医療判例解説 発売日・バックナンバー

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●特集
「控訴審で判断が変わった事例 3選」
・肝多発腫瘍切除術後、イレウスを疑って鑑別診断のためにCT検査などを実施すべき義務を怠り患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 札幌高裁:平成30年7月20日判決 事件番号:平成29年(ネ)第428号

・腰背部痛を訴える患者に十分な問診をしなかった過失があり、腹部大動脈瘤の破裂を発見できずに患者を死亡させたとして損害賠償を求めた事例 広島高裁:平成30年2月16日判決 事件番号:平成28年(ネ)第143号

・頭蓋内圧亢進症を疑わず、帰宅指示をせずに経過観察しなかったことから脳ヘルニアで患者を死亡させたとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成30年3月28日判決 事件番号:平成29年(ネ)第3235号


●「指標事例 3選」
・高血圧性脳出血で保存的治療中に血圧管理や瞳孔径の確認を怠り、脳内血腫除去術等がされなかったため死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年4月25日判決 事件番号:平成27年(ワ)第2897号

・EB錠処方前の説明や視力検査を怠るなどの過失により副作用である視力障害を発症して両眼を失明したとして損害賠償を求めた事例 秋田地裁:平成30年2月16日判決 事件番号:平成28年(ワ)第128号

・左前下行枝にPCIとしてステントを留置後、経過観察を行う義務を怠り患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成30年2月2日判決 事件番号:平成27年(ワ)第4545号

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●「さいたま医療訴訟連絡協議会・ドキュメント2018」
ドキュメント 医療事故発生!?
その時、病院は? 患者は? そして裁判は?


●「指標事例 5選」
・消滅時効完成後に医療過誤訴訟を提起したために請求棄却判決を受けたとして、代理人であった弁護士に対して損害賠償を求めた事例 大阪地裁 平成30年4月23日判決:事件番号 平成24年(ワ)第4611号

・一般健診の胸部エックス線画像の読影をした医師が、受診者に精密検査を指示すべき義務を懈怠し死亡したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁 平成29年12月26日判決:事件番号 平成25年(ワ)第2785号

・脳梗塞の発症を念頭に置き、即座にMRI検査を実施するか他の医療機関へ転送すべきだったのにこれを怠ったとして損害賠償を求めた事例 神戸地裁 平成30年3月22日判決:事件番号 平成26年(ワ)第1661号

・頸部リンパ節生検において副神経を損傷され、その後も適切な処置をされず、右肩挙上不能等の障害を負ったなどとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁 平成29年12月6日判決:事件番号 平成25年(ワ)第4507号

・吸引分娩後に出生した児に脳性麻痺が現れたのは適応のない吸引分娩をして帽状腱膜下血腫となったためであるとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁 平成30年2月13日判決:事件番号 平成27年(ワ)第1586号

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●特集
「司法判断に対する疑義」
医療訴訟における、司法判断に重大な疑念を抱く事例について
順天堂大学大学院 医学研究科(博士課程)病院管理学講座 こはら眼科 峰村 健司

「特集関連事例」
・帝王切開後、患者が低酸素脳症になったのは、敗血症に対して適切な抗生物質を投与しなかった注意義務違反等によるものとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成21年9月25日判決 事件番号:平成15年(ネ)第5683号、平成 18年(ネ)第 2916号

・精神科病院入院患者が吐物を誤嚥して死亡したのは、腸管穿孔を看過し病状の観察を怠ったなどの過失があったためとして損害賠償を求めた事例 仙台高裁:平成19年12月21日判決 事件番号:平成19年(ネ)第151号

・品胎で一児が子宮内死亡した際、待機的管理をすべきところ帝王切開した結果、新生児の一児に重篤な障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 高松地裁:平成27年4月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第419号


●「指標事例 3選」
・慢性閉塞性肺疾患の入院患者に対して動脈血酸素飽和度の把握をせず、酸素投与量を減量して死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年11月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第5763号

・新生児への消化器外科手術の最中に麻酔導入剤を過剰投与したことにより、自閉スペクトラム症などを発症したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年11月29日判決 事件番号:平成24年(ワ)第73号

・交通事故で受傷した患者に対し肺動脈血栓塞栓症の予防・治療義務違反等により、患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京高等裁判所:平成29年12月14日判決 事件番号:平成28年(ネ)第4454号

