医療判例解説 発売日・バックナンバー

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●判例速報
・適切な医療行為を受ける期待権の侵害のみを理由とする整形外科医の不法行為責任の有無を検討する余地はないとされた事例

●指標事例 5選
・増殖性糖尿病網膜症患者に硝子体手術を施行した大学病院につき、術後、患者に視力障害等が残ったことから、5億8,000万円余の損害賠償が請求された事例

・フォルクマン拘縮での早期に整形外科受診の必要性、および阻血解消措置を採るべき注意義務

・膀胱腫瘍切除術後に患者の容態が急変し、呼吸・心停止して死亡した事案で、病院側に過誤があったか否か

・クリニックで切除した黒色斑は転移した悪性黒色腫の原発巣ではなかったのかと疑い、鑑別診断を行うべきであったと損害賠償をした事例

・危険性が高く、かつ、不必要な肝生検や肝穿刺により患者が死亡したなどとして、損害賠償を求めた事例


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●指標事例 7選
・バウハンターズストロークの手術中に右椎骨動脈が切断され、患者が死亡したことにつき、遺族が損害賠償を求めた事例

・キセノンガス吸入後、患者が強い後頭部痛を訴えるも担当医がCT、MRI等の検査を怠ったためにくも膜下出血で皮質盲となった事例

・OPLL除去前方除圧術を行ったことにより、患者に四肢麻痺という重篤な後遺障害が生じた事例

・肝腫瘍手術後の経過観察に過失があったため、患者が心肺停止状態になり、重度の低酸素脳症に罹患したなどとして、損害賠償を求めた事例

・ぺースメーカー植え込み手術後に、3回にわたりベッドから転落した患者への注意義務違反について

・診察時に乳がんを疑うべき所見があったのにこれを見落とし、必要な検査を怠ったため、両乳房を切除するに至ったとして、損害賠償を求めた事例

・統合失調症の開放病棟からの転落受傷につき、病院側の管理瑕疵が問われた事例

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●特集 末梢神経の疾患(RSD等)
・RSDを中心とした末梢神経の疾患

●特集関連事例 3選
・造影CTの造影剤注入での注射針を穿刺の際、患者が神経損傷を負ったとして賠償請求した事例
・陥入爪の切除術によりRSDおよび坐骨神経痛に罹患したとして損害賠償請求した事例
・麻酔科医が多忙を理由に十分な説明ができず、患者のRSD発症については否定するも説明義務違反を認めた

●指標事例 3選
・担当医師が立ち会わず、臨床検査技師のみで行った運動負荷試験実施中に心室頻拍が生じた事例
・添付文書に記載された容量・用法と異なった抗がん剤の投与により、患者が腎機能障害となり死亡した事例
・パイプカットをしたにもかかわらず妻が妊娠したとして、損害賠償を求めた事例


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●院内感染特集
・院内感染は本当に防ぐことができるか?

●特集関連事例 3選
・わずか1日の細菌検査の遅れから、患者がMRSA感染症を発症し、多臓器不全で死亡した事例
・胸腹部大動脈人工血管置換術後にMRSA感染して死亡したため、損害賠償を求めた事例
・褥瘡に罹患した入院患者がMRSAに感染して死亡したため、損害賠償を求めた事例

●指標事例 3選
・未破裂脳動脈瘤クリッピング術で、両眼失明、眼球を圧迫との患者側主張を否定し、灌流障害と認めた事例
・「心配なら来なさい」との発言は、患者の来院を勧める指示・勧告義務違反となるものか
・看護師による口腔ケア実施の際、モニターがタオルに隠れて認識できないながらも実施継続し、患者が死亡した事例


