医療判例解説 発売日・バックナンバー

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●「特集 肺血栓塞栓症にかかわる事例 4選」
・帝王切開後に肺血栓塞栓症で後遺障害を負ったのは、血栓が遊離する可能性を減らす注意義務を怠ったためだとして原判決を変更し損害賠償請求を認めた事例 東京高裁:令和元年12月5日判決

・法令要件を充たさない身体的拘束を行い、肺血栓塞栓症を回避すべき注意義務に違反し、医療保護入院患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 名古屋高裁金沢支部:令和2年12月16日判決

・肺血栓塞栓症か肺動脈性肺高血圧症のいずれかを発症していた妊娠中の患者に適切な検査を行わずに帰宅させ、死亡させたとして損害賠償を求めた事例 千葉地裁:令和2年3月27日判決

・大腿骨人工骨頭置換術中に肺血栓塞栓症を発症して死亡したのは、静脈血栓塞栓症の予防や発症後の治療が不適切だったためとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年7月31日判決

●「指標事例 2選」
・左頸部の刺創に対する止血のための緊急手術で、胸腔ドレナージの実施義務などを怠るなどして患者を死亡させたとして損害賠償を求めた事例 札幌高裁:令和3年2月26日判決

・出生時に肩甲難産が生じ肩関節などの可動域制限の後遺症を負ったことにつき、帝王切開すべき注意義務違反などがあるとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和2年3月13日判決

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●「特集」
・介護施設での食事介助中に利用者に異変が生じ死亡した件について看護職員に過失ありとした地裁判決を高裁が取り消して無罪とした事例 東京高裁:令和2年7月28日判決

「解説-介護施設看護職員逆転無罪判決」
・介護施設における看護職員有罪判決 高裁逆転無罪判決に対する評釈 ◇お茶の水合同法律事務所 弁護士 小口 克巳

・介護事故においても適切な死因究明を ― 日本の刑事司法の問題点をふまえて ― ◇駒込たつき法律事務所 弁護士 水谷 渉

●「指標事例 5選」
・破裂動脈瘤に対するコイル塞栓の際、医師が誤ってカテーテルの先端でネック瘤壁を穿孔したことにより患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年7月23日判決

・健康診断の採血時、しびれや電撃痛を訴えたにもかかわらず、看護師が採血を中止しなかったため、正中神経を損傷したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和元年12月25日判決

・精神的異常はなかったのに長女に虚偽申告をされ、また、医師より医療保護入院相当と誤った判断をされたなどとして慰謝料を請求した事例 大阪地裁:令和元年9月18日判決

・肺塞栓症の鑑別診断を行って治療等をすべきだったのに、これを怠った過失から患者を死亡させたと主張し損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年5月15日判決

・腸重積で緊急手術として右半結腸切除術およびリンパ節郭清が行われた際、治療方法の説明義務違反があるなどとして損害賠償を求めた事例 広島高裁岡山支部:令和2年3月25日判決

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●「指標事例 6選」
・自然発生発作時の心電図で心房細動を確認すべきところ、人工誘発された波形で確定診断をし手術をしたとして原判決を変更して過失を認めた事例 東京高裁:令和2年12月10日判決

・救急搬送時にMRI検査や脳梗塞予防措置を怠ったことからその後、患者が脳梗塞から半身麻痺になったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成31年2月8日判決

・横隔膜直下にある肝細胞癌に対するRFA後、胸腔内出血性ショックで患者が死亡したため、術後管理を怠ったとして損害賠償を求めた事例 金沢地裁:令和2年3月30日判決

・吸引分娩で出産した児が脳性麻痺の後遺障害を負ったのは、帝王切開移行へのダブルセットアップを怠ったためなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和2年3月25日判決

・総胆管結石除去を目的としたEPLBDの際、鎮静剤の過剰投与や呼吸監視のミスなどにより患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 旭川地裁:令和2年3月19日判決

・膀胱内視鏡検査等が可能な医療機関を紹介する等の注意義務を怠ったため膀胱癌発見が遅れ、ストマになったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和2年6月24日判決

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●「特集」
・前訴において鑑定人として選任された医師が誤った鑑定をしたために裁判所の正しい判断が受けられなかったと不法行為に基づいて医師を訴えた事例 広島高裁:令和2年11月4日判決

