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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2024.07.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前週日比57円32銭高
半導体関連に買い、引けにかけて反発。海外市場では利上げ観測で反落。
**日経報道「日銀が利上げ検討」
量的引き締めと同時に政策金利0.25%引き上げも。さて。
**三村新財務官「円安のデメリット目立つ」
ブルームバーグ取材で輸入物価に懸念。
**トヨタグループ上半期世界販売台数は5年連続首位
516万2442台でVWの434万8千台を上回る。前年同期比は4.7%減、認証不正による
生産停止や中国での価格競争激化などが響き2年ぶり減少。
**オリエンタルランド4-6月期純利益は前年同期比11%減
新エリア開業で入園者数は伸びるも人件費や減価償却費などが重荷に。
**新NISAは半年で購入額7.5兆円超
主要ネット証券5社集計で旧NISA時代実績の4倍に相当。日本個別株には4割流入。
**6月有効求人倍率前月比0.01ポイント低下
1.23倍と3カ月連続低下。コスト増で求人手控えの動き。完全失業率は2.5%で前月
比0.1ポイント低下、5か月ぶり改善。
<海外モニター>
**米ダウは前日比203.40ドル高
ナスダックは下落とまちまち。長期金利は4.14%へ低下、2年・10年マイナス格差は23BP
で横ばい。
**米7月CB消費者信頼感指数は前月比2.5ポイント上昇
100.3と大幅改善、期待指数は1月以来の高水準、現況指数は約3年ぶり低水準。インフレ
期待は横ばい。
**米6月求人件数はは前月比46,000件減
818万4000件と予想を上回る。製造業や建設業は減少、飲食・宿泊や物流は増加と
まちまち。解雇件数は前月比175,000件減。離職率は2.1%で不変。
**米5月住宅価格指数は前年同月比5.7%上昇
伸び率は鈍化、2023年7月以来最小に。高金利で需要抑制、前月比は横ばい。
**ユーロ圏4-6月期実質GDPは前期比0.3%増
年率換算は1.0%増と2四半期連続プラス。ドイツは0.1%減と2四半期ぶりにマイナス成長。
フランスは0.3%増、イタリアは0.2%増。
**メキシコ4-6月実質GDPは前年同期比1.1%増
伸び率は鈍化。
**マイクロソフト4-6月期は6四半期連続増収増益
売上高は前年同期比15%増、純利益は10%増。生成AIクラウド事業の成長は鈍化、株価は
大幅下落。
**テスラが185万台リコール
意図せずボンネットが開く不具合。
<地政学モニター>
**イスラエルがレバノン首都を攻撃
ネタニヤフ首相がヒズボラへ報復明言、ベイルート攻撃。米国は自制要請。
**米国が中国・香港5人・7社に追加制裁
イランの武器製造を支援と判断。
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現代金融の遠近法 日銀利上げとドル円
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日経新聞の金融政策リークにはいつも不快感が伴う。今回もまた「利上げ検討」報道で、永田町
からの情報漏れを報道したのではないかと思われる。筆者を含めて市場には利上げは秋以降との見
方が多かったように見えるが、結局は永田町からの圧力で円安阻止の為の利上げを押し切られるこ
とになるのかもしれない。米国でもトランプ氏が利下げ圧力を掛け続けているが、同氏は政権外の
人物である。一方で事実上の利上げ要求発言を行った河野氏や茂木氏は政治の中心軸に坐する政治
家である。岸田首相にも異例の円安言及があった。その圧力に抗する力は本石町にはない。市場と
の十分な対話無きまま本日利上げ実施となれば、政治的な「円安阻止判断」と勘繰られても仕方が
あるまい。
利上げは兎も角、個人的な意見ではあるが、やはりドル円160円台はオーバーシュートであった
ように思われる。155円を過ぎてからの円安は明確な投機主導であり、これが巻き返されつつある
状況では、先般も書いたようにいずれ150円台割れを目撃することになるような気がしている。そ
の後は米国金利次第であるが、今回はそれほど利下げ幅が大きくない可能性に鑑みれば、145円あ
たりでボトムアウト、といったイメージも浮かぶ。為替の予想ほど当たらぬものは無いが、取り敢
えずの相場観としては、ドル円のレンジは「145-155円」あたりを想定している。ただそれも大統
領選までの話であって、その結果次第ではまたシナリオの想定は変わってくるだろう。
さてその米国金利の行方であるが、秋以降に利下げが始まるとして、FRBはどこまでFF金利を
引き下げるつもりなのか、全く分からない状況である。今はとにかく利下げ判断に足るデータを
求める作業で手一杯のようだ。パウエル議長は雇用市場への懸念を強めているが、今一つ説得力
がない。NY連銀のウィリアムズ総裁は中立金利の水準は変わっていないとの主張を続け、金利に
は大幅な低下余地があることを示唆しているが、これまた納得感が乏しい。ここ数年、市場は金
利低下を読み続けてきたが、結果的には5.25-5.50%という高金利が1年以上も続き、未だに潜在
成長率を上回る成長を続けていることの意味を、もう少し考えても良さそうな気がしている。
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