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●「指標事例 6選」

・小児もやもや病に対して頭蓋内圧亢進の急性期管理を怠った注意義務違反により、痙攣発作を放置し死亡に至ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年8月2日判決 事件番号:平成25年(ワ)第4835号

・血小板数が減少した白血病患者に、禁忌とされる肝生検を実施して死亡させたとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成29年12月21日判決 事件番号:平成29年(ネ)第3233号

・糖尿病患者に血糖降下薬の過剰投与等により低血糖症となり、最終的に死亡するに至ったなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年11月29日判決 事件番号:平成27年(ワ)第3169号

・変形性膝関節症の既往がある患者に対して適切な治療方針を立てず、過激なリハビリを行ったなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年11月1日判決 事件番号:平成27年(ワ)第383号

・深部静脈血栓症に対する予防措置義務違反、検査および治療義務違反等を理由として損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成27年12月18日判決 事件番号:平成24年(ワ)第8019号

・大腸内視鏡検査の際に先端の位置等の確認を十分に行わないまま反転操作を行い、穿孔を生じさせたとして、損害賠償を求めた事例 岡山地裁:平成29年7月11日判決 事件番号:平成27年(ワ)第594号

●「判例速報」

・不安定狭心症を疑い心電図検査を実施すべきだったのに、これを怠ったなどとして損害賠償を求め控訴した事例 札幌高裁:平成30年4月26日判決 事件番号:平成29年(ネ)第246号

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●「指標事例 7選」

・定期的に内視鏡検査をすべき義務等を怠ったために残胃に発生した癌の発見が遅れて患者が死亡したなどとして損害賠償を求めた事例 札幌地裁:平成29年4月26日判決 事件番号:平成27年(ワ)第715号

・絞扼性イレウス鑑別のコンサルテーションや大量輸液の実施が遅れたため脳梗塞を発症させたとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年1月13日判決 事件番号:平成26年(ワ)第2273号

・医療保護入院初日の統合失調症患者の自殺を防止する義務を怠った過失があるとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成29年10月4日判決 事件番号:平成29年(ネ)第1750号

・RSDの疼痛治療として神経ブロックを実施すべき注意義務や適切なリハビリを実施すべき義務を怠ったとして、損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成29年3月31日判決 事件番号:平成26年(ワ)第2274号

・両側前頭開頭による前頭蓋底髄膜腫除去手術の際に眼球圧迫から失明したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年2月7日判決 事件番号:平成26年(ワ)第1653号

・尿道口腫瘍切除にあたり必要な説明をせず、術中にカルンクルスではないと判明した時点でも説明を怠ったとして慰謝料を求めた事例 名古屋地裁:平成29年9月27日判決 事件番号:平成28年(ワ)第56号

・MRI等から胸椎黄色靭帯骨化症と診断し安静を指示すべきところ、そうした診断を行わずに腰痛体操を指示したとして慰謝料を求めた事例 名古屋地裁:平成28年9月2日判決 事件番号:平成26年(ワ)第412号

●「判例速報」

・保険診療内の歯科治療を希望していたが自由診療が行われ、実施にあたって説明義務違反等があったとして慰謝料等を求めた事例 大阪地裁:平成30年2月28日判決 事件番号:平成28年(ワ)第8747号

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●「指標事例 7選」

・腹腔鏡下胆嚢摘出術中にがん性胆汁を漏出し経過観察としての検査義務を怠った結果、患者が死亡したなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年1月18日判決 事件番号:平成24年(ワ)第12621号

・甲状腺治療を受けていた患者がB型肝炎の診療契約も成立していたにもかかわらず、専門医への紹介義務等を怠ったとして損害賠償を求めた事例 京都地裁:平成28年2月17日判決 事件番号:平成25年(ワ)第3628号

・処方されていた抗てんかん薬を中止後に誤嚥性肺炎を発症し、早期に診断して転院させる義務を怠って死亡させたとして損害賠償を求めた事例 鹿児島地裁:平成29年5月17日判決 事件番号:平成27年(ワ)第597号

・医療過誤により化膿性椎間板炎との診断がされず重度の後遺障害が残ったことが認められ、損害額に関して争われた事例 名古屋地裁:平成28年11月25日判決 事件番号:平成26年(ワ)第2085号

・入院患者が低酸素性脳症となったのはパン食を提供しない義務や観察義務に違反したためと損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年1月10日判決 事件番号:平成27年(ワ)第4015号

