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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2013.05.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均が737円43銭安
乱気流は収まらず今年2番目の下げ幅。ドル円100円割れリスクに怯える市
場。10年国債は0.90%を挟んだ動きに終始。
**黒田総裁が長期金利変動に懸念
参院財政金融委員会でついボヤキ。自業自得。
**7月電気ガス料金また値上げ
燃料費調整制度で4か月連続上昇。
**パナソニックが5000人規模の人員削減へ
自動車部品や情報通信機器、産業インフラなどの分野。
**トヨタが中国でHV向け電池生産合弁設立へ
ニッケル水素電池。中国市場投入のハイブリッド車に搭載予定。
**ドコモがJTBと提携し旅行業参入
共同開発の旅行商品をネット通販。
**KDDIがまたLTE通信障害
29日に続き東京や神奈川、山梨の一部で。 基地局制御装置の故障が原因。
**東電が6000億円規模の追加援助申請へ
想定以上に膨らむ賠償額。累計は4兆円近くに。
**トヨタ4月国内生産実績は前年同月比1.4%減
8か月連続減少。輸出は1.5%減だが国内販売は7.1%増と5か月ぶり増加。海
外生産は10.7%増で4月の過去最高水準に。
**ホンダ4月国内生産は前年同月比34.5%減
5か月連続減。輸出は47.4%減、国内販売は12.6%減。海外生産は12.6%増
とこちらも4月の過去最高を記録。
**政府が成長戦略に「原発活用」盛り込む方針
再稼働への準備体制着々と。
<海外モニター>
**NYダウは前日比21.73ドル高
低迷示す経済指標に緩和縮小観測の後退。ユーロ・ドルは1.30台回復で3週間
ぶりの水準に。
**米第1四半期GDP伸び率は2.4%へ下方修正
2.5%から僅かに修正。個人消費は順調、政府支出が低迷。
**米新規失業保険申請件数は前週比10,000件増
354,000件と予想を上回る。雇用改善期待に冷水。
**米4月住宅販売保留指数は前月比0.3%上昇
NAR発表。3年ぶり高水準だが市場予想は下回る。販売物件不足。
**中国がTPP交渉参加の可能性検討へ
同国商務省が方針表明。「中国外し」への焦りとも。
**ブラジルが2会合連続の0.5%利上げ
景気低迷でもインフレ抑制を優先。
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最近のボヤキ 増幅する市場変動率
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長期金利の居所が不確定で毎日のように株価が揺らぐ。ドル円もどこで均衡
しそうなのか解らない。現政策に肯定的な人は、大変化が起こるプロセスには
こうした乱流は付き物だというが、市場経済で生きる人々にとって、足許が揺
らぐことほど不安なものは無い。市場経験など全くない老学者が「心配ない」
などと仰せられても聞く耳を持つ人は減る一方であろう。いずれ落ち着くとは
思うが、その間に失われるコストのことも考えるべきだ。
米国もQE3の縮小観測が浮上したり後退したりと忙しい毎日で、こちらも市場
がそれなりに変動しているが、ボラティリティは日本ほどではない。流石に市
場経済の成熟度が違うということかもしれないが、逆に言えば米国流の処方箋
を体質の違う日本に適用することの危うさを、最近の市場は示していると読む
ことも出来よう。FT紙は日本に関して「デフレやゼロ金利よりも危ういことは
有り得る」と意味深なコメントを掲載している。もっとも米国市場も、安泰と
いうには程遠い。
昨日の米国のGDP改定値や新規失業保険申請件数などでバーナンキ議長の心中
に変化が起きるとは思えない。既に議長の心理状態は、自分が退職するまでに
大まかなQE修正の筋道をつけておきたい、ということだろうと推察する。その
意味では、議長はハト派ではなく中立派だと見ておいて良いかもしれない。6月
のFOMC以降では地均し発言が増える可能性もある。だが一方で生産や雇用ペー
スが一段と鈍化するシナリオは否定出来ない。PIMCOのグロス氏は議長が経済コ
ントロール力を失いかけている、と警告している。米国もまた変動率上昇の局
面に近付いてきた、とも言えそうだ。======================================================================
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