2012年11月号(180号 2012年10月10日発売)
変形A4サイズ/108ページ/価格1,400円[税込み]
特集 国際標準と製品認証 ―日本企業の選択―
グローバル経済が拡大していく中で、いわゆる「技術で勝って、事業で負ける」というのが最近の日本企業の傾向と言われている。そうなった原因の一つとして、「国際標準化戦略の失敗」という要因が挙げられるであろう。これは、国際標準について日本企業の「従来型」の対応、すなわち「出来た国際規格についていけばよい」というスタンスによるものである。その背景には、標準化の本質の不理解、国際標準がグローバルなビジネスにおいて極めて重要な要素を占める事実を軽視してきたことがあるのは確かであろう。対照的に国際標準の重要性を認識してきた、EU諸国とそれに追随する米国は、民間の事業戦略の一環であるにも関わらず国を挙げて推進する、いわゆる標準化戦力を展開し、今日、ビジネスの面で大きな成果をみせている。さらに最近は、中国や韓国もそれに追随する構えをみせており、今や国際標準を議論・策定する会議の場は「標準化戦争」と呼ばれるような状況になりつつある。そもそも「標準化」とは、ボーダーレス化が進む世界において、うまく使えば新製品の市場拡大を促すとともに大きなシェア獲得につながる可能性を秘めており、企業の事業戦略上、極めて重要なファクターとなっている。こうした状況をうけ、経済産業省・産業構造審議会においては、標準化戦略の諸問題について取り上げられるに至っている。ここで示された方向性は、「先端技術がまだ開発の段階でその先端性が有利に働くような国際標準化の推進と同時に、適合性評価の方法も開発」して、「その先端技術が上市される時点で、国際標準化が終了し、適合性評価の方法を含む厳しい製品認証スキームも完成した状態」へつなげ、その上で「このスキームを牙城とすることで、他国企業の追随を許すことなく競争力を確保する、かつ、儲けの薄い部分には、新興国メーカーから積極的に新規参入してもらい、日本の技術を売り込むための市場を拡大してもらう露払いをやってもらう」、という段階を経た戦略スキームである。本特集では、この戦略スキームをベースに、「国際標準」と「製品認証」をキーワードとして、製品技術を標準化戦略に組み込んだ先駆的実例、戦略スキームの実践案などを紹介していく。(編集部)
■田中正躬元ISO会長に聞く-標準化と適合性評価の重要性 P12
国際標準に求められるのは「市民社会」の発想
取材先/一般財団法人日本規格協会 理事長 田中 正躬 氏
インタビュアー/公益財団法人日本適合性認定協会 認定センター 部長補 堀江 隆 氏
■産業界が適合性評価スキームを立ち上げ P18
新技術・新製品の生み出す国際市場を育成せよ
執筆/公益財団法人日本適合性認定協会認定センター 部長補 堀江 隆
■脅威をチャンスに変えよ! P23
IECEE CBスキームと将来展望における可能性
執筆/パナソニック株式会社 技術品質本部 安全・品質統括センター 梶屋 俊幸
■中堅企業にとって国際標準化活動は事業戦略そのもの P28
グローバル化時代における国際標準化の重要性とゴルフコース設計とのアナロジー
執筆/IDEC株式会社 常務執行役員 技術戦略本部長 IDECグループ C.T.O. 藤田 俊弘
■世界的な新エネ導入促進をにらみ P35
今、求められる風力発電における標準化・適合性評価戦略
執筆/株式会社風力エネルギー研究所 代表取締役社長・主任技師 鈴木 章弘
■最先端事例紹介 P41
サービスロボット分野における標準化・適合性評価戦略
執筆/独立行政法人産業技術総合研究所 知能システム研究部門長 比留川 博久
■シンクタンクの考える P45
日本の国際競争力を確保する国際標準と製品認証スキームのあり方
執筆/株式会社三菱総合研究所 科学・安全政策研究本部 主席研究部長 首藤 俊夫
News & Reports
■UNIDO(国際連合工業開発機関) P50
ISO 9001の妥当性とインパクトをアジア開発途上国対象に調査
編集部
連載
■Viewpoint this month P05
リレー連載 第8回 JABがOHSAS認定プログラムを開始 公的制度におけるインフラとしての活用へ
取材先/公益財団法人日本適合性認定協会(JAB) 認定センタープログラムマネジャー 中川 梓 氏
■認証機関の新トップに聞く P08
リレー連載 第1回 社会のニーズに即応した事業展開が急務 キーワードは「MSSの共通化」
取材先/株式会社日本環境認証機構(JACO) 代表取締役社長 蛭田 道夫 氏
■サロンで議論 P54
2:8のマネジメント
執筆/アイソワールド 運営責任者 辻井 浩一
【新連載】ISO9001次期改正 最新動向を明かす P56
第1回 新作業項目の提案(NWIP)と投票
執筆/ISO/TC176国内委員会副委員長 筑波大学 ビジネスサイエンス系 教授 山田 秀
■建設業界におけるISO認証の20年 P60
第2回 JAB設立以後の建設専門認証機関の立ち上げとCC-Netの活躍(1996?2000年)
執筆/一般財団法人建材試験センター 理事・ISO審査本部長 森 幹芳
■ISO 19011を活用した内部監査の充実 P65
第2回 内部監査の問題点
執筆/有限会社福丸マネジメントテクノ 代表取締役 福丸 典芳
■MSS共通文書の詳細解説と組織及び制度に与える影響 P70
第2回 組織の目的(purpose)と外部、内部の課題
執筆/株式会社テクノファ 代表取締役 東京大学共同研究員 平林 良人
■ISO/TS 16949対応 品質マネジメントシステムに関わる課題 P74
第2回 内部監査と品質マネジメントシステムの計画に関わる問題点
執筆/トライザック株式会社 代表取締役社長 塩田 保
■ISO/TS 16949 トレンド P78
第2回 「設計・開発プロセス」におけるTS活用方法
執筆/トヨタサウジアラビア-アブドゥル・ラティフ・ジャミール社 取締役 品質保証 川手 昇三
■ISO ファシリテーション Version2 P80
ヒューマン・ファーストのISOが組織のMSにモメンタムを与える
第2回 MS方針で、人の心に火を灯す
取材先/株式会社イノベイション 代表取締役 山上 裕司
■経営品質を高める仕組みや活動に学ぶISOの役割と活用事例 P89
第2回 経営品質とISOを結びつける試みの軌跡
執筆/高橋マネジメント研究所 代表 高橋 義郎
■内部監査員のためのコミュニケーションスキル講座 P95
第2回 相手に与える「印象」の重要性
執筆/株式会社トータルバランスマネジメント 代表取締役 浅川 浩
■社会起業家を支援しよう! ~企業価値を高めるCSRのために~ P100
第50回 株式会社テミル
執筆/フリーライター 今 一生
WOW!
・イトーヨーカドーの「セブンファーム」が2012年GAP普及大賞受賞テレビCMや新聞広告でGAPを訴求
・SGS、JIA-QA、JQA、BV 新カーボンフットプリントプログラムのシステム認証サービスを提供
And more
・目次 P04
・FRESH NEWS P06
・編集後記/次号予定 etc. P101
・DATA 国内認証件数(ISO 9001&14001) P102
・アイソス新規年間購読申込書 P104
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
月刊アイソスの所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!