特集 こどもの日
◆こどもとともに飾れる 壁面12 か月
第5 回 5 月 五月晴れ
Beautiful weather in May
構成・創作 斎藤 静夫
端たんご午の節句の起源は五節句のひとつとして江戸幕府が制定したもので、武者人形を飾り、粽ちまきや柏かしわもち餅を供えて、軒には菖蒲をさして、病と厄災から守るための行事でした。
民間では男児が生まれると家の庭先に長ながさお竿を立てて、布で作った鯉こいや吹き流しを吊り、子どもの成長を祝う風習でした。しかし、時代とともに、生活様式が大きく変わりました。節句の意図するところは変わりませんが、現在の子どもたちの鯉のぼりの印象は川辺の両岸に張り渡したロープに各家々から集めた数多くの鯉のぼりを吊るして風になびかせているのが、普通の鯉のぼりと思っているようです。
今月の作品は昔から長く継続守られてきた日本の風景のひとつである五月の空に鯉のぼりを掲げた様子を表現しました。
使用する部品が多いので、樹木や家などの数や配置などを自由に創作構成しても面白いと思います。参考作品を作ってみました。最後のページ(P13)を見てください。
(斎藤静夫)
参考図書:『総合百科事典』(平凡社)
◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson54
Musubi-Ogi(Knot fan) by Ms.Ayako KAWATE
右ページの写真の「文結び折り」「ふち折り」「手紙折り」「しおり折り」などと呼ばれる折りを発展させた作品です。スタンドが付いた扇の形ですので、飾りや箸置きなどの実用品としても楽しめそうです。
This is the model derived from the origami folds such as
“Fumusubi-ori (Letter knot fol di ng),” ”Fuchi-ori (Side folding),”
“Tegami-ori (Letter folding),” and “Shiori-ori (Bookmark folding)”
in the photos on the right page. You can enjoy this fan with a
stand as a decoration, chopstick rest, and so on.
◆兜Japanese helmet by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦
『おりがみ345号』(2004年)の「かぶと」の折り出しからの変更版です。吹き返しが四角ですっきりとできていると思っています。(作者)
◆ミニ知識
◇ 7 人制ラグビー…オリンピック競技で行われるラグビーは、男女とも各チーム15 人ではなく、7人で競います。通称「セブンズ」と呼ばれています。15 人制と同じ広さのグラウンドで、フォワード(前衛)3 人、バック(後衛)4 人で、スクラムも3人ずつで組みます。試合時間は15 人制が前・後半各40 分なのに対し、各7 分(大会の決勝のみ各10 分)です。2016 年にリオデジャネイロオリンピック(ブラジル)で、1924 年のパリ大会(15 人制男子のみ実施)以来92 年ぶりにオリンピックの競技となりました。
◇端午の節供…端午とはもともとは月の初めの午の日という意味で、5 月に限りません。旧暦の5 月は現在の6 月にあたっています。病気がはやり、害虫も出るジメジメとした雨の季節なので、古代中国では物忌み(食事や外出を控え、心身を清めること)の月とされていました。数字の重なる5 月5 日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪気(病気の原因になると考えられた毒気)をはらう行事が行われました。 それが日本に伝わり、田植えをする前に女性たちが菖蒲と蓬で葺いた屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄やくよけをする風習が生まれました。武士の時代となり、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、江戸時代には男の子の成長を祈る祭へと変わります。そして、5月5 日は、第二次世界大戦後の1948 年に「こどもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という「こどもの日」となりました。
◇五月晴れ…もともと旧暦では5 月は雨の季節で、梅雨の晴れ間の意味でしたが、現在では5 月のゴールデンウィークごろの気持ちのよい晴れの日のことを指します。
