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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2021.2.26
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前営業日比496円57銭高
米国株大幅高に追随。ワクチン期待やアジア株高も追い風に。
**菅首相が記者会見中止
山田広報官問題で揺れる政権、緩みきった行政。
**長期金利が0.15%へ上昇
2018年10月以来の高水準。米金利上昇が国内市場にも波及。
**米モデルナ「日本へのワクチン供給は計画通り」
6月に4000万回分。2022年に年14億回分まで生産増と表明。
**トヨタ1月世界販売は前年同月比4.6%増
中国での販売好調、過去最高を記録。世界生産も同4%増。
**三菱商事がベトナム石炭火力発電計画から撤退
脱炭素の動きが波及、LNG火力や太陽光発電などにシフト。
**独立系ファンドが船舶CO2削減へ6000億円ファンド設立
アンカー・シップ・パートナーズ。LNG運搬船を購入し海運大手に貸
し出し。水素やアンモニアの運搬船も視野に。
**JALは2022年度新卒採用を縮小
業績回復見込めず、パイロット以外は見送り。
**ファンケルが大阪に物流センター建設
40億円投資、2021年6月稼働。柏市の主力物流施設で35%程度を新拠点
に。全体出荷能力は1.4倍に向上。
**2020年広告費は前年比約11%減
ネット広告費は約6%増と媒体唯一の増加、ECサイト活況を反映。
**2020年コミック推定販売金額は25年ぶり最高額更新
巣ごもり需要と「鬼滅の刃」で前年比23%増。電子が31%増。
**1月全国百貨店売上高は前年同月比29.7%減
16か月連続前年割れ。東京地区は33.8%減。
**1月全国スーパー売上高は前年同月比1.2%増
4か月連続増加。内食需要が牽引、食料品は6.2%増。衣料品は20.1%減。
<海外モニター>
**NYダウは前日比559.85ドル安
金利急上昇で大幅下落。長期金利は1.52%へ上昇、2年・10年格差は136
BPへ拡大。
**米長期金利が一時1.60%台に
地区連銀総裁が相次いで水準は適切と発言、7年債入札不調、ヘッジ取引
加速、ドル買戻しも。
**米1月コア資本財受注は前月比0.5%増
9か月連続プラスを維持、伸び率は鈍化。同出荷は2.1%増。
**米新規失業保険申請件数は前週比111,000件減
73万件と2週連続減少。総受給者数は441万9000人と6週連続減少。
**メキシコ2020年実質GDPは前年比で8.5%減
2年連続マイナス成長。1932年以来の水準に落ち込み。
**NZ政府が中銀に住宅市場配慮を義務付け
政策金利決定時に住宅価格を考慮。加熱抑制を目指す。NZドル急反発。
**米暗号資産交換大手コインベースが上場準備
SECに届け出書提出。2020年売上高は前年比2.3倍。時価総額は1000億ド
ル超の可能性。
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最近のボヤキ 暴れ始めた債券市場
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予想通りというよりも予想以上に米国の長期金利が上昇ペースを加速、昨日
は1.61%まで上昇している。セントルイス連銀、アトランタ連銀、カンサスシ
ティ連銀の総裁らが口を揃えて「長期金利上昇は妥当、景気良好の兆候」とい
った楽観論を示し、金融政策への影響は全くないとの考えを表明している。そ
んな中で実施された7年債入札が順調に消化される筈もなく、応札率は12年ぶ
りの低水準となって中期金利も上昇、5年債利回りは一気に22BPも跳ね上がる
というあまり記憶にない相場展開となっている。
想定以上の金利上昇に株価も軒並み下落しており、ハイテクだけでなく景気
敏感株にまで売りが加速したようだ。債券市場の売りは、ポートフォリオの投
げ売りというよりも、MBS債などの金利ヘッジが相当出たのではないかと思わ
れる。モーゲージの30年固定金利は先般大底を付けて3%を超えてきたことか
ら、MBS特有のコンベクシティ・ヘッジの需要がかなり強まっていたように見
受けられる。いわば金利のガンマ・リスクであり、これは強烈な金利上昇圧力
になるが、一方的な上昇傾向を生むとは限らない。個人的には当面は1.60%が
天井として認識されるような気がしている。
だが春以降の展開は2%を強く意識する局面になる可能性が高い。コロナ以
前の債券市場に目を遣れば、2019年初の長期金利は2.50%であり、2018年半ば
は3%を超えていたのである。米国経済が正常化すれば、2-3%レンジに回帰す
ることは十分に予想される。バイデン流財政政策に異議を唱えるサマーズ氏は
来年にもFRBは利上げを迫られる可能性がある、と警告している。そうした状
況になれば日本の長期金利も相応の上昇圧力を受けるだろう。インフレ問題に
はまだ議論の余地はあろうが、インフレ期待や財政赤字懸念は合理的な議論が
困難な材料だ。識者が理路整然と立ち向かえる相手ではない。
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