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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2019.01.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比108円10銭安
中国経済懸念に冴えない展開。サンバイオ急落で東証マザーズ指数が大幅下
落、余波は東証一部にも。
**丸紅がサウジで海水淡水化事業を受注
総事業費は約600億円でプラント建設と25年間の運営。処理能力は世界最
大規模に。
**伊藤忠がデサントにTOB
3割出資の筆頭株主が仕掛け。敵対的買収に発展する可能性も。
**シャープが二度目の業績下方修正
3月期売上高見通しは従来予想比1900億円下ブレ。営業利益予想も50億円
減。スマホ用液晶パネルやセンサーが不振。
**住信SBIネット銀がフィンテック企業を買収
決済サービスの「ネットムーブ」を約50億円で100%子会社に。
**東京ガスが英国のガス・電力大手と包括提携
LNG調達で協業するセントリカとLNG基地デジタル技術導入などでも連携
を検討。消費者向けサービス共同開発も視野に。
**三重銀行と第三銀行が合併へ
2021年5月に「三十三銀行」発足。第三が三重を吸収、経営効率化。
**ミニ保険市場が拡大
スマホ活用で少額・短期の保険商品販売。保険料収入は2018年度に初の
1000億円規模に。
**全国の百貨店が冬のセール第2弾
消費喚起を目的に昨年続くセール連発。不振の衣料品販売テコ入れ。
**2018年小売業販売額は前年比1.7%増
2年連続増加。原油高で石油製品の価格上昇。大型小売店販売額は横
ばい、コンビニは2.0%増。
<海外モニター>
**NYダウは前日比434.90ドル高
決算やFOMCを好感して大幅上昇。長期金利は2.69%へ低下、2年・10年
格差は18BPに拡大。
**パウエル議長「利上げの根拠が希薄化」
FOMCは利上げを棚上げ、保有資産縮小も調整へ。ハト派ムード満載で株
高・ドル安。
**米1月ADP民間雇用者数は前月比213,000人増
増加幅は前月から鈍化するも全産業で堅調、製造業は約4年ぶりの大幅
な増加。
**米12月中古住宅販売成約指数は前月比2.2%低下
不動産価格や借り入れコストの上昇で3か月連続マイナス。前年同月比
では9.5%低下と2014年初以降で最大のマイナスに。
**WTI期近物が54ドル台に続伸
ヴェネズエラ制裁や在庫伸び悩みで一時2か月ぶりの水準に。
**ユンケル欧州委員長「無秩序な離脱のリスク」
英議会がバックストップ修正案を賛成多数で可決、苛立ちと懸念を表明。
**世銀次期総裁最終候補にマルパス米財務次官
米メディアが「関係者の話」として報道。
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最近のボヤキ FRB保有資産規模の謎
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予想通りFOMCでは利上げ一服感が示され、当面の利上げ派はないとの見方に
加えてFRBの保有資産縮小のペースも鈍化する可能性が示唆され、米国株は大幅
に上昇している。もっとも事前の決算発表で持ち上げられた相場が一段と押し
上げられたという展開であり、FOMCは買い材料というよりも安心材料となった
ように思われる。パウエル議長は昨年末の株価急落に対応して既に方針転換す
る姿勢を示していたことから、FOMC自体は特にサプライズではなかった。とは
いえ、FRBのハト派ムードは常に市場の順風である。
保有資産縮小ペースの軌道修正に関して言えば、自動操縦で縮小と述べてい
た昨年秋とは様変わりだが、これは緩和的というよりもテクニカルな側面が強
いようにも見える。FRBのバランスシート縮小が進む過程で当座預金での資金需
給バランスが崩れ、FF金利が誘導範囲の上限に張り付いてしまって調整が難航
しているという現実問題に直面しているからだ。これは昨年から指摘されてい
た事実であり、緩和ではなくFF金利の政策的正当性を確保する為に為されてき
た議論である。だが市場は「保有資産縮小」という現象のみに焦点を当てると
いうズレが生じている。
つまり昨日の株式市場のFOMCに対するハト派的解釈は、やや過剰ということ
も出来るだろう。パウエル議長が利上げ根拠が少し薄れてきたと述べたのは、
もう利上げをやらないという宣言でもない。個人的には第1四半期の利上げは
ないだろうが第2四半期以降は利上げ観測が再浮上してくると思っている。そ
の過程でパウエル議長は、もう少し丁寧に保有資産の適正規模に関して説明を
求められることになるだろう。いやはや、金利の正常化は難しい。それは過剰
な緩和策のツケでもあるが、米国でこれならば日本はいったいどうなるのだろ
う、と背筋の寒くなる思いである。
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