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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2018.09.28
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比237円05銭安
米株安につられ安、9日ぶりに下落。円安一服感も売り材料に。海外では
急反発。
**日米貿易交渉が実質的にスタート
二国間関税交渉へ譲歩。農産品でトランプ・ペース鮮明に。
**安部首相は10月2日に内閣改造表明
麻生・菅氏ら「取り巻き」は留任、石破派の斎藤農相は「追放」へ。まさ
に相撲協会と相似形。
**ビッグデータの取引所が10月始動へ
企業が業務用データを売買。JTBなど5社が多言語対応の医療機関位置情報
など売却。観光会社が主な買い手に。
**帝人が住宅建材事業に参入
炭素繊維を木材内部に組み込み高強度の新建材を開発。
**星野リゾートが台湾に進出
「星のや」を2019年夏に開業、海外運営はタヒチ、バリに次ぎ3番目。軽井
沢には若者向け新ホテル。
**トヨタがアジアでコネクティッド事業拡大
グラブへの出資を足掛かりにペース加速。シンガポールでは全車両に自社
通信システムを搭載へ。
**日本郵便はが物流新会社を設立へ
出荷や在庫の管理から配送までの一括受託狙う。
**IHIの愛知工場が11月に閉鎖へ
採算悪化、国内屈指の造船拠点が45年の歴史に幕。
**東北電力が女川原発1号機廃炉検討
社長が廃炉に言及、耐震強化困難と判断。
<海外モニター>
**NYダウは前日比54.65ドル高
ハイテク牽引で買い戻し。長期金利は3.06%へ低下、2年・10年格差は
22.2BPに縮小。
**米8月コア資本財受注は前月比0.5%減
5か月ぶり減少。貿易摩擦による設備投資意欲低下との観測も。
**米8月中古住宅仮契約住宅販売指数は前月比1.8%低下
2か月連続低下、前年同月比では2.3%低下と8か月連続前年割れ。住宅は
不調継続。
**米SECがテスラのマスクCEOを提訴
株式非公開化で虚偽の投稿、市場を欺いたと判断。
**ユーロ圏9月景況感指数は前月比0.7ポイント低下
貿易戦争や政治的不安定化を背景に失速気味。
**EUが「合意なきブレグジット」対応で協議開始
非公開会合で英国除く各国EU大使が議論。医薬品や航空便など対象か。
**イタリア政府が2019年経済・財政計画で合意
財政赤字比率はGDP比2.4%とEUルール順守へ。トリア財務相の削減目標は
未達。
**中国8月工業部門企業利益は前年同月比9.2%増
4か月連続で伸びが鈍化。 債務は同6.6%増と拡大基調継続。
**ブラジル国営石油会が巨額の罰金支払へ
ペトロブラスが収賄・粉飾会計などの罰金総額8億5300万ドル支払いへ。
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最近のボヤキ トランプリスク再考
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FOMC後に下げたドルや株式は一夜明けて反転、ドル円は113円台に上伸して
株式市場では停滞気味だったハイテク株に買い戻しが入って反発している。新
興国市場でもアルゼンチンがIMF融資枠増額に成功、トルコの大手銀行が外貨
建て資金調達枠を更新し、それぞれ通貨は反発を見せており、年初来大幅に売
り込まれて来た中国株にも見直し買いが入るなど、安定化気配が見えている。
米国の長期金利上昇もパウエル議長の慎重な発言で一服し、リスク資産には落
ち着きが戻ってきたように見える。
だが落ち着かないのがトランプ大統領とその周辺だ。中国には中間選挙への
政治介入だと暴言を吐き、カナダには首脳会談を拒絶すると宣告、日本には大
量の防衛装備品を買わせると意気込んでいる。イランに対して側近は政権転覆
計画を進めていると報じらており、大統領が最高裁判事候補に推すスキャンダ
ル塗れのカバナー氏は公聴会で防戦に追われる一方だ。市場はこうしたトラン
プ暴風雨に慣れっこになってしまった感もあるが、中期的に見れば、米国経済
にとってこれほど有害な大統領も居ないだろう、と思わざるを得ない。唯一の
救いはFRBに関する人事が常識的だったことだけである。
景気循環増幅型政策としての減税や歳出拡大が駄作であることは明白だが、
関税政策もまた愚策であり、中東での対イラン制裁もいずれ原油価格上昇とい
う迷惑な結果をもたらすだろう。中国封じ込めの対中政策は逆に米国孤立化を
招いており、ドル覇権の終わりの始まりを滲ませている。以前も書いたように
中間選挙で共和党が大敗すれば失地回復への焦りで更に暴走する可能性もある。
いまの市場は嵐の前の静けさに過ぎないかもしれない。勿論、実体経済が急激
に落ち込む気配はないのであまり悲観的になる必要はないが、米大統領が引き
起こすテール・リスクは甘く見ない方が賢明なように思われる。
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