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月刊おりがみ 403号 (2009年02月01日発売)

日本折紙協会
特集「ひなまつり」
流しびなの風習はいったん廃れましたが、近年、ひなまつりのイベントとして、流しびなを行う地域が増えているようです。自分の厄を小さなおひなさまに引き受けてもらい、水にそっと浮かべ、...
403号 (2009年02月01日発売)は在庫なしです

月刊おりがみの商品詳細

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

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月刊おりがみ 403号 (2009年02月01日発売) の目次

特集「ひなまつり」
流しびなの風習はいったん廃れましたが、近年、ひなまつりのイベントとして、流しびなを行う地域が増えているようです。自分の厄を小さなおひなさまに引き受けてもらい、水にそっと浮かべ、ゆらゆらと流れてゆくさまを見送るという行事は、いろいろなことを私たちに教えてくれるように思います。折り紙で流しびなの情景を作って、あたたかな春を呼んでみませんか。

掲載作品とコメント(☆はおりがみ級申請作品)

①ころりんびな・飯田伊勢子
手のひらに乗せて楽しみたい、ころっとしたひなです。顔が作りやすいので、ぜひ豆雛にトライしてください。

ミニ知識・雛人形(ひなにんぎょう)
平安時代にあった人形で、ままごとをする「雛(ひいな)遊び」と、3月上巳(じょうし)(最初の巳の日)に紙や草で作った形代(かたしろ)で体をなでてけがれをはらい、水に流す「形代信仰」とが結びつき、雛人形のもととなりました。雛人形という言葉は江戸時代に生まれ、江戸時代中期から女子の初節供(はつぜっく)を祝う行事となっていきました。一方、形代信仰は流し雛ともなりました。「雛祭り後、すぐ片付けなければ嫁に行き遅れる」という言い伝えは、流し雛の風習から生まれ、片付けることで流したとみなしたものです。

②ながしびな・土戸英二
桟(さん)俵(だわら)にのせた紙(かみ)雛(びな)のイメージで作られた作品です。(編)

③☆台付き屏風(びょうぶ)・永田紀子
折りたたみ可能な台付きパーティーションと思っていただければ、いろいろなものを飾ることができます。⑨の中央のひし形部分でかくし折りして立体化するのがポイントです。

④お花のうつわ・川手章子
何気なく折っていて、できあがった作品ですが、ふちの部分が花びらのように思われました。さて、何を中に入れましょう。くいしんぼうの私はやはりお菓子かな?

⑤☆花菱(はなびし)の箸やすめ・青柳祥子
生徒さんから箸置きを折りたいというリクエストがあり考えた作品です。愛らしい花の上にお箸がしばし休める、そんな想いでできました。両面折り紙だと、赤や桃色の花もできますね。食事中、ちょっと箸を休ませる、そんな余裕が欲しいものです。

ミニ知識・花菱(はなびし)文(もん)
日本の文様のひとつで、菱形の周囲を4弁の花の形に図案化したものです。平安から鎌倉時代にかけて織物の地紋に菱(ひし)文(もん)が多く現れる中で生まれました。なお、北アメリカから明治時代初めに渡来したケシ科のカリフォルニアポピーのことを和名で花菱(はなびし)草(そう)といいますが、これは4弁の花の形が、花菱文に似ているので名付けられました。

⑥☆飾りコースター・白井和子
飾りにもコースターにもなります。のりづけしなくても大丈夫です。2種類ありますが、②で折り方の向きを変えると4種類できます。

⑦桃の花の薬玉・富永康平
以前、浅い椀状の花の「桜の花の薬玉」を発表しましたが、今回は花をほぼ平面上にし、全開した桃の花の薬玉です。花が完全な平面になる折り方は、やや煩雑になるので、簡単な折り方で、ほぼ平面にしてあります。

