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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2021.4.30
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比62円08銭高
決算発表銘柄に買い。米大統領演説やFOMC控え小動き。
**国会がRCEP批准承認
各国で手続き進捗、年末にも発効の見通し。
**トヨタ3月世界販売は前年同月比44.2%増
982,912台と過去最高を更新。中国や北米で売れ行き好調。2020年度世
界販売は前年度比4%減。米インディアナ州工場に約8億ドル投資。
**ソニー3月期純利益は前期比2倍に
初の1兆円台突破で2年ぶりに過去最高更新。ゲームや音楽などエンタメ
事業が牽引。
**JR東日本の新幹線GW期間指定席予約数が増加
緊急非常事態宣言前後に約1万1千席増。国民は政府無視。
**オリエンタルランドが上場来初の赤字決算
3月期の入園者数は前年比73.9%減と過去最低。541億円の赤字。
**スズキがインドでの四輪生産一時停止
感染者急増で酸素不足。工業用酸素が医療用に。
**資生堂がドルチェ&ガッバーナと契約解消へ
収益性重視、香水や化粧品の開発・生産・販売契約を2021年末で終了。
**日産がメキシコ工場の操業一時停止へ
深刻な半導体不足で5月に7日間停止。
**豊田合成が英国2工場での生産終了へ
欧州事業の不振やホンダの英国撤退で生産拠点をチェコに集約。
**三井住友がベトナムのノンバンクに出資
最大手の「FEクレジット」へ最大1500億円。
**三菱航空機が99.6%減資
資本金を1350億円から5億円に。スペースジェット事業に拠る累積損失
の一部を穴埋め。
**3月小売業販売額は前年同月比5.2%増
4か月ぶり増加。コンビニや百貨店が回復。経産省が基調判断上方修正。
**2月電子部品出荷額は前年同月比10%増
6か月連続増加。スマホなど電子機器や自動車など幅広く受注増。
<海外モニター>
**米ダウは反発
水曜は前日比164.55ドル安、木曜は同239.98ドル高。長期金利は1.64%へ
上昇、2年・10年格差は146BPへ拡大。
**米1-3月期実質GDPは前期比年率6.4%増
現金給付や経済再開で個人消費が10.7%増と急回復。
**米新規失業保険申請件数は前週比13,000件減
553,000件でと3週連続減少、昨年3月中旬以降の最低水準更新。
**FOMC議事要旨「インフレは一時的要因で上昇」
パウエル議長の発言は従来通り。景気現状認識は上方修正。
**バイデン大統領が1.8兆ドルの育児・教育支援策を発表
低所得家庭への給付や計4年間の教育無償化など。1.5兆ドルは富裕層増
税で。予想を超える規模に共和党は早速抵抗。
**米NY市は7月1日に経済再開へ
約1年4か月ぶりに経済正常化の見通し。
**独政府が今年のGDP見通しを3.5%増に引き上げ
3.0%から上方修正。製造業や輸出が牽引、個人消費も盛り返しへ。
**独4月消費者物価指数は前年同月比2.1%上昇
3月から伸びが加速。前月比でも0.5%上昇。
**サウジMbS皇太子「アラムコ株1%を売却へ」
世界の大手エネルギー企業と交渉中。他の投資家への売却可能性も示唆。
**11-3月期スマホ出荷台数は前年同期比25.5%増
米IDC調査。2四半期連続増加、ファーウェイは7割減。
**アップル1-3月期売上高は前年同期比54%増
「iPhone 12」シリーズが牽引、最終黒字は2.1倍に。
**アマゾン1-3月期売上高は前年同期比44%増
ネット通販事業拡大で最終利益は3.2倍で最高更新。
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最近のボヤキ 異次元の金融政策
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バイデン大統領が第三弾の経済対策「アメリカン・ファミリーズ・プラン」
を発表、育児や教育などの支援に予想を上回る1.8兆ドルを支出する案となっ
ている。10年間の計画で、1.5兆ドルを富裕層に対する増税で賄うシナリオで
ある。増税内容は既に報じられている通り最高税率の引き上げや富裕層へのキ
ャピタルゲイン課税が主軸であり、早速共和党は反対を表明しているが、民主
党内にも「規模が過大」と批判する上院議員がおり、共和党との交渉だけでな
く党内調整も不可避の情勢だ。
大統領就任100日目という節目に公約の目玉を公表出来たのは、ワクチン政
策が予想以上に上手くいった成果であろうが、三つの財政施策の合計額が6兆
ドルというのもやり過ぎ感が否めない。高い支持率を維持している大統領は、
今こそルーズベルト時代以来の大変革に取り組むべきだ、と主張しているが、
景況感が想定以上に回復している時期にそこまでやる必要があるのか、とい
った声が浮上するのは避けられまい。その支出規模や財源のあり方を巡って
「今後の100日間」を同大統領がどう乗り切るのか注目されよう。
こうした拡張的な「巨大な政府構想」の下で、FRBはひたすら緩和の維持路
線を突っ走っている。FOMC声明やパウエル議長の記者会見でも、インフレは
依然として「ノーマーク」とされており、軌道修正など頭にない、の一点張
りだ。その一途な姿勢に「五輪中止など有り得ない」といったリスク管理の
欠落したどこかの政府にも似た懸念を抱き始めている。筆者らは、常に最悪
の事態を想定したポジション操作を行うように訓練されてきた。いま各国の
金融政策は、リスクなど存在しないまさに「異次元の緩和世界」へと遊離し
始めているようにも思われる。
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