「解説-鑑定過誤訴訟」
・鑑定医が不当な鑑定を行ったと主張された「鑑定過誤」訴訟についての解説 ◇関谷・宗像法律事務所 弁護士 宗像 雄

●「指標事例 5選」
・重症筋無力症でなかったのに、その可能性を肯定し続けた誤診があるなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成31年4月23日判決

・脊椎椎体間固定術の際の手技上の誤りで馬尾神経が損傷され、排尿排便障害が生じたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成31年1月17日判決

・ARDS(急性呼吸窮迫症候群)により患者が死亡したのは、重症度判定を誤り集中治療室での管理を怠ったためであるとして損害賠償を求めた事例 千葉地裁:令和元年11月22日判決

・腹膜透析用カテーテルが誤った位置に留置され、腹膜透析やα整復術を実施されたため、閉鎖神経などが損傷されたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年9月25日判決

・大動脈解離の診断に必要な検査義務の違反および転送義務違反があり、それによって患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和2年6月3日判決

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●「特集」
・乳腺腫瘍切除術直後、医師がわいせつ行為をしたとする事案で、患者はせん妄に陥っておらず証言は信用できると原判決を破棄して懲役2年を言い渡した事例 東京高裁:令和2年7月13日判決

「解説-乳腺外科医刑事裁判(控訴審)」
・地裁無罪判決後の乳腺外科医事件について(控訴審判決を受けて) ◇東京神楽坂法律事務所 弁護士 水沼 直樹

●「指標事例 5選」
・分娩後の異常出血ないし産科危機的出血の状態に陥った患者に対する対応を誤って死亡させたとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和2年1月30日判決

・呼吸不全患者に実施すべき医療措置を講じず、相続人に死亡にかかわる医学的機序等について報告しなかったと主張して損害賠償を求めた事例 札幌地裁:令和2年3月25日判決

・小脳腫瘍摘出術前後に感染症対策を怠った過失や複数ドレーンを挿入した過失等があり、後遺障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年5月29日判決

・担当医師の誤った診断に基づき胆嚢摘出手術をされそうになったなどとして慰謝料等の支払いを求めた事例 大阪地裁:平成30年3月27日判決

・交通事故受傷患者のMRI画像上、頸部の骨挫傷、圧迫骨折が疑われたのに、医師は頸椎ギプス固定等の治療を怠ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和元年9月4日判決

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●「指標事例 6選」
・妊婦が児を娩出後まもなく死亡したため、輸液、輸血、DICに対する治療などの点に注意義務違反ないし過失があるとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成30年6月28日判決

・救急搬送患者に静脈確保した初期研修医の手技により右尺骨神経を損傷し、後遺障害等級6級が生じたとして損害賠償を求めた事例 秋田地裁:令和01年10月23日判決


・MRA画像に右内頸動脈後交通動脈分岐部に動脈瘤と診断できる所見を見落とし、1年後に破裂して後遺障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 神戸地裁:平成31年4月9日判決

・ラクナ梗塞の治療の際に血栓溶解療法等を実施せず脳梗塞の範囲が拡大、重症化し、後遺障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 千葉地裁:令和元年9月6日判決


・重症の大動脈弁狭窄症の高齢患者に対して投薬治療の不実施の注意義務違反等により心不全で死亡したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成31年3月6日判決

・絶食後に食事再開するもゼリーを誤嚥し、すぐに診察と検査を実施せず、患者を死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年12月13日判決


●「判例速報」
・2回医療保護入院となった外国出身女性患者が同入院は法律の要件を欠く違法な身体拘束だったなどと主張して損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和2年6月9日判決

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●「特集 - 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とその歴史
甲南大学 法学部 教授 笹倉 香奈

「特集関連事例 2選」
・被告人による揺さぶりではなく、長男が幼児を床に落として急性硬膜下血腫が生じた可能性を排斥できないと、原審を破棄し被告人は無罪とした事例 大阪高裁:令和2年2月6日判決 事件番号:平成30年(う)第387号

・生後2ヶ月の幼児の死亡原因は、外力ではなく、内因性の脳静脈洞血栓症等である疑いが生じているとして、原審を破棄し被告人は無罪とした事例 大阪高裁:令和元年10月25日 事件番号:平成29年(う)第1278号

