月刊おりがみ 446号 (発売日2012年09月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]801円
月刊おりがみ 446号 (発売日2012年09月01日) 表紙
  • 雑誌:月刊おりがみ
  • 出版社:日本折紙協会
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • 参考価格:[紙版]801円

月刊おりがみ 446号 (発売日2012年09月01日)

日本折紙協会
特集「秋の遠足」 

ノアちゃんは、この秋、おしゃれなファッションで本格的な登山を楽しむ「山ガール」に挑戦!リュックに登山靴、サングラス、おっと、大事なお弁当も…
準備万端です。「そこに山があるか...

月刊おりがみ 446号 (発売日2012年09月01日)

日本折紙協会
特集「秋の遠足」 

ノアちゃんは、この秋、おしゃれなファッションで本格的な登山を楽しむ「山ガール」に挑戦!リュックに登山靴、サングラス、おっと、大事なお弁当も…
準備万端です。「そこに山があるか...

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月刊おりがみ 446号 (発売日2012年09月01日) の目次

特集「秋の遠足」 

ノアちゃんは、この秋、おしゃれなファッションで本格的な登山を楽しむ「山ガール」に挑戦!リュックに登山靴、サングラス、おっと、大事なお弁当も…
準備万端です。「そこに山があるから、なんちゃって。さあ出発!」
はりきって出かけたノアちゃんでしたが…。
「…はあ、疲れた…荷物は重いし足は痛いし日差しは強いし…どれも一目で気に入って買っちゃった登山グッズだったんだけど、靴馴らしぐらいしておくんだったなあ…でも楽しかった、また行こうっと!」
こんどは帽子を忘れずにね!

①リュックサック・浅井かづゑ
カニの甲羅のような形のリュックサックですが、厚みのないものなら中に入れることができます。メッセージカードなどを入れて、プレゼントに添えるとおしゃれです。コインケースにしてもいいですね。

②登山靴・納所克志
険しい岩場で足元を支えるビムラム底、指先にゆとりを持たせる爪先の膨らみ、登山靴の頑丈な形の中に何か親しみを感じるのは、頼れる母親の姿をそれに重ねるからでしょうか? 丸みの表現を大切に造ってみてください。

③サングラス・青木良
昔の作品で、折り方はすっかり忘れてしまったので、魚の基本形から再構成しました。はじめの4工程は何を折っているのかわからなくて気持ち悪いかもしれませんが、その後は、すっきり折れると思います。

④小学生の男の子と女の子・川手章子
はじめに男の子ができあがり、女の子もおそろいで折ってみました。雰囲気が小学生のように思いました。体の⑩から⑪はよく見て折ってくださいね。ポケットになっているところに首をさしこみます。小学校の行事がいろいろと頭に浮かびました。

⑤水陸両用バス・松野幸彦
『398 号』に掲載の「着せ替え自動車」(写真小)の要領で作ってみました。普通のバスとの形の違いが明確でなく、どこをどうしたらよいものやら、悩みました。

⑥☆なかよしくり坊・住田則子
お友だちのような、兄弟のようなくりができました。いつもよりそって仲よしに見えます。何個か作って立たせるとかわいいです。もみじの葉を散らして、その間に立たせるととても秋らしくなりました。

⑦かきの器・石渡正一
旅先で柿を丸ごと器にし、料理を盛りつけたものをいただいたことがありました。季節を愛でる日本人の美学とでもいうのでしょうか。「あぁ…日本っていいなあ~」としみじみと思いました。他の野菜や果物にもアレンジしても面白いですね。

⑧コスモス・一ノ瀬美智子
正八角形より8枚の花びらの花ができます。もっと切れこみの深い花を作りたいと思い、⑩⑪でできた袋をさらに花びら折りにして開きました。コスモスに似ているので、作品名を「コスモス」にしました。