◇鯉こいのぼりの日…5 月5 日。2017 年に日本鯉のぼり協会が制定しました。日本鯉のぼり協会は1968(昭和48)年に全国の鯉のぼりメーカーの9 社で発足した日本合繊鯉幟協会がその前身です。部品の規格統一を目指し、鯉のぼりで子どもたちや人々に元気と笑顔を届ける活動などをしているそうです。なお、鯉のぼりは、疫病よけの鍾馗などの武者絵が描かれた幟のぼりの脇に付けられた「まねき」という小さな飾りがその始まりといわれています。
●ミニ知識参考図書:『おきなわの一年』(ボーダーインク)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『鯉のぼり図鑑』(小学館)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)
◆こいのぼりBox Carp streamer box by Ms. Harumi TAKEI
武井 春美
以前からこいのぼりの箱を創作したいと思っていましたが、内箱がうまくできずにいました。ふと⑦⑧の折りをしたところ、紙という素材の力が手助けしてくれました。内箱はT oblerone Boxという名前をつけて投稿しました。(作者)
◆くるまI、くるまII
Cars by Mr. Nobuyoshi ENOMOTO
榎本 宣吉
Iは、車というとイメージする基本的な形(セダン)です。IIは、車の後ろにドアがあるハッチバックタイプの車です。どちらもタイヤの部分に紙の裏側が出て、平面的ですが自立するので楽しい作品です。作者の榎本さんは「トラック」「バス」「ワゴン車」「レッカー車」など他の種類の車も創作、発表されています。
◆燕子花Japanese ilis( Traditional model)
伝承
雑誌『小国民』明治27(1894)年8号(4月)に掲載された「三弁燕子花」です。本作は以後小学校の手工科の折り紙教材の定番となりますが、正三角形の作り方に重点が置かれていたようで、正方形から折る4弁のものが伝承作「アヤメ」として残ったのでした。 参考:『441号』「雑誌『小国民』にみる折り紙」(解説:岡村昌夫)
◆着せ替えうさちゃん 梨本 竜子
頭(顔)は両面使えるので、前後で表情を変えることができます。ワンピースはいろいろな紙で折って着せ替えをして遊びましょう。(作者)
◆ライオンリング
武井 春美
別作品で「ナプキンリング」を創作しました。このリングをもっと面白くできないかと折り方を変えていたら、まるでミュージカル「ライオンキング」のような顔が現れました! 伝承の箱を入れて「ライオンBox」としても使えます。(作者)
◆仕切りのある入れもの
永田 紀子
同じ形を十字にさしこんで組んで仕上げます。中央の正方形の入れ物部分は同じ大きさの紙で作った伝承の升ます箱と形、大きさが同じです。(作者)
◆チョウのお手紙入れEnvelope with a butterfly by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子
ちょっとしたプレゼントやおすそ分けなどに添える手紙を入れる封筒にと思って考えました。(作者)
◆ラグビージャージ Rugby jersey by Mr. Takenao HANDA
半田 丈直
『おりがみ519号』に掲載された青木 良さんの「ラガーシャツ」を見て、以前創作したシャツからも折れるのではないかと考えました。いろいろなバリエーションもできました。(P35の)写真の中の作品の一部には、襟や袖の部分の比率の違うものがあります。たくさん折って楽しんでください。(作者)
◆おむすびBOX Rice ball box by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦
前回、ねずみを投稿しました。そこで昔話の「おむすびころりん」のおむすびを作ってみました。ふたをかぶせるだけでなく、箱を表と裏を逆に折り、折り図どおりに折った箱の中にスライドさせるようにさしこんで組むこともできます。(作者)
◆クマちゃんのメモホルダー
川手 章子
メモ用紙のところは、いろいろな折り紙で服のようにもなりそうです。メモ書きがちょっとついているともらった方が嬉しいかも…。折り図にしたがって折ってみてくださいね。(作者)
読者広場
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毎月季節に合った折り紙を楽しみにしています。90 歳の義母も楽しみにしており、今月号は私より先に本を開いていました。お年寄りの家庭に届ける配食サービスのお弁当に、毎月折り紙をつけているので、その参考になるものがないか見たいのです。義母に元気をくれるこの本は本当にありがたいです。私も一緒に楽しみながら折っています。
