特集「お正月」
新しい年に寄せて 日本折紙協会 理事長 大橋 晧也
昨年は、東日本大震災という私たちがこれまで遭遇したこともなかった規模の災害が起こりました。その後の被災者義援金募金の呼び掛けなど、本折紙協会の支援活動にもたくさんの方のご協力をいただきました。心よりお礼申し上げます。
7月に行われた群馬県草津での折紙シンポジウムは、大震災のあとにもかかわらず250名近い方のご参加を得て、盛会裡に終えることができました。遠くスウェーデンやアメリカやモンゴルから、また韓国からも大勢のご参加をいただいて、感謝にたえません。草津は日本では大分県の別府に次ぐ湯量の地、折り紙の勉強や折り紙仲間との交流以外にも得るところは多かったのではないでしょうか。
8月には「世界のおりがみ展」が滋賀県で開催されました。「護ろう世界遺産シリーズ」の全作品の展示で、折り紙で精巧に作られた世界遺産の情景に、来場者は感嘆していました。岩手県の平泉や東京都の小笠原諸島が新たに世界遺産に登録され、富士山や鎌倉も登録を目指しているとのニュースもあり、世界遺産の展示に人々の関心も高かったようです。 10月末から開催された「第18回おりがみカーニバル」の作品募集のテーマは「絆」でした。アイディアを凝らし、いろいろな結びつきを折り紙作品にまとめて、素晴らしい、心あたたまるたくさんの作品が寄せられました。審査員たちが各賞を決めるのに大変苦労したほどでした。
月刊『おりがみ』も、この新年号で437号となります。月々の投稿作品も質量ともますます向上しています。限られた誌面の中でどの作品を紹介したらいいのか、編集スタッフは、頭を悩ませています。嬉しい悲鳴です。『おりがみ』誌上の作品こそ、日本折紙協会の活動と理念を端的に示すものです。これからも創作作品の投稿をよろしくお願いいたします。
単行本の『おりがみでクリスマス3』も発行することができました。「クリスマスシリーズの新刊を」との皆さんのご要望に応え、まとめあげた一冊です。どうぞ多くの方々にご利用いただけますよう、ご協力をお願いいたします。
今年の折紙シンポジウムは京都市で開催されます。祇園祭の最中で観光客で賑わう季節ですが、京都支部のご協力ですでに宿泊所は確保しています。長刀鉾を先頭に繰り出す山車の見事さは京都千年の歴史の結晶です。どこかで折り紙の歴史と重なるところもあるかもしれません。たくさんのご参加をお待ちしています。
今年こそ東日本大震災の忘れ難い苦しみを克服し、日本再生の年としようではありませんか。折り紙はきっと一翼を担うことができるはずです。会員皆さんの一層のご活躍とご協力を心よりお願いする次第です。
①タツノオトシゴ・松野幸彦
オリガミらしい形にできあがりました。
②龍(ドラゴン)リング・くわばらさよこ
リングをつくっていた私の目の前に、風が環めぐるようにして現れたのがこの龍です。龍が起こす風や虹(龍の一種)にある虫が龍だと知った時、大きな環も現れました。世界中を旅して還る風もまた壮大な龍リングなのです。
③かんたんな竜・中島 進
皆さんに教えると、(顔が怖くなく)かわいいと好評です。10月から折紙協会の中で私の教室を開始したので、この竜を教えたいと思っています。
④飾り台・川手章子
飾り台にしたらよさそうな作品となりました。ここに折り紙作品を飾ったら…と思いました。うしろ側も使えそうです。
⑤☆絵馬・半田丈直
絵馬は多くの方が創作されていますが、この作品は表面をいっぱいに使ったものにしてあります。少々厚い紙で折られても、無理なくできると思います。
縁起物をいろいろ、コーディネートして楽しんでください。
⑥えびすさま、だいこくさま・笠原邦彦
恵比寿・大黒を折り紙で折りたいと思ったのは、内山道郎氏に見事な作品があるのを知り、憧れのテーマとなったからです。七福神の二神ですから、七神全部を2回工夫しましたが、その最初が今回の作品でした。
⑦雲・内山興正
干支の龍のバックに映える雲です。いろいろな情景で楽しんでください。(編)
⑧新花鶴・中村榮志