・適応のない直流除細動を実施したことにより心肺停止状態に陥り、虚血性脳症で患者が死亡したなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成28年6月17日判決 事件番号:平成26年(ワ) 第1099号

・点滴薬剤を血管外に漏出させ、右上肢の疼痛等をカウザルギーと診断しなかった過失があるとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成29年9月13日判決 事件番号:平成29年(ネ)第2048号


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●特集
「インフォームドコンセントの取得に向けた医療機関の取り組みについて」
千葉県医事関係裁判運営委員会(第25回定例会)より

●「指標事例 6選」
・急性冠症候群を疑って心電図検査を実施する義務等を怠った過失により患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 札幌地裁:平成29年5月24日判決 事件番号:平成23年(ワ)第1028号

・がん性またはがん化する危険性の高いポリープを発見したにもかかわらず、適切な処置を怠ったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年5月17日判決 事件番号:平成24年(ワ)第9594号

・乳がん検診で嚢胞と判断された女性が3年後に乳がんで左乳房切除となったのは検査義務等を怠ったためと市や医師らに損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年5月31日判決 事件番号:平成26年(ワ)第5262号

・人工股関節置換術後に禁忌となる可動域測定を行い左股関節に脱臼させ、パニック障害等を悪化させたなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年12月21日判決 事件番号:平成26年(ワ)第4638号

・医療保護入院中の患者がタオルを飲み込んで死亡したのは、経過観察義務に違反したためだとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成28年10月12日判決 事件番号:平成25年(ワ)第499号

・低髄液圧症候群に対してのブラッドパッチ等の施術手技の誤りによって線維筋痛症などの後遺障害が生じたとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年7月27日判決 事件番号:平成27年(ワ)第4号


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●「さいたま医療訴訟 パネルディスカッション2017」
医師の説明義務~患者が理解したといえる説明とは


●「指標事例 4選」
・同意を得ないまま人工妊娠中絶処置を実施したなどとして、精神的苦痛に対する慰謝料の支払いを求めた事例 岡山地裁:平成29年4月26日判決 事件番号:平成26年(ワ)第460号

・CT検査で総腸骨動脈瘤がないことが判明したが説明をせず、不必要な心臓カテーテル検査が行ったとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年2月23日判決 事件番号:平成28年(ワ)第1837号

・再生不良性貧血に対するサンディミュンの減量後、再投与が遅れたために患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 仙台高裁:平成28年2月26日判決 事件番号:平成27年(ネ)第28号

・敗血症や細菌性髄膜炎を疑い、速やかに検査、治療する注意義務に違反した結果、患者が受診翌日に死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年6月23日判決 事件番号:平成28年(ネ)第500号


●「判例速報」
・カテーテルアブレーションの禁忌である心耳内血栓、またはその疑いの所見がないことの確認を怠ったとして控訴した事例 名古屋高裁:平成29年7月7日判決 事件番号:平成28年(ネ)第270号

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●特集「医師の応招義務について」
・医師の「応招義務」(医師法第19条)の正当な理由の判断につき、通院期間の長短や他の患者への対応が影響するとの判断を行った決定 ブランシュ法律事務所 弁護士 国本 聡子

・病院業務を妨害し、不当な要求をしたことを理由に受診を拒否された患者が、診療行為再開の仮処分命令の申立てた事例 大阪高裁:平成24年9月19日決定 事件番号:平成24年(ラ)第657号


●「指標事例 5選」
・喉頭軟化症の治療・管理の注意義務違反により胃噴門形成術後に乳幼児が死亡したなどとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成27年9月16日判決 事件番号:平成24年(ワ)第3197号

・術後管理義務違反により白内障手術中または術直後に発症した虚血性視神経症が不可逆的になり視力低下したとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成29年1月19日判決 事件番号:平成24年(ワ)第1426号

・術後にビタミンB1を投与しなかったためにウェルニッケ脳症が発症して後遺障害が生じたなどと主張して損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成28年7月15日判決 事件番号:平成25年(ワ)第5593号

・栄養投与直後に喀痰吸引をした過失や、過剰な塩酸バンコマイシンの投与で腎機能が悪化したなどとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年4月26日判決 事件番号:平成26年(ワ)第8873号

・左心耳内血栓の所見を見落とした過失によりカテーテルアブレーション後に脳梗塞が起き後遺症が残ったとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成28年2月17日判決 事件番号:平成24年(ワ)第5496号