岐阜県 近藤さん
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「2019 おりがみカーニバル入賞作品紹介」、どの作品もステキでした。私も見習いたいと思いました。また、「おしえて!ノアちゃん」で折り紙作品の記念切手が発売されていることを初めて知り、切手がとても身近なものに感じられました。2020 年になり、オリンピックに関係する折り紙イベントがあったら参加してみたいと思っています。
大阪府 萱野さん
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支部だより
◆長崎支部第2回おりがみ展―冬の陣―開催
長崎支部「おりがみ伝承の会」(支部長 宮本眞理子) 文:松尾久美/長崎県
長崎県諫いさはや早市の山さざんか茶花高原ピクニックパーク・ハーブ園山茶花の森ギャラリーにて、2019(令和元)年11月22日(金)より2020年1月13日(月/祝)まで、「第2回おりがみ展―冬の陣―」を開催しました。
期間がクリスマスからお正月にかけてとなり、前半12月25日(水)まではおりがみオーナメントを飾り付けたクリスマスツリーを中心とした秋から冬・クリスマスの展示とし、後半は冬から新春、お雛さまの展示としました。
また、期間中クリスマスリース、干支ねずみの絵馬のワークショップを2回開催しました。
天候に恵まれず参加者は少なかったものの、和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができました。
会場にて、素晴らしい出会いやお声かけをいただき感謝するとともに、会員一同さらに精進していかなければと思っております。
文末になりますが、山茶花高原の理事長様はじめ職員の皆様には多大なるご協力をいただき、心よりお礼申し上げます。
◆「折り紙フェスティバル」と「BEyond KOBE体験プログラム」
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県
「折り紙フェスティバル」出展と講習 2019年10月1日(火)~11月17日(日)、舞まいこ子海上プロムナード8階展望ラウンジで「折り紙フェスティバル」を開催しました。およそ1か月半にわたる作品展示と、10月6日(日)、11月3日(日/祝)の2回の講習会を行いました。
2019年は明あかし石城開城400年に当たり、お隣の明石市をお祝いし、明石城と大名行列を制作しました。
明石城は山本一彦副支部長制作で、よ~く見ると、石垣の中に「石」の字が隠れています。小さな兜が使われていたり、楽しいお城になっています。お城の横には、有名な明石城太鼓も配置。大名行列は遠近感を出すために大きさを変え、お侍も色々工夫をしました。大だいみょうかご名籠もリアルで、特別に姫君も乗っています。山からの道の制作に悪戦苦闘しましたが、松並木の前の行列はなかなか良くできたなあと、思います。
個人作品も色とりどりで、子ども達から年配の方までお楽しみいただけました。
講習会も盛況でした。2回目の11月3日は、私の表彰式(NOAの「おりがみカーニバル」)と重なったため、支部長不在の中、メンバーみんなが盛り上げてくれたそうです。
今年もあちらこちらから お褒めの言葉をいただき、また次年に向けてみんなで頑張りたいと思いました。
素晴らしい会場を提供していただいている舞子公園様はじめ、ご来場いただきました皆様に感謝します。
BEyond KOBE 旧居留地 体験プログラムに参加
2019年9月28日(土)・29日(日)、10月5日(土)・6日(日)、ラグビーW杯神戸開催にあわせて神戸を楽しむイベント「BEyond KOBE 旧居留地」が開催されました。
街を挙げてのイベントで、私達は華道、書道の方々とともに日本文化を紹介することになりました。日程の都合上、9月28日(土)だけの参加となり、三井住友銀行神戸本店にて講習をしました。講習作品は伝承の「妹背山」と笹川 勇さんの「起き上がりこぼし」(『530号』掲載)でした。
PR不足からか、残念ながら海外の方は数組でしたが、折り紙の魅力をお伝えできたと思います。
◆みんなの作品展
宇都宮平石地区の文化祭に参加 鶴見茂文(栃木県)
2019年11月2日(土)・3日(日/祝)の両日、宇都宮市平石市民センターで、恒例の文化祭が盛大に賑やかに行われました。農業祭も兼ねており、買い物客や展示物、ステージの発表を見る客でいっぱいでした。
