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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2026.02.27
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比170円27銭高
米国株高、利上げ観測後退、円安で一時初の59,000円台に。過熱感
意識され上げ幅縮小。
**高田審議委員「物価が予想以上に上振れするリスクも」
中長期インフレ期待上昇に言及、日銀のハト派傾斜に牽制球。
**財務省「3年後に国債費10兆円増」
後年度影響試算、金利上昇で41.3兆円に大幅増。利払い費は26年度
の13.0兆円から29年度は21.6兆円に。
**JBIC林総裁「対米投資第1弾への融資は未決定」
融資可能たがまだ作業が必要、リスクだらけとの認識表明。
**三菱地所が電通銀座ビル取得
1月30日付で取得、高級ホテルの開発検討。
**東京ガスが対米投融資計画参加検討
ガス火力に関心。
**楽天が事業再編協議開始を発表
傘下の楽天銀行やクレジットカード、証券業など金融子会社対象に。
**INPEXがインドネシア事業開発で環境承認取得
子会社を通じオペレーターの役割を担う。
**2025年出生数は705,809人
厚労省発表。10年連続で過去最少、少子化に歯止め掛からず。東京
は9年ぶりに増加。
<海外モニター>
**S&P500は前日比37.27ポイント安
Nvidia好決算も追い風とならず。長期金利は4.02%へ低下、2年・10年
利回り格差は57BPへ縮小。
**米新規失業保険申請件数は前週比4000件増
212,00件と予想を下回る。継続受給者数は183万3000人に減少。
**米30年物住宅固定ローン金利が6%割れ
フレディマックのデータで平均5.98%と2022年9月以来の低水準に。
**イタリア7-12月輸出額が日本を上回る
半期ベースで初。需要安定の高級アパレルや食品で出荷増。
**メキシコへの直接投資は4年連続過去最高更新
2025年通年で前年比10.8%増、初の400億ドル超え。関税圧力を受け
ながらも高水準を維持。全体の4割弱は米国企業。
**ECBが外貨準備で円保有増
2025年財務状況発表。円建て資産が前年比36%増、ドル離れ。
**ノルウェーSWFがポートフォリオ管理にAI活用
メディアや外部データ提供会社が見落としていたリスクを検知。潜
在的な損失を回避。
**2026年スマホ市場は前年比13%減見通し
IDC出荷台数予測は約11億台、メモリー半導体不足。
**アンソロピックが新興企業買収
バーセプトのノウハウ取得、「クロード」がコンピューター操作
する技術を開発。
**ステランティス2025年通期損益は223億6800万ユーロ赤字
世界的なEV販売軟調で巨額損失計上。
<地政学モニター>
**米・イランが3回目の協議開催
進展あるも合意に至らず、対話は来週も継続。米国は軍事態勢を
強化。
**中国が軍出身9人の全人代代表資格剥奪
常務委員会が解任、習主席の軍粛正拡大。
**イスラエルとインドが防衛関係を強化へ
テロ対策や安全保障分野で連携、経済協力も視野に。
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現代金融の遠近法 AI雑感
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先日発表されたNvidiaの11-1月期決算は飛ぶ鳥を射落とすような好業績で
あったが、それでも株価は下落し、米国株市場は昨年のようなイケイケ・ム
ードには程遠い地合いに転じている。AI関連投資への過剰投資懸念は根強い
ようだ。何といっても大手4社の今年の投資計画総額は6,600億ドル、円換算
で100兆円越えという水準は、日本の国家予算並みである。借金大国の日本は
国債で賄いながらなんとか帳尻を合わせているが、米ハイパー・スケーラー
も自己資金では足りなくなってきたようで、どことなく共通点を感じたりも
する。
無論、AIの潜在性と日本の潜在成長力を同じ土俵で比べる訳にはいかない
が、AIの無限の可能性はリスクと裏腹であり、いま巷間話題になっているよ
うなAI脅威説も強ち空想小説とは言い切れないし、生産性向上にも自ずと限
界があるやもしれぬ。AI音痴の筆者には何が正しいのか想像する力もないが、
いまの米国株市場を見ていると、いつもの「過大評価と過小評価の往来」が
今回も起きているように思われる。AIの将来像を巡る論争は尽きないだろう。
暫くはボラティリティの高い相場が続く、と割り切って眺めるしかなさそう
だ。
さてAIではすっかり米国と中国に置いて行かれた日本では、政治の焦点は
消費税減税や給付付き税額控除を議論する「国民会議」という「新しい国会
もどき」に充てられている。これも何だか正統性のあるようでなさそうなト
ランプ大統領の「平和評議会」の二番煎じみたいに聞こえる。視野狭窄気味
の日本は急変する地政学やAI革命に果たして対応できるのか、という疑念は
消えないままだ。メディアも経済学者も大局観を忘れたかのように、重箱の
隅を突く視点に囚われてしまっている。米国ではAIと雇用の関係と金融政策
の関連についてFRBの面々が様々なコメントを発し始めている。そんな議論に
おいても、日本は周回遅れになってしまうのだろうか。
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