医療判例解説 発売日・バックナンバー

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●「指標事例 6選」
・産婦人科部長が自殺に至ったのは勤務先病院の過重業務によるとの主張につき、控訴審では業務従事による心理的負荷は「強」と認め、損害額を認容した 大阪高裁:令和7年12月24日判決

・不必要な肺切除術を受けて後遺障害が残ったのは医師らが誤った確定診断をしたためとの主張につき、肺がんの確定診断に過失はないと棄却した 福岡高裁:令和8年2月17日判決

・低意識レベルで救急搬送された患者が死亡したのは全身管理を継続すべき義務等に違反したからとの主張につき、結果との因果関係を認め慰謝料を認めた 大阪地裁:令和7年11月4日判決

・ストリッピング術後にCRPSを発症し後遺障害等級は9級との主張につき、CRPSの発症は無く12級に該当するとして損害額を認容した 名古屋地裁:令和7年11月14日判決

・術後に視力低下等が残ったのは眼内レンズの選択が不適切で再手術を余儀なくされたから等との主張につき、請求はいずれも理由がないとして棄却した 名古屋地裁:令和8年1月16日判決

・歯周組織再生療法後に抜歯となったのは、膿瘍切開術等を速やかに実施しなかったからとの主張につき、説明義務違反から自己決定権の侵害が認められた 大阪地裁:令和7年7月22日判決

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●「さいたま医療訴訟連絡協議会・令和7年度パネルディスカッション」
― 病院の安全管理責任 ―

●「指標事例 6選」
・妊娠高血圧症候群妊婦の出生児に脳性麻痺が残ったのは、帝王切開を実施する注意義務違反等があったからとの主張につき、請求は理由がないとして棄却した 大阪地裁:令和7年10月22日判決

・中絶や染色体異常を知った上で出生に備える機会を喪失したのは、説明義務違反よるものとの主張につき、請求は理由がないとして棄却した 大阪地裁:令和7年5月9日判決

・救急受診から帰宅後、患者が死亡したのは急性大動脈解離を疑って検査をしなかったためとの主張につき、胸部CT検査を実施すべき注意義務違反を認めた 大阪地裁:令和7年9月26日判決

・急性喉頭蓋炎疑いの患者が気道閉塞から低酸素脳症となったのは気道確保が遅れたためとの主張につき、請求はいずれも理由がないとして棄却した 名古屋地裁:令和7年4月25日判決

・手術後に新型コロナ感染症から死亡に至ったのは、PCR検査や手術実施等に注意義務違反があったからとの主張につき、請求は理由がないとして棄却した 大阪地裁:令和7年10月29日判決

・抜歯手技後に神経・精神症状が残ったのは、注意義務違反及び説明義務違反によるとの主張につき、抜歯による神経損傷から後遺障害14級を認めた 大阪地裁:令和7年10月14日判決

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●「指標事例 3選」
・高齢患者が転落して硬膜下血腫で死亡したのは転落防止や検査義務等に違反したためとの主張につき、注意義務違反を認めて死亡との因果関係を認めた さいたま地裁:令和7年3月27日判決

・新生児に障害が残ったのは緊急帝王切開をしなかった過失や血液検査を怠ったためであるとの主張につき、注意義務違反との因果関係を認め損害額を認容した 静岡地裁浜松支部:令和6年12月9日判決

・患者がEVT後に死亡したのは、穿刺方法、止血方法、術後管理が不適切であったから等との主張につき、いずれも理由が無いとして棄却した 名古屋地裁:令和7年5月23日判決

●巻末特集「精神科受診患者が自死した事例」
・患者が自殺したのは医師が適応外の医薬品を処方する際の説明を怠ったため等との主張につき、請求はいずれも理由がないとして棄却した 名古屋地裁:令和7年2月28日判決

・双極性感情障害患者が自殺したのは、処方薬の用法・用量義務違反等によるものとの主張につき、処方に関する注意義務に違反したとして慰謝料を認容した 大阪地裁:令和7年8月29日判決

・医療保護入院から退院後の患者が自殺したのは、統合失調症を否定した等の医師の過失によるものとの主張につき、請求は理由がないとして棄却した 名古屋地裁:令和7年5月30日判決