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●「さいたま医療訴訟 パネルディスカッション2010」

●医療判例集
・極めて入院態度が不良患者に対する強制退院が病院側の違法行為となるか
・結節性硬化症等と診断された男児に脳腫瘍が認められた事案につき、CT・MRI検査実施の注意義務について
・妊娠高血圧症候群の女性が帝王切開後に死亡したことにつき、帝王切開後の管理を怠った過失はあったといえるか
・気管支鏡検査生検で大量出血で死亡
-発症頻度の低い病変についてまで医師に注意義務違反が問えるか-
・高度な医療技術を要する難易度の高い手術において、障害を予測して、あらかじめ説明する義務の有無について
・腹腔鏡下胆のう摘出術の胆のうがんに再発・転移が認められ患者が死亡、二期的手術としてポートサイト切除術を施行すべき注意義務違反があったかについて
・真珠腫性中耳炎罹患する患者に対し、心機能低下著しいことを循環器科から指摘され手術を躊躇し、経過観察中に症状が悪化し、患者が死亡した事例


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●医療判例集
「指標事例 6選」
・産後うつ病治療中の患者が、医師の許可を得て外泊したところ、飛び降り自殺したことに対する、病院の治療計画等の相当性が争点となった事例
・CT検査を行うまで1時間10分かかったことが遅延行為となり、違法となるか
・小腸ガスが見られなかった患者の急性胃腸炎との確定診断を変更し、イレウスを疑って所要の検査を行うべき注意義務があるかについて
・重度敗血症患者が、搬送先の病院で人工呼吸装置の誤接続により窒息死した事例での医師に過失と患者の延命可能性侵害について
・経過観察を続けることなく、積極的に、内視鏡切除術を施行した担当医の過失を否定した事例
・肺血栓塞栓症で死亡した患者に対する「深部静脈血栓症」の二次的合併症の有無を確認すべき注意義務

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●特集論文
「名古屋地裁医療集中部・裁判官インタビュー」
・名古屋地裁・医療訴訟審議の現状
◇名古屋地方裁判所 民事第4部 部総括判事 永野 圧彦

●医療判例集
「指標事例 8選」
・一過性脳虚血発作(TIA)の患者が、仕事を理由に入院を拒んで帰宅した後に脳梗塞を発症した事例
・呼吸器科の入院患者が、看護師が10分間離れた間に自殺したケースでの、自殺防止する義務について
・術後に生じた仙骨部の褥瘡が原因で、高齢患者が敗血症から多臓器不全で死亡した事例
・上部消化管穿孔が疑われる患者が腹痛を理由にCT検査を拒んだため、当直医の開腹手術の決断が遅れて、患者が胃穿孔によりショック死した事例
・当直准看護師が分娩監視を怠り、変動一過性徐脈が生じて、出生した子に重度の脳性麻痺が残り、病院側に約1億円の賠償支払いが命じられた事例
・心筋炎における心室性不整脈に対する抗不整脈薬の投与は、ガイドラインに反する行為として過誤とみなされるか
・診察室前の丸椅子に座っていた患者が、突然意識を失って転倒負傷したことに対する予見可能性と病院の安全配慮義務について
・開業医による慢性肝炎患者に対する肝がん早期発見のために必要とされる検査を怠った過失の有無について

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●判例速報
「奈良・町立大淀病院事件」
・控えた妊婦の脳出血が進行して死亡した事案で、担当医が搬送先確保を優先し、早期に頭部CT検査を実施しなかった過失の判断

●特集論文
「個人情報取扱い特集」
・医療者における患者の個人情報の取扱いについて
協同法律事務所 弁護士(横浜弁護士会) 森田 明

●医療判例特集
「特集関連事例 4選」
・入院中の患者をベッドに拘束した行為が診療上の違法行為には当たらないとした最高裁判決
・医師が患者の尿検査から覚せい剤反応が出た場合、警察に通報するべきか、守秘義務を優先させるべきか
・前医は後医にどの程度の医療情報を提供することで注意義務を果たしたといえるか
・カルテ開示は裁判所手続により請求できないとされた事例

●医療判例集
「指標事例 2選」
・乳房に痛みを訴えるが触診等で異常の無い受検者に対し、マンモグラフィを実施せず乳がんで死亡した事例
・手術後に、吻合部と連続性のない穿孔が見付かり、これを合併症の1つである縫合不全とみるか、手技過失として執刀医に法的責任を問うべきかが争いとなった事例