私が講師をつとめている平石地区折り紙教室は正面入り口ロビーで展示、ここは一番目立つ場所なので、体験コーナーは子どもさん連れのお母さんたちで賑わい大繁盛!! 『530号』の笹川 勇さんの「起き上がりこぼし」が大好評でした。
◆World 0rigami Report
Oritai 作品展2019 ‒LOVE & PEACE‒ ハーモニー
明日仁見(インド・ニューデリー/Oオリタイritai 隊長)
2019年11月25日(月)から1か月間、国際交流基金ニューデリー日本文化セ
ンター(JF)にてOritaiの作品展を開催。開会式には新しくインドにいらした鈴木大使夫人がお越しくださいました。
最初の1週間は筑波大学から三谷純先生がいらして、NIFTというファッションデザイン学校やIIT(工科大学)で講演をされ、最終日はJFでワークショップがありました。普段の折り紙とは違った曲線を使ったアートにみんな虜とりこに。作品がなかなかできず苦戦するも、できた時は満面の笑みであふれました。三谷先生は今回2か月間に8か国への訪問で、インドは5か国目で大変だったでしょうが、最後は笑顔で講習を終えられました。
今回の作品展は心のハーモニー、色のハーモニー、団体のハーモニー、歌のハーモニーなど、テーマ「ハーモニー」をいろんな形で表現し、それぞれの想いがたくさん詰まった作品ができました。
私は日本のコーナーを担当しましたが、作品展の少し前まで日本にいたので、ちょうど天皇陛下のパレードをテレビで拝見する機会があり、最初に用意していたバラではなく菊を! と思い、必死で間に合わせました。
インドのコーナーではいろんな宗教のシンボルをハーモニーとして表現。その横にはインドを代表するアートが折り紙で紹介されています。この国のダイナミックさを感じます。
今Oritaiメンバーの半分が2019年に入った新人ですが、古株のメンバーがうまく指導し、みんなで作り上げた作品展となりました。これからも「仲間」を大事にこの活動を続けられたらと思います。応援よろしくお願いします。
◆高木 智 氏 収蔵資料より
監修 岡村昌夫
前回に続き今回も着物の柄に「荷舟」が描かれている浮世絵の資料を2点紹介します。 資料25は、昨年2019年に生誕250年の記念の年を迎えた歌川豊国(1769年~1825年)の筆によるものです。この連載で取り上げることが多い歌川国貞(豊国三世)の師匠に当たり、売れっ子の人気絵師でした。
風流八景 帰帆(ふうりゅうはっけい きはん)
【資料25】
制作年: 江戸時代寛政年間(1789 年~ 1800 年)頃
制作地:江戸(現在の東京都)
版元: 和泉屋市兵衛
ジャンル:大判錦絵
絵師:歌川 豊国(初代)
大きさ:36cm × 24cm
この絵は、中国の瀟湘八景(湖南省の瀟水と湘しょうこう江の二つの川が合流する辺りの八つの美しい景色)という山水図の画題になぞらえた絵です。帰帆とは船が港に帰ってくること。左上のこま絵には、船が行き交う品川沖の様子が描かれています。女性は帆船の模型を手に、盆景(盆の上などに砂や石などを使って自然の風景を模したもの)のように設えた海の景色を見ています。
女性の着物の紋に荷舟が描かれています。この荷舟は、前回の鳥居清満によって描かれた絵の中の折り紙の舟と同じ形です。
玉沢りんや、水木きく三郎、仙国彦助(たまざわりんや、みずききくさぶろう、せんごくひこすけ)
【資料26】
制作年: 江戸時代正徳・享保年間(1716 ~ 1720 年)頃
制作地:江戸(現在の東京都)
ジャンル:紅絵
絵師:鳥居派の絵師(鳥居 清信か)
大きさ:細版(37.3cm × 15cm)
玉沢りんや、水木きく三郎、仙国彦助の三人は歌舞伎役者です。前回と今回の資料23 ~ 25 とは異なる形の荷舟が右に立つ仙国彦助の着物に描かれています。この形は着物の模様のデザイン画集『正徳雛形』(1713 年、西川祐信 著)に八十番「若衆のもやう」(若者の着物の模様)として描かれている折り紙の舟の形と同じです。西川祐信は京都で活躍した絵師です。「遊戯折り紙は上方(現在の京都府や大阪府)で始まったとされますが、江戸時代の1700 年代初め頃には江戸でも遊戯折り紙が着物の柄として採用されるようになったことがわかる貴重な資料」との記載が高木先生の研究資料に残されています。
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,300円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
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