⑨☆キャンディポット・伝承
過去の月刊『おりがみ』連載の大橋晧也理事長の『オリガミ・スタディ・ルーム」で、「ざぶとん+風船」の複合基本形作品の説明の中で、伝承のコップのバリエーションとして紹介されたものです。

⑩器・臼田隆行
折りたたみと展開がいつでもどこでも手軽にできる壺形の器。使わないときは平らにたたみ、使うときは取っ手を引っ張るだけ。上げ底になっているのもポイント。

⑪パッケージとスライドケース・川手章子
大きめの紙で折ると実用としてよさそうです。パッケージの方はできたてのパンをいっぱい入れたりして…と考えるとパンのフワッとしたいい香りがしてきそうです。スライドケースは1色または2色の2通りが楽しめそうです。

⑫カラフル恐竜シリーズ・半田丈直
多くの方が創られている「きょうりゅう」たちです。それほど難しくなく折れるようにと表現してみました。カラフルでかわいいペットのような、こんな「きょうりゅう」たちがいたら…楽しいですよね。

【ミニ知識】
◇メガネの日…10月1日。1996 年に設立したメガネ業界の製造、卸売り、小売業の11 団体が加盟の日本眼鏡関連団体協議会が1997 年に制定しました。漢数字を並べた一〇〇一の形を一をメガネの蔓、〇をレンズに見立ててこの日と決められました。日本メガネベストドレッサーの選定などが行われています。また、10月10日の「目の愛護デー」と、10 月1 ~ 31 日の目の愛護月間と提携して、10 月1~ 10日が「眼と眼鏡の旬間」となっているそうです。

◇登山の日…10月3日。登山学校や講習を行う団体の社団法人日本アルパイン・ガイド協会が語呂合わせで1992 年に制定しました。

◇陶器の日…10月4日。日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984年に、陶器の古称「 陶瓷」からの語呂合わせで制定しました。

◇水陸両用バス…タイヤが付いていて陸上をバスとして走ります。車体の後方にはスクリューが付き水上に船として浮かびます。スピードはあまり出ませんが、観光用として運行しています。

◇柿の日…10 月26 日。全国果樹研究連合会が柿の栄養、おいしい柿の選び方を人々に知らせるために2005年に提唱しました。1895年のこの日は俳人の正岡子規が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日とされています。柿はビタミンCが豊富で、栄養価が高い果物です。柿が渋い原因はタンニンで、防水性に優れています。実をしぼって取った「柿渋」が紙や布に塗られて利用されてきました。

◇栗…日本と朝鮮半島南部の原産で、縄文時代から食用とされました。十五夜から1 か月後の旧暦9月13日のことを十三夜といいます。中国から十五夜の風習が入ってくる前から日本で行われていた月見の風習で、このころが旬の栗を供えるので「栗名月」ともいわれています。

◇ハロウィン…10月31日。ハロウィンは、古代ヨーロッパに住んでいたケルト民族の収穫感謝祭が起源です。アメリカで子どもたちの楽しいイベントになり、今は世界各国に広がっています。魔女やおばけに仮装して、“トリック オア トリート”(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)と言いながら、家々を一軒ずつ訪れます。集めたお菓子でハロウィンパーティーを開きます。

◇恐竜…およそ46億年前に地球は誕生し、2億4500万年前から6500万年前までの1億8000万年にわたって恐竜は地球に存在しました。地球にはたくさんの恐竜の化石が残されていて、それにより恐竜の研究が行われています。中国で「羽王竜」と名付けられた羽毛を持った恐竜の化石が新たに発見され、「恐竜は爬虫類の祖」から「鳥類の祖」という説に大きく変わる一因となっています。今年の夏、日中国交正常化40周年を記念しての恐竜博覧会が千葉県の幕張メッセ国際展示場で行われ、羽王竜の全身化石が世界初公開されたことが話題となっていました。