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●指標事例 6選
・常位胎盤早期剥離から産科DICとなりショックに対する治療上の過失等から妊産婦が死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年5月26日判決 事件番号:平成27年(ネ)第3174号

・健康診断の採血検査で穿刺針を抜いたところ正中神経が損傷されCRPSが発症したとして損害賠償を求めた事例 名古屋高裁:平成28年11月1日判決 事件番号:平成28年(ネ)第330号

・マンモトーム生検時の局所麻酔後に気胸が生じたのは医師の手技上の注意義務違反が原因として損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年12月19日判決 事件番号:平成28年(ネ)第3167号他

・開頭クリッピング術実施数年後に水頭症が発症したのは適応義務違反や説明義務違反があったからとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年7月20日判決 事件番号:平成28年(ネ)第1084号他

・初診時に好酸球性筋膜炎と診断しなかった過失や誤診を見直さなかった過失により治療が遅れたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成29年1月24日判決 事件番号:平成27年(ワ)第1651号

・説明を怠り胃がんを放置したことにつき、病院はミスを認め患者への協力を認めたが、先進治療の費用負担などに関して争われた事例 奈良地裁:平成28年2月25日判決 事件番号:平成24年(ワ)第692号

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●指標事例 6選
・左冠動脈起始部に異常がある患者にPCIを実施したが、手技上の注意義務違反などにより患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年2月26日判決 事件番号:平成25年(ワ)第10748号

・陣痛促進剤の慎重投与義務および急速遂娩の実施義務に違反したことにより、新生児に障害が残ったとして損害賠償を求めた事例 広島地方裁判所福山支部:平成28年8月3日判決 事件番号:平成24年(ワ)第473号

・美容外科の施術によって両下眼瞼から両頬にかけて凹凸状の隆起やしこりが生じたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年3月15日判決 事件番号:平成25年(ワ)第6797号

・椎弓形成術実施後に重篤な後遺症が残ったのは手技上の過失があり、さらに説明義務違反もあったとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年9月7日判決 事件番号:平成28年(ネ)第2380号

・肺炎の重症度の把握やARDS発症の有無の確認を怠り、患者を死亡させたとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年8月18日判決 事件番号:平成28年(ネ)第243号

・進行食道がんの患者に対して余命に関する説明を十分に行わなかったなどとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成28年10月26日判決 事件番号:平成28年(ネ)第2664号

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●指標事例 7選
・BMI値40で子宮筋腫のある妊娠初期の肺塞栓症患者に適切な抗凝固療法を懈怠して死亡したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成27年12月25日判決 事件番号:平成23年(ワ)第5023号

・20歳うつ状態患者に適応のないパキシルを処方したためアクチベーションの症状が生じ自殺したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年6月7日判決 事件番号:平成25年(ワ)第765号

・抜管時に上気道閉塞が生じる危険性を想定せず準備を怠り、低酸素脳症を生じさせたなどとして損害賠償を求めた事例 神戸地裁:平成28年3月29日判決 事件番号:平成23年(ワ)第3025号/平成24年(ワ)第549号

・交通事故で負傷した患者を適切な医療機関へ転送すべき注意義務を怠ったとして損害賠償を求めた事例 福井地裁:平成28年3月23日判決 事件番号:平成25年(ワ)第244号

・ステージⅣの肺がん患者に対する適切な入院措置や検査、説明等がなされなかったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年2月19日判決 事件番号:平成26年(ワ)第289号

・脳梗塞の発症を疑う症状、early CT signの所見を見落とした結果、患者に重篤な障害が残遺したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年3月30日判決 事件番号:平成25年(ワ)第989号

・腰椎椎間板ヘルニアの手術後、腰痛が取れず、長期治療や再手術を余儀なくされたのは誤った手術がされたためとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成28年5月17日判決 事件番号:平成26年(ワ)第4893号


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●最高裁判決
・松果体腫瘍摘出術後に出血を疑ってCT検査を実施すべき注意義務を怠ったため、高次脳機能障害が残存したとして損害賠償を求めた事例 最高裁:平成28年7月19日判決 事件番号:平成26年(オ)第1476号

●指標事例 4選
・看護師が点滴ルート確保時に不注意に穿刺行為を行った結果、CRPSを発症して後遺障害を負ったとして損害賠償を求めた事例 静岡地裁:平成28年3月24日判決 事件番号:平成25年(ワ)第497号