ミニ知識・桃
栄養豊富な実をたくさん付けること、種や葉に薬用成分があること、種をおおう核が占いに用いられたこと、花の明るさから、中国では桃には体の中の悪いものを取り除く力があると信じられ、上巳の日に桃(とう)花水(かすい)(桃の花が流れる川の水)、のちには桃の花を浮かべた桃花酒や桃の葉を細かく刻んで入れたお酒を飲んで延命を願う風習がありました。
桃が魔除けの力を持つという考えは日本にも伝わり、身のけがれをとり、わざわいをはらうために、雛祭りに桃が使われるようになったと考えられています。なお、桃花酒や桃の葉のお酒が、江戸時代から雛祭りに飲まれるようになった白酒の起源だそうです。

⑧花の冠・市川学
白(しろ)詰(つめ)草(くさ)を作りたかったのですが、花の形が難しく、ずいぶんと簡略化してしまいました。組み方は茎で編んでいるように見えるのでかなり気に入っています。枚数が多くて大変ですが、ぜひチャレンジしてみて下さい。

⑨キャンディ・川手章子
ペロペロキャンディのような、おいしそうな作品となりました。また、折り始めを表と裏からそれぞれ折ると2つの色のキャンディが楽しめますよ。

ミニ知識・ホワイトデー
1980年に、全国飴菓子工業協同組合が聖バレンタインデーのお返しに3月14日はキャンディーを贈る日として制定しました。当初は「キャンディーの日」とする案もあったそうですが、「白は純潔のシンボル、ティーンエージャーのさわやかな愛にふさわしい」と名付けられました。なお、キャンディーの主原料である砂糖のイメージが白ということも、「ホワイトデー」の命名の理由だったそうです。

⑩いも虫・堤政継
目と鼻のついた、立体的でかわいい作品。⑤は難しそうに見えますが、そこまでていねいに折りすじをつけていれば、わりと簡単に、自然に折りたためます。⑮⑯は伝承の風船の技法です。

ミニ知識・啓蟄(けいちつ)
3月6日ごろで、この日から春分までの期間を指します。太陽の運行で1年を24等分した二十四節気のひとつです。「啓」は“ひらく”という意味、「蟄」は虫が地中で冬ごもりをするという意味で、大地が暖まり、冬ごもりしていた虫が穴から出てくるころといわれています。

ミニ知識参考図書
「民族歳時記」(朝文社)、「世界大百科事典」(平凡社)、「花の風物詩」(八坂書房)、「年中行事事典」(三省堂)、「植物と行事その由来を推理する」(朝日新聞社)、「おもいでぎょうじ」(晋遊舎)、「日本の文様」(源流社)、「きもの文様図鑑」(平凡社)、「花 古事記」(八坂書房)

支部だより
「京都から『やさしさの輪をひろげよう!』」 京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 山下明
日本折紙協会京都支部は、2008年9月に「古都折紙倶楽部」として設立が承認され、現在52名の方に会員にご登録いただき、2009年1月17日(土)の第1回例会をめざして、現在その準備におおわらわです。
京都は日本文化の発祥の地であり、また、歴史上日本で初めて折り紙の本が出版された、折り紙とはゆかりの深い都です。この京都で、「やさしさの輪をひろげよう!」と関西の先輩支部のみなさんにもご指導いただきながら、やっと支部を設立することができました。
1月からの例会に先立ち、11月15日(土)に京都駅前で開催された京都市教育委員会主催の文化祭「大風流(だいふうりゅう)」では、「京都学生折り紙サークル」との共催で、折り紙展を設け、多くの市民の方に「ミニ折り紙教室」を楽しんでいただいたり、京都市長も会場においでくださり、折り紙のすばらしさを再認識いただいたりで、大成功でした。