中村榮志さんは1918年生まれ、2005年に亡くなった折り紙作家です。伝統折り紙の研究や紹介に尽力されました。また、独創的なさまざまな形の紙飛行機を発表されています。縦横の長さの比が1:√2の紙を真方形と呼び、その一枚をなるべく切らないで折り、完成の形には用紙の裏側が出ない折り紙を「真宝折紙(しんぽうおりがみ)」と名付けられたことで有名です。(編)
⑨透かし花手鞠・川手章子
折り図に従って一つずつていねいに折ることで仕上がりもスッキリするようです。できあがった立体は球をイメージして整えていただけたらと思います。ちょっと転がしても楽しそうです。単体も花として使えそうです。
⑩こづち・くわばらさよこ
上下にすき間があったので、飾りをつけてみたらかわいくなりました。本物の打出の小槌から出してみたいものは色々とあります。でも、折り紙のこづちから出るとしたら、誰かの笑顔だったらいいかなあと思います。
⑪☆ぽちぶくろ・松野幸彦
シンプルな作品ですが、表裏でそれぞれさしこむところがおもしろいと思います。メッセージカードには、ぽちぶくろを折った紙と同じ大きさの紙を二つ折りしたあと、横長の辺を三つ折りしたものがぴったりと合います。
⑫☆コップ敷き・白井和子
何気なく外側4か所を中央に向かって折ると、どうなるだろうと折ってみるとできあがりました。浮きが気になる場合は、辞書や文鎮などで重石をするといいですが、湯飲みやグラスを置いて使っているうちに平らになります。
⑬テディ・ベア・納所克志
人々が愛した熊の姿の縫いぐるみをさらに模した紙のクマさんを、素敵な色や柄の包装紙などで折ってください。頂き物のお返しに添えるとか…。さて今年、お山のどんぐりはたくさんあるのでしょうか。熊たちのことが心配ですね。
ミニ知識
●竜……竜は想像上の生き物で、通常地中にすみ、必要な時に尺木と呼ばれるツノを使って天空を飛んで、天の神と交流できると信じられたことから、中国では天子や皇帝の象徴とされてきました。また、竜は毛虫ほど小さくなったり、天下のすべてを覆い隠すほど大きくもなったりすると考えられました。亡くなった人を乗せて天に昇り、竜船になって海を渡らせる力もあるとされています。中国から日本に伝えられた竜は、日本古来からあった大蛇信仰と混ざりあいました。日本神話に出てくる八岐大蛇も、長崎市の諏訪神社の蛇踊りをはじめ豊作を祈願する大蛇も竜のことだそうです。竜は日本では「たつ」とも呼ばれますが、これは「神の出現」という意味からで、雨を降らせる能力を持ち、豊かな実りと富をもたらす神様として信仰されました。
●大黒天……七福神のひとつ。もとはヒンズー教の破壊の神であるシヴァ神のことでした。シヴァ神はのちに仏教を信じるようになり、古代インドのサンスクリット語(梵語)で「偉大な黒い神」を意味するマハーカーラ(摩訶迦羅)と呼ばれるようになりました。日本で大黒天といわれるようになったのはカーラが黒を意味することと、古事記や日本書紀などの神話に登場する大国主命に姿が似ていることからだと考えられています。大黒を大国と表記することもあるのはこのためです。インドから中国へ食べ物に困らないようにする神として伝わり、日本には天台宗を開いた最澄が紹介しました。時代とともに台所の守護神から福の神とみなされるようになり、左肩に袋を背負い、右手には小槌を持ち、米俵に座る福福とした姿で表されるようになりました。
●恵比須……烏帽子をかぶり、タイと釣り竿を持った姿で表されることでもわかるように、もとは漁師の間で広く信仰されていた神様です。鎌倉時代以降、商人や農民の間にも広まり、しだいに商売繁盛や豊作祈願の神様として信じられるようになりました。関西では1月10日を十日戎と呼び、大阪市の今宮戎神社や京都市の京都ゑびす神社など
で恵比須をまつる祭りが行われます。
