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●特集
「司法判断に対する疑義」
医療訴訟における、司法判断に重大な疑念を抱く事例について
順天堂大学大学院 医学研究科(博士課程)病院管理学講座 こはら眼科 峰村 健司
「特集関連事例」
・帝王切開後、患者が低酸素脳症になったのは、敗血症に対して適切な抗生物質を投与しなかった注意義務違反等によるものとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成21年9月25日判決 事件番号:平成15年(ネ)第5683号、平成 18年(ネ)第 2916号
・精神科病院入院患者が吐物を誤嚥して死亡したのは、腸管穿孔を看過し病状の観察を怠ったなどの過失があったためとして損害賠償を求めた事例 仙台高裁:平成19年12月21日判決 事件番号:平成19年(ネ)第151号
・品胎で一児が子宮内死亡した際、待機的管理をすべきところ帝王切開した結果、新生児の一児に重篤な障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 高松地裁:平成27年4月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第419号
●「指標事例 3選」
・慢性閉塞性肺疾患の入院患者に対して動脈血酸素飽和度の把握をせず、酸素投与量を減量して死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年11月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第5763号
・新生児への消化器外科手術の最中に麻酔導入剤を過剰投与したことにより、自閉スペクトラム症などを発症したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年11月29日判決 事件番号:平成24年(ワ)第73号
・交通事故で受傷した患者に対し肺動脈血栓塞栓症の予防・治療義務違反等により、患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京高等裁判所:平成29年12月14日判決 事件番号:平成28年(ネ)第4454号
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医療判例解説の内容
- 出版社:医事法令社
- 発行間隔:隔月刊
- 発売日:毎偶月15日
- サイズ:B5
「もし、同じ状況に直面した場合、医療従事者は、如何に対応することで過誤を防ぐことができるか?」
今や、医療関係者は、法律を知らなくては業務に従事できないといっても過言ではありません。そして、医事法学は、各臨床分野における実践で培われるため、医療従事者が過去の裁判事例を知り、どの様な対応のもとで過誤と判断されるか、また、如何にして過誤を回避できるかなど、裁判の傾向を認知することは、もはや必要不可欠なものとなっています。本誌は、主に医療従事者にむけて、過去に裁判となった具体例を判りやすく解説し、そのため難解な法律用語はすべて排除し、また、全事例について、その臨床分野に精通された専門医のコメントを掲載し、裁判所の判断について、忌憚のない評釈も付記しています
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