「第14回九州折紙コンベンション報告」 長崎支部「長崎折遊」支部長 浜田勇

第14回九州折紙コンベンション宮崎大会は、168名(折り紙関係者125名、保育園関係者43名)を迎え、無事、終了することができました。ありがとうございました。講習を快く引き受けてくださった皆さん、私(浜田)のつたない司会にもかかわらず、参加の皆様のご協力で楽しいコンベンションになったことを感謝します。何より、コンベンションの2日間が晴れて、会場から素晴らしい景色を見せられたのは幸いでした。
基調講演をお願いした中島進先生の配慮によるサンタツリーの活用法(保育園でも役立つ折り紙)は優しくて、わかり易い講習で、今年のクリスマスは宮崎の保育園はサンタツリーが利用されると思います。折り紙広場でも、園に役立つ折り紙が多く、感謝します。折り紙のコンベンションの普及のためには、保育士さんたちに折り紙を教えて、子どもたちに教えるのが一番良い方法だと思います。また折り紙が、子どもたちの教育に役立つと思います。明治時代にフレーベルの折り紙を教育に取り入れたのと同じです。参加者は夜も熱心に折り紙を楽しんでいました。ホテルの人達も、折り紙愛好者の意気込みにびっくりしていました。
会場の青島パームビーチホテルは、巨人軍のキャンプ地で、日韓共同のワールドカップ(2002年)ではスウェーデンチームがキャンプを張ったところです。
さて、今回のコンベンションは、宮崎県保育園連盟の主催で、開きました。大変ご苦労をお掛けしました。第15回は記念大会として、2009年10月17日(土)~19日(月)に韓国慶州で、第16回は佐賀で開く予定です。今後も参加のほど宜しくお願いします。

「フランスでの文化交流の旅」 日本折紙協会理事 中島進(埼玉県)
このたび、日本折紙協会会員有志8名で2008年11月21日(金)~27日(木)、国際親善協会主催の「JAPAN WEEK(フランス・ストラスブール)」に参加してきました。日仏交流150周年記念行事で、日本から40文化団体、約1,000人参加という大きな文化交流会でした。
折り紙、書道、太鼓、三味線、陶芸、茶道、着物、日本料理、踊り、アニメなど、多分野の人々と共にストラスブール市内で展示と実演、講習を行い、地元の人々と文化交流いたしました。
やはり折り紙は人気が高く、私たちの講習場所は毎日多くの人々でにぎわいました。クリスマスが近いのでサンタを中心に教え、好評でした。
開会式の来られたストラスブールの市長さんにくす玉をプレゼントすると大変喜んでいただき、くす玉のヒモ部分をイアリングのように両耳にかけられて、皆で大笑いしました。ユーモアあふれる方でした。
今回、成田からパリに行く飛行機の機内で折り紙を客室乗務員にあげていたところ、機長にも届き、機長も気に入られ、御礼に全員コックピットに招かれるといううれしいハプニングがあり、全員機首からの180度のながめに感激いたしました。
折り紙はいい交流ができますね。
ストラスブール(東フランス)は、東が交わる交通の要衝。ヨーロッパの十字路とも称され、ヨーロッパの象徴となるEU議会がおかれ、イル川の川中島に作られた旧市街が、かの文豪ゲーテも感動させた美しさ。バラ色のノートルダム大聖堂や木組みの家々が並ぶプティット・フランスは、ユネスコの世界遺産に登録されていて、市内を行き交うモダンなデザインのトラム(市電)も印象的で、16世紀のアルザス地方の風景を再現していて、素晴らしいところでした。おとぎの国のようでした。
ちょうどクリスマス・マーケットにも出会え、楽しい時を過ごすことができました。

<おりがみニュース>
「第13回世界のおりがみ展『護ろう世界遺産』パノラマ作品を展示」
2008年12月6日(土)~2009年1月18日(日)、石川県加賀市・日本折紙博物館で、今回で第13回の企画となる「世界のおりがみ展」パノラマ作品が展示されました。(今後の巡回予定はP32をご覧ください)
なお、これまで月刊「おりがみ」の特集として掲載しておりました、パノラマ全作品の写真ですが、今回は別冊を制作し、販売する予定です。刊行までしばらくお待ちください。