●「指標事例 2選」
・ガンマナイフ治療のため部分的脳腫瘍摘出手術を行った際、手技上の過失等により高次脳機能障害等が残ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和元年6月14日判決 事件番号:平成28年(ワ)第4667号

・肝生検をCTガイド下等でなくエコーガイド下で実施したため、肺に針が刺さり空気塞栓症による後遺障害が生じたとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和2年1月23日判決 事件番号:平成29年(ワ)第30300号

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●「指標事例 6選」
・抗凝固薬を処方されていた患者に内視鏡的粘膜切除術実施に際し、術前休薬期間を1週間としたため脳梗塞で死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:令和元年9月12日判決 事件番号:平成29年(ワ)第16510号

・カテーテルアブレーション施術に手技上の注意義務違反などがあったことより術後、左房食道瘻が生じて死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成31年1月30日判決 事件番号:平成26年(ワ)第2918号他

・患者に急性冠症候群を疑わせる症状があったのに、12誘導心電図検査を実施しなかったことから死亡に至ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:令和元年5月29日判決 事件番号:平成29年(ワ)第3783号 

・十分な問診なしにうつ病であると診断され、副作用の強い薬を処方されたために後遺障害を負ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:令和元年9月11日判決 事件番号:平成28年(ワ)第2476号

・CT検査で脳腫瘍の疑いがあったのを見落とした結果、水頭症を発症して後遺症が残ったとして損害賠償を求めた事例 福岡地裁:令和元年6月21日判決 事件番号:平成25年(ワ)第3085号

・急性虫垂炎手術後に点滴漏れや尿管抜去で創部感染が起き、腹膜瘢痕ヘルニアを罹患したとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:令和元年6月19日 事件番号:平成30年(ネ)第4396号

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●「指標事例 7選」
・肺炎及び膿胸の患者に対する胸腔ドレナージの際の手技に係る過失があったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年3月20日判決 事件番号:平成26年(ワ)第9342号

・PEG予定を小切開による開腹での胃瘻造設術に変更して手術し、施行後に患者が死亡したため損害賠償を求めた事例 千葉地裁:平成31年1月25日判決 事件番号:平成26年(ワ)第1494号

・末期癌の患者にリスク大・メリット小のD-Jカテーテル挿入術を行い、死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年4月10日判決 事件番号:平成28年(ワ)第7774号

・高血圧・慢性心不全の既往のある患者にうっ血性心不全の鑑別等を怠って憎悪させ、死亡させたとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成31年1月11日判決 事件番号:平成28年(ワ)第2452号

・子宮収縮薬や麻酔薬を過剰投与する、適応の無い吸引分娩をするなどしたため、児に脳性麻痺が残ったとして損害賠償を求めた事例 京都地裁:平成30年3月27日判決 事件番号:平成25年(ワ)第3618号

・カテーテルアブレーション後、心タンポナーデの検査等をすべき注意義務違反により低酸素脳症に至ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成31年2月15日判決 事件番号:平成27年(ワ)第12695号

・大腸内視鏡検査を実施した医師に位置等の確認が不十分なまま反転操作を行い、穿孔させた過失があるとされたのは不服として控訴した事例 広島高裁岡山支部:平成31年4月18日判決 事件番号:平成29年(ネ)第145号他

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●「刑事事件」
・検察官からの裁判執行関係事項照会書に対し医師が作成した回答書の内容が虚偽であるとして虚偽診断書作成罪に問われた事例 京都地裁:平成31年3月22日判決 事件番号:平成29年(わ)第421号

●「指標事例 6選」
・腰椎椎体間固定術の後、看護師が腰の下のクッションを引き抜いたため右尾骨部痛などの傷害を負ったとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成31年2月6日判決 事件番号:平成28年(ワ)第3159号

・適応がない患者にERCP・EPBDを施行し、痰詰まりにより心肺停止させ、胆管ドレナージせずに死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 広島地裁:平成29年9月15日判決 事件番号:平成27年(ワ)第538号

・呼吸状態が悪化した患者をICUに移動、もしくは十分な痰の吸引等を行わなかったことから低酸素脳症になったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成30年9月7日判決 事件番号:平成28年(ワ)第2412号

