儀式が行われていました。古くから民衆の間に浸透していたこのような習慣を取り込んで、冬至が過ぎて太陽の力が日1 日と増すこの時期を、キリストの誕生日にしたのです。


◆プレゼントサンタSanta with a pocket by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

おなかに小さなお菓子などを入れてツリーに飾ったら楽しいと思います。仕上げにまるいシールを貼ると、よりサンタらしくなります。(作者)


◆星の子Star by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

もともとはハロウィンの星のおばけとして「マッドスター」と名付けたものです(写真右)。手にあるポケットにさしこむとリースになります。手や足を折っていろいろなポーズがつけられます。ホイル折り紙が折りやすいです。やんちゃな星の子を楽しんでください。(作者)


◆リバーシブルの木Reversible tree by Ms. Harumi TAKEI
武井 春美

色の出し方、組み方によって両面で楽しめます。図では3段ですがもっと段を増やすこともできます。紙の大きさを変えても楽しいです。幹を広げると、立たせることもできます。(作者)


◆そりSled by Ms.Takako OGURA
小倉 隆子

梨箱の下に竹をつけた手作りのそり。奇声をあげながら、山の斜面を滑って遊んだものです。昔懐かしい形のそりができあがりました。⑦~⑩の立体的な折りが少し難しいですが、折ってみてください。(作者)



◆柊の飾りと柊のリースEnglish holly ornament and English holly wreath by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

4枚組みの飾りはのりづけなく組めます。真ん中に以前「ぶどう」として発表した作品を貼り付けて柊の実としました。難しいときは赤い丸シールを使いましょう。(作者)


◆ミラーワークMirror work by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

裏もきれいな両面リングです。鏡を中心に置いて放射状に糸でとめつける刺ししゅう繍の技法の「ミラーワーク」に似ていると思って名付けました。鏡の代わりにキラキラした紙をさしこむと雰囲気が近づきます。(作者)


◆ミニ知識

◇ミラーワーク…小さい鏡を糸でとめつける刺しゅうの技法です。インドをはじめアジア各地で古くから民族手芸としておこなわれ、もともとは光を反射する鏡が信仰の対象とされていて魔除けの役割があったと考えられています。この刺しゅうのやりやすい方法は布などに置いた鏡の際を鎖模様のチェーンステッチで刺し、そのチェーンステッチの内側の目をすくってボタンホールステッチで刺すというものです。

◆ハートのペンダント
Heart pendant by Hiromi Takagi
髙木 ひろみ

ハートにつるすところを作りました。③~⑦は面倒ですが、3等分をなるべく正確にしるす折り方です。ハートの表に折りすじが出ないような図になっています。 ⑩でほんの少し上の位置で折るとハートがふっくらします(P35下)。その場合の⑫と⑬の○はかさならずにズレが生じます。(作者)


◆ツーピースのお洋服Two-piece
川手 章子

何気なく折っていてできあがった作品です。ボレロ付きのワンピースにも見えるお洋服です。かわいらしい女の子のお出かけ着かもしれません。このお洋服を着たらどんな気持ちかな…と思いました。(作者)


◆ミニ知識
◇セイヨウヒイラギ…モチノキ科の常緑樹。分厚い葉にはトゲ状のギザギザがあります。5 月に花を咲かせ、秋から冬にかけて赤い実をつけます。葉は互い違いについています(互ごせい生)。実の赤い色が太陽と血の色から生命の象徴と考えられ、クリスマスの起源である冬至祭に結びつきました。なお、節分に「焼や い嗅かがし」(イワシの頭をヒイラギに刺したもの。臭さとヒイラギのトゲで鬼を追い払おうとするおまじない)などで使われるヒイ
ラギは日本に原産します。葉の見た目はセイヨウヒイラギと似ていますが、植物学的にはまったく異なり、モクセイ科で、葉は2 枚の葉が向かい合ってつきます(対たいせい生)。花は10 ~ 12 月に咲き、春に黒い実をつけます。日本で向かい合ってついた葉に赤い実をつけたヒイラギの絵がクリスマス用に描かれることがありますが、混同による間違いです。


●ミニ知識参考図書:『対訳日本昔噺集』(彩流社)、『日本昔話大成5』(角川書店)、『ビジュアル版日本の昔話百科』(河出書房新社)、『日本昔話ハンドブック』(三省堂)、『オリエンタルな刺しゅう』(NHK出版)、『お地蔵さま』(春秋社)、『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの歴史』(原書房)、『クリスマスの起源』(教文館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『植物と行事』(朝日新聞社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆読者の広場