「『読書をして世界旅行』折り紙展示」 ハーレー静代(広島県)
私たち「高屋西小学校親子折り紙教室」は、現在10数名ほどのスタッフで活動しています。年間通して市内の幼稚園、保育所、小中学校、高校などでの折紙教室を中心に、11月のフェスティバルでの発表と展示(活動報告を兼ねます)が通常の活動となっております。スタッフは現役PTAとOBの地域のお母さん方で、今では自分の生涯学習として取り組んでいます。
2008年11月1日(土)・2日(日)に毎年恒例の「東広島生涯学習フェスティバル」が開催され、スタッフ一同、ハリキッテ作品を出展しました。今年はその1週間前に「第4回和文化教育全国大会」が同じ東広島運動公園「アクアパーク」であり、そこからも出展依頼を受けていたので、今年は制作時間が少なかったのですが、昨年に引き続き「読書をして世界を旅行しよう」というテーマで3点仕上げました。
前回は日本から「ぐりとぐら」、イギリスから「マザーグースの歌」、アフリカの昔話で「ダチョウのくびはなぜ長い?」を取り上げました。今年は日本から古事記より「ヤマトタケルノミコト」(これは高屋西小学校校歌2番に出てきます)、カナダから「赤毛のアン」(2008年はアンの物語の出版100周年)、中国から「花仙人」(オリンピックなどで注目された国です)に取り組みました。
来場された方からは好評で、同時に開設した折り紙教室では、オリジナルの「カープの帽子」に大満足!会場では実物大に折り、作品をかぶって持ち帰れるようにしました。広島でカープの帽子なら文句なしです!!
9月14日(日)に広島市内で開催された「猿候川河童まつり」では、前年に引き続き今回も折り紙教室の依頼がありました。隣のブースが「広島カープ応援ブース」でしたので、それにちなんで「カープの応援グッズを何か折って欲しい」と頼まれ、そこで創作した帽子です。折り紙を通して世界が広がっていく場面が増えていくことを願いながら活動を続けて行きたいと思っています。

<連載>
勾(こう)当(とう)さんの折り紙(第6回)「折り雛(びな)」と「六歌仙(ろっかせん)」岡村昌夫

~「流し雛」と「ひとがた」と「折鶴」~

折り紙の雛人形は、現代では「小笠原(おがさわら)雛」がよく折られています。これは、小笠原流の先代宗家(そうけ)、清(きよ)信(のぶ)さんがお好きでよく作っておられたものとお聞きしていますが、なかなか上品な仕上がりの折り雛です。幕末時代に広く折られていた人形折り紙の一種で、鶴の基本形を拡げて(四辺の中央から紙の中心に向けて)切り込んだ用紙で作ります。一般には、それよりも切り込みを深くするものが多く、『かやら草』の「ひいな折形」も、勾当さんの「六歌仙」も、その切り方です。どれも「鶴の基本形」から作ることが一致しています。これらは、神社の「お祓(はら)い」で使われる切り紙の「ひとがた」(人の身替わりとしての「かたしろ」)と関係があると思われますが、明確にはされていません。
「ひとがた」は水に沈めるときに、身体を撫(な)で、息を吹き掛けて身替わりになってもらいますが、折鶴の場合も、最後に息を吹き込む形式的風習が根強く伝承されていることは皆さんご存知の通りです。江戸時代には水に流される折鶴の模様が、友禅染めの流行図柄にもなっていますし、また、鶴の基本形を赤い木綿の布で作ると「くくり猿」「身替わり猿」ができます。折紙雛と合わせて、これらの「祓(はら)えの具」との関係を示唆する事実は、いわゆる「遊戯折り紙」の発生を考える上で重要な史料になります。(「紙雛」という言葉は、人形史では「立雛」を指しますので、折り紙の場合は「折り雛」「折紙雛」と呼ぶことにしています。「立雛」は古い「流し雛」のように、カシラを「練りもの」などで別に作りますので、折り紙ではありません。)

~勾当さんの「折り雛」~
さて、勾当遺品の61、62の折り雛は、極めて例外的に、鶴の基本形を切り込まずに使っています。(原資料は現状のように台紙に貼られたとき「男雛」と「女雛」が入れ代わってしまいました。)
カシラは切り出していますが、この五角形の形も折り雛では極めて例外的なものです。現代、一般に神社で授与される「ひとがた」は、カシラが丸いのですが、もとは五角(というか四角形、または三角形というべきか)のものも有ったので、勾当さんは「ひとがた」を意識して鶴を折ったのでしょう。
勾当さんの折り雛は、シンプルな良い形です。ただ女雛は少し手が込んでいて、男雛の素朴な美しさに及びませんが、袖などは技法的に珍しく、感心させられました。折って楽しい作品だと思います。
ついでに雛道具として、遺品折り紙25を少し小さな黒い紙で二つ折って飾ったらいかがでしょう。「お膳」ですが、足を細くして縁を作らない形で「テーブル」として広く折られている作品です。原資料は平らに潰(つぶ)れてしまいましたが、折りすじがしっかり残っていましたので、復元してみました。縁の四隅の所は仕上げを工夫して下さい。勾当さんがどのように折っていたかは、よくわかりません。単純な割には見栄えがよく、いろいろ利用できそうな作品です。