●七福神……大黒天、恵比須、毘沙門天、弁財天、布袋、福禄寿、吉祥天(または寿老人)の七人の神様。金銀財宝を積んだ宝船に乗った姿で描かれることが多い七神ですが、七人まとめて信仰されるようになったのは江戸時代中期以降のことです。もともとは大黒天と恵比須の二神だけが信仰されました。長寿の神様の寿老人は、南極星の化身で、低い背丈に長い頭、たっぷりとしたひげを持つ福禄寿と同じものとみなされて、かわりに吉祥天が入ることもあります。町民の間で、年の初めに七福神をまつった神社を巡拝して、開運招福を祈願する風習が生まれました。
●タツノオトシゴ……ヨウジウオ科の魚で、トゲ状の体はウロコが変形して骨になったものです。顔の形が馬に似ていることからウマウオやウミウマなどとも呼ばれています。体長約8cm、体の色はさまざまで、静かな浅い海にすみ、尾を海草に巻き付けています。オスの腹部の育児嚢にメスが卵を産み落とし、そこでかえった子魚が親と同じ姿で産み出されます。この産出が楽々と行われるために、オスとメスを干物にして安産のお守りにする風習があります。漢方薬の原料にもなるそうです。
【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、年中行事事典(三省堂)、十二支の民俗史(八坂書房)、龍の文明史(八坂書房)、龍の歴史大事典(遊子館)、昔話・伝説小事典(みずうみ書房)、ふるさとの伝説(ぎょうせい)、日本昔話ハンドブック(三省堂)、ニッポン神さま図鑑(はまの出版)、七福神信仰事典(戎光祥出版)、図説七福神(戎光祥出版)、続日本史モノ事典(平凡社)、魚介ウォッチング図鑑(思索社)、凧の話(講談社)
新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
折り紙の伝道師としての道を歩む 中西順三(神奈川県)
折り紙という民芸は、手から手へ、場所や世代を超えて何百年も前から、今に伝わっています。形や手順だけでなく、伝わっていくのです。折る楽しさや喜びなど、心もいっしょに。
東浦賀和光台折紙同好会の誕生
町内住人の親睦と融和を図る目的で1999年5月、折紙同好会が呱呱の声をあげました。女性10数名で折り紙のいろはを学ぶことから始め、私は会合の講師を引き受けました。同じ頃、日本折紙協会の講師資格を取得し、折り紙活動を始める態勢が整ったのです。この折紙同好会は折り紙の技と心を磨く道場の役割を果たし、現在に至るまでメンバーがほとんど代わりません。筆者を励ましてくれる、いわば折り紙の心の里となっています。
折り紙を伝えさせていただく
1995年1月17日に突如発生した阪神淡路大震災に遭遇した私は、震災後1年半神戸市内に住み、被災者として復旧・復興作業に従事し、世界中から集まった多くのボランティアさんたちの支援活動を目の当たりにして、人生観が大きく変わりました。いつか時節が来たらボランティア活動を始めようと心に秘めていました。月刊『おりがみ』を通じて自学自習の傍ら、日本折紙協会主催の講習会で加瀬三郎先生と出会いました。全視覚障害者である氏が助手から受け取った用紙の表裏を確かめ、およそ60名の出席者を前に、健常者を超える仕草で講習を進められました。この出会いは、私の折り紙人生のスタートにふさわしい体験であったと感謝し、以後、私は加瀬三郎先生を目標にして、折り紙の楽しさをより多くの皆さんに伝えさせていただく伝道師(自称)としての道を歩んでいます。
福祉ボランティア活動の例
横須賀市内にある老人ホームや高齢者デイサービスセンターなど3か所で、毎月1回の折り紙ボランティアを始めて10年になります。プライバシー保護のため施設名や個人写真の公開は控えますが、各所で同じような問題点を抱えながら現在に至った内容をお話しします。