・超音波検査等の実施を怠った結果、肝細胞癌の発見が遅れて患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成27年9月18日判決:事件番号 平成26年(ワ)第1930号

・臨床症状やCT画像から患者が脳梗塞を発症していると診断する義務等に違反したとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年3月8日判決 事件番号:平成25年(ワ)第4560号

・度々自殺企図していた精神科入院患者が首をつり失外套症候群になったのは医師や看護師らが監視義務を怠ったためとして損害賠償を求めた事例 名古屋地裁:平成28年3月11日判決 事件番号:平成26年(ワ)第4408号

●特集論文 賠償科学的認定法の提唱
・主観病「目に見えない・見えにくい後遺障害」問題と高裁判決から見た髄液漏症判決の研究 静岡県弁護士会 弁護士 杉田 雅彦


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●「さいたま医療訴訟 パネルディスカッション2016」
医療紛争拡大防止の模索

●「指標事例 6選」
・ビタミンB12が欠乏し、亜急性連合性脊髄変性症の症状が出現していたのに放置されたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年1月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第14212号

・下大静脈フィルターの抜去の適応について判断を誤ったために患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例 東京地裁:平成26年9月10日判決 事件番号:平成25年(ワ)第7614号

・夜間救急受診で筋骨格系の痛みと診断して帰宅させ、虚血性心疾患で死亡したのはCT検査を実施しなかったためであると損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年4月22日判決 事件番号:平成26年(ワ)第3282号

・非常口ドア付近の入院患者の動静に注意を払わず、飛び降り自殺を防げなかったとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成28年2月25日判決 事件番号:平成25年(ワ)第4468号

・手術適応の判断を誤って必要のない白内障および緑内障の手術を実施したなどとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成27年4月23日判決 事件番号:平成27年(ネ)第140号

・点滴留置針を左手首付近に刺入した際に橈骨神経を損傷されたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成26年12月22日判決 事件番号:平成24年(ワ)第4955号


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●「判例速報」
・血友病の可能性が高い胎児に禁忌である吸引分娩を行って頭蓋内出血を生じさせ、発達遅滞などが起きたとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成28年5月27日判決 事件番号:平成26年(ワ)第1822号


●「指標事例 5選」
・出産後のカンガルーケア(早期母子接触)中に新生児の呼吸が停止し、後遺障害が残存したため損害賠償を求めた事例 大阪高裁:平成26年10月31日判決 事件番号:平成25年(ネ)第2922号

・切迫早産の可能性があるにもかかわらず新生児専門医を待機させるなどの準備を怠り、児が脳性麻痺になったとして損害賠償を求めた事例 大阪地裁:平成26年10月21日判決 事件番号:平成24年(ワ)第4596号

・内痔核根治のためPPH法により手術を受けた患者が手術手技および術後管理上の過失によって死亡したとして損害賠償を求めた事例 千葉地裁:平成28年3月25日判決 事件番号:平成24年(ワ)第2587号

・誤ったステロイド剤の過剰な投与によりパニック症状や色素沈着などが生じたとして損害賠償を求めた事例 東京高裁:平成27年7月8日判決 事件番号:平成27年(ネ)第1347号

・多系統萎縮症患者が罹患した肺炎に対してカンジダ菌を同定する検査を行わず、患者を死亡させたなどとして損害賠償を求めた事例 横浜地裁:平成28年2月10日判決 事件番号:平成26年(ワ)第651号

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商品情報・内容

  • 出版社:医事法令社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:毎偶月15日
  • サイズ:B5

■ 「もし、同じ状況に直面した場合、医療従事者は、如何に対応することで過誤を防ぐことができるか?」

今や、医療関係者は、法律を知らなくては業務に従事できないといっても過言ではありません。そして、医事法学は、各臨床分野における実践で培われるため、医療従事者が過去の裁判事例を知り、どの様な対応のもとで過誤と判断されるか、また、如何にして過誤を回避できるかなど、裁判の傾向を認知することは、もはや必要不可欠なものとなっています。本誌は、主に医療従事者にむけて、過去に裁判となった具体例を判りやすく解説し、そのため難解な法律用語はすべて排除し、また、全事例について、その臨床分野に精通された専門医のコメントを掲載し、裁判所の判断について、忌憚のない評釈も付記しています

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