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 「胡蝶蘭」の折りはちょっと手ごわかったです。「ラガーシャツ」は折り図⑭⑮⑯のところがちょっとややこしく感じました。「おりがみ日本むかしばなし」シリーズは毎月挑戦して、悦に入っています。
 静岡県 青木さん
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 「仲良しウサギのリース」は子どもたちのお土産で喜ばれました。関西でも研修、教室を知りたいです。保育園の子どもたちとの交流のお土産に折り紙を使っています。
兵庫県 村上さん
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●夏休みイベントでの折り紙ワークショップ
田口健司さん(東京都)

 8月1日(木)~14日(水)に世田谷区二ふたごたまがわ子玉川のショッピングセンターで「世界の生き物ワンダーツアー」というイベントがあり、折り紙ワークショップを行いました。爬虫類を中心にいろいろなカエル、トカゲ、多摩川の魚など実際の動物たちが紹介され、大きな陸カメに直接触れることができたりしました。
 イベントは14日間ですが、直接ワークショップを行うのは最初の3日間。あとはイベントのスタッフがワークショップをするとのことでした。当初1日3回の予定でしたが、人気が高かったようで1回増え、1日4回になりました。1回20名。40~50分で2種類の作品を教えます。8/1の初日は古谷たつえさんが伝承の「亀」と「パクパクカエル」、2日、3日が「泳ぐさかな」(斎藤静夫さんの作品を田口がアレンジ)、「ヤモリ」
「ヘビ」「カメレオン」(田口健司 作)。小学校低学年を中心にどの回も盛況でした。
 折り紙の(歴史や伝承と創作、教育的な)話を最初に簡単にするのですが、普段話を聞くことがないのでしょうね、お子さん以上に保護者の方が聞き入っていました。折り紙の楽しさを感じていただけたワークショップになりました。


◆支部だより

2019年度支部活動報告
練馬支部「NOAこぶし会」支部長 服部周平/東京都

 *田たがら柄町会「折り紙教室」
 今年で連続4回目となる練馬区内町内会主催の折り紙教室が5月19日(日)に田柄地区公民館の大広間で行われ、支部より高山鈴子、鎌原美子、浦本法子(敬称略)が務め、老若男女約60名の方々が時間いっぱい楽しみました。和気あいあいの2時間で、担当責任者の松田厚生部長他、主催者のみなさんに喜ばれました。
 *研修旅行
 今年の研修旅行は7月6日(土)7日(日)の2日間、箱根の強ごうら羅山荘で行われました。

講習は藤井苑子さん、鎌原美子さんが担当し、夜はカラオケや卓球も楽しみ、親睦を深めました。
 噴火レベルが2になったため大おおわく涌谷だになどを訪れることはできませんでしたが、登山電車沿いの季節の紫陽花やガラスの森美術館なども楽しんだ充実した二日間でした。


*作品展
 恒例の支部にとって最大のイベント「作品展」が今年もおなじみの表参道ギャラリーMで開催、会員それぞれの個性豊かな作品が並べられました。猛暑の盛夏が過ぎた8月23日(金)より27日(火)の5日間、遠方の長野県からは信濃支部「りんどう」の成田光昭支部長がご来場された他、おなじみの青柳祥子先生、張替亮子先生、茂呂良一先生ら、多くの折り紙愛好者にご来場いただき、当番の会員も忙しく楽しい5日間でした。ご来場の皆様にこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。

最終日終了後、近くの表参道・新潟館ネスパスで打ち上げ兼反省会を開き、令和元年からの支部の発展を祈りました。



◆神戸支部活動報告(2)「おもちゃ箱列車」で折り紙講習
  神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

8月10日(土)・11日(日/祝)の2日間、地下鉄海岸線 御崎公園駅構内で開催されました神戸市交通局主催のイベント「おもちゃ箱列車」に神戸支部が参加協力しました。
 これは駅に停車した車両4両1編成を使って、車内を「おもちゃ箱」のように模様替えしたものです。
 私たちは地下鉄の車中での講習はもちろん初めてで、(停車中にもかかわらず)時折揺れる車両に戸惑いながら、講習しました。
 子どもたちが対象でしたので、遊べる作品2つを講習しました。
 子どもたちはもとより、お父さんの歓声が湧き上がりました。できあがったけん玉を楽しそうにチャレンジしている子どもたちに、私たちも応援したりして盛り上がりました。
 いつもと同じように、完成した作品2つ、お土産とメッセージカード、日本折紙協会のパンフレットもお持ち帰りいただきました。
 同じ車両では、プラレールで遊べたり、先頭車両では運転体験できたり、他では絵本の車両や、INAC神戸レオネッサのサッカー体験ができたりと、子どもたちには楽しいイベン
トでした。
 私たちも珍しい経験をさせていただき、楽しい2日間でした。