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●特集「家族間問題に医療機関が巻き込まれた事例」
・高齢虐待対象の患者病状や身元保証人の情報を提供したことは守秘義務に違反するなどの主張につき、原審の敗訴部分を取り消して請求を棄却した 札幌高裁:令和7年7月25日判決

・医療保護入院の要件が満たされておらず、誤った診断をし、患者を入院させて不適切な措置を行ったとの主張につき、過失を認め慰謝料を認容した 宇都宮地裁:令和7年5月29日判決

●「指標事例 3選」
・地域包括病棟の高齢入院患者がCVカテーテルから感染して敗血症により死亡したとの主張につき、死因は心筋梗塞の可能性があるとして請求を棄却した 静岡地裁沼津支部:令和7年3月26日判決

・EGPA等を認識して診療可能な医療機関に転医させず上下肢障害が残った等の主張につき、整形外科の医療水準にかなう対応であったと請求を棄却した 札幌地裁:令和7年6月25日判決

・腰椎後方除圧術で馬尾神経切断したのは手技に原因があったとの主張につき、過失の重大性や事後対応の不足を鑑み慰謝料3,300万円を認めた 神戸地裁姫路支部:令和7年5月14日判決

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●「指標事例 7選」
・患者がERCP・胆道鏡検査後に重症急性膵炎から死亡したのは説明義務違反等があったとの主張につき、死亡との因果関係を認め損害額を認容した 東京地裁:令和7年7月18日判決

・APC後に患者が死亡したのは検査をせず退院を許可したためとの主張につき、死因は解明できず、腹膜炎等は疑えなかったとして棄却した 大阪地裁:令和7年6月24日判決

・患者に意識障害が残ったのは二度の救急受診の際、医師がCT検査義務を怠ったからとの主張につき、注意義務違反と損害との間に因果関係を認めた 大津地裁:令和7年1月17日判決

・患者が肺がんにより死亡したのは、入院時に検査や治療等を怠ったためとの主張につき、死因は新型コロナ感染症であり因果関係はないとした 大阪高裁:令和7年7月18日判決

・患者に同名半盲が残ったのは、救急搬送時にMRI検査義務、治療選択肢の説明義務の違反があったためとの主張につき、説明義務違反から慰謝料を認めた 東京高裁:令和7年6月17日判決

・掌側ロッキングプレート固定術から11年後に示指伸展障害等を負ったのは不適切な長さのスクリューを使用したためとの主張につき、請求を棄却した 大阪地裁:令和6年11月5日判決

・患者が経気管支肺生検等から死亡したのは急性増悪の危険因子もある高齢患者に実施したためとの主張につき、請求を棄却した 名古屋地裁:令和6年12月6日判決

●「判例速報」
・患者に関節拘縮等が残ったのは、悪性症候群が遷延していたのに抗精神薬エビリファイを投与したためとの主張につき、請求を棄却した 大阪地裁:令和7年8月29日判決

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●「指標事例 6選」
・下顎智歯の抜歯後に舌の感覚障害等を発症したのは、手術手技上の注意義務違反等で舌神経損傷したためとの主張を否認した 大阪地裁:令和6年3月13日判決

・子宮全摘術後に尿管損傷となったのは、速やかに尿管損傷の確認を怠ったためとの主張につき、対応は医療水準を下回るものではなかったと否認した 大阪地裁:令和7年3月7日判決

・術後、患者が四肢麻痺になったことにつき、化膿性脊椎炎のMRI検査・緊急手術を早急に実施すべきであったとの主張を否認した 名古屋地裁:令和6年10月18日判決

・終末期医療の胃がん患者が心肺停止から死亡したのは、ロヒプノールを投与して呼吸抑制を生じさせたためなどとの主張を否認した 横浜地裁:令和6年5月16日判決

・AVM摘出術後に高次脳機能障害となったことにつき、因果関係は無いものの説明義務違反から自己決定権の侵害があり慰謝料を認容した 大阪地裁:令和7年3月25日判決

・肝切除後、受刑者が死亡したのは、術後出血に対する止血措置等実施義務違反があったからとの主張につき、死亡との因果関係を認め慰謝料を認容した 東京地裁:令和7年3月24日判決