私と志を同じくする折り紙仲間は、施設ごとに月1回約2時間折り紙を折ります。対象となる高齢者の人数は8名前後から36名まで、各施設の状況に応じて変わります。課題はツル、カブト、金魚などの親しまれている伝承作品から入り、徐々にレベルをあげます。施設によっては毎回同じ程度の課題を繰り返すこともあります。その日の参加者の顔色や健康状態を勘案しながら、即断で課題を決めることもあります。参加者の顔に笑みが浮かぶように昔の童謡を鼻歌で歌い、冗談を言うこともあります。折り順を間違えて慌てて後戻りすると、「アラ、猿も木から落ちるのね」と言われ、作品が仕上がると、「この折り紙を考えた人は偉いわね」と言われて、きちんと講師として伝道師の役割を果たせているのか不安を感じることもあります。このような貴重な体験を経て徐々に心が通じ合ってくると、折り紙以外の話ができるようになります。ごく最近、どじょうと金魚を折って話が弾んだこともありました。あるデイサービスセンターでは、介護を受ける約36名の方たちが順次入浴して席に戻る時間帯を狙っての講習であり、講習会というより、むしろ個人指導に近い形態です。参加者と心を合わせて折ると、笑顔が溢れ冗談も出ます。持ち時間が終わって帰るとき、手を振って「ありがとう、また来てね」と言われ、当方も「来月も会いましょう」と声を交わし、再会に弾みがつきます。
生かされる喜び
福祉ボランティア折り紙を始めた私と仲間たちが得る報酬は、参加者の笑顔と感謝の気持ちが返ってくることです。折り紙は私たちの心を結ぶ一本の絆であり、作品を完成させることが最終目的ではなく、心と心が通じ合い、相互の理解が深まることにあると思っています。折り紙という好きな畑を耕しつつ、人々に折り紙の楽しさと心を伝える要諦は、教師の立場で下目線に指導するのではなく、人々と同じ目線で折り紙を折り、その過程をともに楽しみながらゴールに達し、ともに喜びを分かち合うことであると判ってきました。末筆ながら、各施設の介護師の方々のご協力と福祉ボランティアのまとめ役、神保さん、相生さん、高橋さんならびに全ての関係者に感謝します。
<読者の広場>
Piazza NOAがよかったです! 作品はMy bagがよかったと思います!このごろは運動会の練習が始まり、おどりの練習も始まりました。神古道というおどりで、ころんだり筋肉痛になったりするけど楽しいです!今、興味を持っているのは刺繍です。クロスステッチ、ストレートステッチ、ブランケットステッチ…いろいろあるので楽しいです。
三重県 森永寿美子さん
連載「和紙の里めぐり」がよかったです。月刊おりがみ、2冊目を手にしました。楽しくて何度も読み返しています。もっと早く出会っていればと思いました。小学2年生の孫と折り紙をしていると新聞の集金が来ました。孫は「おじちゃん、税金集めに来たの?」と言ったので、おじちゃんは苦笑いしていました。
和歌山県 大門ゆり子さん
「お弁当箱」がよかったです。ワッパの弁当箱に思い出があります。昭和20年7月9日、空襲で和歌山市は焼け野原になってしまいました。東牟婁郡古座川町の母の実家に疎開しました。母はときどき、山や川へ連れて行ってくれました。ワッパの弁当箱といっしょに。「ワッパはなぁ、ごはんや料理の余分な水分を吸収してくれるので、おいしいのやで」と…。母の笑顔を思い浮かべながら…。さぁ、ワッパが折れました。今日も日の丸弁当にしませうかね…、おかあさん。
和歌山県 宮本愛子さん
東日本大震災支援活動報告を興味深く読みました。伝承折り紙や昔の作品で、楽しいものがあれば掲載してください。ボランティアで宮城県に行ってきました。仮設住宅に赤・金の鶴が一つ置かれていました。折り紙の原点を見た思いで、うれしかったです。
大阪府 伏見美知子さん
<みんなの作品展>
被災地の復興を祈って巨大折り鶴制作 伊藤晴美(福岡県)
2011年8月27日(土)、大牟田文化会館小ホールで文化体験講座「おりがみの世界~羽ばたけ! みんなの願いをのせた巨大鶴」が開催され、子どもから70歳代の方まで約20人の力を合わせて、大きな折り鶴を制作しました。この講座は折り紙の楽しさに触れて文化活動への関心を高めてもらうのが目的ですが、「被災地に大牟田からのメッセージを翼にのせて届けたい」と願い、約6m四方の紙から折る鶴を指導しました。用紙は破れにくい特殊な厚紙で、いつも折り慣れている鶴とは勝手が違い、制作には約1時間かかりましたが、高さ2mを超える折り鶴が完成し、会場は歓声に包まれました。翼には「がんばれ東北」「大牟田から応援しています」などのメッセージが書かれました。