◇ステゴサウルス…ジュラ紀(2 億800万年前~ 1 億4600万年前)後期から白亜紀(1 億4600万年前~ 6500万年前)前期に存在した草食恐竜。名前は「屋根トカゲ」の意味。背中の巨大な装甲板が特徴で、敵から身を守るためのほか、体温調節やはでな色彩でオスがメスに求愛するときにも使ったとも考えられています。

◇ブラキオサウルス…ジュラ紀後期に存在した草食恐竜。巨大な体に長い首と尾で全長25mもあり、地球上に存在した生命の中でもっとも大きい陸上脊椎動物です。首はまっすぐ持ち上げることができず、ゆるやかにななめに持ち上げたと考えられています。

◇トリケラトプス…白亜紀の最後に登場した草食恐竜。角竜類で、全長9m。名前は「3本の角を持つ顔」という意味です。天敵のティラノサウルスから身を守るために群れを作ってくらしていました。後頭部のフリルの部分は、敵から身を守ったり、仲間を見分けたり、大きい方がメスに人気があったり、日射しをさえぎり体温調節をしたりなど多くの役目があったと考えられています。

◇ティラノサウルス…白亜紀の最後に登場した肉食恐竜。「暴君のトカゲ」と名付けられ、全長14mで最大級の獣脚類です。大きな頭には太くて頑丈なナイフのような歯が60 本もありました。トリケラトプスに突き刺さっている歯も見つけられているそうです。前足が小さく、2本指になっています。

◇プテラノドン…白亜紀後期に存在した爬虫類の翼竜です。名前は「歯のない翼」の意味です。全長7~ 9m。大きな鶏冠が特徴で、大型のもので頭骨の長さが1.8mもあります。翼竜の指は4本あり、一番外側の1 本が異様に長く、その指に沿って膜が張り羽になっています。翼竜は現在の鳥のように飛べたかどうかはわかっていなくて、高低差を使って飛んでいたと考えられています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『ヒサクニヒコの恐竜図鑑』(集英社)、『日本全国恐竜に会いに行こう!』(昭文社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、「世界乗り物いろいろ事典」(新潮社)

<読者の広場>
【443号へのお便り】
今月号も季節に合った楽しい折り紙が紹介されており、チャレンジする意欲がわきました。昔の雑誌に掲載された折り紙については、もう少し解説を詳細にしてほしい。最近の海外での活動、大変興味深く見ています。この夏、福祉関係の研修で海外に行く友人に頼まれて、簡単な折り紙の説明書を作成中です。研修先でのコミュニケーションの一助になればと思います。
茨城県 松井 修さん

「おりがみガーデン」、毎月みなさんの力作に感心しています。本物の笹がなくても七夕の感じが出せて、作品としても仕上がり、うれしいです。3ページの「七月七日 星に願いを」のページを色紙に仕上げたいです。
神奈川県 岡 道子さん

群馬はとても暑くて早くもバテてしまいそうな私です。月刊『おりがみ』が毎月届くのを楽しみにしています。今月号は七夕と海の日特集ということで内容が盛りだくさんでしたね。中でも「カニ」、「シオリ」、「笹の葉」がよかったです。七夕までに笹の葉をたくさん作って、今月号に載っている作品を作って、家に飾りたいと思っています。「おりがみガーデン」の「花のオブジェ」がとてもきれいですね。折り方をぜひ載せてください。来月号も楽しみにしています。
群馬県 畑村美由紀さん

「毎号全作品」挑戦しております。あまり興味もなかった分野の作品にも新しい技法の発見があって、友達にわざわざ見てもらったりなど楽しさが広がりました。『432号』で「干支の時計」のうちの3点が出ていましたので、これから毎月出て十二支がそろうのかと期待していましたが少しがっかりでした。が、これから先は自分の努力と工夫で…という夢をいただきましたので…。月刊『おりがみ』の縁には感謝です。折り紙の深さと高等さがわかって、その後をなぞらせていただく喜びが日常の中にあることは本当にありがたいことです。義妹が遊びに来て一緒に楽しんでおりますが、教えて…という人に会うと講師の資格でも取れたら気楽に応じられるような気がして、まずは申請してみています。何だか折り紙でかぎりなく遊べるような気がしております。
鹿児島県 松下チヱ子さん

