======================================================================
デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2021.06.30
======================================================================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本日のフィナンシャル・モニター
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内モニター>
**日経平均は前日比235円41銭安
ダウ下落を嫌気、デルタ株拡大にも警戒感。
**3月期決算上場企業の628社が株主総会
ピークは全体の27.3%と1993年以来の低水準に。
**電通が港区本社ビルを売却へ
売却額は3000億円規模、12月期連結決算で約890億円の譲渡益計上。売却
後はリースバック。
**トヨタ5月世界生産台数は前年同月比83%増
前年の反動で大幅増、2019年5月の水準には未達。海外生産は93%増、米国
では約5倍に。国内生産は64%増。世界販売は45%増。
**富士フイルムがバイオ医薬品に900億円投資
開発製造受託拠点を増強。米国でワクチン原薬生産能力を倍増、英国では
遺伝子治療原薬生産能力を向上。
**三菱電機が鉄道車両用空調設備でデータ偽装
出荷の際に架空のデータを使用。30年以上継続の疑いも。
**ANAが2021年度夏冬ボーナス見送り
労働組合と合意、1962年以降で初。支出抑制継続。
**ANA傘下のLCCピーチが債務超過に
3月期は295億円の最終赤字。3年連続赤字で216億円の債務超過。
**グルメ杵屋がネット通信販売事業に参入
食品販売ウェブサイト立ち上げ、まずスイーツ販売。70店舗閉鎖で通販
事業に望み。
**5月小売業販売額は前年同月比8.2%増
昨年の反動で3か月連続増加、2019年比では5.3%減。
**5月完全失業率前月比0.2ポイント悪化
3.0%へ上昇、3%台は5か月ぶり。有効求人倍率は1.09倍で横ばい。
**英IISS報告書「日本のサイバー能力は最低グループ」
3段階で最も低い「第3グループ」に位置づけ。第1グループの米国、第2
グループの英国、中国、ロシアなどよりも下。
<海外モニター>
**米ダウは前日比9.05ドル高
小動き。長期金利は1.48%で横ばい、2年・10年格差は122BPで不変。
**米6月CB消費者信頼感指数は前月比7.3ポイント上昇
127.3と1年3か月ぶり高水準。「現在」「短期」ともに大幅上昇。
**米4月20都市住宅価格指数が前年同月比14.9%上昇
S&Pコアロジック・ケース・シラー指数。2005年12月以来の伸び率に。
**中国でインフラ投資対象のREI市場が始動
9本が同時上場、時価総額は計約5550億円に。将来性大との期待感。
**ユーロ圏6月景況感指数は21年ぶり高水準
117.9と5か月連続上昇、サービス業が牽引。
**JPモルガンがESGフィンテック企業買収
オープンインベンスト。社会貢献の商品やサービスを拡充。
**UBSが大半の従業員にハイブリッド勤務許可へ
リモートワークと出社を組み合わせ。欧州勢と米銀勢の差が鮮明に。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最近のボヤキ 米国長期金利予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
市場は週末の米国雇用統計を前に様子見ムードが強まっている。同国の労働
市場に関しては、予想ほど雇用が伸びないとの見方と着実に改善しているとの
見方が交錯する中で、緩みに関してもまだ失業者が多いとの指摘もあればミス
マッチで意外に逼迫しているという観測もある。どうも焦点が定まらない印象
であり、コンセンサスの出来にくい物価動向とともに金融政策の不透明感を強
めている。金曜の数字や解釈如何でテーパリング観測もまた変化するかもしれ
ない。
筆者は下半期もインフレ率上昇・長期金利上昇のイメージを維持したままだ
が、市場には景気鈍化で長期金利低下という正反対の予想も浮上しており、一
部には長期金利が1%近くまで低下するといった予想を公表している金融機関も
ある。コロナ感染再拡大、財政支援打ち切り、インフラ投資の大幅縮小、中東
地政学の揺らぎなどの要因に加え、FRBの早期軌道修正見通しから消費が鈍化す
るといった要素も挙げて、インフレ期待が急速に萎むという相場観である。か
なり極端なシナリオだが、勿論その確率はゼロではない。
とはいえ、これもリスク・シナリオの域を出ないように思われる。米国経済
の腰は強く、消費者のインフレ期待というのも相当にいい加減な数字であり、
需要予測にはあまり役に立たないだろう。財政効果の低減は事実であろうが、
昨年来の超大型支出の余韻はまだ続くと見るのが妥当なのではないか。サプラ
イサイドの制約もまだ続く。サマーズ氏の言うような5%近いインフレになる
かどうかは不明だが、恐らく4%前後のコアPCEが1年近く続く可能性はあるだ
ろう。従って、世界的な長期金利上昇のシナリオもまだ変更する必要はないと
考えている。
=====================================================================
【MAFS Daily Magazine】
---------------------------------------------------------------------
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
デイリー・マネタリー・アフェアーズの所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!