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●「指標事例 6選」
・胃がん手術後、出血性ショックで死亡したのは、縫合方法に手技上の過失があったとの主張につき、審理を尽くさず判決したとして原審に差し戻した 東京高裁:令和7年1月30日判決

(関連事例)
説明義務、埋没縫合義務、術後管理義務の違反等、前件訴訟の主張を別訴で主張したことにつき、重複起訴に当たるとして不適法とされた 東京高裁:令和7年1月29日判決

・術後、神経麻痺が起きたことにつき、医師には神経ブロックを併用しない選択肢を示さなかった説明義務違反があったとし、慰謝料を認容した 札幌地裁:令和7年1月15日判決

・術後、リンパ浮腫を発症したことつき、骨盤リンパ節郭清の省略や予防措置などの説明義務違反等があったとの主張を否認した 大阪地裁:令和6年11月1日判決

・気管支鏡検査中に急変して患者が死亡したことにつき、生検箇所の止血確認義務や出血時の対応義務等の違反によるものとの主張を否認した 大阪地裁:令和5年9月5日判決

・インプラント治療後に抜去に至ったことにつき、説明義務に違反した、または慎重な感染対策を講ずべき注意義務に違反したとの主張を否認した 大阪地裁:令和5年10月11日判決

・老人ホームの入居者が心疾患で死亡したことにつき、医師やヘルパーの対応に注意義務違反を認め、提携医療施設に対して慰謝料を認容した 大阪地裁:令和7年3月19日判決

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●「特集」
・準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医の差戻控訴審で、患者がせん妄であった可能性を排斥できず、科捜研の検査はなめたと断定できる根拠とは認め難いとした 東京高裁:令和7年3月12日判決

「解説-乳腺外科医刑事裁判(差戻控訴審)」
・乳腺外科医事件差戻控訴審 ~ 非科学的裁判と無罪の意味 ~ ◇東京神楽坂法律事務所 弁護士 水沼 直樹


●「指標事例 4選」
・頸椎前方固定術後、患者が窒息から死亡したことにつき、術中に左甲状腺動脈を圧挫した、術後の呼吸管理の注意義務に違反した等の主張を否認した 名古屋高裁:令和6年12月20日判決

・子宮体がんステージ4の患者が下肢麻痺から死亡したことにつき、脊髄圧迫を疑い、全脊椎MRI検査をすべき注意義務違反があったとして慰謝料を認容した 宮崎地裁:令和6年7月9日判決

・在宅血液透析治療中の患者が心不全で死亡したことにつき、具体的に予見できたにもかかわらず、入院を指示するのを怠ったとの主張を否認した 大阪地裁:令和7年1月15日判決

・心不全で入院中の患者が脳梗塞から死亡したことにつき、脳梗塞発症早期にrt-PA静注療法を実施するべきであったとの主張を否認した 名古屋地裁:令和6年5月31日判決
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●「指標事例 6選」
・入院時に栄養評価をせず、ビタミンB1を投与することなしに栄養輸液の点滴を行ってウェルニッケ脳症を発症させたとして損害賠償を求めた事例 名古屋高裁:令和6年9月5日判決

・ミエログラフィーの際に脊髄損傷の危険性があるL1/2の穿刺を行った過失や、その危険性についての説明義務違反があるとして損害賠償を求めた事例 大阪高裁:令和6年7月5日判決

・腹部大動脈瘤にEVAR実施後、患者が死亡したのは、適応外のEVARを実施した過失や説明義務違反があったからなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和6年1月12日判決

・CAS後に脳梗塞が生じ、後遺障害から患者が死亡したのは、術式選択の過失や説明義務違反があったからなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和6年3月1日判決

・病理組織検査で悪性所見ではなかったにもかかわらず胃がんと診断をし、胃の全摘手術をした過失があるとして損害賠償を求めた事例 熊本地裁:令和6年5月10日判決

・頭部外傷患者のくも膜下出血を見落とし、血圧低下等から患者が分水嶺脳梗塞となり遷延性意識障害に至ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和6年5月31日判決