5月に「秋刀魚」を投稿しましたが、今月号の「魚」を見て驚きました。伝承の作品とよく似た形だと知りました。自分で工夫して創作したつもりでしたが偶然の一致でした。自分の創作と自信を持って言える作品はなかなか作れないものだと、折り紙の奥深さを感じたところです。
大阪府 殿谷仁志さん

【支部だより】
「倉吉・鳥取バスツアー」開催
神戸支部「サークル紙ふうせん」 支部長 柴本厚子/兵庫県

5月31日(木)、私たちはメンバーや折り紙愛好家を募って、総勢43名で鳥取県へ日帰りバス旅行に出かけました。出発してまもなく、参加されていた奈良支部長の竹尾篤子先生からかわいい作品のプレゼントがあり、車内に歓声がわきました。
 まずは倉吉名菓「打うつぶき吹公園だんご」のお買い物、昼食は倉吉名物「餅しゃぶ」に舌鼓を打ちました。散策した後、最終目的地の「いなば和紙」さんに到着。貴重なお話をうかがいながら工場見学、和紙のお買い物も楽しかったです。その後、いなば支部長の房安寿美枝先生より「芍薬」の講習を受け、みなさんの顔は笑顔であふれていました。帰りの車内ではお土産にいただいた鳥取の名産品のくじ引き大会に盛り上がりました。参加された方には私の新作「おしどり」の折り図や、いくつかの小品のプレゼントも用意し、喜んでいただきました。
 余談ですが「打吹公園だんご」の石谷精華堂さんに、いなば和紙で作った「おしどり」を飾っていただいています。機会がありましたらお立ち寄りください。

支部交流会報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

6月23日(土)・24日(日)にかけて、日本折紙博物館及び山代温泉の旅館を使って、金沢支部、新潟支部、越前和紙の里支部合同の支部交流会を開催しました。
 博物館内の新潟支部と大阪支部の梅本吉広さんの作品の展示ブースの入れ替えに合わせて開催しました。梅本さんと同行の香川支部長の坂本整子さんにも加わっていただき、4つの作品を制作し、楽しい時間を過ごしました。
 機会があればまた、開催して交流の輪を広げたいと考えています。ちなみに梅本さんの作品は9月5日(水)ごろまで展示したいと考えています。夏休みに合わせて、博物館にご来館いただき、作品を鑑賞していただきたいと思います。

中村桂一先生の講習会 報告
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都

豊島支部では毎月第2金曜日に、日本折紙協会2階講習室で勉強会を開いています。6月8日(金)、中村桂一先生(日本折紙協会常任理事、墨田支部長)をお迎えして、講習会を開きました。「遊びの折り紙」というタイトルで、中村先生は定刻前から「よく飛ぶ飛行機」「首を振る犬」「蛙」「かわいい猫」「先生オリジナルの顔」「象」… 全部で12種類も教えてくださいました。立ったりすわったり大忙しの中村先生でした。
 先生の指先からは次々と動物が生まれ、その速さ、器用さに見とれながら皆もがんばってついて行きました。遊び心満載の講習でした。最近では「パソコンから取り出して…」という折り方もありますが、人から人へ、手から手へ伝えていく折り紙のよさ-原点ともいうべき楽しさを改めて実感した、得がたい時間でした。