この鶴は、同11月12日(土)・13日(日)に大牟田市今山の普光寺で開催された催し「龍神伝説 三池光竹 竹灯籠一万本の夕べ」会場に展示されました。
<ワールド・オリガミ・レポート>
トルコのイズミールで“折り紙外交” 鶴島賦子(東京都)
2010年トルコにおける日本年事業の一環として、JIKAD(日本イズミール文化友好協会)のメンバーから依頼を受けて、イズミールコナック区のトゥルキャンサイラン文化芸術センターで日本伝統手芸作品展、そして市内の女子技術専門学校3校で折り紙ワークショップを行いました。
2010年12月6日(月) から9日(木)までの4日間、展示会場には連日大勢の方が来場され、私の折り紙作品や絽刺作品などを、時間を忘れて熱心に興味深く鑑賞されていました。会場内に設けた折り紙コーナーでは、子どもから大人まで折り紙にくぎづけになって、簡単な作品のチューリップや小鳥などを作りました。できあがった作品をとても大事そうに持って帰る様子が印象的でした。10名程度を対象としたコーナーだったため、小学校の先生が放課後に子どもたちを引率して来たときには立って作品を折るということもあり、日本では見られない光景でした。JIKADのメンバーが通訳していたのですが、言葉など必要ありませんでした。私の指先に目をこらし、私の日本語の説明で十分に理解をして、初めてとは思えない程きちんと、きれいに折り上げた子どももいました。トルコでは折り紙そのものが珍しかったようです。みな夢中で作品に取り組んでいました。
また、イズミールのギョズテペ女子技術専門学校での折り紙ワークショップは希望者が殺到し、1回のワークショップでメンバーの選考が大変だったようです。60名という予約で準備していったところ、どうしてもやりたいという生徒がいて、増えて70名くらいになってしまいました。先生方も“私たちもいいですか”といって参加されたので結局80名くらいになってしまいました。教材はチューリップと小鳥、ワンピースといった簡単なものを3種類。ワンピースやチューリップはかわいい、きれいと歓声が上がり、できあがったときには作品を皆でかかげて喜び合う光景に驚きと感動を覚えました。トルコ語で“テシェッキュルレル”(ありがとう)のお礼の言葉に、私はまた明日もがんばろうと元気をもらっていました。どの子の表情もすばらしかったです。折り紙は言葉が通じなくても年齢に関係なく楽しめる、すばらしい文化だと思いました。
イズミールコナック区長のハーガン・タルタン氏からはオープニングセレモニーで「日本の文化に脚光を当てることができてうれしい。一つの国を知るには文化や芸術、そして人々の暮らし方を知ることが大切。イズミールに活気と彩りを添えてくれた日本からのお客様に感謝する」という言葉をいただいたことを報告いたします。私にとっては折り紙外交の成果です。
「和紙の里めぐり」(新連載)宮地紙《福岡県 八女市、筑後市》
~九州全土に近世の紙漉きの技術が伝わる始まりとなった和紙の里です。現在の八女市とその西隣の筑後市で漉き継がれる紙です。~
<気候・風土>
「この地に女神あり、その名を八女津媛といい、常に山中にあり」という日本書紀の中の一節が地名の由来となった八女市は、福岡県の南部の山あいにあります。市内の南端を東西に流れる矢部川沿いで紙漉きが行われてきました。矢部川は熊本県境の矢部村を源流とする延長61kmの清流で、上流にはヤマメがたくさん育っています。八女は茶の産地としても有名で、お茶の栽培に適した湿度の高い、昼夜の寒暖の差が大きい土地です。
<紙の歴史>
正倉院に残る戸籍の断簡(古文書の切れ端)が、もっとも古い和紙とされていますが、美濃(現在の岐阜県)の紙とともに、筑前(現在の福岡県北西部)と豊前(現在の福岡県東部と大分県北部)のものがあります。これらは福岡県の紙漉きの歴史が奈良時代までさかのぼり、古くから紙漉きが行われていたことを証明します。