~六歌仙~
「六歌仙」のシリーズは、江戸時代以来の折り紙の中でも、最高の人気がありました。基本はみな同じですが、仕上げは各人各様にアレンジされて、たくさん残っています。当時の折り紙は大人の遊びで、子供は真似をする程度でしたが、「六歌仙」は特にマニアの間で作られ続けた大人の折り紙の代表作です。(他に「七福神」もありましたが、複雑過ぎるせいか、ほとんど残っていません。)一般には顔や衣装の柄などを墨で描き、また彩色もしましたが、勾当さんは、もちろん白紙で折っただけでした。
すべて鶴の基本形から作り、紙の中央部をカシラにして、衣装の前身(まえみ)頃(ごろ)の上部に開けた穴から表に出しますが、ほかにもいろいろ約束ごとがありました。
「小野小町(おののこまち)」は唯一の女性ですから、女雛とほとんど同じで、襟(えり)元の重なりや袖の形に気を使います。「在原業平(ありわらのなりひら)」は人気ものですから、仕上げの形を他よりも複雑にしたりして見栄えをよくします。彩色する場合は水色系の地色に斜めの菱形繋ぎ(業平(なりひら)菱(びし))の模様を描きます。「大友(おおともの)黒(くろ)主(ぬし)」は身分が高いので黒の衣冠束帯姿に、「文屋(ぶんやの)康(やす)秀(ひで)」はすこしくだけた姿にしますが、この三人はほとんど同じ場合もあります。残りの僧侶ふたりは、顔を丸く拡げて潰し、高位の「僧正遍(そうじょうへん)昭(じょう)」は緋の衣に三角の立て襟にして、「喜撰(きせん)法師(ほうし)」と区別します。
勾当さんの遺品でも、だいたい以上の形式は守られていますが、非常に珍しいことに、男性三人の衣装の前身頃の目立つところに紙の裏が出ています。実はこれは『かやら草』の作品と同じ技法なのですが、その実例に出会ったのは、勾当さんの遺品で2度目でした。紙の裏が出ることは、普通にはマイナスです。しかし、紙の合わせ目がないので、白紙で折る場合にはむしろよい工夫と言えるでしょう。

<おりがみインフォメーションポスト>
世界のおりがみ展
●「護(まも)ろう世界遺産」シリーズ
<富山県>
日程/1月31日(土)~2月8日(日)月曜休館
会場/北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ
〒930-0858 富山市牛島町18-7
☎076-433-9933
交通/JR富山駅北口徒歩2分 ※おりがみ教室開催

<群馬県>
日程/3月20日(金/祝)~31日(火)
会場/高崎市少年科学館
〒370-0065 高崎市末広町23-1
☎027-321-0323
交通/JR高崎駅徒歩30分 ※おりがみ教室開催

●「お国自慢」シリーズ
<富山県>
日程/1月24日(土)~2月1日(日)
会場/新川(にいかわ)文化ホール
〒937-0853 魚津市宮津110
☎0765-23-1123
交通/JR魚津駅より車で10分 ※商品販売コーナー設置

<新潟県>
日程/3月14日(土)~4月5日(日)
会場/新潟県立自然科学館
〒950-0948 新潟市中央区女(め)池(いけ)南3-1-1
☎025-283-3331
交通/JR新潟駅南口よりバス約15分