・不必要な身体拘束を行った注意義務違反、身体拘束・抑制、気管内挿管などに関する説明義務違反があるとして慰謝料を求めた事例 千葉地裁:平成30年11月30日判決 事件番号:平成29年(ワ)第205号

・広汎子宮全摘出術の際に尿管損傷等からの尿の漏出や尿管腟瘻を生じさせ、後遺障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年11月27日判決 事件番号:平成28年(ワ)第6536号

・心嚢ドレナージ術の際、手技上の過失によって左心室に裂孔が生じて患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年10月3日判決 事件番号:平成28年(ワ)第6965号

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●「さいたま医療訴訟連絡協議会・令和元年度パネルディスカッション」
― クイズで学ぶ医療訴訟 ―

●「慢性的な痛みに対応・争点となった事例 3選」
・看護師の採血手技上の注意義務違反により右正中神経を損傷され、CRPSを発症したとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成27年3月25日判決 事件番号平成24年(ネ)第1456号

・多発性硬化症であることの鑑別、または鑑別を継続する義務を怠ったため、後遣障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年10月30日判決 事件番号:平成27年(ワ)第858号

・顔面痛の患者に対する経皮吸収型麻薬性鎮痛剤パッチの使用を同意なく取りやめ、苦痛を被ったとして損害賠償を求めた事例 那覇地裁:平成31年4月16日判決 事件番号:平成29年(ワ)第205号、第821号

●「指標事例 2選」
・CT検査等の結果から胆嚢癌を疑ってMRI検査で鑑別すべき義務を怠った結果、患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年11月22日判決 事件番号:平成27年(ワ)第105号

・脳梗塞慢性期の再発予防としてバイパス手術を実施した結果、新たな脳梗塞が生じて重度の障害が残ったため損害賠償を求めた事例 岡山地裁:平成30年10月2日判決 事件番号:平成26年(ワ)第474号

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●「最高裁判決」
・中国に帰省中の統合失調症患者が自殺したことにつき、医師に自殺防止に関する義務違反があるとした高裁判断には法令違反があるとした事例 最高裁:平成31年3月12日判決 事件番号:平成30年(受)第269号

●「指標事例 4選」
・常位胎盤早期剥離(の疑い)との診断が遅れて胎児が死亡し、母体も重体に陥ったとして損害賠償を求めた事例 徳島地裁:平成30年7月11日判決 事件番号:平成25年(ワ)第459号
・カテーテルアブレーション術の際にシースの一部が残存し、心タンポナーデを発症させ痛みが継続しているとして損害賠償を求めた事例 千葉地裁:平成30年6月29日判決 事件番号:平成28年(ワ)第1281号
・白内障手術後の経過観察中に黄斑円孔の所見を得たのに、説明義務や転医義務を怠ったことから網膜剥離に至ったとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成30年3月8日判決 事件番号:平成29年(ネ)第4613号
・手術適応のない外反母趾の観血的治療を行ったため右足母趾が壊死し、右足指全部の切除に至ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成30年4月13日判決 事件番号:平成26年(ワ)第2361号

●「判例速報」
・高齢者患者に対して医師が十分な栄養供給を実施しなかった過失により死亡したとして治療費相当額の返還や慰謝料を求めた事例 千葉地裁:令和元年6月14日判決 事件番号:平成30年(ワ)第369号

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●「指標事例 6選」
・右横静脈洞部髄膜腫摘出手術中に保存すべき脳血管損傷によって後遺障害が残存したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成30年11月14日判決 事件番号:平成24年(ワ)第3640号

・未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術の最中に手技上の過失により患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年9月26日判決 事件番号:平成26年(ワ)第12331号


・骨粗鬆症患者に対する尿管ステント交換処置の際に、足を開きすぎて骨折させたとして損害賠償を求めた事例 東京高等裁判所:平成30年1月24日判決 事件番号:平成29年(ネ)第4198号

・PCPSを導入せず肺血栓除去術が実施されたため、循環動態悪化から患者が低酸素脳症となって死亡したとして損害賠償を求めた事例 熊本地方裁判所:平成30年3月5日判決 事件番号:平成25年(ワ)第1001号