支部総会で「踊り子」講習
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」広報係 山本孝子/兵庫県

 今年は辰年。昇り竜かと思いきや大きな自然災害や事故に胸を痛める毎日です。竜巻の報道を見て、自然を侮ってはいけないという思いを改めて感じます。
 5月13日(日)に、のじぎく兵庫支部「神戸国際折り紙会」の総会を開きました。その際、石橋美奈子支部長より、おりがみ『97号』(絶版)おりがみギャラリー(写真小)に掲載された「踊り子」を教えていただきました。『97号』の「作者のことば」によると、支部長はメヌエット(小さいステップのフランスの田舎の踊りで、ゆっくりした4分の3拍子)を踊っている人をイメージして作られました。
 29年前は直角二等辺三角形不切一枚折りで、顔や手足には折り紙の白い面を、スカーフやドレス、くつには色の面を出すよう工夫されたようです。今回は、正方形不切一枚折りで、支部長がみんなに折れるようにアレンジして、ご指導くださいました。
 私には少し難しかったのですが、折り図を見て分からないところは支部長にお聞きしながら、何とか2体の「踊り子」を仕上げることができました。とても素敵な「踊り子」で、できあがった時の喜びで、思わず「やったー! できたー!」との声が上がりました。出席者の「踊り子」を集めて、舞台で踊っている様子を再現しました。
折り紙の大きさを変えてみたり、色を変えてみたりすると、17世紀の宮廷での楽しい舞踏会を再現することができます。

【ワールド オリガミ レポート】
スリランカで折り鶴指導 中嶋須雅子(福岡県)

 「2011折紙シンポジウム in 草津温泉」の国際交流部会(コーディネーター:初音みね子さん)に参加しました。そこで事前アンケートに「英語で折り鶴を教える方法を知りたい」と書きました。1か月後に「スリランカ里子交流ツアー」に参加することになっていたからです。
 スリランカ日本教育文化センターでは、約10項目の日本文化の指導及びコンテストがあり、私は、折り紙を担当しました。指導からコンテスト審査までです(外国人に対しての折り鶴の指導法は、全く自己流でした)。
 通訳の方の助けで下記のお話から進めました。「日本の折り紙文化は世界一です。日本の折り紙の代表は『折り鶴』です。折り鶴は『平和と祈り』の使命を担っています。現在は世界中で折られています。それで、本日は鶴を折ります。折り鶴が作れると皆さんの人生で何時か必ず役立つ時があると思います。折り紙も他の学科同様得意な方とそうでない方がありますので、覚えた方はできなかった方に教えてあげてください」
 話の後は以下の順で進めました。
①日本で出会った3歳の子や9歳の台湾のお子さんなど、小さい子どもでも折れるという話をし、「折り鶴は難しいと言われているけれど、必ず折れる」と信じさせました。②日本人は鶴を折る時、祈りの気持ちを込めて折ることを話しました。③折り紙は、好きな色を選んでいただきました。④指導用にセンタースタッフが用意してくれた35cm角の真っ赤(裏は白)な折り紙が有難かったです。私は「浮かせ折り」でポイントを実技で説明しながら、子どもたちの進行状況に合わせてすすめました。2羽目まで席も回って手伝いました。手が空いている日本人スタッフが上手くサポートしました。⑤コンテスト:時間短縮の関係で3羽目はコンテストとなりました。参加対象は7、8、9年生で日本の中学生にあたります。コンテストですから手伝いなしです。できあがった作品を指定の用紙に貼り名前を記入して提出してもらいます。終了後、用意していました完成品を子どもたちに自由に持って帰ってもらいました。これは、開いて復習用になりました。⑥評価皆さんの作品は、想像以上によい出来栄えでした。日本人の一人から、「同じアジア人の血が流れているから」との発言がありました。畳んだ状態で指定用紙に貼っての提出でしたから、羽を開いて審査しました。⑦反省:折り紙の中から金銀を外していませんでしたので、コンテストに銀の折り紙で折って提出したお子さんがありました。ホイル紙ですから非常に折りにくいので申し訳なかったです。
***
 スリランカからは、もともと簡単なものをという要望でしたが、私は直前に「折り鶴交渉」に成功しました。できると思えば何でもできる、難しいと決めてかかれば何もできません。体の無理を押してスリランカを訪問した甲斐がありました。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

月刊おりがみの内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

月刊おりがみの無料サンプル

436号 (2011年11月01日発売)
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