~寄稿~
「折紙講師資格を励みにしています」 濱田倫子(兵庫県)
私は途中で失聴したため、世間との交流に大変難儀をしていました。2年ほど前から本気で折り紙をし、地域の園児やデイサービスに届けています。デイサービスではいっしょに折るようになりました。今月講師を認定していただき、心新たにA園に400個、B園に300個、C園に400個、そして市内から300人の保育園の児童が集まった野外体験では全員に折り紙を渡しました。ただ折り紙を届けるのではなく、コミュニケーションができることが何よりも嬉しいことです。
C園は300人も園児がいる幼稚園で、保育所が併設されています。ここで夏休みを利用して先生方に教えてほしい、その後お母さん方に教えてほしいとお話をいただき、今から楽しみにしています。連鶴は一番に目指したもので、諸先輩方の創作をたくさん作って、多くの施設に送って楽しんできました。これからも自分流ですが、聞こえなくても受け入れてもらえるところを見つけて、折り紙の高い技術を多くの人に知ってもらうためにも続けたく思います。

~エア・メール~
「折り紙戦闘機のウェブサイト」 Kenneth Tang(シンガポール)
私も皆さんと同じく、折り紙愛好家です。たくさんの種類の折り紙戦闘機をデザインしました。公開しているウェブサイト「Fighter Plane Origami」では、折り方のビデオ販売などもしていますので、どうぞご覧ください。ご質問も受け付けます。ご連絡をお待ちしております。
▼ウェブサイト http://www.FighterPlaneOrigami.com

<おりがみニュース>
「宇宙で飛ばす紙飛行機、実験見送り」
2月から国際宇宙ステーションに長期滞在する若田光一宇宙飛行士にスペースシャトル型の紙飛行機を託して、地球に向けて飛ばす実験を予定していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、今回の実験を見送ることになりました。万一飛ばす方向を誤った場合に他の人工衛星などを破損させる恐れがあり、その監視体制が整わなかったためだそうです。
この紙飛行機のデザインは「2008折紙シンポジウムin琵琶湖」のゲストの戸田拓夫氏によるもので、大気圏突入時の高温に耐えられるよう特殊処理された紙を使用、全長38cmの機体が9機、準備されていました。折り紙愛好家にとっては残念なニュースでしたが、次の機会を待ちましょう。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「世界のお国自慢シリーズ」であり、全34点あります。
1. 大江戸 天下祭り
2. どおか、おさいじゃったもんせ(おいでください)
3. 新潟のふるさとを語る〝萬代橋〟
4. 長崎くんち 龍踊り(じゃおどり)
5. 熊本のまつり
6. スポーツ健康宣言都市、船橋
7. 見沼田んぼ物語り1・2
8. ちくごは花盛り
9. 名所、旧跡が数多く残る福島県会津へGO!
10.折紙動物園市原ぞうの国
11.ひな人形・段飾り
12.美(うま)し国かがのと
13.雑司ヶ谷鬼子母神のお会式
14.高幡不動尊五重塔
15.信濃の国~田毎のお国自慢~
16.沖縄の「ちゅら海水族館」と楽しむ人々
17.相模の国のまつり自慢
18.世界でたった一つふなばしアンデルセン公園
19.世界遺産熊野古道参詣道中絵図
20.淡墨桜(うすずみさくら)
21.彩の国まごころ国体のおもいで
22.日本三景 宮 島
23.どや!大阪てんこもり ようけおまっせ!
24.あおによし寧(な)楽(ら)の都は咲く花の・・・・。
25.隅田川花火大会
26.因州和紙と折り紙にこだわって
27.万博自然公園太陽の塔をとりまく四季の花々
28.海・街・山 元気です 「神戸」
29.東海道「戸塚宿」幻想
30.吉原仲之町界隈(春宵)
31.刀田の太子さん」のほとり
32.ワッショイ百万、北九州!
33.ひまわりの迷い道
34.新東京百景「薬師池公園」の春夏

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
「おりがみ4か国語テキスト」、「みんなくすだま」、「おりがみでクリスマス」、「おりがみでクリスマス2」、「おりがみでひなまつり」、「古典にみる折り紙」、「おりがみ傑作選1」、「おりがみ傑作選2」、「おりがみ傑作選3」、「おりがみ傑作選4」、「プレ創刊誌vol.1~3」の11点です。購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証と講師バッジを授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
ご請求ください。FAXでお送りいたします。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

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