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●特集論文
「診療録の改ざん・隠ぺい特集」
・無くならない!診療録の改ざん・隠ぺい
◇東京南部法律事務所 弁護士 大森 夏織


●医療判例特集
「特集関連事例 3選」
・病院側が診療録の一部を隠ぺい・改ざんしたため、医療訴訟の立証が困難になったとして、患者が損害賠償を求めた事例
・内視鏡検査での胃癌見落としの有無と、カルテの改ざん・偽造が争いになった事例
・人工呼吸器の加湿器に蒸留水と間違って消毒用エタノールが注入されて患者が死亡し、かつ、組織的な隠ぺい工作も争いとなった事例

●医療判例集
「指標事例 3選」
・ポートワイン母斑へのレーザー治療で、照射量の限界を超えた強さで実施されたため、回復困難な瘢痕を残した事例
・腰椎分離すべり症でPLIF術施行後に馬尾神経障害等が残ったとする患者の事例
・前立腺癌に関する告知説明の有無と、治療を拒否する患者に対する家族への説明義務について

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●医療判例集
・外科手術後、不穏状態が続く患者に、セレネースおよびドルミカムを連続投与した直後に患者が心停止により死亡した事例
・病院内で実施された定期健診で、胸部X線写真の異常陰影が発見されず、勤務医が癌で死亡した事例
・検査の際に投与された造影剤バリウムが腸内硬化し、穿孔による腹膜炎発症したとして、損害賠償を求めた事例
・C型肝炎に罹患した患者へのインターフェロン治療で患者がうつ病となり、焼身自殺した事例
・熱傷患者に対する血糖値管理に過誤があったとして、市立病院に損害賠償の支払いが命じられた事例
・急性胆管炎の患者に対する速やかな保存的治療と胆管ドレナージ実施の可否について
・大動脈弁置換術後の心のう貯留によるドレナージ術で剥離を続行したため心筋損傷に至った事例

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●「さいたま医療訴訟 パネルディスカッション2009」

●医療判例集
・ギプス固定する患者が肺塞栓症で死亡した事案での、当時における開業医の肺塞栓症発症の一般的知見について
・ミノマイシン投与で患者が薬剤性間質性肺炎に罹患した事例
・脳出血の急性期に対する意識レベルの異変に気付かず、血腫が増大し、水頭症を併発して患者が死亡した事例
・腹腔鏡下胆嚢摘出術及びS状結腸部分切除術の後、患者に縫合不全による腹膜炎が生じた事例
・血液透析における内頚静脈カテーテルでの誤挿入は、避けられない合併症であるとした事例
・前期破水妊婦に対し陣痛促進剤挿入後、臍帯脱出が生じ、重度仮死状態で娩出、高次医療機関への転送が遅れた過失等
・進行胃癌が見つかった高齢患者に対する検査実施義務と、腫瘍マーカーに関する説明義務違反の有無について


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●特集論文
「医療安全特集…それでもミスは無くならない!」
・医療安全管理に対する現状認識について
◇順天堂大学 総合診療科・病院管理学 教授 小林 弘幸


●医療判例特集
・輸液セット交換時にクレンメ閉じ忘れによるフリーフローで劇薬が患者体内へ注入し死亡した事例
・看護師が防腐剤であるアジ化ナトリウムを糖尿病患者に内服薬として渡したため、これを服用した患者が低酸素脳症となった事例
・糖尿病患者の足元に看護師が湯たんぽを置いたため低温熱傷となり、敗血症から多臓器不全で死亡した事例
・麻酔科医師が過重労働で突然死した事例
・准看護師が先輩看護師からのいじめが原因で自殺したとして損害賠償を求めた事例
・子宮筋腫核出術で執刀医が患者の子宮内にガーゼを残置させたまま縫合した事例
・統合失調症患者に対する、看護師らが暴行を行った事実の有無について


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●判例速報
・医師に過失が認められ、その過失が患者の死亡原因と確定できる以上、死亡を回避できたことが確定できなくても因果関係は認められるとした
・業務実態を考慮し、宿日直勤務における産科医師の未払い時間外手当の請求を認めた事例