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●「終末期高齢者の管理につき争われた事例」
・終末期高齢者の入院(所)における看護・介護の管理・抑制につき争われた事例からの考察と看取り合意の提言 ◇須田清法律事務所 弁護士 須田 清・村上 朝久

・肺炎治療等のため転院した高齢患者に対して両上肢及び体幹を身体的拘束したことが違法な行為であるとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年1月20日判決

・徘徊を繰り返していた特別養護老人ホーム入所者が多発肋骨骨折等の傷害を負ったのは、職員が暴行等の不法行為をしたためとして損害賠償を求めた事例 横浜地方裁判所横須賀支部:令和5年6月5日判決

●「指標事例 4選」
・肝内結石に対するERCP後に患者が急性膵炎となり、その後、死亡したことにつき、治療等に注意義務違反があったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年4月19日判決

・未破裂脳動脈瘤の生涯破裂率や治療における危険性等について、前医は具体的に説明すべき義務を怠ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年10月13日判決

・顕微鏡視下ヘルニア摘出術の際、医師が慎重な操作をすべき注意義務等に違反し、神経損傷から後遺障害を被ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年2月28日判決

・肺がんの病理病期を正確に把握し、その上で治療方針を立てて、説明をすべき注意義務に違反したなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年3月29日判決

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●「さいたま医療訴訟連絡協議会・令和6年度パネルディスカッション」
― 病院の安全管理責任 ―
~拘束及び拘束解除に伴う転落事案をもとに~

●「指標事例 5選」
・カテーテルアブレーション中に心停止から低酸素脳症となったのは、冠攣縮性狭心症を見落とし、適切な対処を怠ったためとして損害賠償を求めた事例 福岡高裁:令和6年3月22日判決

・気管支鏡検査を行わなかったため、肺癌の発見が遅れた結果、治療開始が遅れたために肺癌のステージが進行したとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和4年12月26日判決

・腹部大動脈人工血管置換術後に下肢動脈塞栓症を発症し、MNMSから死亡したのは置換術における不法行為等によるものとして損害賠償を求めた事例 熊本地裁:令和5年12月25日判決

・腰椎の後方椎体間固定術後に左下肢痛が生じたのは、L5/S1の椎間孔の除圧を試みず、手術手技に過失があったからとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:令和6年1月25日判決

・救急搬送患者に頭部MRI検査が実施されず、AEDMの治療が遅れ、自発呼吸消失の後遺障害が残存したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年3月26日判決

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●「不妊治療のトラブルから医療機関が訴えられた事例」
・夫の同意を得ずに妻が胚移植等の同意書に名前を記載するなど偽造して妊娠し、子供が生まれて精神的苦痛を被ったとして損害賠償を求めた事例 大阪高裁:令和2年11月27日判決

・二男をもうけた際に凍結保存されていた胚を夫の承諾なく融解胚移植を行い三男が生まれ、自己決定権が侵害されたとして損害賠償を求めた事例 大阪高裁:令和4年12月7日判決


●「指標事例 2選」
・ワーファリンをイグザレルトに切り替える際、定期的に血液凝固能検査を行った上で投与すべき注意義務を怠ったとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和5年9月29日判決

・上部内視鏡検査時に食道がんを疑って高度医療機関に転送するか、PET検査を怠ったためにがんの発見が遅れたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年1月30日判決


●「呼吸状態の悪化から急変した事例」
・人工呼吸管理が行われていた幼児を自宅療養させるに当たり、両親らに療養指導をすべき注意義務を怠ったなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋高裁:令和6年4月18日判決

・悪性症候群から入院患者が死亡したのは、病院スタッフが呼吸管理を適切に行うべき注意義務に違反したからとして損害賠償を求めた事例 神戸地裁:令和5年8月4日判決

・慢性硬膜下血腫と診断され不穏状態の患者が死亡したのは、穿頭血種ドレナージを実施しなかったためとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年4月26日判決

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●「指標事例 6選」
・腸間膜動脈閉塞症を疑って造影CT検査を実施し、速やかに血栓溶解療法等の治療を行うべき注意義務に違反したなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和6年2月7日判決

