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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2018.10.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比307円49銭高
21,000円接近で押し目買いが優勢、年金も買い出動で4日ぶりに反発。上
海株上昇も追い風に。
**韓国最高裁が新日鉄住金に賠償命令
元徴用工訴訟問題で1965年の日韓請求権協定を無視、他社にも波及の可能
性あり、日韓は極度の相互不信段階に。
**金融庁が西武信金に立ち入り検査方針
不動産投資向け融資で業者の書類改竄発覚。審査体制に問題がありと判断。
スルガ銀行の余韻は続く。
**ソニーが2期連続最高益更新見通し
3月期連結営業利益見通しを前期比18%増の8700億円に上方修正。ゲームや
音楽、画像センサーが安定利益源に。
**トヨタと東京海上が自動運転技術高度化で提携
トヨタが事故対応で集積した情報をビッグデータ分析。
**川崎重工が鉄道車両事業撤退を視野に
中間期で赤字転落、再建委員会を設置して事業継続の是非を検討。
**東京海上が再保険の欧州中核子会社売却
東京ミレニアム・リーを英系ルネサンス・リーに約1700億円で譲渡。
**みずほと第一生命が海外インフラ・ファンドを共同運用
運用残高は1000億円を想定、まず第一生命が200億円投資。
**シャープが3月期売上目標未達見通し
中国テレビ販売不振で当初予想から2000億円下方修正。
**JFEスチールが倉敷高炉1基を年末まで休止
設備トラブルで業績下方修正。国内年間粗鋼生産量の1%超に相当。
**9月完全失業率は前月比0.1ポイント低下の2.3%に
有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇の1.64倍と44年8か月ぶりの高水
準だが新規求人数は全主要産業で前年割れ。
<海外モニター>
**NYダウは前日比431.72ドル高
下げ過ぎ感に押し目買いで4日ぶり反発。長期金利は3.12%へ上昇、2年・
10年格差は27BPで横ばい。
**米CB10月消費者信頼感指数は前月比2.6ポイント上昇
137.9と4か月連続上昇、2000年9月以来の高水準に。短期の景況見通しも
2.1ポイント上昇。
**上海総合指数は前日比26.18ポイント高
人民元は対ドル6.9684元と2008年5月以来の安値更新。
**ユーロ圏7-9月期GDPは前期比0.2%増
前四半期から減速し約4年ぶりの小幅な伸びに。イタリアはゼロ成長、ド
イツもゼロ成長見通し。
**ユーロ圏10月景況感指数は前月比1.1ポイント低下
10か月連続低下で1年5か月ぶりの低水準。ECBの金融政策に影響も。
**独10月CPIは前年同月比2.4%上昇
2012年2月以来の高水準に。成長失速の半面で物価上昇加速。
**S&P「合意なきブレグジットで英国は景気後退」
緩やかな景気後退が4-5四半期続くと予想。格付けに影響も。
**スウェーデンで再選挙の可能性
9月総選挙で極右躍進、過半数政党なし状態。第1党社会民主労働党は新
政権断念。
**メキシコ7-9月期実質GDPは前年同期比2.6%増
伸び率は前期と同じ。第2次産業が1.1%増と伸びが縮小。
**アップルが新型「iPad プロ」発売へ
他の機種と結合性向上、アップル製品販売拡充の狙いも。
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最近のボヤキ 黄昏の欧州
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米国と中国の「グレート・ゲーム」の動向を読み切れないまま、市場は不安
定な動きが続きそうだが、欧州もまた政治経済の揺らぎに直面して景気が失速
しかねない情勢になっている。イタリア連立政権とEUとの予算を巡る反目は容
易に収束しそうになく、ドイツはメルケル首相の求心力低下でレイムダック化
も予想される。CDUの党首に反メルケル派が就任すれば、首相職の続行も難しく
なり、シュローダー時代のように総選挙前倒しといった事態に陥る可能性もあ
るだろう。EUの黄昏も近いかもしれない。
ユーロ圏の経済には昨年のような勢いがない。ドラギ総裁は年初の景気鈍化
を一時的と捉える強気の姿勢で金融政策の軌道修正に向かったが、予想通り経
済成長ペースは鈍化を続け、昨日発表された7-9月期GDPや10月の景況感指数は
ともに低迷色が鮮明になっている。いま市場は中国の経済動向に対する懸念を
強めているが、ユーロ圏も例外ではないだろう。そしてEU離脱を巡って迷走中
の英国に対しては、S&Pがリセッション入りの可能性を突き付けている。ユーロ
やポンドは買えない通貨になった。
ドルは勢いを取り戻して対円では113円台を回復し、人民元は対ドル7元目前
まで売り込まれている。米国株にもやや下げ過ぎ感が出ており、昨日は漸く反
発した。米国では鬼門となった長期金利が落ち着いており、中国や欧州のよう
な差し迫った景気失速懸念もないことから、徐々に市場は安定化すると思われ
るが、トランプ大統領の狂気的挙動は「計算できないリスク」なので、油断大
敵である。米国市場でのリスク・ポジションはまだ半減に止めておきたい。む
しろ、過熱感などありもしないのに主体性無く売り込まれた日本株の方が、押
し目買いにはまだマシなように思えている。
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