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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2026.04.30
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**東京市場は休場
原油高やFRBのタカ派姿勢背景にドル円は約3週間ぶり160円台に。
**連合会長が労働時間規制緩和に苦言
メーデー中央大会で高市発言を批判。
**国交省が6月から軽タクシー解禁
女性運転手起用で交通空白の解消狙う。
**信越化学が通期業績予想を保留
ナフサ由来製品の供給制約で通期業績を合理的に予測することは
困難だと表明。
**三菱自動車がHV国内生産・販売へ
2028年から。PHV集中策を転換。
**香港系PAGが2兆円規模の対日投資へ
不動産やプライベートエクイティー中心に新規投資。
<海外モニター>
**S&P500は前日比2.85ポイント安
原油高・利下げ観測後退で小幅続落。長期金利は4.43%へ上昇、2年・
10年利回り格差は48BPへ縮小。
**WTIは108ドル台に上昇
ホルムズ海峡封鎖長期化懸念でブレントは118ドル台に、
**FRBは3会合連続で金利据え置き
イラン情勢注視、将来的な緩和バイアス表記には3名が反対。パウエ
ル議長は当面理事残留方針。
**米3月コア資本財受注は前月比3.3%増
予想を上回る大幅増、AI投資が牽引。出荷も同1.2%増と好調維持。
**米3月住宅着工件数は前月比10.8%増
年率換算150万2000戸と1年3か月ぶり高水準。
**米3月モノ貿易赤字は前月比5.3%増
879億ドルと予想以上に拡大。自動車輸入が11.0%急増。
**米上院銀行委員会がウォーシュ氏人事承認
本会議を経て5月FRB新議長に就任へ。
**中国が5月からエネルギー輸出再開へ
ジェット燃料、ガソリン、ディーゼルなど。世界的燃料不足を大幅緩
和する可能性。
**カナダ中銀は4会合連続金利据え置き
イラン情勢の影響見極め、政策金利は2.25%で現状維持。
**独4月消費者物価指数は前年同月比2.9%上昇
エネルギー高で伸びは0.1ポイント加速。コア指数は2.3%上昇と0.2ポ
イント鈍化。
**EU「メタは13歳未満のSNS利用防止できず」
デジタルサービス法違反にあたるとの暫定的見解。
**ADBがアジア新興国成長見通し引き下げ
中東情勢悪化で2026年予想を5.1%から4.7%に下方修正。
**アマゾン1-3月期純利益は前年同期比77%増
AI普及でクラウド部門の利益拡大、予想を上回る好決算。
**アルファベット1-3月期純利益は前年同期比81%増
売上高は22%増と増収増益、クラウド事業が63%増収。
***マイクロソフト1-3月期純利益は前年同期比23増
売上高は18%増。業務ソフトにアンソロピックが浸食、苦戦。
**メタが通期AI設備投資予測引き上げ
1250億-1450億ドルと巨額投資継続、25年比ではほぼ倍増。株価下落。
**ウーバーがホテル予約に参入
エクスペディアと提携、日本でも展開予定。
<地政学モニター>
**トランプ大統領「イラン封鎖長期化に備え」
核問題先送りを拒否、側近に経済的圧力強化を指示、とWSJ報道。
**米国防総省「対イラン戦費は250億ドル」
初の包括試算、今後も拡大へ。
**ロシアが大規模火災で非常事態宣言
ウクライナが黒海沿岸石油拠点に無人機攻撃。石油製品流出で環境被
害のリスクも。
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現代金融の遠近法 5月は波乱相場も
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FRBは予想通り政策金利誘導レンジを現状維持としたが、3名の地区連銀総
裁が利下げ再開を巡る文言に反対、ミラン理事は相変わらずの利下げ主張で
合計四名が草案に反対するという分裂症状を呈する結果となった。中東情勢
を巡るインフレは一時的なのか、2021年の物価動向を巡って致命的に判断を
誤ったFRBの苦い経験を踏まえれば、クリーブランド連銀ハマック総裁、ミ
ネアポリス連銀カシュカリ総裁、ダラス連銀ローガン総裁が緩和バイアスに
対して反論したのも頷けよう。現時点で利上げの緊急性は無いが、利下げに
言及するのも不適切だろう。
FRB議長人事は、米司法省がパウエル議長への刑事訴訟を取り下げたことで
人事案反対のティリス上院議員が賛成に転じ、銀行委員会を通過して本会議
での採決が可能になり、急展開することになった。これで議長のバトンタッ
チに道筋が見え、次回FOMCはウォーシュ新議長が手綱を握ることになりそう
だ。FRBは当面現状維持する他に選択肢は無さそうだが、利下げを迫るトラン
プ大統領に新議長がどんなメッセージを伝えることになるのか、世界中が注
目することだろう。パウエル議長の理事残留宣言も、政権寄りの理事送り込
みを阻止する戦術だと思われる。FRBの独立性を巡る緊張感はまだ続きそうな
気配である。
日銀、FRBに続いてECBや英中銀も政策金利据え置きが濃厚だが、金融政策
を悩ませている米国とイランのホルムズ海峡を巡る睨み合いは解消される見
込みが立たず、ブレントは一時2月末以降で最高値となる120ドル台を突破し、
WTIも108ドル台へと上伸した。戦況と同時に現物の需給逼迫も意識されつつ
あり、エネルギー不足は今後さらに本格化する可能性が高い。AI投資と業績
期待で反騰してきた米国株も耐久力が試されることになろう。注目の米長期
金利は遂に4.5%台を目指して動き始め、ドル円もあっさりと160円台に乗せた。
5月は一気に波乱相場へと変質することも予想されよう。
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