・心タンポナーデとなった患者に対して心嚢ドレナージおよび開胸手術等による止血術を怠り死亡させたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和5年6月27日判決

・診療上の注意義務と説明義務の違反により胎児の染色体異常および心疾患を見過ごされて中絶の機会を奪われたとして損害賠償を求めた事例 和歌山地裁:令和6年3月26日判決

・インプラント治療を完了すべき診療契約上の義務や、術前に身体条件を検査・把握する注意義務等を怠ったとして損害賠償を求めた事例 札幌地裁:令和5年9月20日判決

・手関節鏡検査、靭帯再建術において、術前の説明義務違反または治療行為等の注意義務違反によりCRPSを発症したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和4年7月15日判決

・神経性無食欲症の治療で医療保護入院中だった患者へ77日間の身体的拘束が違法で診療契約上許されないものだったとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:令和4年10月31日判決

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●「指標事例 7選」
・頸椎椎弓形成術の実施に当たり視神経等への血流低下を予防する術後合併症予防措置を講じなかった過失があるとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和5年3月23日判決

・腹部大動脈人工血管置換術後、出血性ショックで患者が死亡したのは術後管理に関する過失があったためとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年1月20日判決

・激しい腹痛から救急搬送された患者が死亡したのは、医師が緊急手術可能な医療機関に転医すべき義務を怠ったためとして損害賠償を求めた事例 熊本地裁:令和5年4月19日判決

・痰吸引の実施等をしなかった注意義務違反、CO2ナルコーシスが疑われたのに転院させなかった注意義務違反があるとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年1月27日判決

・胎児が羊水過少から臍帯血流障害により低酸素・酸血症を引き起す危険性を認識し、帝王切開すべき注意義務に違反したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和5年9月13日判決

・医師がMRI検査を実施すべき注意義務に違反したため、アテローム血栓性脳梗塞の診断と治療が遅れたと主張して損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和5年2月3日判決

・硬膜外ブロック注射の際に医師が誤って硬膜を穿刺したために脳脊髄液減少症になったなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和5年5月16日判決

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●「手術適応・術式選択が争点になった事例」
・僧帽弁置換術、大動脈弁置換術、三尖弁形成術等合計5種類の手術実施は手術適応が無く、説明義務違反もあったとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:令和5年4月27日判決

・胃癌を腹腔鏡下手術で切除後に死亡したのは、術式選択を誤った過失、術後管理を誤った過失、説明義務違反があったためとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和4年12月23日判決

・C型肝炎患者の肝細胞癌にRFA実施後、癌が再発し死亡したのは、説明義務や手術手技、経過観察に過失があったからとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:令和5年3月30日判決


●「指標事例 3選」
・患者受診時に化膿性脊椎炎等を疑ってMRI検査をすべき義務があったのにこれを怠り、両下肢機能障害等が残ったとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:令和5年6月15日判決

・CT画像に肺がんを疑わせる肺結節が認められたのに、説明義務や精密検査を受けるように勧める義務等を怠ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和4年8月31日判決

・交通事故でくも膜下出血と診断された患者が6年後の診療時に外傷性てんかんを見落とされ、適切な治療がされずに後遺症が残ったとして損害賠償を求めた事例 さいたま地裁:令和5年2月2日判決

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商品情報・内容

  • 出版社:医事法令社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:毎偶月15日
  • サイズ:B5

■ 「もし、同じ状況に直面した場合、医療従事者は、如何に対応することで過誤を防ぐことができるか?」

今や、医療関係者は、法律を知らなくては業務に従事できないといっても過言ではありません。そして、医事法学は、各臨床分野における実践で培われるため、医療従事者が過去の裁判事例を知り、どの様な対応のもとで過誤と判断されるか、また、如何にして過誤を回避できるかなど、裁判の傾向を認知することは、もはや必要不可欠なものとなっています。本誌は、主に医療従事者にむけて、過去に裁判となった具体例を判りやすく解説し、そのため難解な法律用語はすべて排除し、また、全事例について、その臨床分野に精通された専門医のコメントを掲載し、裁判所の判断について、忌憚のない評釈も付記しています

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