●医療判例集
「問題患者への法的効力について 3選」
・5年以上にわたり入院したまま退去しない患者に対し、病院からの退去と未払い治療費69万円余の支払いが命じられた事例
・患者家族による医師への誹謗中傷行為が業務妨害および信用毀損に当たるとされ、家族に慰謝料支払いが命じられた事例
・病院側の再三の支払い要求にも応じない治療費未払い患者に対し、未納全額の支払いが命じられた事例

「指標事例 2選」
・受診から4日後に急性心筋梗塞で死亡した患者に対し、担当医が不安定狭心症を疑わなかった過失の有無について
・続発緑内障術後に視力喪失に至った患者に対する、手術適応時期とステロイド薬点眼中止の関連性について


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●「創刊3周年を迎えて」
◇東京地方裁判所民事第34部 部総括判事 村田 渉

●医療判例特集
「症例比較」
~有無責に判断が分かれた小児髄膜炎発症した同類2事例~

・出生直後から38℃以上の発熱が続く新生児に対し、敗血症等を疑い早期に高次医療機関に転医させるべき注意義務違反を認めた事例
・生後9ヶ月の乳児が細菌性髄膜炎に起因して死亡したケースで、診察した医師に早期診断すべき注意義務を否定した事例

「重要裁判事例 5選」
・高度先端治療を行うため、専門病院に繋いだ医療機関における合併症発症リスクの説明義務について
・腹膜刺激症状のない強い腹痛を訴える患者への絞扼性イレウスの診断を怠り、開腹手術を実施せず、患者が腹膜炎で死亡した事例
・下肢の痺れ等から脊柱管狭窄症と診断した患者に、約4カ月後実施した胸椎MRIで胸髄腫瘍が発見された場合における早期発見義務の有無について
・ガンマナイフ治療前の頭部造影MRI検査中、心疾患の既往を有する高齢者が呼吸停止に陥った事例
・呼吸苦を訴える患者に対する夜間救急外来における急性肺血栓塞栓症の鑑別診断の可否について


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●特集論文
「診療ガイドライン特集」
診療ガイドラインと医療紛争との相関性
◇弁護士 太田 雅幸

●医療判例特集
・診療ガイドラインに遵守した説明義務と、学会の監督責任、および有害事象症例報告が名誉毀損にあたるか否か

●医療判例集
・不眠や頭痛、異常言動が見られる患者に対し、単純ヘルペス脳炎を疑っての問診・鑑別診断を行わなかった担当医に過失を認めた事例
・人工股関節置換術での手術手技の過失と、患者に術前から存在する既往症との割合について
・クリニックで実施された上部消化管造影検査で胃がんと指摘されず、その後患者が胃がんで死亡した事例
・睾丸捻転症を副睾丸炎と誤診し、陰嚢試験開腹術の施行が遅れ、患者の睾丸を摘除した事例
・重症肺炎患者へ人工呼吸による呼吸管理の開始が遅れて患者が呼吸不全で死亡した事例
・網膜剥離における強膜バックル術と硝子体手術の術式選択と、自覚症状を認めた患者への医師の説明義務について


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おすすめの購読プラン

商品情報・内容

  • 出版社:医事法令社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:毎偶月15日
  • サイズ:B5

■ 「もし、同じ状況に直面した場合、医療従事者は、如何に対応することで過誤を防ぐことができるか?」

今や、医療関係者は、法律を知らなくては業務に従事できないといっても過言ではありません。そして、医事法学は、各臨床分野における実践で培われるため、医療従事者が過去の裁判事例を知り、どの様な対応のもとで過誤と判断されるか、また、如何にして過誤を回避できるかなど、裁判の傾向を認知することは、もはや必要不可欠なものとなっています。本誌は、主に医療従事者にむけて、過去に裁判となった具体例を判りやすく解説し、そのため難解な法律用語はすべて排除し、また、全事例について、その臨床分野に精通された専門医のコメントを掲載し、裁判所の判断について、忌憚のない評釈も付記しています

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