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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2018.11.30
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比85円58銭高
米国株の大幅高を好感して続伸するも、円高や貿易摩擦懸念で伸び悩み。
**韓国最高裁が三菱重工業にも賠償命令
元徴用工訴訟で同社の上告を棄却、2審判決が確定。無力の韓国政府。
**マクロン大統領が日仏首脳会談要請
ルノー・日産問題で安倍首相との会談を希望、優位性死守の狙い。
**日産ケリー容疑者が金融庁の「お墨付き」主張
金融庁に相談し「役員報酬未記載で問題ないとの回答を得た」と周囲に
説明。またまた金融庁。
**ルノー・日産・三菱自がトップ会談
約1時間の電話会談で方向性確認。思惑はすれ違い。
**武田薬品は100億ドル規模の資産売却検討
シャイアー買収。臨時株主総会で有利子負債削減をアピール。
**積水ハウスと米マリオットが「道の駅」隣接ホテル開業へ
2020年秋からまず5府県で15施設を展開、年間1000室規模で拡大へ。地方
への訪日客需要増を見込む。
**アステラス製薬が米国で白血病治療薬の承認取得
米食品医薬品局(FDA)が経口投与の治療薬「ゾスパタ」を薬事承認。
**NECが照明事業から撤退
LED普及で競争激化、日本みらいキャピタルの新会社に事業譲渡。
**ファミマがブランド統一完了
「サークルKサンクス」は手仕舞い。業界3強体制がより鮮明に。
<海外モニター>
**NYダウは前日比27.59ドル安
米中首脳会談への警戒感から反落。長期金利は3.03%へ低下、2年・10年
格差は22BPに縮小。
**米10月コアPCEデフレータは前年同月比1.8%上昇
伸び率は鈍化。個人消費は前月比0.6%増、個人所得は同0.5%増。
**米10月中古住宅販売成約指数は前月比2.6%低下
1月以来の大幅なマイナスに。モーゲージ金利上昇響く。
**米11月FOMC議事要旨で数人が慎重姿勢
段階的利上げの適切性では全員一致。一部委員は「政策金利が中立水準
付近」にあるとの認識表明。
**トランプ大統領「米露首脳会談は中止」
ウクライナ問題で判断。最終局面に来たロシア疑惑追及も影響。
**ECBがイタリア問題の波及を懸念。
金融安定レビューで他の債務国の借り入れコスト上昇リスクを指摘。米
国景気サイクルや不動産バブルの兆候にも懸念。
**独検察当局がドイツ銀行を家宅捜索
2名の行員がマネロン関与疑惑。
**IMFが一段の世界経済減速見通し
貿易戦争で10月の下方修正時点からさらに景気が鈍化した可能性を指摘。
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最近のボヤキ 金利ガラパゴス
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FOMC議事要旨は、まるで前日のパウエル議長講演原稿のベースであったかの
ような内容であった。数人が指摘した来年に向けての利上げペースの不透明性
は、経済指標から判断すれば当然の演繹であるが、政策金利と長期金利は別物
であることも頭の隅に置いておきたい。巷間、イールドカーブのフラット化乃
至逆転が景気後退入りを誘うとの見方が一般的になっているが、必ずしもそう
ならない可能性もある。天邪鬼の筆者は、長期金利が上昇圧力を受けるシナリ
オにもそれなりの実現確率を与えるつもりでいる。
米国において、それほどインフレ期待が高まっていないのは事実だ。物価に
関しても10月のコアPCEデフレータは8か月ぶりの低水準となり、FRBの目標か
ら一時的とはいえ遠ざかっている。米長期金利は一瞬3%を割り込むなど、金
利に対する警戒感は薄れている。景気減速ムードや株価不安定モードの中で
FRBの「ハト派転換」といった報道が加わり、長期金利上昇を意識する声が一
段と掠れることも有り得よう。だが賃金上昇は恐らく継続するだろうし、来年
の関税引き上げの可能性は高く、財政赤字拡大ペースが徐々に加速することも
覚えておきたい。
そして欧州にも、長期金利上昇要因は微かとはいえ残る。ECBはイタリア財
政不安が他国に飛び火する可能性があると警鐘を鳴らしており、ブレグジット
に関しても英中銀は無秩序な離脱がポンドの暴落を誘ってインフレを呼び込み
利上げを余儀なくされるシナリオを描いている。欧州諸国で長期金利上昇とい
う悪夢の再現は無いとは言えない状況にある。日本に安住していると、金利は
永遠に上がらぬような気になるが、海外は長期金利を動かすマグマに満ちてい
る。飽くまでリスク・シナリオの一つではあるが、金利ガラパゴスになっては
ならない、と自戒を込めて脳裏に焼き付けておこう。
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