◆みんなの作品展
おりがみ教室「折体輪」作品展と、2人展「 折舞 ORI-MY」を、この夏、続けて開催 根本聖恵(埼玉県)

7月2日(火)~7日(日)、埼玉県飯能市「生活の木・薬香草園ギャラリー」で作品展を開催しました。令和に入って最初の展示会で「海の生き物」をテーマに取り組みました。メンバー16名により4月~6月にかけて制作した作品です。
 おりがみ教室「折体輪」を始めてから5年が経ち、展示会も十数回経験してきました。何度経験しても、展示物が会場できちんと並ぶまではドキドキです。一通り飾り終えて全体を見た時、オ~イイネ~と、やっとホッとします。8月には、ワークショップ2件と2人展を
控えて、まだまだ折らねば!! との思いでした。
 苦労(?)も多いけど、その分、楽しさや感動も大きいのが、折り紙の醍醐味です!

 「折舞 ORI -MY」は、折紙講師の平田由
紀子先生と私の2人による展示会です。8月27日(火)~9月1日(日)、「折体輪」作品展と同じ会場で開催しました。今年で2回目となります。佐藤ローズ(佐藤直幹さん創作のバラ)が好評で一枚で折られているように見えないという方が多く「1枚の紙でできているのですか?」「やわらかく見える感じが不思議」などの感想が多くありました。また来年も出展予定です。今度何を折ろう、2人での合作も考えてみよう… と思っています。楽しみです。


◆World 0rigami Report
外務大臣表彰レセプション報告
       Origami Oritai 隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)

 私たちOritaiが「インドにおける日本文化の普及」で外務大臣表彰をいただいたことは、『530号』でお伝えしましたが、先日9月19日(木)、大使館でこの表彰レセプション(お披露目会)をしていただきましたのでご報告いたします。
 平松大使は本当にお心が広く、Oritaiの現在のメンバーは60名、その全員ではありませんが、半分近くとそのご家族総勢90名あまりをご招待してくださり、また外部からも最初は50名と聞いていたのが、蓋を開けてみたら同じくらいの数で、会場は200名近くの人々で埋め尽くされ、表彰状授与式の後は大使のご要望にお応えし、ご来場のお客様のた
めにワークショップも開催し、折りたい! と思う人が増えたはずで、大変うれしく思っています。
 Oritaiキッズ、そしておじいちゃんおばあちゃんもいたりして、とてもアットホームなよい会になりました。
 会場の雰囲気は残念ながら自分では撮れなかったのですが、写真を数枚いただきましたので、お送りします。雰囲気が伝わりますでしょうか。



◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫

日本折紙協会の理事を務められた故 高木 智氏が遺された膨大で貴重な資料を、折り紙歴史研究家の岡村昌夫さんが解説します。


 今回も折り鶴が描かれている浮世絵の資料を紹介します。 前回に続き、喜きたがわ多川歌うたまろ麿による1点と溪けいさい斎英えいせん泉による1点です。溪斎英泉は、江戸時代後期(1791年:寛政3年~1848
年:嘉かえい永1年)の浮世絵師です。武士の子として生まれますが、波乱万丈の人生の中で生命力にあふれた絵を制作した人気絵師でした。

【資料16】見立 源氏物語 夕顔(みたて げんじものがたり ゆうがお)
制作年: 江戸時代後期 寛かんせい政(1794 ~ 1795 年)頃
制作地:江戸(現在の東京都)
ジャンル:錦にしきえ絵
絵師:喜多川 歌麿
大きさ:38.0cm × 26.5cm
※復刻版


この絵は『源氏物語』の夕ゆうがお顔の巻に題材をとった「見みたてえ立絵」です。フランスにあるギメ東洋美術館収蔵の本作は、手前に描かれた並んだ箱枕から「二つ枕」と名付けられています。
 女性(六条御息所の生霊)の着物の裾に折り鶴の模様が入っています。その女性の着物の裾をおさえているのが光源氏。源氏の着物は亀甲模様です。
 実はこの浮世絵は三枚続の真ん中で、左側には夕顔と御付きの女性、右側には下働きの女性二人が描かれています。3 枚全体で夕顔と呼ばれた薄幸の女性の物語になっています。夕顔は六条御息所の生霊に取りつかれて急死してしまうのです。


【資料17】御利生結ぶの縁日 白銀䑓町 清正公(ごりしょうむすぶのえんにち しろがねだいまち せいしょうこう)
制作年: 江戸時代後期 文化・文政(1804 ~ 1829 年)頃
制作地:江戸(現在の東京都)
ジャンル:錦にしきえ絵
絵師:溪斎 英泉
大きさ:38.0cm × 26.5cm 



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

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商品情報・内容

■ 季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します

幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

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■ 436号 (2011年11月01日発売)

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