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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2020.06.30
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比517円04銭安
米国での感染拡大や香港勢を嫌気、大幅反落で22,000円台割れ。
**ソフトバンクグループが6000憶円の株売却益
TモバイルUS株売却で4-6月期に利益計上見通し。
**NTTが再生エネルギーに本格参入
2030年度までに自前の発送電網を整備、顧客に直販。
**トヨタとメガバンクが宇宙開発ベンチャーファンドへ出資
出資額は計82億円。自動運転や電動化など新技術開発にも期待。
**トヨタ5月世界販売台数は前年同月比31.8%減
4月はの46.3%減から改善。中国・北米で予想以上の回復。
**武田薬品は営業利益下ブレ見通し
ノバルティスの「シードラ」欧州販売許可申請撤回で約2億ドルの損失。
**ファミマが店舗商品陳列ロボット導入
ロボット開発ベンチャーと提携、遠隔操作で人手不足緩和。
**コスモ石油がハイオクで虚偽表示
「スーパーマグナム」で虚偽性能を公式HPに記載。景品表示法違反の可
能性も。
**ヤフーが「Yahoo!スコア」を8月31日に終了
昨年7月のサービス開始から1年で中止。プライバシー懸念などで批判が
相次ぐ。
**5月小売販売額は前年同月比12.3%減
大型小売店は13.4%減、コンビニは9.6%減。前月比では2.1%増と下げ止ま
り感も。
<海外モニター>
**NYダウは前日比580.25ドル高
堅調な経済指標を好感、ボーイングも牽引。長期金利は0.63%へ低下、
2年・10年格差は47BPで横ばい。
**米5月仮契約住宅販売指数は前月比44.3%上昇
市場予想を大幅に上回る。住宅ローン金利低下や都市封鎖解除が追い
風に。
**米6月ダラス連銀製造業景況指数も大幅改善
マイナス6.1と警戒感がやや後退。
**米連邦航空局がボーイング「737MAX」試験飛行開始
ボーイング株は14%強上昇。
**中国が「香港国家安全維持法案」を本日可決へ
米中対立深刻化の惧れ。金融センター機能にも影響。
**ユーロ圏6月景況感指数は前月比8.2ポイント上昇
75.7と改善するも予想を下回る。回復ペースはさほど上がらず。
**ECBシュナーベル理事「域内インフレ率はゼロ以下の可能性」
今後数か月でマイナスとなるリスクに言及。金融刺激策を強く擁護。
**ポーランド大統領選は決選投票へ
現職ドゥダ大統領と野党ワルシャワ市長の対決に。
**英石油大手BPが石油化学事業を売却
欧州石化大手イネオスに50億ドルで譲渡。構造転換に弾み。
**米ギリアドが「レムデシビル」の価格設定
標準的治療では5日間で6本投与、患者1人あたり2340ドルに。
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最近のボヤキ あちこちで二極化
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最近、いろいろな市場で二極化が起きていることに気づく。最も鮮明なのは
株式市場のハイテクやバイオなどの上昇組と金融やエネルギーの低迷組の格差
だが、社債市場でも投資適格とジャンクでは回復ペースに明らかに差があり、
ジャンク債の中でもBBクラスとB以下のクラスでは発行ペースに鮮明な差がつい
て、後者におけるリファイナンスが困難になっていることがわかる。下半期は
恐らく少なからぬジャンク債のB・Cクラスが資金繰りに窮して破綻することに
なるだろう。
商業用不動産でも明確な二極化が生まれている。物流やデータセンターなど
ネット社会を反映する不動産は人気が強まる一方で、商業施設やホテルなどは
厳しい逆風を受けており、テレワークの影響でオフィスビルの将来像にも警戒
信号が灯っている。それはリートやCMBSなどの派生市場にも影響を及ぼしてい
る。レバレッジド・ローンにおいても、セクター別に価格下落の幅が異なって
いる。一つのアセット・クラスの中で二極化の進行が続けば、インデックスの
意味も薄れ始めるかもしれない。ETF市場では将来的にさらに細分化が進む可能
性もあろう。
また米国では大企業と中小企業の二極化というマクロな現象も見える。大企
業は政府支援や株主支援、そしてFRBが支える社債市場などを通じて厳しい局面
を乗り越えることが可能だが、中小企業の資金源には限界がある。今回はFRBも
その点を考慮したプログラムを策定しているが、全米に広がる中小企業にまで
幅広く支援が行き届く訳ではない。政府支援の時限性という問題もある。中小
企業の手元流動性では半年も資金流出に耐えることは不可能だ。残念ながら下
半期の中小企業破綻も増えることは不可避だろう。「V字回復予想」はトランプ
政権の大本営発表に過ぎないが、それを信じる株式市場と疲弊する現実世界の
二極化もまだ残ったままである。
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