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TFJ デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2007.01.31
Tokyo Financial Journal
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本日のクレジット・モニター 2007.01.31 日興問題で経営陣が一部関与
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**日興水増し会計で経営陣が一部関与
特別調査委が認定。、有村前社長の「重大な経営責任」を指摘。
**「ビスタ」は一部ネットバンキングで利用不能
みずほ、りそな、横浜銀行など。売れ行きに影響も。
**パイオニアがプラズマ新工場建設を延期へ
価格の大幅下落で投資回収困難と判断。生存競争に厳しさ。
**ホテル日航東京は米ファンドに売却へ
JALが全持ち株をエートス・キャピタルに約250億円で売却。JALUXの30%も
双日に90億円で売却。
**三洋電機の10-12月期売上高が前年同期比3.1%減
1-3月期には携帯電話の在庫処理。洗濯機問題も懸念材料。
**ダイエーが不動産31件を東京建物に一括売却
店舗や物流施設の土地・建物。売却総額は875億円で有利子負債圧縮へ。
**ソニーは増収だがゲームで減益
売上高は前年同期比9.8%増だが営業利益が14.9%減。PS3価格引き下げでゲ
ーム事業が大幅赤字。
**ルノー・日産の世界販売が3.6減
1999年資本提携以降初の前年割れ。日産が3.3減、ルノーも4.0%減。
**りそなは増益、新生銀は減益
繰り延べ税金資産見直しでりそな増益。ノンバンク事業不振で新生減益。
**クレディセゾンとUCが一部事業統合へ
事務処理事業を新会社に統合。収益低下にコスト削減で対応。
**金融審議会が金融市場国際化初会合
山本金融相発案でスタート。80年代の幻想蒸し返しへの懸念も。
**郵貯残高が12年ぶりに190兆円割れ
代わって公社債投信や個人向け国債で運用。何がどう変わったのか。
**2006年鉱工業生産が過去最高に
12月は前月比0.7%上昇、通年では前年比4.6%上昇。
**2006年デジカメ出荷は前年比11.6%増で過去最高に
カメラ映像機器工業会。ソニーの一眼レフ新規参入やコンパクト型の高機能
化で市場が活性化。
**与党内にも柳沢厚労相辞任論
内閣支持率下げは止まらず。米国は他人事に非ず。
**ドイツ財務相が2月G7での円安協議を表明
ユーロ圏財務相会合で円安批判続出。
**ユーロ圏が成長率上方修正へ
消費者心理や雇用情勢が改善。独間接税増税の影響もが限定的との見通し。
**米朝金融制裁専門家会合始まる
妥協点を探る両国。
**中国が石油国家備蓄を開始
石油価格が低下した機会を捉え浙江省寧波の備蓄施設で石油注入開始。絶好
のタイミング。
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(2)最近のボヤキ 金融の不透明化
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ファンドの台頭や証券化技術の急速な発展によって「金融の不透明化」という
言葉が使われることが多くなっている。そこにもう一つ、不透明化の要素が加わ
ろうとしているようだ。それが取引所外における株式売買である。米国市場では
2006年に既に取引全体の10%、一日平均にして約4億ドルの取引が場外で行われて
いるという調査会社の分析をFT紙が紹介している。この金額は本年20%以上伸び
て5億ドルに達するとの見通しだ。
これらは主に「ダーク・プール」と呼ばれる金融機関同士の市場での取引であ
る。主な投資銀行は自前の売買システムを有しており、それらを繋ぐネットワー
クを使った取引が増えているらしい。欧州ではまだ全体の2%程度だというが、
大手7社が共同で売買市場を立ち上げるプロジェクトが進んでおり、LSEなど既存
の市場シェアを大きく侵食する可能性もある。大西洋間の証券市場は大きく変貌
しようとしている。
規制・管理の網に掛からない金融取引の急増に、当局は眉を顰めることも多い
が、市場育成という「愛情」が欠乏した市場規制哲学を嫌って金融が規制の外に
逃れようとするのは本能的な行動原理でもある。外資系が東京を嫌がるのにもそ
うした背景がある。子供でも、叱りつけて縛りつけてばかりではマトモに育つ筈
もない。金融の不透明化は益々進むだろうが、それは金融が実は当局との正常な
共存を望んでいる兆候だと考えてはどうか。それなしに東京の国際化など幻想の
繰り返しであろう。
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