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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2011.08.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**東京高裁が日債銀元会長らに逆転無罪
粉飾決算事件差し戻し審判決。「違法な損失隠しとはいえない」と判断。
**民主党幹事長に輿石氏が内定
前原氏は政調会長。官房長官は岡田氏で調整。
**政投銀が七十七銀と被災企業支援基金設立
50億円で被災企業の資本増強に。
**伊藤忠がレナウン筆頭株主企業に30%出資
2億ドル出資で中国山東如意科技集団の第2株主に。
**ANZはあおぞら銀行株50%取得交渉
サーベラスから買い取りで調整中。
**債権団が東京スター銀を売却へ
ローンスターなどが野村証券をアドバイザーに。
**自見金融相「竹中氏に道義的責任」
振興銀の第三者委員会検証で民事上の責任ありと言明。
**GPIFの4-6月期運用利回りは0.21%
内外株式のマイナスを国内債券のプラスで埋める綱渡り。
**7月乗用車8社の国内生産減少幅が縮小
前年同月比9.4%減の750,056台。減少率が漸く一桁に。
**7月PC出荷台数が2か月ぶり増加
前年同月比26.5%増。節電型ノートパソコンが好調。
**7月消費支出は前年同月比2.1%減
総務省家計調査。5か月連続前年割れだがやや下げ止まり気配も。
**7月失業率は4.7%へ悪化
被災3県除く調査。有効求人倍率は0.64倍で前月比0.01ポイント回復。
<海外モニタ
**9月にG20緊急開催へ
IMF・世銀総会に合わせて開催。欧米政府債務問題を協議。
**8月FOMC議事録は一連の景気支援策検討
政策金利見通しを失業水準に結びつける異例の措置も検討。
**8米CB消費者信頼感指数は44.5へ急低下
2年超ぶりの低水準。格下げや株価急落の影響大。
**6月Case-Shiller住宅指数は前月比0.1%低下
主要20都市。低迷継続。
**FDICがBoAとの和解拒否
USバンコープも新たなモーゲージ訴訟。BoAの訴訟コストは更に拡大も。
**インド4-6月期実質GDP伸び率は7.7%
金融引き締めで前期より僅かながらペース減速。
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最近のボヤキ 高まる追加緩和の可能性
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FOMC議事録で明らかになったのは、低金利政策の「フォワードガイダンス」
の他に、長期債追加買い入れ(QE3)、保有国債長期化、準備預金利息低減な
どが検討されたことであった。さらにFF金利見通しを失業率やインフレに連動
させるといった奇策も検討されたという。結果的に、更に協議を重ねる為に9月
のFOMCを2日間に延長することで合意している。明確に浮かび上がるのは、FRB
が景気減速をもはや一時的とは見ていないことだ。
バーナンキ議長は先般の演説で財政政策の必要性を強調したが、FOMC議事録
では財政への期待が殆ど持てないことを前提として協議している雰囲気が読み
取れる。そして何もしないという選択肢は捨てられている。9月のFOMCもかなり
の激論が予想されるが、8月に反対票を投じたミネアポリス連銀のコチャラコタ
総裁が昨日は事実上の反対撤回発言を行っており、追加緩和導入の可能性は高
まったように見える。年末年始を待たずして「QE3」が発動されるシナリオは想
定しておくべきかもしれない。
米国格下げや景気後退懸念そして株価の下落を受けて個人の消費ムードが悪
化している中で、FRBは孤軍奮闘を強いられている。消費回復シナリオで在庫の
積み増しを図ってきた企業の計算が狂う可能性もあり、悪循環に陥るリスクは
小さくない。それを最小限に食い止める為の追加緩和となれば、昨年のデフレ
阻止としての「QE2」とは違った説明になる。毎年のように狙いが変わるようで
は、量的緩和という政策が墓穴を掘る可能性もある。金融政策への過剰依存が
金融政策を壊すとなれば、まさに本末転倒と言わないではいられない。
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