目次
まどのむこうの はな なあに?
荒井真紀 作
■内容のご紹介
1つのものを見る楽しみを描いた『まどのむこうの くだもの なあに?』(こどものとも絵本)『まどのむこうの やさいは なあに?』につづく3作目。
本作では花をモチーフに、植物の宇宙を描きます。登場する花はタンポポ、チューリップ、ヒマワリ、ユリ、バラ、アサガオ、ナノハナ、サクラの8種。細部まで描かれた自然の花の美しさを、どうぞお楽しみください。
■編集部より
本作は『まどのむこうの くだもの なあに?』(こどものとも絵本)『まどのむこうの やさいは なあに?』(「こどものとも年中向き」2022年7月号)につづく3作目です。1作目では果物、2作目では野菜と、子どもたちの身のまわりのものをじっくり見つめてきました。今回のテーマは花。普段、こんなに近くに花を見ることはないですよね。
荒井さんは、1枚の絵を3週間から1ヶ月ほどかけて描かれます。まず描くものを丁寧にスケッチし、トレースをして、鉛筆線を消しながら、極細の筆先で形をとります。そして、極細の面相筆で色を薄く塗り重ねて、絵を完成させていきます。花びら一枚一枚の形の違い、葉の葉脈の繊細さなど、細部まで描かれた自然の花の美しさを、ぜひお楽しみください。
■作者のことば
「子孫を残すため…」荒井真紀
今回「まどのむこう」に見えるのは花です。花の形や色には、たくさんの種類があります。
アサガオは、花びらが1つにつながっていて漏斗のような形をしています。アサガオの開花は、夜明け前4時ごろ。その瞬間を見たければ、かなり早起きしないといけません。
タンポポやヒマワリは、1つの花に見えますが、たくさんの花が集まってできています。タンポポは、その小さな花一つ一つが、わた毛をつけた種になります。ヒマワリは、外側の花びらに見える大きな花と内側のつぶつぶの小さな花が集まってできています。つぶつぶの小さな花が種になります。
花びらが十字形に並んだナノハナは、平面状にびっしりと花をつけるため、たくさんの虫がその上を歩き回って受粉してくれます。
チューリップとユリは、花びらが6枚に見えますが、花びらは3枚、あとの3枚はがくです。チューリップは昼間は開き、夕方には閉じます。雨の日も閉じています。ユリは一度開花するとずっと開いたままで、甘い香りを出して虫を誘い込んでいます。
サクラの花は、幾重にも花が重なって咲くため立体的に見えます。木に咲く花のため、野鳥も訪れ、受粉をしてくれます。
バラの花びらは、中心から外側に向かってらせん状に重なり合うように並んでいます。中央にある雌しべと雄しべを守りながら、その美しい形で虫を惹きつけているのです。
花には子孫を残すために種をつくるという大切な役目があります。花びらやがくは、受粉のために虫を呼び込んだり、雌しべと雄しべを守る役割も果たしているのです。
花のつくりや仕組みがわかると、よりその植物に興味がわいてくると思います。ぜひ実物を観察してみて下さいね。
■著者情報
荒井真紀(あらいまき)
1965年、東京都生まれ。16歳より故・熊田千佳慕氏に師事。絵本に『あずき』『まどのむこうの くだもの なあに?』『まどのむこうの やさいは なあに?』(「こどものとも年中向き」2022年7月号)『そのなかには……?』(「ちいさなかがくのとも」2025年1月号)(以上、福音館書店)、『あさがお』『ひまわり』『たんぽぽ』(以上、金の星社)、『トマト』(小学館)など多数。2017年、『たんぽぽ』でブラティスラヴァ世界絵本原画展・金のりんご賞受賞。千葉県在住。
荒井真紀 作
■内容のご紹介
1つのものを見る楽しみを描いた『まどのむこうの くだもの なあに?』(こどものとも絵本)『まどのむこうの やさいは なあに?』につづく3作目。
本作では花をモチーフに、植物の宇宙を描きます。登場する花はタンポポ、チューリップ、ヒマワリ、ユリ、バラ、アサガオ、ナノハナ、サクラの8種。細部まで描かれた自然の花の美しさを、どうぞお楽しみください。
■編集部より
本作は『まどのむこうの くだもの なあに?』(こどものとも絵本)『まどのむこうの やさいは なあに?』(「こどものとも年中向き」2022年7月号)につづく3作目です。1作目では果物、2作目では野菜と、子どもたちの身のまわりのものをじっくり見つめてきました。今回のテーマは花。普段、こんなに近くに花を見ることはないですよね。
荒井さんは、1枚の絵を3週間から1ヶ月ほどかけて描かれます。まず描くものを丁寧にスケッチし、トレースをして、鉛筆線を消しながら、極細の筆先で形をとります。そして、極細の面相筆で色を薄く塗り重ねて、絵を完成させていきます。花びら一枚一枚の形の違い、葉の葉脈の繊細さなど、細部まで描かれた自然の花の美しさを、ぜひお楽しみください。
■作者のことば
「子孫を残すため…」荒井真紀
今回「まどのむこう」に見えるのは花です。花の形や色には、たくさんの種類があります。
アサガオは、花びらが1つにつながっていて漏斗のような形をしています。アサガオの開花は、夜明け前4時ごろ。その瞬間を見たければ、かなり早起きしないといけません。
タンポポやヒマワリは、1つの花に見えますが、たくさんの花が集まってできています。タンポポは、その小さな花一つ一つが、わた毛をつけた種になります。ヒマワリは、外側の花びらに見える大きな花と内側のつぶつぶの小さな花が集まってできています。つぶつぶの小さな花が種になります。
花びらが十字形に並んだナノハナは、平面状にびっしりと花をつけるため、たくさんの虫がその上を歩き回って受粉してくれます。
チューリップとユリは、花びらが6枚に見えますが、花びらは3枚、あとの3枚はがくです。チューリップは昼間は開き、夕方には閉じます。雨の日も閉じています。ユリは一度開花するとずっと開いたままで、甘い香りを出して虫を誘い込んでいます。
サクラの花は、幾重にも花が重なって咲くため立体的に見えます。木に咲く花のため、野鳥も訪れ、受粉をしてくれます。
バラの花びらは、中心から外側に向かってらせん状に重なり合うように並んでいます。中央にある雌しべと雄しべを守りながら、その美しい形で虫を惹きつけているのです。
花には子孫を残すために種をつくるという大切な役目があります。花びらやがくは、受粉のために虫を呼び込んだり、雌しべと雄しべを守る役割も果たしているのです。
花のつくりや仕組みがわかると、よりその植物に興味がわいてくると思います。ぜひ実物を観察してみて下さいね。
■著者情報
荒井真紀(あらいまき)
1965年、東京都生まれ。16歳より故・熊田千佳慕氏に師事。絵本に『あずき』『まどのむこうの くだもの なあに?』『まどのむこうの やさいは なあに?』(「こどものとも年中向き」2022年7月号)『そのなかには……?』(「ちいさなかがくのとも」2025年1月号)(以上、福音館書店)、『あさがお』『ひまわり』『たんぽぽ』(以上、金の星社)、『トマト』(小学館)など多数。2017年、『たんぽぽ』でブラティスラヴァ世界絵本原画展・金のりんご賞受賞。千葉県在住。
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