近世の紙漉きの技術が九州に伝来するのは、安土桃山時代の文禄年間(1592~1596年)です。歴史のある紙郷である越前(現在の福井県)の今立郡五箇村出身の日蓮宗の僧、日源上人が、溝口村(現・筑後市)の福王寺を再興しましたが、矢部川の良質な水と多く自生していた楮や三椏を見て、紙漉きに向いている土地だと判断し、郷里で紙漉きをやっていた弟、新左衛門、新右衛門、新之丞の三人を呼んで、紙漉きを行わせたといわれています。先月号のこの連載で紹介しましたが、三人のひとり新左衛門が肥後(現在の熊本県)の土地に、紙漉きの技術を伝えたとされています。
<製法(材料、技術)>
原料に九州産楮を使います。九州産楮は繊維が粗くて堅く、赤い繊維のフシが出やすいので、扱いがとても難しい原料です。八女では楮のことを「かご」とも呼び、冬に収穫した楮の枝を蒸し上げ、表皮(茶色の部分)を除いていきます。この作業を「かごたくり」といい、この作業専用の刃物「かごたくり包丁」があります。
高度な技術を持つ紙漉き職人たちにより、丈夫で張りがあり、素朴な味わいのある紙が漉かれます。伸縮性があるので、加工用にも向いています。紙は多くの芸術家たちに愛され、版画家の棟方志功もその一人だったそうです。また、白くて薄い楮紙である京花紙の原産地でもありました。京花紙は極上の鼻紙として京都などで多く使われたそうです。しかし、その需要が時代とともに減り、1975 年ごろからその優れた技術で、表装紙が作られています。
<山鹿灯籠祭り>
毎年、8月15、16日の両日、熊本県の山鹿市内で女性たちが紙とごはんをすりつぶした糊だけでできた金灯籠を頭にのせて踊り歩く山鹿灯籠祭りが行われます。この金灯籠に八女和紙が使われます。湿った紙を干し板に張り付けるとき、椿の葉でこすってつやや風合いを出すなど、独特な製法で作られます。祭りでは精巧な細工でお城やお宮も作られますが、それらにも八女和紙が使われています
八女和紙の里の今
八女市は和紙のほかにも提灯、仏壇、石灯籠など、さまざまな伝統工芸を大切にしている土地です。1986年に建てられた八女伝統工芸館ではそれらを広く紹介し、伝統の保存・継承に努めています。最盛期の明治時代末期、八女和紙の里には2000軒の紙漉き場があったといわれますが、現在は7軒の工房で和紙作りが伝承されています。
【支部だより】
2第6回北陸折紙コンベンション報告
田中稔憲/石川県 金沢支部「金沢おりがみの会」支部長
2011年10月8日(土)・9日(日)、金沢市の石川県文教会館で第6回となる北陸折紙コンベンションを行いました。
1日目は日本折紙協会の大橋晧也理事長を迎えての講演会。「折り」は元々は「折り箱」「菓子折」のように木を加工して作った器をあらわす言葉であったようです。それと武家の文化であった儀式用折り紙を経て、遊技として江戸期に発展していったということでした。翌日の教室では正方基本形から作品展開の実例を取り上げていただきました。
2日目の折り紙教室は、さまざまな作品の作り方を講師の皆さんに全18教室で講習していただきました。不測の事態もありましたが、講師の皆さんのご協力とスタッフ一同の臨機応変の対応で、今年もこの行事を終えることができました。
今のところ日本海側唯一のコンベンションですので、今後も継続して、地域の折り紙の輪を広げていきたいと考えています。コンベンション期間をはさんで、金沢市内の紙処「なごみ」において、私の作品展を同時開催いたしました。理事長をはじめ多くの参加者がお越しくださり、お褒めの言葉をいただきました。あわせて御礼申し上げます。
熊本支部おりがみ作品展開催
川合 勇/熊本県 熊本支部「火の国」
2011年9月14日(水)~20日(火)の1週間、熊本市鶴屋百貨店東館ふれあいギャラリーで「熊本支部おりがみ作品展」を開催しました。
支部会員の1年間の大成となるこの作品展は、個人はもとよりグループによる作品展です。