・大腸ポリープ切除術の際、止血クリップが適切に施行されなかったために再手術が必要になったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成30年5月9日判決 事件番号:平成28年(ワ)第4051号

・外国での腎移植から帰国後にフォローアップ治療を拒否されたのは医師法上の応招義務違反等に当たるとして損害賠償を求めた事例 静岡地方裁判所:平成30年12月14日判決 事件番号:平成28年(ワ)第362号

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●「判例速報」
・乳腺腫瘍切除手術を受けた直後の女性患者にわいせつ行為をしたとして、乳腺外科医の男性が準強制わいせつ罪に問われた事例 東京地裁:平成31年2月2O日宣告 事件番号:平成28年刑(わ)第2019号

「解説-乳腺外科医刑事裁判」
・担当医から性的被害を受けたとする患者の被害申告が、麻酔薬等により発症した術後せん妄に基づく性的幻覚である可能性があると判断された事例について ◇文京あさなぎ法律事務所 弁護士 水沼 直樹

●「指標事例 4選」
・術後せん妄の発症や夜間徘徊を予見できたにもかかわらず、適切な措置を怠り患者を死亡させたとして損害賠償を求めた事例 甲府地裁:平成29年4月18日判決 事件番号:平成24年(ワ)第528号

・陰部を打撲し受診した際、泌尿器科専門医への転医を勧めなかったために精巣摘出に至ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年4月25日判決 事件番号:平成26年(ワ)第5884号

・強直性脊椎炎患者の人工股関節置換手術の際、体位が不適切だったため、神経が圧迫されて上肢麻痺が生じたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年6月26日判決 事件番号:平成27年(ワ)第12094号

・両側前頭開頭による前頭蓋底髄膜腫除去手術の際、翻転した皮弁に眼球を圧迫され失明したとして控訴した事例 大阪高裁:平成29年12月7日判決 事件番号:平成29年(ネ)第732号

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●「投薬に関する事項が争われた事例 4選」
・心臓弁置換術を受けた患者に対し内視鏡実施のため抗凝固剤投与を中止し、脳梗塞が発症したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年12月5日判決 事件番号:平成28年(ワ)第3851号

・特養老人ホーム入所者がモサプリド投与された結果、薬物性劇症肝炎を発症して死亡したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成30年1月25日判決 事件番号:平成28年(ワ)第746号

・交通事故で受傷したアルコール性肝硬変患者へステロイド剤投与にあたり過失があり、食道静脈瘤が破裂したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年3月14日判決 事件番号:平成28年(ワ)第8336号

・抗うつ薬の過剰処方や抗うつ薬などの併用処方などによって急性薬物中毒となり記憶障害が起きたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年4月17日判決 事件番号:平成28年(ワ)第11634号

●「指標事例 2選」
・第2CM関節にできた骨棘除去や骨移植の手術の際に、医師の過失により橈骨神経が損傷されたとして損害賠償を求めた事例 札幌高裁:平成30年7月20日判決 事件番号:平成30年(ネ)第65号

・劇症型心筋炎の可能性を念頭に置いて診察しなかった過失により、11歳男児が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成30年3月20日判決 事件番号:平成27年(ワ)第6329号他

●「判例速報」
・拘置所収容者に対して施設勤務医による疥癬の治療が遅れ、精神的苦痛を被ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成30年12月7日判決 事件番号:平成28年(ワ)第3267号

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商品情報・内容

  • 出版社:医事法令社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:毎偶月15日
  • サイズ:B5

■ 「もし、同じ状況に直面した場合、医療従事者は、如何に対応することで過誤を防ぐことができるか?」

今や、医療関係者は、法律を知らなくては業務に従事できないといっても過言ではありません。そして、医事法学は、各臨床分野における実践で培われるため、医療従事者が過去の裁判事例を知り、どの様な対応のもとで過誤と判断されるか、また、如何にして過誤を回避できるかなど、裁判の傾向を認知することは、もはや必要不可欠なものとなっています。本誌は、主に医療従事者にむけて、過去に裁判となった具体例を判りやすく解説し、そのため難解な法律用語はすべて排除し、また、全事例について、その臨床分野に精通された専門医のコメントを掲載し、裁判所の判断について、忌憚のない評釈も付記しています

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