今回は同10月29日(土)・30日(日)に行われた「第17回九州折紙コンベンション in 熊本」大会に特別講師としてお迎えした朝日 勇先生の作品の中から、B2サイズ2枚分に「妖精」を主人公としてゴンドラ、コスモス、トンボ、などを当番員が手伝って来場者の皆様に自由に製作・展示していただきました。色とりどり120人の妖精が舞う作品ができあがりました。また、この作品展と九州折紙コンベンションを楽しみにして、協力を惜しまなかった支部員の一人が5月に亡くなり、その作品も展示できました。
熊本市に秋を迎える恒例の祭り「藤崎八幡宮」と重なり、大勢の来場者で賑にぎわいました。期間中皆様から多くの励ましのお言葉をいただき感謝しています。ありがとうございました。
被災地に13,000匹の折り紙カエル
森 洋芬/高知県 高知支部「おりづる高知」支部長
東日本大震災の後、少しでも被災された皆さんの心のなぐさめになり、元気になれるきっかけができたらと思い、13,000匹のカエル(伝承のぴょんぴょんガエル)の制作に皆で取り組みました。初回は2011年4月下旬に12,000匹を宮城県の避難所(東松島市、石巻市)に、2回めは同6月上旬に1,000匹を、学校も落ち着いてきた頃だろうと小・中学校(大崎市教育委員会)に贈りました。カエルは2匹ずつ袋に小分けにして、いっしょに「絆もカエル」「一日も早く街がよみガエルように」など、筆書きで励ましのメッセージと、折り紙(用紙)を数枚入れました。この活動は2011年6月13日(月)付の高知新聞で紹介されました。
川崎敏和先生の折り紙研修会開催
関根千鶴子/福岡県 筑後支部「NOAちくご」支部長
2011年9月17日(土)は福岡県久留米市高牟礼会館、9月18日(日)は福岡県久留米市石橋文化会館において、「折紙技能向上と、折紙を社会で生かす方法を学ぶ」と題して川崎敏和先生(阿南工業高等専門学校教授)に研修を依頼、折り紙作家の川村みゆきさんにもご出席をお願いし、開催しました。ドラゴン、八角箱、六角箱、鎧よろい玉、四角箱、つぼみのバラなど、川崎先生の作品を参考にして研修会を進めていただきました。
厳しいダメ出しがありましたが、怖い中にも優しくユーモアを交えての指導で、聞き漏らさないよう集中しての折り紙、久々に真剣に聞き学びました。今回教えていただいたのは、折り線がポイントの作品で、多くの受講生は折りが甘いと注意を受け、親指の使い方を指導していただきました。お二人の作品を見せていただき、鮮明に折った線は美しく作品に表れていて、仕上げを左右することを再確認できた研修会でした。
会場に川崎先生オリジナル10点を副支部長の岡が制作し、展示しました。夜は遅くまで折り紙談議に花が咲き、川崎先生の作品に出会った楽しい2日間でした。大分や鹿児島からも駆けつけて、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)
協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。
~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬
バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。
展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。
日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。
2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み
※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。
折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。
教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
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